ノーベル平和賞

5年前、パキスタンで開発コンサルタントの仕事をしていたが、ホテルを出る時は 必ず防弾チョッキを着た警察官が付き添っていた。その張りつめた緊張感を忘れることは出来ない。 パキスタンの少女マララさんのノーベル平和賞授賞式があった。以前 国連でのスピーチ「1人の子供、1人の教師、1本のペン、1冊の本が世界を変える。教育こそがただ1つの解決策だ」は感動的であったが、今回の受賞スピーチでも「戦車を造るのは易しいのに、なぜ学校を建てるのは難しいのか?子供が学校に行けない状況はもう終わりにしましょう」と教育を受ける権利を世界に訴えた。 将来は政治の道を進み、パキスタン首相を目指す意向を表明したそうである。パキスタンの将来に希望が灯ったようで嬉しくなった。 ユニセフは「1500万人の子供が武力衝突に巻き込まれ、14年は世界中の子供たちにとって恐怖と失望の年である」と発表した。 マザーテレサは「愛情の反対は憎しみではなく無関心である」と言ったが、大切なことは世界で起こっていることを正しく知り、そして少しでも声を挙げること。そんなことを地域から続けていきたい。

2018-08-21T09:42:14+09:002014年12月11日|Tags: , |

サポーター集会

12月7日、大泉の勤労福祉会館にて岩瀬たけしのサポーター総会を開催いたしました。始まる前は何人の方が参加して下さるかドキドキしていましたが、蓋をあけてみると90名近い方にご出席いただき、大盛況の内に終えることができました。出席いただいたたくさんの方と、私の思い、考えを共有させて頂けたこと、とても嬉しかったです。 総会は、進藤伸一さんのピアノライブ、私の思い、サポーターの皆さまからのエールの構成でした。 最初のピアノライブでは、私に因んだ曲ということで、”you are mysunshine”と”ボラーレ”を進藤さんに選曲いただきました。特に”ボラーレ”はスペイン語で”空高く舞い上がる“という意味で私が南米に留学していた頃にいつも聞いていた思い出の曲。 その後、これまで途上国の開発に携わった経験をもとに、地域で様々な活動をする方と、ともに歩み、地域全体を繋げたい、その思いから区議を志すことに決めたことを説明させて頂きました。その上で特に、障がいのある方や性的少数者、外国人を含むすべての人に対する差別が無く、違いを分かり合える町、そして、男性が子育てを主体的にできる町、ねりまを作りたい、という思いを共有させていただきました。 皆さんに私の思いをゆっくりとお話させていただくことができたこと、本当に嬉しく思っています。 その後、たくさんのサポーターの方から応援のメッセージをいただきました。地域に長く住まわれている方、若い友人の方、家族、いつもお世話になっている諸先輩など、たくさんの方から激励の言葉をいただき身が引き締まる思いでした。 そして、市民の声ねりま共同代表の池尻成二からのメッセージ。池尻、岩瀬の二人で頑張りたいという思いを伝えてもらいました。 活動はこれからが本番。今後、少しでも広がりを持てるよう、全力を尽くしますのでこれからもよろしくお願いいたします!

世界人口白書

2014年版「世界人口白書」が発表された。 世界の若者(10~24歳)に焦点を当てている。世界の若者人口が巨大(過去最高の18億人)になり、社会不安が高まる可能性を指摘する一方、若者の教育や健康・職業訓練に投資することで、その潜在力を経済発展に繫げられると主張。(なお若者の9割が開発途上国で暮らしており、途上国では6割が就学・就労してない。) また「白書」の中で、人口に占める若者の割合は、日本は14%と最低水準であったが、若者へ投資する重要性は変わらない、否「少子化対策」を含め最大限投資していく必要があるとのこと。 先日、NHKニュースで経団連が、政府に「一刻も早く実効性ある少子化対策に取り組む必要がある。高齢者向けの政策の予算配分を見直し、子育てや教育関連の施策に重点を置くべきだとする」提言をまとめ上げたと報道していた。 尤もである。日本の若者はサイレント・マイノリティーになっていないだろうか?政治不信が底にあるのか?もっと政治に参加していく必要があるだろう。インターネット投票も実現すべきだと思う。 若者の声を政府に伝えていく必要がある。

