文教児童青少年委員会報告 練馬区の小中学校での体罰について

皆さんは、体罰は必要悪だという意見をどう思いますか? 本日の委員会では、平成27年度の区内の小中学校での体罰の状況について報告がありました。練馬区では当該年度だけで5校(石神井西小、大泉第三小、大泉学園緑小、谷原中、大泉西中)で7件の体罰が発生したとのこと。(詳細は東京都教育委員会のサイトをご覧ください http://www.kyoiku.metro.tokyo.jp/press/2016/pr160623a.html) 体罰は教職員による生徒にたいする暴力であり、子どもの体のみならず、尊厳を傷つけるものであり、人格を否定し屈辱を与える行為です。クラスメートの前で体罰を受けることも、こどもの自己肯定感を傷つける。どんな形であっても許されないものです。 海外を見ても、先進国であるアメリカやフランス、ドイツなどでは体罰は犯罪と認識されており、社会的に全く許容されていません。他方で、日本においては、いまだに体罰は必要であるかのような意見も聞かれます。 そこでまず、練馬区として、どのような事情であっても体罰は許されないものであるとともに、体罰を犯した教師には毅然とした姿勢で臨むということを、質疑を通じて確認しました。 そのうえで、体罰の調査の方法について質問を行いました。 体罰は教員と生徒へのアンケートを通じて把握していますが、生徒へのアンケート、昨年までは生徒に名前を書くことを求める記名方式でした。 生徒にとって、教師の暴力を訴えるのは大変な勇気が必要です。その中で、さらに自分の名前を明らかにすることを求められる、これでは生徒は報復等を恐れ、正直に申告できないでしょう。そこで、昨年の委員会では、心理的負担を軽減するために無記名にすべきと提案したのですが、事実 関係を確認するには名前の記述が必要である、と答えていました。 この件について、本日の委員会で再度確認したところ、今年度から学校によっては無記名での調査を開始しているとのことでした。これは大きな進展です。来年にはこうした動きがすべての学校で広がるように要望するとともに、教師に対する更なる研修の実施を求めました。 いじめは生徒間の暴力であり、体罰は教師による生徒に対する暴力です。暴力という点では同じであり、練馬区の学校でのすべての体罰が根絶するよう訴えていきたいと思います。

東京から立憲主義を取り戻そう!鳥越俊太郎を都知事に!

いよいよ都知事選が始まりました。鳥越さんの応援のために、昨日は吉祥寺の演説会、今日は光が丘での地元の議員による合同演説会、そして夜は「鳥越俊太郎を応援する市民センター発足式」に参加しました。 先日の参院選では、最終的には、残念ながら改憲勢力が3分の2を取ってしまいました。しかし、権力暴走の流れを変える大きな(しばらくないであろう)チャンスがやってきました。鳥越さんを候補として、野党共闘が実現したのです。 東京から立憲主義を取り戻すために、そして、「日本の夜明けは東京から始まる」(BY共産党小池晃議員)そんな気持ちで臨む必要があります。 鳥越さんの演説の中で以下の趣旨の話に共感しました。 「都知事選挙なのに、なぜ憲法や国政の話をするのか、という批判もあります。しかし、日々の生活をつかさどる都政と憲法は密接に関わっていて、また、東京都の問題は国政の問題でもあります。日本の首都である東京から、憲法と平和を守る、そのことをはっきりと打ち出すことで、日本全体を変えていくのです。」 また香山リカさんの次のような言葉も響きました。 「例えば、東京では1人世帯が全体の25%をしめ、未婚率も全国で最も高い。少子化の最も進んだ自治体である。しかし、それは悪いことだけではない。どんな生き方も認められる、多様性の象徴ともいえる。しかし、自民党の改憲草案の24条1項には、家族の重要性が強く示される中で、こうした一人世帯や個人の権利が尊重されるのか、懸念される。そうした中で、鳥越さんが都知事としてしっかりと憲法を守るという姿勢を見せることに大きな意味がある。」 私たちもあと2週間、地方議員として、地域の中で鳥越さんをしっかりと応援します!

