練馬区の小中学校のトイレに生理用品の設置を求める陳情が出され文教児童青少年委員会で質疑を行いました。私自身、これまでも「生理の貧困」が社会問題として関心を集める中、区内の小中学校のトイレへの設置を求め続けていました。

1.学校のトイレに生理用品を設置していないのは練馬区を含めてわずか5区!

今回、資料請求をしたところ23区では15区で小中学校のトイレに設置、1区で検討中ということで、全く対応していないのは練馬区を含めてわずか5区。

2.なぜ設置をしないのか?

練馬区はトイレには設置せず、保健室で配布すると説明。その理由を、保健室に受け取りに行くことで次の相談などにも繋げられると回答。しかし、毎年1500枚ほどの配布実績の中で、経済的困難を申し出た子どもはゼロ、また、他の支援に繋がった子どもも把握できていないとのこと。

3.保健室まで行けない子どもには「その気持ちを乗り越えて欲しい」?

そのうえで、保健室に行けない子ども達の気持を問うと、「抵抗があることを否定はしませんが、それを乗り越えてきちんと相談してほしい。」と答弁。必要な生理用品を手に入れるのに、なぜ辛い気持ちを乗り越えなければいけないのでしょうか、あまりに子どもの思いを考えず、残酷なものだと思います。さらに、直接相談できない場合はアプリなどもあるとのことですが、あくまでも相談しなければ渡さないということ姿勢自体を改めるべきです。

内閣府は「生理の貧困」に関わる地方公共団体の取組について毎年調査を実施、本年1月末に最新の結果を公表しています。その結果をみると、前回調査と比べ、配布先として学校等の個室トイレに設置している公共団体がさらに増えたと明記されています。

また、令和4年に厚労省が実施した「生理の貧困が女性の心身の健康等に及ぼす影響に関する調査」を実施していますが、自治体が配布する生理用品を利用したことがない大きな理由として、申し出るのが恥ずかしかった(8.5%)、人の目が気になる(7.5%)、対面での受け取りが必要(6.8%)という結果が出ています。

練馬区は「一人ひとりに寄り添う」というのであれば、子ども達に不安な気持ちを「乗り越えさせる」のではなく、全ての小中学校のトイレに生理用品を配置すべきです。