岩瀬たけし事務所、不登校の当事者から話を聴く会を開催しました。
練馬区でも令和3年度までの10 年間で不登校の子どもの数は小学生では3.5倍、中学生でも1.7倍に増加しています。誰もが不登校になる可能性がある中で、実際の当事者の思いを伺うことを通じて、行政で何ができるかを考えることが今回の目的でした。

今回お話いただいたのは、10代、20代の方々やそのご家族。40名近くの前でご自身の経験を話すということ、さぞ勇気がいたと思います。それでも、お話してくださったのは、多くの方に不登校の当事者の声を知って欲しい、そんな思いからとのこと。ご自身の心から発する言葉、とても重みがありました。

もちろん学校外での支援は必要だけど、多様なあり方を受け入れるのが学校のあるべき姿であり、合わない子を排除してしまうようなことはやめて欲しいという思い。不登校の間、学校で友達が何をしているのか、それが一番気になっていたという声。行政の支援についても話が。不登校の中でフリースクールや塾に通おうと思っても、なかなかお金がかかってしまうという声。一人ひとりに向き合うためには教員の負担軽減が不可欠、スクールカウンセラーは毎日学校にいて欲しいといった声も。

様々な思いをされながらも、今は新しい目標に向かって進みたいと前向きにお話される姿には胸を打たれました。

全ての子どもに適切な教育を受ける権利を保障すること、そのためにも練馬区もさらに力を入れるよう訴えていきます。また、今後も当事者の声を聴くことを通じて、皆さんで考える機会を続けていきますのでぜひご参加ください。