皆さんは知っていますか? 練馬区は区民の方が民間のジムに通うための補助として毎年400万円近くを使っています。メタボ予防を目的に個人トレーナーの指導を受けられるというもの。毎年、参加者は抽選で選んでいるとのこと。参加者のうち35%が途中でやめています。なぜ民間のジムに通うのに、抽選で選んだ方に多額の税金を使うのでしょうか?区民の健康のためであれば、区営のスポーツ施設の設備を改善するなど、多くの方のために役立てるべきです。訴えの概要をご報告します。(詳細は議事録をご覧ください。) <主張> 練馬区は「個人指導型フィットネスクラブ」の費用として来年、374万円を使う予定です。内容は参加者が10,800円を支払うと、区から8,500円の補助がでて、提携している民間フィットネスクラブで個人トレーナーの指導を受けられるというものです。プログラムには3回の個別指導、計画の作成、12回の施設利用が含まれます。タオルやシューズも無料で借りられます。プログラムの対象は年齢が30歳から64歳、BMIが18.5以上の方です。 この二年間、定員410名に対して応募は700名を超えています。特に練馬駅の近くのジムでは、定員が30名に対して応募は116名、大泉学園でも定員が15名のところ67名が申込んでいます。 事前に確認したところ、対象者については運動の優先度や収入に限らず、一定の条件を満たせば無作為に選んでいるとのことでした。基準もBMI18.5以上ということですが、こちらは例えば身長170㎝、体重53.5キロ以上とメタボは条件ではありません。これまでの内容を見ても、この数年は参加者の内、35%が途中で止めています。本当にこうした事業に税金を払っていいのでしょうか? 練馬区には区営のスポーツ施設もあります。なぜ、個人が民間のスポーツクラブを利用するために区の補助金を支払うのでしょうか?毎年300万をこえる予算を使うのであれば、個人のフィットネスクラブ利用の補助よりも区のスポーツ施設の機材やサービスの充実など取り組み、より多くの区民の健康増進のためにこそ使うべきです。 残念ながら時間が足りず、訴えだけになってしまいましたが、ぜひこうしたお金の使い方については今後も是正を求めていきたいと思います。