練馬区内の国際交流
少し遅くなってしまいましたが、先日、とっても楽しいイベントに参加したのでご紹介させてください。多文化共生等の私のビジョンにご賛同くださった音楽療法NPOのムジカトゥッティ代表・多田羅(たたら)康恵さんが企画してくださいました。
ライオンキングの初代ドラム奏者のコンゴ民出身・モフランさんとのアフリカンドラムライブ。おなかに響いてくるドラムの音色もさることながら、異文化理解の促進という意味でも素晴らしいイベントで、私も少しだけお話をさせていただきました。
10か月の息子を連れて行ったのですが、トーキングドラム(人の声みたいに聞こえます。このドラムを使い、遠いところの人々同士でコミュニケーションをとる民族もいるそうです)が鳴り出すと、満面の笑み。手足をバタバタさせ、いまにも踊りだしそうな勢いでした。多田羅さんとの掛け合いも面白い。
そして、モフランさんのトーク。コンゴ民で広く話されるリンガラ語のミニレッスンも(「さんごにに(3522?)」が「こんにちは」という意味だそう)。人気者ながら、アフリカ人ということで日本でも(時に無邪気だが根深い)様々な「偏見」にさらされてきたモフランさんですが、絶妙なユーモアで、見事にそういった偏見を訂正してくれます。例えば、モフランさんはよく、初めて会った日本人から「アフリカって、沢山怖い病気あるんでしょ?」等と言われるそうなのですが、「ありますよー。例えば、引きこもりとかね!」と流暢な日本語で、笑顔で答えるそうです(笑)。世界どこでも、人間は一緒という大変正しいメッセージ。モフランさんのご出身のコンゴ民主共和国には私も仕事で行ったことがありますが、国の各所で武力紛争が続いているのにもかかわらず、ホスピタリティにあふれる人たちが印象的でした。レアメタルやダイアモンド等の資源がとれる国ですが、これがまさに紛争につながっていて、私たちの日本の生活にも関係しています。
また、練馬区の外国人との共生政策について少し話させて頂いたのですが、会場の方からも、社会を豊かにする多文化共生への期待の声がありました。練馬区でもぜひこういった異文化教育の機会や、地球の裏側で起こっていることと自分たちの生活のつながりを考え、行動を起こすきっかけとなるようなイベントを増やしていきたいと思います!
いわせてカフェ
週末、地元の大泉学園で住民の方との懇親会、その名も「い・わ・せ・て・カフェ」を開催。
この催し、地域の皆様に、区政を身近なものとして感じていただくために、お茶やコーヒーを飲みながらざっくばらんに意見交換を行うというもので今回が4回目。
ただ、区議になってからは初めて、土曜の午後、しかも外の気温は37度という条件の中でどれだけの方が来てくださるか全くわからず、当日までドキドキ。
しかし、始まってみると、これまで私たちの活動を支えてくださった皆さん、また新しく来られた方々(可愛い赤ちゃん連れのご夫婦も)も含め、なんと30名以上が出席してくださった。
最初は皆さんとともに写真とともに選挙の振り返りを行う。わずか数か月前なのに、はるか昔のような気もする選挙活動。灼熱の中、皆さんと街頭演説を行ったり、雪が降る中、皆さんと練り歩きを行ったり…皆さんとその時の苦労や思いをお話すると、胸が熱くなる。
その後、話は現在の区政へと向かう。超党派の議員団で安保関連法案に対する意見書の提出に取り組んだことや、児童館の民営化に反対の討論を行ったことなど議会での活動の内容から、初議会の感想など、等身大の視点で区政についてお話させていただく。
その後のフリーディスカッション。参加者の方からたくさんのご意見、ご質問をいただく。
皆さん、それぞれ専門分野や深い洞察をお持ちで、とても勉強になる。障がいのあるお子さんを持ち、福祉政策について提言活動をずっとされてきたお母さん、被災地で外国籍の方の支援を行ってきたNPOの方、安保関連法案反対のデモに毎週参加している主婦の方、それぞれが持つ問題意識を共有することを通じて、互いが豊かになる、まさに市民自治の原点を体験させていただく貴重な経験だった。