2018-08-21T09:41:52+09:002016年7月18日|Tags: , |

参議院選挙を終えて。まだ希望はあります。

参院選が近づくにつれ、選挙に関する報道がなぜか少なくなっていき、都知事選挙が中心になっていく、そんな印象を持っていました。今の日本、例えば国境なき医師団の「2016年報道の自由度ランキング」でも世界で72位にされてしまうような事態で、池上さんも恐ろしいことを言っています。 「安倍政権になってからは、自民党はおもなニュース番組をすべて録画して、細かい部分まで毎日のように抗議し、訂正を求め、注文をつけてくる。」 http://news.livedoor.com/article/detail/11737156/ これは私が働いていたパキスタンやエチオピアでは日常茶飯事でしたが、まさか日本でもそんな状況を見るようになるとは、悲しいです。 そんな中、今回の選挙結果の詳細を見てみると、最初思ったような絶望的な状況ではありません。例えば、野党統一候補にしても選挙前は4議席しか取れないと言われていたのに11議席を獲得しました。そして、選挙結果だけをみると改憲4党だけだと3分の2には及ばなかった(その後無所属から自民党に追加公認された議員がいて、党派では3分の2ちょうど、会派では3分の2を超えてしまいましたが)。野党共闘の成果だと思います。 そして次は都知事選挙、私たちの暮らしにも直結する非常に重要な選挙です。私たちも微力ながら、全力で向き合いたいと思っています。

2019-02-13T13:13:05+09:002016年7月13日|Tags: , , |

週刊ビッグコミックスピリッツ 特別付録「日本国憲法全文」

本日発売の週刊誌ビッグコミックスピリッツ、青年向けの漫画誌なのに、特別付録に「日本国憲法全文」がついてくると聞いて初めて買ってみました。 この雑誌、高校時代に所属していた山岳部の部室に毎週部員の誰かが置いていて、汗まみれになって4㎞を走ったり、30㎏の歩荷を背負って非常階段を上り下りしたりした後に、皆で回し読みしていました。数十年ぶりに手に取ると、ふと部室のムッとした雰囲気がフラッシュバックして懐かしい気持ちに。 中身を読むと、予想以上の内容にびっくり。ただ全文を載せているだけではなく、それぞれの漫画家が憲法から考えるイラストがあったり、解説で、憲法は国民ではなく国家を縛るもの、とわかりやすく解説されていたり。 一番面白かったのが、18歳選挙権との関連で、表紙を飾るグラビアの女性たち(全員18歳)がそれぞれ、日本国憲法に対する考えと地域への思いを語っているところ。10代の方が日本国憲法について、日々の生活との関わりの中で等身大の意見を主張する、その新鮮さ、瑞々しさを感じるとともに、商業的な側面だけを考えたら得策とは思えない中で、こうした特集を組んだ日本の雑誌のファイティングスピリッツに共感しました。

2018-08-21T09:41:52+09:002016年7月4日|Tags: , |

和気あいあいの持ち寄り懇親会

先日、第二回定例会が終了しました。 議会が終わって一週間、打ち合わせや地域の行事への参加でまたまた大忙し。 そんな中、先日は支援者の方々と一品持ち寄りでの懇親会を行いました。 この懇親会、前回の定例会の終了時から始めたもので、ごはんを食べながら、地域の事や議会の事など、気になることを和気あいあいと話し合うというものです。 会期中はゆっくりと食事をする時間も中々なかったので、皆さんの手料理が本当にありがたい。旬の野菜を使った煮物や、子育て中の我が家ではなかなか作れない揚げ物。我が家からは南米のスーパーフード、キヌア入りのサラダ等。体によく、かつ手が込んでいて、皆さんとモリモリ食べながらお話しをして、議会の疲れも吹き飛んだ気がします。

