明治学院大学での講演会(11月2日)

明治学院大学の白金祭の政治講演会でお話させていただきました。ありがたくお受けしたのですが、あとで聞くと去年のゲストは立憲民主党の枝野さん、過去には前原さんなど有名な方ばかり…私でいいのだろうか、とお腹が痛くなっちゃいましたが聞いてみたら私たちの暮らしと地域の政治とのかかわりについてお話してほしいとのこと。

子どもの貧困、性的マイノリティ、外国籍の子どもの学校での課題などについてお話しました。また、当事者の声として、バングラデシュ国籍の大学生、LGBTの当事者、子どもの貧困問題に取り組むNGO「あすのば」で活動している大学生に話をしてもらいました。

日本で暮らす外国人やLGBTの当事者、子どもの貧困に取り組む学生の訴え

バングラデシュ国籍の大学生は、日本生まれで日本育ち。大変な努力家で芯の強い方です。日本の大学に奨学金を受けて通っていますが、それでも政府や社会から「いやというほど自分が外国人であることを実感させられてきた」とのことでした。政府が日本に住む外国人に求めているのは「どれだけ日本の経済に貢献できるか」であり、例えば、「家族滞在」の在留資格に居る間は、たとえ日本にしか住んだことがなかったとしても、もしお父さんが仕事を失ってしまえば、セーフティーネットはなく、その瞬間に日本から追い出されてしまう、いつもどこかで心配しなければいけないと訴えていました。

LGBTの方は学校で受けたいじめのこと、そして現在、当事者の方からの相談を受けて取り組んでいる中学校の制服の事などをお話されました。子どもの貧困に取り組む大学生からは、子どもは「施す」対象ではなく、「権利の主体」であるという認識が大切というお話をいただきました。

グレタさん”変化を起こすのに幼すぎることはない”

世界で行われた調査で、「私個人の力では政府の決定に影響を与えられない」という質問に、そう思うと答えた15歳の若者が日本は最も多かった(全体の8割)という結果が出ています。でも、そうじゃないということ、皆さんが声をあげることで世界は変わるという思いを込めて、地球温暖化問題について、スウェーデンの活動家のグレタさんが言った言葉「変化を起こすのに幼すぎることはない」を最後に紹介させていただきました。たくさんの学生を前にお話しすることで私もパワーを頂きました☺