COP26 世界の前に、まずは練馬区の地球温暖化対策も改善を!
COP26が開催され、世界各国が地球温暖化対策にどう向き合うか日々議論されています。日本は昨年、2030年までに温室効果ガス を2013年度比で46%削減すると発表。低すぎると世界から批判を受けています。しかし、練馬区 が昨年4月に策定した環境基本計画2020の目標は2030年までにわずか26%。国や他の自治体に比べてもあまりに低い数値です。 […]
COP26が開催され、世界各国が地球温暖化対策にどう向き合うか日々議論されています。日本は昨年、2030年までに温室効果ガス を2013年度比で46%削減すると発表。低すぎると世界から批判を受けています。しかし、練馬区 が昨年4月に策定した環境基本計画2020の目標は2030年までにわずか26%。国や他の自治体に比べてもあまりに低い数値です。 […]
一般質問では、地球温暖化対策として、練馬区の2030年までの温室効果ガス削減目標についても訴えました。(詳細は議事録をご覧ください。) 【はじめに】 練馬区の地球温暖化対策について、政府は2021年4月、2030年までに地球温暖化ガスを46%削減すると発表。23区の削減目標を調査したところ、ほとんどの自治体が今年度中に目標の見直しを行うとしている中で、練馬区の目標はいまだに2030年までに26%の削減、国の目標のわずか半分程度、東京23区でも3番目に低い数値です。 […]
連日、来年度の予算について審議が続いています。「環境費」では区の地球温暖化への取組の課題を指摘しました。(あくまでも概要です。詳細は今後の議事録をご確認ください。) 【はじめに】 気候変動の被害が年々深刻化する中、菅総理は昨年の所信表明演説で「2050 年までに温室効果ガスの排出をゼロにする」と宣言しました。 【1.練馬区、なぜ排出ゼロを目標にしないの?】 練馬区は昨年「練馬区環境基本計画2020」を策定。しかし示された目標は2030年度までにわずか「26%」の削減、世界や国、他の自治体と比較してもあまりに低いものです。全国でも既に266の自治体が「2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ」を表明。深刻化する気候変動への対策として、まずは練馬区も2050年までの排出ゼロを目標にすべきです! 【区の回答】 今後、国から出されるロードマップ(計画)に沿って取り組みます。当面は現在の目標の前倒しに取り組みます。 【岩瀬の意見】 国のロードマップがいつ出されるかも不明です。目標の前倒しとのことですが、いつまでかも示していません。区の姿勢はあまりに消極的です。 【2.環境基本計画、全面的な見直しを!】 練馬区では去年、環境基本計画が作られたばかりですが、改めて目標も含めた全面的な見直しを行い、具体的な行動計画も示すべきです! 【回答】 国のロードマップを精査したうえで今後の検討を決めます。 【岩瀬の意見】 地球温暖化が深刻な中で、国の動向を待ってばかりいるのではなく、基礎自治体としてまずは練馬区として何をすべきかを考えるべきです。 【3.エネルギービジョンも全面的な見直しを!】 温室効果ガス削減に向けた大きな柱がエネルギーです。同分野の区の取組を示す「エネルギービジョン」は2016年に策定、期間は今年の3月まで。そもそも「エネルギービジョン」は東日本大震災で発生した電力供給の弱点を克服することが目的。改訂では地球温暖化対策も軸とすると共に、環境基本計画との連携や一体化なども検討すべきです! 【回答】 国のロードマップを見たうえで検討します。 ★岩瀬の思い 区の回答はすべて「国のロードマップを見てから考える」というものでした。しかし、ロードマップはいつできるかもわかりません。そもそも練馬区は国の下請けではありません。他区ではそれぞれが独自の目標を定め自立的な取組をしている中で、区の姿勢はあまりに消極的で、真剣さを欠いているものです。地球温暖化は待ってくれない中で、練馬区としても主体的に取り組んでいくよう、今後も訴えていきます。