6月24日の文教児童青少年委員会、区内小学校のPTA54校が加盟する小P連での不適切な会計処理に関する報告が。令和4年度決算の確認を行う中で会計担当者による不適切な会計処理を確認され、約250万円が引き出されたことが明らかに。様々なメディアでも取り上げられています。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/258575

1.いったい何があったのか?

250万円の引き出しが確認された後、今年度の定期総会は中止、これまでに臨時対策委員会で3回の議論が実施。担当者と連日聞き取りを行うとともに返金を求め、現時点で150万円が返還。小P連では金銭の返還を最優先に取り組み、目途が付き次第調査委員会を設置し、真相究明および再発防止に取り組んでいくとのこと。

2.練馬区の対応は?

小P連はあくまでも民間の団体ですが、小学校54校が加盟し練馬区も研修などに予算を出していることなどから、社会的な影響が大きいことも踏まえて、練馬区は対策委員会にオブザーバーとして参加、必要に応じて助言を実施。具体的な助言としては対策委員会や調査委員会の構成や進め方などについて意見しているとのことでした。

3.保護者への影響は?

小P連に対しては、保護者であるPTA会員が毎年払うPTA会費の一部が運営費としてあてられます。今年度の活動が休止したことで、各学校のPTAでは既に議決された予算の修正や状況によっては返金作業も今後発生することになり、大変大きな影響を受けることになります。また、今年度は全ての活動が休止されるため、小P連として実施されていたソフトボール大会なども中止に。区はもし保護者がソフトボール大会などを実施したいのであれば、区としても支援を検討するとのこと。

4.今後について

調査委員会は夏を目途に編成されるとのことですが、編成に際しては第三者によって構成されることを求めました。今回の件について、小P連としてまずは返金がなされることを第一にしており、今後あらゆる対応を検討しているとのこと。保護者の方が一日も早く安心できるよう、区としての丁寧なサポートを行うよう求めていきます。