その後、初めて参加してくださった方から、「私は今まで政治に対して免疫も関心もなかった。だけど、一市民としての説明がすごくわかりやすく、政治を身近に感じることができた」という感想を頂く。私にとっては、この上ないお褒めの言葉。私たちの原点は市民の目線で市民の声を行政に届けること。それができるよう、これからも全力で取り組んでいきたい。
息子の成長
今日で息子は10か月。つかまり立ちで片手を離してみたり、段差を上がってみたり。
歯が上下3本ずつ生えているので、野菜スティックをかじったりもできる。(妻のママ友に教えてもらい、ゆでたとうもろこしを与えてみたら10分以上黙々とかじってくれるので、その間に家事が出来て楽だ)。
うんちもかなり臭くなってきた。はじめてポロポロのうんちを見た時は、思わず嬉しくて写真に撮ってしまったのは、私だけだろうか。
ズリバイのスピードがかなり速く、はっと気づくといじるべきでないもの(私のパソコンコードとか、仕事道具ばかり)をいじっているので油断も隙もない…
言葉と言っていいものかわからないが、「ママ」「ババ」と誰に対しても笑いかける。「愛想いいですねー。」と言われることも多い・・・が、最近は、夕方からはママでないと泣き叫ぶように。
相変わらず一時間おきに起き、総睡眠時間も短くあまったれのナポレオンベイビー剛朗。最近毎日4時起きの息子に起こされ恒常的睡眠不足の妻のため、今日はなるべく外に連れ出そうと思って、抱っこひもで、大泉学園駅の近くで開催されていたロードふじみ商店街こども祭りに行くことに。
バスに乗りたくても、泣かれると気が気じゃないので駅からの往復20分ずつを歩く。最初は車に興奮して「うほうっ!ひーはー」と声にならない声(笑)を出す息子の反応を見て楽しかったが、だんだん息子の8キロの重みが肩に重くのしかかってきて閉口。う、肩が痛い。。。普段ジムに行ってベンチプレスを上げ下げして筋トレしているはずなのだが、この暑さの中歩いていて息がきれてきた。。。で、すれ違うママたちが何人かいたが、彼女らは荷物を載せたベビーカーを細腕で押しながら、赤ちゃんを抱っこして歩いて、たまに階段登ったりしてる。。。
きっとベビーカー載せると泣いちゃうんだろうな。ほんと、私がこんなにキツいんだから、睡眠不足のママたちはどんなにか大変か。
とりあえず、10か月無事に育ってくれてありがとう。そして何よりも、いつも頑張っている妻に感謝!
安保関連法案に反対する全国一斉アクション(石神井公園駅)
本日、安保関連法案に反対する全国一斉アクションを石神井公園駅前でも実施しました。
今回の行動、作家の澤地久枝さんや瀬戸内寂聴さん、倉本聡さん、池澤夏樹さんなど123人の呼びかけによるもので、13時に全国各地で「アベ政治を許さない!」というプラカードを掲げるというものでした。
私たちも12時から駅頭での街宣を開始。駅前を通る方々にむけてメッセージを発信しました。今日の演説の中で、どうしても伝えたかったのは、一人一人が声を挙げれば政治は変わるということでした。
…
現在、街頭や国会前でデモや反対運動をしていると、「そんなことをしても何の意味もない、時間の無駄だ。」とよく言われます。私自身、以前は、自分が声をあげても何も変わらないのではいか、そう思っていました。
しかし、地域での政治活動を続けてきた中で、皆さんと勇気を持って声を上げること、それによって確実に政治を動かすことができる、そう確信するようになりました。
その象徴的な例が安倍首相の祖父である岸信介政権時代のことだと思っています。岸内閣が日米安保条約を締結しようとした際、30万人の国民が国会を埋め尽くし、結果、内閣は総辞職をせざるを得ませんでした。最終的に、日米安保条約は通りましたが、人々の力が現在まで、抑止力となり続けてきたと思っています。
だからこそ、私たちは地域の中でこれからも、何と言われようとも反対の声を挙げていきたいと思っています。そして本日は、あいにくの雨にもかかわらず、70名以上の方にお越しいただき、13時には皆さんとともにプラカードを掲げることができました!皆さんありがとうございました!
下記URLから録画をご覧いただけます!
