練馬区の農業、ジェンダー平等にはまだ遠い道のり…

世界経済フォーラムが6月に発表した2024年ジェンダーギャップ指数で日本は146カ国中118位でした。様々な分野で女性の活躍が阻害されていますが、その中でも最大の分野の一つが農業分野であり練馬区も例外ではありません。 […]

★ 練馬区のジェンダー差別への取組、一歩前へ!【男女混合名簿】

コロナの影響で今日が中学校の入学式でした。参加した保護者の方から嬉しいニュースが…。 「今回配布された名簿は男女が一緒の名簿でした!」 学校でのジェンダー差別を解消するために、私たちが訴えてきたことの一つが名簿に関するものでした。男子と女子で分かれていて、そしてなぜかいつも男子が先。しかも、昨年までは区内の全ての中学校で男女別の名簿を使用。こんなことは23区でもほとんどない!一刻も早く改善するよう求めてきました。https://iwasetakeshi.net/2020/03/gender-discrimination/ ついに今年の3月、区の長期計画(第5次男女共同参画計画)の中に、男女混合名簿(分けない名簿)の作成を前向きに検討する、という一言が加わりました。そして今日、入学式を迎えた中学校で早くも男女混合名簿が使われたとのご報告を頂きました。本当に嬉しいです。 とはいえ、まだまだ学校の中にはジェンダー差別とも取られるような規則も数多く残っています。ぜひ今後も訴えていきます!

練馬区の学校のジェンダー差別への取組、一歩前へ! なぜいつも男子が先?男女混合名簿導入へ

★なんで呼ばれるときはいつも男子が先なの? 先日の国際女性デー でも問題になりましたが、日本の男女平等ランキングは過去最低の121位。練馬区の小学校や中学校でもジェンダーに関連して多くの問題があります。その一つがこれまでも訴えてきた子どもたちの名前の呼び方(名簿)に関するもの。学校の名簿では男子と女子で分かれていて、なぜかいつも男子が先。 https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/16/tokyo-gender-gap_a_23563176/ ★練馬区の学校での男女男女混合名簿への取組が進みます! 4月から始まる第5次男女共同参画計画において、「区立学校において、男女混合名簿の作成を前向きに検討し、男女平等教育を推進します」という表現が追加されました。ようやく第一歩です☺ 「小さいことだし、別にいいんじゃない?」と言われる方もいますが、小さいころからの刷り込みが大人になっても大きな影響を与えるものです。しかも練馬区の中学校では男女を一緒にしている中学校はゼロ校。23区の中でもあまりに遅れていました...。 ★中学校の女子の制服もスカート以外を選べるように一歩前進! 同じく、何度も議会で訴えていた中学校の制服(標準服)について、なぜ女子はスカートしかはけないの?女子だってスラックスなど選べるようにすべき!という主張についても、計画の中で「標準服の選択肢拡大」という表現が加わりました。まだまだ課題は多い中で、ぜひ今後も訴えていきます!

遅れている 練馬区 に皆さんの声を! パートナーシップ制度やヘイトスピーチ、ブラック校則、性教育など、ぜひパブコメにご協力を!

先日の企画総務委員会、練馬区の今後5年間の人権問題への取組を示す第5次男女共同参画計画の素案について議論がされました。現在パブリックコメントが募集されています。男女共同参画計画はウェブサイトから閲覧可能です。内容は30ページ前後、今後の練馬区の方向性が示されていますのでぜひご確認を! https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/pubcom/oshirase/dai5jidanjosoan.html 【第5次男女共同参画計画ってなに?】 男女共同参画計画は、性別や国籍、年齢など様々な違いを認めあえる社会をつくることを目的に各自治体が作成しています。計画は5年間、今回が5回目になります。内容には性的マイノリティのことやヘイトスピーチの規制、学校での校則や制服、性教育など、人権にかかわるすべての分野が含まれます。練馬区の様々な政策の基本となるとても重要な計画です。 【パブリックコメント(パブコメ)ってなに?】 地方自治体では複数年の行政計画を立ててそれに従って活動を行います。計画を作るときには素案の段階で必ず「パブリックコメント」といって住民の方から意見を募集する決まりになっています。つまり今がチャンス!ぜひ皆さんの声を区へ届けて、方向を一緒に考えましょう。 【この計画の何が問題?】 私が委員会で主張したのは以下の4点です。 1) 性的マイノリティについて 全国で広がっている同性であっても結婚に準ずる関係を認めるパートナーシップ制度について全く言及がありません。この間、導入へ向けて、たくさんの当事者や支援者の方から区へ陳情が出され、私も議会で何度も訴えてきました。5年間の中で検討すらしないというのは、区として性的マイノリティの方が抱えている問題に向き合おうとする姿勢が不足しています。また、学校での対応についても一切記載がありません。 2) ヘイトスピーチについて 今回初めて計画の中で「ヘイトスピーチ」という言葉は掲載されましたが、内容としては講座やパネル展の実施などこれまで行ってきたものばかり。川崎市のように差別禁止条例を作って差別をなくそうという意思が全く見られません。 3) 学校での対応について 中学校での制服の問題、特に女子はスカートしか選べないということについて差別であるとして世田谷区や江戸川区、中野区などでは生徒が選択できるようにしたのですが、練馬区では全く取り組む姿勢が見られません。また、議会でも議論になった小中学校での男女混合名簿の推進についても、いまだに使っている中学校は練馬区ではゼロ。区としての取り組む姿勢は見られません。さらに世田谷区では中学生の下着の色などまで決めたいわゆる「ブラック校則」を区として禁止する方針を示しましたが、練馬区で今後5年間でも取り組む予定はありません。本当にそれでいいのでしょうか? 4) 家庭における男女平等の推進 家庭での男女平等の推進を目標にしていますが、内容は家事や育児のノウハウをまなぶことやキッチンワークを学ぶことばかり。家庭での男女平等が単に家事を手伝うかだけの問題にすり替わってしまっています。男性の意識改革への取組などを区として取り組むべきです。 先日のニュース、フィンランドでは34歳の女性が史上最年少で首相に選ばれたとのこと。彼女は同性カップルに育てられたとのことでした。本当に素晴らしいことです。一方で練馬区ではパートナーシップ制度すら、この先5年も検討しないといっています。皆さんの声が練馬区の未来を決めます!地域を変えるために、社会を変えるためにぜひ声を届けてください!

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