ブログ2023-02-06T17:39:37+09:00

つくりっこの家

先日、地域で障がいを持つ人を支援する社会福祉法人「つくりっこの家」の活動に一日参加。つくりっこの実践する「障がいの有無を越えてわかちあい、支え合う関係をつくる」という活動の素晴らしさを実感した。

午前中は精神科病院内のカフェでの就業体験。患者さんをお客さんに、ウェイターとして20年ぶりに働く。つくりっこのメンバーの方にレジの打ち方から、サーブの仕方まで手取り足取り教えてもらう。なんと気のまわらない、役立たずの私。特に誰が「障がい」を持っているかは、一見わからない、というか全く気にならない。むしろ整理整頓がすごく上手だったり、気遣いが素晴らしかったり、勉強になる。

私も含めて、多くの人がどこかに生き辛さを抱えている現在の日本。
その根源には、自分の問題を人と共有できない、自分の中で抱えて生きざるを得ない、そんな問題があると思う。

つくりっこが実践する「障がいを持つひとと、「まだ」持たない人が支え合いながら、共に活動すること」、それ自体が一つの奇跡であり、こうした活動が拡大していけば、地域が、そして社会が少しずつ変わっていくのではないか、そんな可能性を感じた一日だった。そして、何よりも私自身が少し楽になった気がした一日だった。

誕生日

37歳の誕生日。皆さんからたくさんのメッセージをいただいて幸せな気分のまま病院へ向かう。

そう、今日は先日受けた翼状片の手術の抜糸の日。。。なぜ誕生日にこんなはめに。。。
ベッドに横になり、恐れおののきながらその瞬間を待つ。
何が怖いって、目にメスが入る瞬間を見続けないといけないこと。
今日もお医者さんの「あれ?糸が見つかんないよ」とかいう独り言を聞きながら、ひたすら終わるのを祈るのみ。眼球が引っ張られる感覚。7針縫った糸を抜かれる。放心して家へ帰ると、妻が臨月なのに誕生日ランチとシュークリーム(手作り感満載)を焼いて待っててくれる。

義母の後方支援もちらほら。世界一幸せな夫だと実感。おわりよければすべてよし、素晴らしい一日でした。皆さんのメッセージ、本当に嬉しかったです。ありがとうございました!

2014年8月18日|Tags: |

12年振りの再会

15年前、スペイン語を学ぶために1年をエクアドルで過ごした。
生まれて初めての海外、そしてホームステイ。
ドキドキした私を現地で出迎えてくれたのが、同じ家にホームステイしていた日本人の先輩だった。

その先輩と12年振りに再開。
彼も現在45歳、今でも南米との絆を大切にしながら、大阪の商社でバリバリ働く。

会った瞬間から15年の時を越え、学生時代のように様々なことを話し合う。今までの人生、そしてこれからの夢。お互いに年を重ねたが、彼の中身は昔のまま、すごく純粋で、すごく熱い。こんな素晴らしい先輩を持てたことを心から感謝した瞬間だった。

2014年8月14日|Tags: |

翼状片の手術(術後の経過)

おめめに容赦なく針を刺されるホラー映画のような手術の後、昨夜は激痛。
妻も出産でこれからもっと痛い思いをするんだ、と思い、必死で耐える。
今回の手術、右目だけだったが、普段ウィンクは左目でしてる私(いえ、妻にだけです)。左目だけを開けようとすると、口が開いてしまう。そのため左は薄目しか開いてない。ほとんど何もできない。目の不自由な人の気持ちがほんの少しだけわかった気がした。
しかし、こんな状況になって、改めて人の優しさを実感。電車やバスで目が見えなくてオロオロしていると、必ず誰かが助けてくれる。電車の中でも、座っていた女性が私のために席を空けてくれる。日本も捨てたものではない。ビバジャパン!!と心で叫ぶ一日。夕飯はマーボ茄子豆腐☆
2014年8月13日|Tags: |

目の手術

今日は翼状片の手術。
「よくじょうへん」とは、紫外線を浴びすぎて白目が黒目に浸食してしまう病気。
通常は60歳以上で発症するらしいが、若くして両目がやられた。
よく充血してたのはそれです。

ベリーズやエクアドルの日差しに晒され続けてきた職業病ともいえるような。
手術は「簡単なもの」と聞いていたが、どこが簡単なんじゃい!!!まず、なかなか麻酔が効かない。瞳の中に針が刺され、糸で縫われる瞬間が見える。医師たち「おお、硬い、なかなかとれない」「どうしよう」私「・・・」(震え慄く)。ともかく無事終了。家に帰ったら妻が好物のオムライスで出迎えてくれた。友人に食べさせてもらう私。涙。

2014年8月11日|Tags: |

異文化交流会

先日は地元の弁護士さん、アニメのクリエーターのお友達とホームパーティー。

チェコのお土産のビールと泡盛のシークァサー割を片手に、豚の角煮とパスタを食べます。これぞまさに異文化交流。

最近では、アニメも少しずつ右傾化しているというトレンド、そして日本で生まれ育ったけれども在留資格が無く、強制送還の危機にさらされている高校生の話など、それぞれの関心ある話を共有しつつ有意義な時間を過ごしました。

活動するフィールドは違えども、仕事に対する熱い想いは同じ。

2014年8月2日|Tags: |

日本の素晴らしさ

昨日、生まれて初めて財布を落としました。

財布の中には現金3万円と免許証、保険証、クレジットカード、キャッシュカードなどが…
絶望的な気持ちになりつつも、カードの悪用を避けるため、近くの交番へ遺失物の申請へ。

すると、誰かが拾って近くの交番に届けてくれたとのこと!!

