練馬区 予算がピンチ。56億円カットで子育て世帯にも大きな影響…。第3子へのお祝いも半額に

本日の委員会。コロナの影響によって、来年度の区の財政はとても苦しくなると報告。リーマンショックの時は5年で400億円以上、収入が減りましたが、今回はそれ以上との予測も。その中で来年度の事業について56億円分を削減することに。子育て世帯への影響も大変なもので特に第3子を出産時の支援(第3子誕生祝金)が半減することになりました。 https://www.discusscabinet.net/nerima/doc_view 教育、子育て関連でも学校・保育園の建て替え、体育館のエアコン整備、トイレの洋式化などが延期、見直しへ。財源が厳しいのはわかりますが、どうしても残念なのが第3子が生まれた際に支払う誕生祝金について20万円を10万円に減らすということ。 小さいお子さんを子育て中の方は特に非常に厳しい状況です。コロナでご両親のサポートが受けられないということに始まり、子育てひろばが人数制限で入れないとか、子どもと公園で遊んでいたら警察に通報されたなど、切実なご相談も数多くいただいています。 こうした中、2020年の出生数も過去最悪と言われています。https://news.yahoo.co.jp/articles/df04752ed44f107c3b94e5fe7e17850076e7b816 昨年妊娠された方も大きく減少していて、練馬区の妊娠届けは前年より7%も低いとのこと。それだけ多くの方が苦労されているのに、練馬区がやることは支援ではなく、3子が生まれた時の祝金を半額にする、あまりに残酷だと思います。現在の状況の中でやるべきことは、むしろ他の費目を削ってでも、子育て世帯への支援を増やすことではないでしょうか。今後の予算委員会でもなんとか他の形であっても支援を充実させるよう、訴えていきます。

練馬区の来年度の予算、340億円も不足!?

来年度(2021年度)は練馬区でも大幅な減収が予想。区の想定では10年前のリーマンショックの時、5年間で合計で400億円超の減収でしたが、それを上回るとのこと。11月末の段階で、来年度は340億円もの財源が不足するとのことです。区の貯金(財調基金)を切り崩し区債(区の借金)を発行するとのことですが、非常に厳しい状況です。 その中で、区は緊急対応案を公表。向山小と田柄中の改築、体育館の空調設置、学校トイレの洋式化、美術館、練馬図書館の改修等を延期、照姫祭り、ねりままつり、こぶしハーフマラソンを中止、敬老祝金、第3子誕生祝金の縮小などをあげ、合計で約35億円を削減するとのこと。 区の財政が厳しいことは理解できますが、第3子誕生祝金をはじめ、厳しい環境の中で子育てをする方などへの支援を減らすことのないよう、来年度の予算編成に向け今後も訴えます。ご意見などあればぜひお寄せください!

2020-12-09T11:25:22+09:002020年12月9日|Tags: , , , |
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