早稲田大学での講義…「若者の政治離れ」とは?

早稲田大学の野中章弘教授に呼んでいただき、ゲスト講師としてジャーナリストを志す学生にお話をする機会を頂きました。私からは地域で寄せられた具体的な声を紹介。「いつまで我慢しなくてはいけないのでしょうか?」と訴えたシングルマザーの声、「子どもは好きだけど仕事が多すぎてもう限界です」という教員の声、「私たちは捨て石ですか?」という非正規公務員の声など、様々な支援から零れ落ちてしまう方々の訴えをお伝えしました。 […]

早稲田大学での講演…学生の今の政治への思いは?

早稲田大学の野中章弘教授にお招きいただき、「ジャーナリズム演習」の授業でゲスト講師として「貧困と政治」等をテーマにお話をさせて頂きました。野中先生の授業でお話するのは3回目、毎回ジャーナリストを志す学生の方々から鋭いご質問やご指摘を頂き、その度に脳が汗をかいています。。。 […]

早稲田大学・野中教授のミニシンポ参加「若者と政治について」

11月に早稲田大学で教鞭をとるアジアプレス代表の野中教授に お招き頂き「ジャーナリズム論ベーシック」の授業にゲストスピーカーとしてお話しました。 https://iwasetakeshi.net/2020/11/waseda-univ/ 今回、改めてお声がけを頂き「若者と政治」をテーマとしたミニシンポジウムでゲストスピーカーとしてお話することに。他のゲストはフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、映画監督の大矢英代さん(沖縄スパイ戦史など)、ディレクターの房満満さん(ドキュメンタリー映画「カミングアウト、中国・LGBTの叫び」の監督)。私からはコロナ禍の地域の現状をお話ししました。例えば最も影響を受けているのは若い世代であること。家賃を支払うことができず、練馬区に補助を申請する方は例年の70倍以上、そのうちの8割は40代までの方であることや、昨年一年間で区内で自殺された方のうち、最も多かったのが20代の方だったこと。主権者教育の必要性を訴えました。 安田さんからは、「選挙のときに争点やマニフェストが多すぎて、政党を選べない」という問いに対して、「そもそも争点は押し付けられるものではない、何を大切に生きるのかを掘り下げていき、自分なりに争点を探すことが大切」という回答が印象的でした。 また大矢さんは現在、UCバークレーで研究員として活動されていますが、バークレー校には「フリースピーチムーブメントカフェ」があるとのこと。60年代の学生運動で80人以上の学生が逮捕されたことを誇りとして、コーヒーを飲みながら語り継いでいるというお話とともに、日本でも先人たちがどのように自由を勝ち取ってきたか、最も学ぶべきではないか、というお話が印象的でした。 ミニシンポの結びとして、「すべての活動は政治に繋がる」ということとともに「自由であること、批判的であることがジャーナリズムの基本」である、と野中先生が仰っていましたが、これは政治の世界にも通じると思います。少しずつ地域から積み上げていくことを通して、社会を変えていく、そのことの重要性を改めて実感しました。

早稲田大学での講演…若者たちの怒りはどこに?

先日、お友達の早稲田大学の野中章弘先生にお招き頂いて「ジャーナリズム論ベーシック」の授業でゲスト講師としてお話させていただきました。野中先生は朝鮮半島問題、アフガニスタン空爆、イラク戦争などの現場を取材し、現在もアジアプレスの代表を務められています。奥様もアメリカでソーシャルワーカーとしてDV被害者の支援に従事してきた方で、家族ぐるみで親しくさせて頂いています。 受講しているのはジャーナリストを希望する学生さん、先生から頂いたお題は「コロナ禍で拡大する格差と歪み」。地域でも若者、特に女性の自殺が増加している中で17歳の男性から届いた「所持金が数百円しかありません」というSOS、ひとり親の家庭から届いた叫びなど、私が日々どんな相談を頂いているか、具体的な内容をお伝えしました。 印象的だったのは学生たちとのディスカッションで話された、自分がどんなことに怒りを感じているか、ということ。今の政治について国会や地方議会があまりに閉鎖的で何をしているのか十分に伝えようとしない姿勢、ご自身がボランティアとしてシングルマザーの人々の支援をする中で感じる理不尽さ、学校の校則などをみても、下着の色が指定されているなどジェンダー差別が存在していることなど、若い方々が日々の生活の中で感じている違和感に直接接することができたのは大変勉強になりました。 参加した学生の多くはジャーナリストを志望しているとのこと。こんな若者たちがこれからの社会を変えていく主体になるだろうと久しぶりに希望を感じました☺

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