翼状片の手術(術後の経過)
異文化交流会
先日は地元の弁護士さん、アニメのクリエーターのお友達とホームパーティー。
チェコのお土産のビールと泡盛のシークァサー割を片手に、豚の角煮とパスタを食べます。これぞまさに異文化交流。
最近では、アニメも少しずつ右傾化しているというトレンド、そして日本で生まれ育ったけれども在留資格が無く、強制送還の危機にさらされている高校生の話など、それぞれの関心ある話を共有しつつ有意義な時間を過ごしました。
活動するフィールドは違えども、仕事に対する熱い想いは同じ。
日本の素晴らしさ
昨日、生まれて初めて財布を落としました。
財布の中には現金3万円と免許証、保険証、クレジットカード、キャッシュカードなどが…
絶望的な気持ちになりつつも、カードの悪用を避けるため、近くの交番へ遺失物の申請へ。
すると、誰かが拾って近くの交番に届けてくれたとのこと!!
お金もそのまま、絶対に海外ではありえない!!お巡りさんの話では遺失物の内、4割は帰ってくる日本。日々暗いニュースが続いていますが、それでも日本は素晴らしい!アイラブジャパン!と叫びたくなる一日でした。
国際交流サロン
今日は練馬区が主催する国際交流サロンへ出席。
月に1度、地域に住む外国籍住民と日本人との交流を促進するための会とのこと。
これまでの海外での援助活動を地元の練馬で還元できないか、というのが訪問の目的。
しかし、いい機会ではあるものの、もっと工夫できるんじゃないか、というのが率直な感想でした。
会場に着くと、自分で書いた名札を付けて、あとはひたすら自由に雑談。
好きな場所に座ってお話してください。と言われるも、そもそも私も含めてほとんどの方が初めて、何から始めていいのかわからない。
外国の方、日本の方、合計で20名くらいが参加していましたが、自己紹介やテーマに沿ったディスカッションなど、ファシリテーションがあればよくなるのに、勿体ないと思いました。
風立ちぬの感想
先日、妻と宮崎駿のアニメ「風立ちぬ」を鑑賞。パッと見のストーリーは、「戦争に翻弄された、飛行機の設計士と結核を患う妻との愛の物語」。噂では反戦映画だと聞いていた。
二人とも観終わってしばし呆然。いったい何を描きたかったのか、よく分からず夜の11時から不毛な議論を開始。
結論。主人公である堀越二郎を使った圧倒的なエゴイズムの表現、そして風刺だ。
基本的に私は宮崎アニメが好きだ。理由はたくさんあるが、自立した女性が主人公で、世界を救うというのがかっこいい、そう思っていた。しかし今回は打って変わって逆。女性の描かれ方が旧態依然、物わかりのよい人形のような女性が、モーレツサラリーマンを支える。また、宮崎監督の言わずもがなの平和主義。
今まで人間による暴力の愚かさや自然の偉大さを描いてきたと思っていた。今回も反戦映画ということで、今の時代にちょうど良いと期待していたのだが、正直、最初はどうしてしまったんだろう?宮崎監督?と思った
二郎は美しい飛行機を作りたい、その一心で勉学と仕事に邁進をする。
妻は彼と生活するためだけに夫を追って、サナトリウムから出てくる。命を削って、薄化粧をして深夜まで夫の帰りを待つ。しかし家でも、二郎は結核で苦しむ妻の手を握りながら、その横でタバコを吸い、仕事を続ける。そんな彼女のことを顧みない二郎に対し、妻は毎晩癒しの言葉をかける。
日本が戦争に突き進んだ経緯を、客観的に描いている。そこは良いと思った。しかし、国民が飢えているなかで飛行機などの兵器の開発に多額の金を使うこと等に対し、幾度か登場人物から問題提起があるなかで、二郎は実質ほとんど無関心。
自分が「美しい」と思う飛行機を作ることを追求する。この非常さ、鈍感さ。自分の家族や社会の人々、弱い立場にある人々に対する想像力が圧倒的に欠けているように見える。そして、国家が暴走することに、あくまで自分は職人としてではあるが、間接的に加担していく。
終に試作機が空を飛んだ日、妻は美しい姿だけを記憶にとどめて欲しいと思い、一人サナトリウムに帰り、そこで亡くなる。二郎が他人を犠牲にして作った試作機はゼロ戦となり、大量殺人の道具となる。
そして、最後、夢の中で苦しむ二郎に対して、妻は「生きて!」と伝える。唐突。え、これだけ?ずいぶんあっさりとした「許しの言葉」。
きっとジブリファンのなかには今回の作品に違和感を持った人たちも沢山いるだろう。
宮崎監督自身、実はすごい皮肉を込めて描いたのではないか。
主人公に同感・同情するのではなく、むしろ、「いいのか?これで」と、そこを考えて欲しかったのではなかったか。やっと今日になってそういう結論が出て、とりあえず妻と納得。
大泉の美味しいお店
妻との帰り道、地元で去年オープンしたカフェバー「Clip」を訪問。
以前はインド料理レストランだった店舗。
雰囲気が大きく変わり、木がふんだんに使われてスペインのバール風に。
キャベツ畑で有名な大泉にも実はたくさんのお洒落なお店があるんです!
最初にお店の名物(?)ラタトゥユグラタンを注文。
チーズが濃厚かつパプリカ、トマト、ナスなど季節の野菜もたっぷり。
妻が頼んだビーフシチューハンバーグも、ハンバーグの上にビーフが載るとっても肉食系なメニュー。長時間煮込んであり、とってもジューシー。アップルシダー、オレンジジュースも全て100%ナチュラルで妊娠中の妻も喜んでいました。
いつも笑い過ぎと妻に言われたので顔がこわばってしまいました。。
日本での生活
私が途上国で行ってきたこと、それは地域の繋がりを強化し、それを通じてコミュニティの発展へと結びつけることでした。
他方、先進国である日本。
一人一人がどんどん個別化、細分化されて、繋がりや連携がどんどん失われている気がします。例えば、今日利用したバス。軽度の障がいを持った方がいたのですが、少し大きな声を挙げただけで、前のサラリーマンの方が「うるさい!」と一喝。
なぜ、もう少し寛容になれないのだろう、ととても辛い気持ちになりましたが、これが今の日本を象徴していた気がします。