2018-08-21T09:41:53+09:002016年6月27日|Tags: , |

ねりまVOTE FESTAへの参加

日曜日、練馬区のつつじ公園で行われたVote Festa(ボートフェスタ)に参加。 このフェスタ、7月の参議院選挙を前に、今の社会を変えるためにも、新有権者を含めて皆さんに政治に関心を持ってほしい、多くの方に選挙に行ってほしいという思いで地域の方々が企画したもの。私の友人もブースを出すということで楽しみにしていました。 当日、天候にも恵まれて会場には子ども連れを含むたくさんの方々が。各ブースでは、無農薬の食材を使ったお弁当や無添加のジュースや、福島からの避難者の方々が作った手工芸品が売られてたり、また、八ッ場ダムの現状について、写真を用いて説明をしていたり。市民の皆さんが思い思いのスタイルで、フェスタを楽しみながら、社会的な問題について訴える姿が印象的でした。 そして私は、友人のちあさんの出張鍼灸も体験。議会の真っ最中で疲れも少しあったのですが、屋外で風をうけながらとてもリラックス。そして、そのあとは音楽療法士の方のドラムサークルに参加。皆さんとドラムをたたきながら、「あれ?この感覚は海外協力隊の時に、赴任していたベリーズで叩いていたのと同じだな、あの時もリズム感が無くて現地の子どもに笑われたんだった。。。」と楽しみながら、悲しいこと(笑)も思い出したり。 一日で500人以上が参加したとのこと、選挙や政治のことを楽しみながら勉強できる、本当にありがたい機会だと思います。次回はぜひ家族と一緒に参加したいな、と思いながら、たくさんの炊き込みご飯をお土産に買って家路につきました。

2018-08-21T09:41:53+09:002016年6月13日|Tags: , , |

中村哲医師の話を聞いて

昨日、「市民の声ねりま」主催で「中村哲医師講演会 アフガニスタンからのメッセージ、命を支え平和を紡ぐ」を開催しました。 中村先生は医師として、当初は医療支援を目的にアフガニスタンに赴任しましたが、そこに住む人々が抱える問題には医療だけでは不十分であると考え、30年以上にわたり、灌漑事業などに力を注いできました。 練馬文化センターの大ホール、1500名もの方にお越し頂けるか、心配していたのですが、皆さまのご尽力のおかげで、前売り券だけでほぼ完売するなど、たくさんの方にお越し頂くことができました。 私自身も区議になる前、国際協力に携わるものとして、隣国のパキスタンなどのアジア、アフリカ、中南米諸国で10年以上にわたり地域開発を行ってきました。その中で実感したのが、本当に大切なこと、というのは、海外の私たちが援助を施す、ということではなく、現地に暮らす人々自身が主体となって前に進むことの手助けをする、ということでした。 その中で、中村先生の活動というのは、現地の人々とともに生き、仕事を行い、ともに前に進むということを、地道に、ぶれずに実現されてきたもので、心から尊敬するとともに、お話を伺う事を楽しみにしていました。 今回の先生のお話、特に印象に残ったのは、「集団的自衛権」に関するものでした。「武器を持つこと、見せびらかせることで解決できることは少ない。むしろ、武器をもつことが問題を産むことの方が多い」ということ、そして、先生自身の活動での思いとして「私は誰の心にも良心があると信じている。そして、その一人ひとりの良心に働きかけて活動をしている。」という言葉でした。静かで、朴訥にも感じられる話し方の中に感じられる先生の強さに圧倒されるとともに、私自身も勇気をいただける、そんな素晴らしい経験でした。(写真は前回の講演会の際のものです。)

