練馬区でもいよいよコミュニティスクールへの取組が。学校運営協議会の導入について
文教児童青少年委員会でコミュニティスクールの実現に向けた学校運営協議会の導入について報告がありました。来年度、練馬東小、光和小、豊渓中の3校をモデルに協議会を設置するとのこと。長期的には全校での実現を目指しています。 […]
粘着テープで子どもを席に縛り付けた教員も…練馬区の体罰等の実態について
文教児童青少年委員会で「令和4年度練馬区立小中学校における体罰等の実態把握について」報告がありました。 […]
不登校の当事者の声を聴いて
岩瀬たけし事務所、不登校の当事者から話を聴く会を開催しました。
練馬区でも令和3年度までの10 年間で不登校の子どもの数は小学生では3.5倍、中学生でも1.7倍に増加しています。誰もが不登校になる可能性がある中で、実際の当事者の思いを伺うことを通じて、行政で何ができるかを考えることが今回の目的でした。 […]
練馬区での教員の働き方改革、4月から土曜授業が年4回、半分に!
1.練馬区で教員はどれだけ足りないの?
皆さんは練馬区で現在、どれくらいの教員が不足しているかご存じですか?
2023年11月現在では、区内で18名の教員が不足、産育休で休職した後に補充されないままのケースも存在します。年度初めの段階でも12名が不足し、小学校で担任が決まらないまま副校長が担任の代わりを務めたケースも。教員の成り手不足も深刻で、東京都では2024年4月採用では小学校の倍率はわずか1.1倍、6年前の2.7倍からも激減しています。
2.教員不足の背景は?
教員不足の背景には、教員のあまりにブラックな環境があるといわれています。練馬区の状況を見ても、2022年6月時点では過労死ラインとされる80時間を超えて時間外労働を行う教員が小学校では15%、中学校では26.8%に達します。さらに、教員は給特法と呼ばれる法律によって基本給の4%(8時間分)の残業代が給料に含まれることになっており、どんなに残業をしても残業代はつきません。教員が「定額働かせ放題」とも呼ばれる所以にもなっています。
3.今回の取組は
教員の処遇・給与などは東京都が管理しているため、練馬区で出来ることは限られているなかで、今回は大きく3つの取組が行われます。
1)土曜日授業の見直し
練馬区では振替休日を設定しない第二土曜の授業を年間8回に行っていましたが、今後は年4回になります。教員だけでなく、子ども達にとってもゆっくり休むという意味で大切だと思います。なお、運動会など振替休日を設定する場合は含まれません。東京都全体の状況はこちらの記事をご覧ください。
2)学校電話機の応答メッセージ設定時刻の変更
これまで幼稚園、小学校では18時半、中学校では19時まで職員が対応していましたが、教員の勤務時間は本来8時15分から16時45分まで。小学校では16時45分、中学校では部活動がおわる概ね18時半以降は自動応答メッセージが流されることに。これは私が2020年の決算特別委員会でも指摘していたことで、大きな一歩です。
なお、緊急の場合は練馬区に電話し、そこから教育委員会に繋がることになります。
3)通知表の所見の見直し
こあれまでは学期ごとに所見として、子どもの様子などを書いていましたが、今後は年に1度になります。所見を書くために、1名あたり概ね30分、30名ですと10時間近くの作業でしたが、これが軽減されることに。なお、所見として書いていた内容は子どもや保護者に直接伝えることが求められます。
4.今後に向けて、なにが必要?
それぞれの対応は大切ですが、抜本的には国や都として教員の数を増やすこと、待遇を改善することも不可欠です。練馬区では少なくとも、教員を補佐する学校生活支援員やスクールサポートスタッフなどの拡充も必要ですが、現在、学校生活支援員は学校当たり2名程度、あまりに少ない状況です。私は1クラスに1名は必要だと思いますし、そのためにも学校生活支援員については、現在の時給1350円から少なくとも1500円以上に改善していく必要があると思います。また、部活動支援員についても現在は13名ですが、全ての部活で対応できるような人材の確保が必要だと思います。
教員の働き方改革に関わるこれまでの記事はこちらをご覧ください。
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