石神井公園駅から「アベ政治を許さない」①
http://twitcasting.tv/takeshi_nerima/movie/184961015
石神井公園駅から「アベ政治を許さない」②
http://twitcasting.tv/takeshi_nerima/movie/184965091
石神井公園駅から「アベ政治を許さない」③
http://twitcasting.tv/takeshi_nerima/movie/184969460
安保関連法案反対のための国会前抗議デモ
安保関連法案に反対の意思表示をするため、国会前での抗議デモに妻のママ友と参加。
彼女も息子と同じ10か月の赤ちゃんを抱え、離乳食をつくったり食べ散らかしを拭いたりという毎日。それでも気が気じゃなかったので参加したとのこと。赤ちゃんも連れてデモに参加した彼女に、新聞社の方がなぜ参加したのか質問すると、「子どもが大きくなって、ママはあの時に何をしていたの?と聞かれた時に、家でテレビを見ていた、とは言いたくなかった。今までは傍観者だったけれど、子どものために、当事者となることを選んだ。」とのこと。「『戦争なんて起きない、過剰反応だ』と言うひともいる。もちろん、遠い将来、取り越し苦労だとわかれば、それに越したことはない。でも権力は間違いを犯しがち。戦争は起こってしまったら取り返しがつかない。それが起こってしまうリスクを少しでも上げるようなことは絶対避けるべき。」
そして最後に、記者の方が、安倍政権に対して何がいいたいか、問いかけたところ、しばらく考えて出てきたのが、「国民ひとりひとりにもっと愛情を持ってほしい。」との言葉だった。
つまり「国民」を数で見るのではなく、夢や愛する人をそれぞれ持っている一人一人の命(もちろんこれには外国の人々も入るだろう)への想像力を持ってほしいということ。一人の人間を産み育てるのがどれだけ大変か日々実感しているママだからこその言葉。
身に染みた。多くの人々は、もやもやしたものを抱えつつも「戦争にはならない」「自分一人が動いても何も変わらない」と思っていると聞く。この受け身・無力感を変えるためには、彼女のようにごく「フツー」の人々の感覚で、間違っていることを間違っている、と声に出すことが重要だと感じた。
安保関連法案は本日、衆議院の特別委員会で強行採決によって可決された。しかし、諦めるのはまだ早い。本当のスタートはこれから。彼女や国会前に集まった仲間たちの声を聞きながら、一人の父親として、息子のためにも、この法案が成立することのないよう、地域の中で、声を上げ続けていきたい。
不登校の子どもへの支援
「学校へ通わないなんて、義務教育違反だ!」
そんな意見の方も多くいます。私も不登校の方から直接声を聞くまでは、学校へ行くことは子どもの義務だと思っていました。
先日、特定非営利活動法人「東京シューレ」の30周年記念祭に参加しました。東京シューレは、様々な理由によって不登校となった子どもたちに多様な学びの場を提供するフリースクールの草分け的な存在です。
私が今回、記念祭に参加したのは、私の妻も昔、不登校で東京シューレに通っていたからというご縁、そして、ここ練馬区でも不登校の子ども達が増え続ける中で、フリースクールがこうした子ども達を受け止める一つのセーフティーネットとなるのではないか、と感じたからです。
練馬区の不登校児童の数、直近の平成26年度においては、小学校で176名(全体の0.54%)、中学校では49名(全体の3.09%)となっています。
この数字、平成21年度と比較すると、小学生では約70名、中学生では約30名の増加となっています。特に中学校では、1クラスに一人は不登校の子どもがいることになります。
不登校の子ども達への対応として、現在、練馬区では「適応指導教室」での支援を行っています。適応指導教室の目的は、「不登校児童を対象に相談活動を通して心の安定を図り、個別指導と集団活動を合わせて学習指導を行い、学校に復帰できるよう指導する」こととなっています。
しかし、こうした「指導」が本当に子ども達のためになっているのでしょうか?