一年を終えて

議員になって初めての議会が、ちょうど一年前の6月(第二回定例会)でした。この間、議会に対して抱いていた理想と現実が大きく異なるということに何度も気づかされています。象徴的なのが、先日の一般質問での野党と区とのやり取りでした。 全ての議員は、賛成の立場であれ、反対の立場であれ、「練馬区をよくしたい」という思いは変わらない、そして、一般質問で各会派が発言し質問することも、そういった思いに基づくものと信じています。 だからこそ、議員は地域の中でたくさんの声を聞き、それを政策として形にするために一般質問に臨む。そして行政は各会派の質問や提案に対して、真摯な態度で臨み、協力できること、改善できることをしっかりと受け止めていく、そういった建設的な議会の姿を想像していました。 しかし、実際には、特に野党に対する区の答弁には、真摯さ、誠実さが欠けている、そう思わざるを得ないことが何度もあります。例えば、先日も野党の質問に対して、区の答えには「言うまでもなく」、「ご指摘は全くあたりません」、「ご指摘を待つまでもなく」、「よく確認いただきたい」といった表現が並び、特に「言われるまでもなく」という表現は、わずか20分の答弁の中で10回近く繰り返されていました。 こうした姿勢、決して建設的ではありません。 こうした議会の姿に愕然とするとともに、しかし、そこで諦めるのではなく、そのなかで、何が出来るか模索し続けてきました。 いま改めて、「もっと頑張らねば!」と思います。第二回定例会は6月17日(金)まで続きます。ぜひお気軽に傍聴へいらしてください。

おなかの風邪

一般質問の準備で全く余裕がない日々。先日、ようやくひと段落ついて、床についたら、夜中に大変な腹痛に…トイレに駆けこみました。しばらくして収まったと思ったものの、翌日も全く回復せず。 お腹を抑えながら、「これほど苦しかったのは、5年前、当時働いていた会社の近くで、先輩にランチに誘われて食べたエビフライにあたって以来だな。しかも、あの時、先輩はなぜかオムライスを頼み、私だけが悶えたんだった。生焼けのネズミを途上国で食べても大丈夫なのに、なぜ毎回日本でやられるんだ」とどうでもよいことに思いをめぐらせる。 夜には腹痛だけでなく熱も出てしまい、さすがにまずいと病院に行ったら、「おなかの風邪」と診断されました。注射ともにたくさんの薬をいただいて、そのまま議会に登庁。さらに、お医者さんからは「今日は絶食!」と言われてしまい、腹痛と空腹のダブルパンチ。 でも、薬が効いたのかようやく回復の方向に。月曜の一般質問までには間に合いそうです。

2018-08-21T09:41:54+09:002016年6月3日|Tags: , , |

<実家への帰省

ゴールデンウィーク、たくさんのイベントの合間を縫って成長著しい息子を両親に見せるため帰省することに。車で実家に帰るのはこれで2回目、1度で慣れたからもう大丈夫、と安心していたら、大変なことに…いつもは1時間半で着くはずなのに、大渋滞に巻き込まれてしまいまさかの4時間コース。最初の内は、おとなしかった息子も途中から退屈してギャン泣きで「だっこー」とチャイルドシートから降りようとする、それを何としても引き留めるべく、お菓子や動画でつる妻との闘いが後部座席で続いている中、私は今回ばかりは道を間違えるわけにはいかないとひたすら前の車にぴったりとくっつく、非常にスリリングな道程でした。 そして実家について一休みする暇もなく、外に出たいとねだる息子を連れて近くの公園に。この公園、市が管理していて、中には昔の電車が展示されていたり、ミニSLがあったり、羊やヤギと触れ合えるコーナーも。たけおが大興奮で帰ろうとせず、とうとう二日連続で行ってしまいました。最初にヤギ、ヒツジと触れ合えるコーナーに行った私たち。最初は餌をあげて手を舐められるのを喜んでいましたが、あっという間にヤギに取り囲まれてしまう息子。自分の身長より高いヤギたちに埋もれて、もはや息子が見せ物のよう。泣き出しながらも持ってる餌を最後までやる献身的な?息子。慌てて動物をかき分けて救い出す私たち。その埋め合わせをするために、息子に請われるがまま、二日で4回もミニSLに一緒に乗ることに。大喜びしているはずなのに、なぜか表情はいつもしかめ面。眉間にしわを寄せながら真剣に電車に跨る息子を前に、「そうか、僕も昔は両親に何度も付き合ってもらってたよな、うんざりだったはずなのに・・・」と両親の苦労が今になってわかりました。    

2018-08-21T09:41:57+09:002016年5月9日|Tags: |
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