駅頭での不思議な出会い
日々行っている駅頭でのご報告、様々な方からご意見やお話を頂けることが一番の喜びです。そして、時として、不思議な出会いもあります。 先日、夕方に大泉学園の駅前で挨拶をしていると、道に迷っているらしき老紳士が。お声がけすると、逆に「あなたは何党ですか?」と質問されました。私たちの団体(市民の声ねりま)のことを説明すると、納得されてご自身のことも色々と話してくださいました。 現在8*歳で、武蔵関から久しぶりに友人を訪ねてきたけれど大泉の駅前が変わって驚いている、ということから始まり、東京大学出身で研究職として長年メーカーで勤めてきたということ、学生の時は安保闘争などに深くかかわっていたということなど。 そして、なぜ安保闘争に関わろうと思ったかを伺ったところ、急に真剣な眼差しになって次のような話をしてくださいました。 少年時代、当時住んでいた荻窪で大規模な空襲があり、その際に米軍機が墜落した。そして、怪我をしていた米軍兵士を竹やりで殺した、とのこと。殺したのは苦しんでいる彼を助けるためだったけれど、そのことは記憶から決して離れなかった。そこから平和の大切さを実感し、安保闘争に関わったとのことでした。 そのうえで、今の政治はあまりにもひどい、と滔々とお話されました。とても静かな語り口なのに力強い、彼のお話に圧倒されました。 最後にお名前だけ教えて頂き、握手をしてお別れをしました。 駅でご挨拶いただける方、目で頷いてくださる方、区政報告を受け取ってくださる方、そして、お話を聞かせて頂ける方、こういった機会を頂けたことが新年の一番の喜びの一つでした。