この教室の目的は、あくまでも子ども達を学校に戻すということですが、それが必ずしも解決策にならないことも多いのです。そもそも、”適応指導”という名前自体が、あたかも不登校の子どもが社会生活に不適応であるかのような印象を与えてしまう、子ども達の主体性を軽視したものと感じています。
よく、不登校の子に「学校に通うことは義務だ」と言われることがあります。しかし、義務教育とは、国や保護者が、すべて子どもに教育を受けられるようにする義務であり、子どもが学校に行くことは義務ではないのです。そして、教育を受ける場所は学校でなくてもいいのです。
式典では、不登校の子どもやOB、OGの方から、なぜ学校へ行けなくなったか、そして、不登校にどうやって向き合ってきたか、を聞くことができました。
不登校の子どもに対して、「将来社会でやっていけない」とか「学校へ行かないのは努力が足りないからだ!」といった偏見がありますが、OB、OGの方々には、特技を活かし、大手旅行会社で支社長を務めている方、レストランをいくつも経営する方、保育士になった人、ゲーム会社で社長をされている方、など、皆さんそれぞれの個性を活かしながら社会の中で活躍されていました。
また、「学校教育を押し付けられていたら、個性を活かすことができなかっただろう、ゆっくり自分のペースでXXできたからこそ、自己肯定感が生まれた」という意見もありました。
行政が不登校の子ども達のために果たすべきこと、それは、子ども達を、ただ学校に戻すことを強要するのではなく、子どもにとって最善の結果を得られるよう、多様な学びの機会を与えるということ、そして、子どもを中心とした学びの場を提供することだと思います。
練馬区にも「なゆたふらっと」など、歴史のあるフリースクールも存在しています。
現在、国会で「多様な教育機会確保法(通称 フリースクール法)」が超党派の議員団によって審議されている中で、練馬区でも、こうした動きを行政としてしっかり支えていけるよう、しっかりと声を挙げていきたいと思います!
戦争法No! ねりま集会&パレード
児童館の指定管理業者への移行への反対討論
昨日、6月29日は練馬区議会第二回定例会の最終日、議員としての初めての討論も行いました。討論とは、練馬区が提出した条例案(議案)に対して、賛成ないし反対の立場から、議員の皆さんの前で意見を述べるもので、政治家にとって自分の意見を公にし、他の議員の賛否を問う非常に大切な機会です。
今回、私が行ったのは、東大泉と平和台児童館の指定管理業者(民間企業等)への経営の移行に関する条例への反対の立場での討論でした。
児童館は、乳幼児から18歳までの子ども達が自由に集まることのできる場所であると同時に、児童福祉法に基づく、福祉のための施設です。つまり、例えば、最後に家で食事を取ったのは2日前、または、毎日違う場所にあざを作ってやってくる、そんな問題を抱える子ども達を見つけて、保護するために適切な対応をとる施設でもあるのです。
…
そのため、児童館条例の変更に際しては、児童虐待防止等の児童館の果たすべき重要な役割に鑑み、これまでに指定管理業者への移行が行われた施設での総合的な検証が行われていないこと、移行後の継続的な人的配置が保障されていないということ、保護者や住民の方への十分な説明がなされていないということ、そして、何よりも400名以上の保護者の方が反対の陳情を出していることから、現時点での指定管理への移行を反対しました。
初めての討論ということで、内容も然ることながら、作法も含めてすべてが勉強。最初に議長に名前を呼ばれて、「議長、4番!」と自分の番号を述べ、議長に向かってお辞儀をした後に演題に立つ、という流れなのですが、どのタイミングで声を挙げたらいいのか、とか、どのくらいお辞儀したらいいのか、とか、一つひとつが我ながらぎこちない。。。
そして、演題に立つと、タイマーが動き始めます。討論は何としても5分という制限時間内に抑えなくてはいけません。そして、いざ話し始めると、違う意見の方からの野次や大きな声の独り言(?)が…。一つ一つが大変ですが、そんな中、救いとなったのが傍聴に来てくださった皆さんの応援でした。二階から身を乗り出して見守ってくれる皆さん、その顔を見ると、ふっと緊張が解けて、しっかりと5分間を乗り切ることができました。
最終的に、議案は賛成多数で可決されてしまいましたが、それでもしっかりと声を挙げたということ、それはこれから児童館が外部委託されるにあたっても、その手続きや運営状況について住民の方とともにしっかりと監視するというはっきりしたメッセージを送ることができたと思っています。
昨日の討論の内容、既に公開されていますのでよかったらぜひご覧ください。
(6月29日本会議 真ん中より少し後ろ)
http://gikai02.kaigiroku.jp/dvl-nerima/2.html
安保関連法案に対する反対の意見書