お金もそのまま、絶対に海外ではありえない!!お巡りさんの話では遺失物の内、4割は帰ってくる日本。日々暗いニュースが続いていますが、それでも日本は素晴らしい!アイラブジャパン!と叫びたくなる一日でした。

2014年8月1日|Tags: |

国際交流サロン

今日は練馬区が主催する国際交流サロンへ出席。
月に1度、地域に住む外国籍住民と日本人との交流を促進するための会とのこと。

これまでの海外での援助活動を地元の練馬で還元できないか、というのが訪問の目的。
しかし、いい機会ではあるものの、もっと工夫できるんじゃないか、というのが率直な感想でした。

会場に着くと、自分で書いた名札を付けて、あとはひたすら自由に雑談。
好きな場所に座ってお話してください。と言われるも、そもそも私も含めてほとんどの方が初めて、何から始めていいのかわからない。

外国の方、日本の方、合計で20名くらいが参加していましたが、自己紹介やテーマに沿ったディスカッションなど、ファシリテーションがあればよくなるのに、勿体ないと思いました。

2014年7月26日|Tags: , |

風立ちぬの感想

先日、妻と宮崎駿のアニメ「風立ちぬ」を鑑賞。パッと見のストーリーは、「戦争に翻弄された、飛行機の設計士と結核を患う妻との愛の物語」。噂では反戦映画だと聞いていた。

二人とも観終わってしばし呆然。いったい何を描きたかったのか、よく分からず夜の11時から不毛な議論を開始。

結論。主人公である堀越二郎を使った圧倒的なエゴイズムの表現、そして風刺だ。

基本的に私は宮崎アニメが好きだ。理由はたくさんあるが、自立した女性が主人公で、世界を救うというのがかっこいい、そう思っていた。しかし今回は打って変わって逆。女性の描かれ方が旧態依然、物わかりのよい人形のような女性が、モーレツサラリーマンを支える。また、宮崎監督の言わずもがなの平和主義。

今まで人間による暴力の愚かさや自然の偉大さを描いてきたと思っていた。今回も反戦映画ということで、今の時代にちょうど良いと期待していたのだが、正直、最初はどうしてしまったんだろう?宮崎監督?と思った

二郎は美しい飛行機を作りたい、その一心で勉学と仕事に邁進をする。
妻は彼と生活するためだけに夫を追って、サナトリウムから出てくる。命を削って、薄化粧をして深夜まで夫の帰りを待つ。しかし家でも、二郎は結核で苦しむ妻の手を握りながら、その横でタバコを吸い、仕事を続ける。そんな彼女のことを顧みない二郎に対し、妻は毎晩癒しの言葉をかける。

日本が戦争に突き進んだ経緯を、客観的に描いている。そこは良いと思った。しかし、国民が飢えているなかで飛行機などの兵器の開発に多額の金を使うこと等に対し、幾度か登場人物から問題提起があるなかで、二郎は実質ほとんど無関心。
自分が「美しい」と思う飛行機を作ることを追求する。この非常さ、鈍感さ。自分の家族や社会の人々、弱い立場にある人々に対する想像力が圧倒的に欠けているように見える。そして、国家が暴走することに、あくまで自分は職人としてではあるが、間接的に加担していく。

終に試作機が空を飛んだ日、妻は美しい姿だけを記憶にとどめて欲しいと思い、一人サナトリウムに帰り、そこで亡くなる。二郎が他人を犠牲にして作った試作機はゼロ戦となり、大量殺人の道具となる。

そして、最後、夢の中で苦しむ二郎に対して、妻は「生きて!」と伝える。唐突。え、これだけ?ずいぶんあっさりとした「許しの言葉」。

きっとジブリファンのなかには今回の作品に違和感を持った人たちも沢山いるだろう。
宮崎監督自身、実はすごい皮肉を込めて描いたのではないか。

主人公に同感・同情するのではなく、むしろ、「いいのか?これで」と、そこを考えて欲しかったのではなかったか。やっと今日になってそういう結論が出て、とりあえず妻と納得。

2014年7月25日|Tags: |

愛妻料理

腱鞘炎が治りかけた妻。夜遅く帰宅すると、特製ハンバーグでお出迎え!!こんなことがあるなんて!!まさに奇跡!!男らしい野菜の切り方、いびつな形のハンバーグ、でも味は抜群。栄養たっぷりで癒されました。My wife does cook complicated things sometimes, yummy!

2014年7月24日|Tags: |
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