2018-08-21T09:42:14+09:002014年11月19日|Tags: , |

現在の状況

大手新聞の記事、韓国の若者たちが苦悩を深めているようだ。 韓国の若者は、景気の低迷等から将来への不安を抱き、自分たちを「5放(放棄)世代」と呼ぶとのこと。(「恋愛」「結婚」「出産」「人間関係」「持ち家」の5つだ。) 日本ではどうか?日本でも、明るい未来を描けないという不安やストレスが広がっていないだろうか?不本意のまま非正規雇用で働いている人は341万人、特に25~34歳は34万人(全体の30,3%)と多くしかも増加傾向にある。 アベノミクスの成果が強調されているが、若者に光が当っているようには見えない。 逆に格差拡大傾向が目につく。日本の将来を担う若者に寄り添う政治が、いま必要とされている。

2018-08-21T09:42:15+09:002014年11月18日|Tags: , |

不登校について

文部科学省の調査によると、不登校の小中学生は前年度より7,000人多い12万人に達した。内訳を見ると、中学生では約95,000人で、1クラスに一人は不登校の生徒がいるとのこと。全国には400のフリースクールがあり、文科省は今年から支援策の検討に乗り出すとのことである。 私の周囲にも、学校でいじめ等にあい、フリースクールに通っていた人も多い。その後大学院に進学した人や公務員になった人、会社を起ち上げた人、保育士になった人など様々な分野で活躍している。その人達が口々にいうのが「あのとき、自分のペースで悩んだり、ゆっくりしたりできたからこそ、今の自分に繋がっている。」いじめによる自殺も相次ぐ中で、必ずしも学校で学ぶことだけでなく、いくつかの選択肢があっても良いのではないかと思う。

2018-08-21T09:42:15+09:002014年11月4日|Tags: , |

LGBTについて

今日の新聞、バチカンが同性愛者を排除せず、受け入れるべきとの見解を打ち出した。画期的なニュース。 アルゼンチンに住むLGBTの友人から連絡が来た。「ようやく、胸を張って歩ける。」ラテンアメリカでは人口の大半がカトリック。そして、カトリックの教義を背景に、男は常に男でなければならない、そんな価値観が強く根付いている。「Los hombres no lloran (男は決っして泣いてはいけない)。」これが、男の子への最初の教育だ。そんな中、LGBTの方の多くは、カミングアウトすることができず、苦しんでいる。ラテンアメリカでの一番の侮辱語、それは「オカマ野郎!」である。そんな中で、カトリックの総本山、バチカンが同性愛を排除しないと打ち出したこと、あまりにも遅いが、それでも重要な前進だ。翻って日本。LGBTへの理解が進んでいるとはとても言えない。テレビでは、たくさんのLGBTの方が芸能人として活躍しているが、どちらかというと、笑いの対象として捉えられることが多く、正面からLGBTについて議論されることは少ない。私の友人にもLGBTの方は多いが、多くは会社で勤め続けるために、LGBTであることを隠している。こんな状況を改善するには、何よりも理解を深めることが重要であり、そのためにこそ地域から声をあげていきたい。

出生届け

剛朗の出生届けを出した。 道すがら、妻と彼女の職業・研究上の専門である無国籍問題について話す。 世界で毎年生まれる子どものうち5000万人が出生登録がなされていないとのこと。 日本に住む移住労働者や難民の人々のなかにも、送還や迫害の恐れ等で日本の市役所にも自国の大使館にも子どもの出生届けが出せていない人々や、出産費用の未払い等で病院からの出生証明書が貰えない人々等が、何千人という単位でいるそうだ。 出生登録が国籍の取得の要件となっている上に厳しい期限がある国ではその子はずっと無国籍となってしまう。また登録が国籍取得の要件になっていない国でも、血統や出生地等、国籍を取得する要件を満たしているかどうかが証明できないことで、無国籍となるリスクがありうる。 無国籍だとこの世に存在するけど存在しない、私たちが当たり前と思っている人間として最低限の権利も行使できないというような事態が発生してしまうのだ。すやすや眠る「日本国籍の」息子を見ながら、無国籍が少しでも減るようにぜひ練馬からも取り組みたいと思った。