今日は練馬区議会第二回定例会の最終日。
本日の、そして本会期で一番の山場となったのが、国会で審議されている安保関連法案に対して廃案を求める意見書(案)の提案でした。
現行憲法の解釈拡大によって集団的自衛権を認めようとする安保関連法案、そのことに対し、地方議会ができる唯一、そして最大の意思表示が、地方議会から国会への反対の意見書の提出でした。
現在、200以上の自治体が、今回の法案に対する反対、ないし慎重審議を求める意見書を出しています。そんな中、ここ練馬区でも、共産党、生活者ネット、市民の声、ふくし(かとうぎ桜子さん)、オンブズマン(土屋さん)からなる超党派の議員団(13名)が共同で意見書案を議会に提出しました。
練馬区議会では、これまで、意見書を提出するためには各会派の代表があつまる幹事長会で全会一致でなければならないという”慣例”が存在していました。また、すでに同様の陳情書が住民から出されている場合、同一趣旨の議案を提案してはならないという”ルール”も存在していました。
それを破ることは、議会に激震が走ることになります。「全会一致」だけでなく「陳情優先」まで反古にするには、それなりの道理と覚悟が必要です。“慣例”をいくつも覆して議員提出議案として意見書を提案するということは、練馬区議会としては大変大きな転換になる可能性もありました。
しかし、そのような中にあっても今回は、その緊急性、重大性から、そのすべてをあえて破っても提出することにしました。
本意見書案の提出を巡っては、初めてのことであり、様々な障がいがありましたが、その中でも最後まで貫いたこと、非常に大きな一歩を刻むことができたと思います。残念ながら議会では否決されてしまいましたが、議会でしっかりと審議されたこと、そのことに大きな意味があったと思います。
議決の時、反対の方々の冷たい視線を浴びながら、賛成のために立ち上がった時、正しいことしているという思い、そして、これからの活動を思い、全身に鳥肌が立ちました。
今回は残念な結果になりましたが大切なのはこれからです。安保関連法案を何とか廃案とするために、地域の中で、政党を問わず共同で声を上げ続ける、そんなことをし続けたいと思います。そして、その一つの試みとして、7月1日に練馬駅で安保関連法案に反対する集会およびパレードを行います。ぜひ、皆様も一緒に、頑張りましょう。
初議会の感想
練馬区議会第二回定例会が6月29日まで行われています。
私にとっては初めての議会、毎日が怒涛のように過ぎていく勉強の日々でした。。
まず、議会の仕組みについて
議会は大きく本会議、常任委員会、特別委員会に分けられます。
流れとしては、本会議に提出された各議案を、分野別に常任委員会、特別委員会で審議することになっています。
最初に、希望する委員会への振り分けが行われるのですが、これは大きな政党から順番に割り当てられていきます。私たちは二名の少数会派ということで、最後の方だったのですが、幸いなことに希望していた、子育てや教育に関する「文教児童青少年委員会」、特別委員会は「災害対策等特別委員会」に属することができました。
そんな中、委員会に初めて出席して、最初に驚いたのは資料の量!
席に着いたら200ページ近い書類がドンと置いてあります。
そして、それを受け取って数日後にはその内容についての報告が始まってしまう…ですので会期中には、資料を受け取ってから、文字通り夜を徹してひたすら勉強になります。
第二に驚いたのが、委員会に参加される理事と呼ばれる担当者の方の数!
委員会では委員と呼ばれる議員の質疑に理事と呼ばれる区の職員の方が回答するのですが、その数が30人以上!それほど大きな部屋ではないので、部屋中を区の職員の方が埋めている様はある意味壮観です。
こうして始まった委員会、非常に勉強することの多いものでした。
委員会では委員(議員)による質疑が終了した上で、審査を行い議案の可否を決定する、という流れになります。
ここで大切なのは、望んでいる結果(可否)を得ることと同様に、質疑で区からどのような回答を得られるか、にあるのですが、それが非常に難しい。
区から回答を得るためには、最初からどのような回答が得たいか固めたうえで、それを引き出す質問を行わなければなりません。しかし、どんなに想定しても、全く違う答えが返ってくることもありますし、準備だけでなく、その場での瞬間的な判断も必要になります。また、質問の時間も限られていますので、その中で結論に辿り着かなければなりません。
ということで、毎回、いろいろと想定問答を準備して委員会に臨んだのですが、やはり思った通りにはいかない…。ですので、準備した資料や質問を使えずに終わってしまうということも多く、反省点も多いものでした。。
しかし、そんな中で一番の支えになったのは、たくさんの方が傍聴に来てくださったこと。
選挙で応援してくださった皆さんが委員会室の後ろで見守ってくださったこと、すごく勇気づけられました。