予算・決算特別委員会での発言時間の短縮について(練馬区議会の民主主義って?)
昨日の議会運営委員会、『議場での国旗掲揚について』の議論の他に、新たに『予算や決算特別委員会における発言時間』を変更する提案が与党よりなされ、共産党やネットが反対する中で決定されました。 予算や決算特別委員会における質疑時間は、会派の人数によって決まっています。 与党である自民党は71分、公明党は52分。その一方で、二人会派の私たちは11分、一人会派はわずか7分でした。とはいえ、11分というのは区からの答弁も含めての時間ですので、実際に質問できるのは5分程度になります。 今回出された変更は「議員の数に応じて、平等に時間を配分すべきだ」という主張によって、少数会派の発言時間をさらに制限するものでした。 その結果、自民党の発言時間は74分に伸びましたが、私たち「市民の声ねりま」は10分、そして一人会派は6分へと一分ずつ短縮されてしまいました。 この変更、わずか一分ですが、特に私たちや一人会派にとっては非常に大きな影響といわざるを得ません。1分あれば400字程度、一つの質問を行うこともできます。平等性は確かに大事だが、それと同じくらい区民のために使われるはずだった1分も大事だと思います。 先日も主張しましたが、私は民主主義とは、最終的には数で決せられるにせよ、しっかりと少数者の声を聴き、その声を最大限反映させることだと信じます。少数者の声を担保することなく、多数の声だけを押し付けてしまうのであれば、それは民主主義とはいえないと思います。 わずか数分とはいえ、このことに現在の練馬区の問題が象徴されている気がします。