今後の活動について

既にお知らせした方もいますが、来年(4月)の統一地方選挙、練馬区議会議員の予定候補として、活動を開始いたしました。 これまで、途上国における地域開発の専門家として世界21カ国で活動を行ってきました。 海外から日本を見る中で、今の日本には、集団的自衛権、憲法9条の改正、原発再稼働、難民を含む外国人やLGBTなどのマイノリティに対する差別、女性の社会進出と子育てなど、多くの課題が山積していることに気づきました。また、民主主義や言論の自由のために多くの若者が命を懸けている途上国に較べると、日本では若者の政治への無関心が深刻であると感じました。 こうした問題に対して、これまでの経験を活かし、少しでも地元から地域、地域から日本を変えていきたい、その想いから、政党には属さず、市民団体である「市民の声ねりま」の皆さんと活動を共にすることにしました。 市民の声ねりまの代表の池尻成二さんは、区議を3期務め、区長候補ともなりましたが、弱者によりそう地に足のついた活動をずっと続けられていて、まさに地域の声を代弁している方です。 地元の老人介護施設や障がいを持つ方の団体などでボランティア活動をする中で、現在の日本が抱える課題が実際にどのような形で地域に現れているか、少しずつですが具体的に見えてきた気がします。また、市民の声ねりまの支援者の皆さんの熱意や行動力から、日々刺激を受けています。 練馬はその人口の多さから、当選に必要な得票数が全国でも最も多い自治体の一つであり、政党に属さないのは非常に厳しい道ですが、自分の想いを実現するために全力を尽くしたいと考えています。

Canta Timor!

地元で上映された、東ティモール独立に関わるドキュメンタリー「Canta Timor」を鑑賞。 2002年にインドネシアからの独立を果たすまで、26年の闘争があり、その中でこれほど多くの人々が迫害、虐殺されていたということを初めて知った。 映画の中で、実際に家族を犠牲にした人が語った言葉「インドネシア軍に対して、怒りや憎しみは一切ない。ただ、あるのは悲しみだけだ。なぜなら、インドネシア軍も私たちもみな、大地の下の兄弟だから。」そして、「殺した兵士に対しては、ただ、息子に亡骸がどこにあるのか、それだけを教えて欲しい」と語った言葉。憎しみに対する報復ではなく「赦し」。これこそが本当の意味の強さである、ということを実感する。そして、今の日本に不足しているのがまさに他者に対する赦しなのではないか、と感じた。 また、インドネシア軍が東ティモールを弾圧している時代、インドネシア政府に対して最も金銭支援を行っていたのが日本だったという。そして日本人は東ティモールで産出される石油の恩恵を受けていた。映画の中で「知らない限り、人はいくらでも残酷になれる」とあったが、それは、現在も同じである。今もシリアやアチェ、パレスチナ、そして日本でも被災地では多くの方が苦しんでいる。しかし、自分を含め、それを自分のこととしてどれだけ感じていることができているのか。考えさせられる映画だった。 地域で活動する中で、今までは見えていなかった、或いは敢えて見ようとしなかった問題が最近、自分の中で少しずつ明らかになっている。地域が挙げる小さな声を形にして、そしてそこから地域を、社会を少しでも変える一助になりたい、そう感じている。

高齢者施設でのボランティア

今日は、地域の高齢者の方が集まる施設「おちゃ福」でお昼作りのボランティアを行った。 シェフとして15名分のランチ作りに腕を奮う。 私がシェフとなる以上、メニューも珍しいものを期待されます。でもエクアドルで常食したネズミの丸焼きを出すわけにはいかない。ということで、今日の主食は妻の得意料理でもあるスペイン料理のチリンドロン!(トマトをベースにチキン、パプリカ、オリーブ、玉ねぎ、マッシュルームなどを煮込んだもので、スペイン語でカルタ遊び。カラフルな食材がカルタのように見えるからとのこと)。 とはいえ、意外と小心者の私、皆さんのお口に合うか、昨日の夜にも予行演習をしつつ朝からドキドキ。皆さんが料理を食べる時も笑いながらも気が気でない、妻にごはんを初めて作った時と同じくらいの緊張感。 でも皆さん、とても優しくて、美味しい、美味しいと言いながら完食。でもオリーブって何?と聞かれて答えに詰まる私・・・木の実ですよね。とにかく皆さんの一言が何よりうれしい一日でした。

2018-08-21T09:42:18+09:002014年8月23日|Tags: , |
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