集落での活動 料理方法
集落でのトレーニング。
先住民の方々の栄養改善のために現地で収穫される農作物を用いた料理方法を指導します。というのも、こちらではたくさんの種類の農産物が栽培できるにも関わらず、先住民の方は料理方法をほとんど知らないことから、大半を市場で販売してしまい、自分たちで食べる農産物はごくわずかの種類に限られている為です。そんな中、今日はジャガイモとソラマメの煮物、そして、村で取れる大麦を使ったパン作りの指導を行いました。
どれも簡単そうに見えますが、そこは集落での活動。まずは火をおこすところから始まります。しかも現在は雨季ですので、薪が湿気を含んでいて物凄い煙が…料理をしているだけなのに、皆で涙を流しながらひたすら耐えます。そして、それが終わったら100個以上のじゃがいもの皮むき。もちろん皮むき器などないので、皆さん持ち歩いている小刀を使って黙々と向き続きます。その後、材料を煮込んで味付けしてようやく完成!
料理ができた時の皆さんのうれしそうな顔を見ると、こちらもうれしくなります。
ブタの丸焼き
街を離れると、色々な出会いがあります。
今日出会ったのは、ブタの丸焼きに勤しむおじさん! 切ったブタをバーベキューするお店はよくあるのですが、文字通りのブタの丸焼きは初めて…がぜん興味を持って話を聞いてみると「カーニバルで余ったから取り敢えず焼いてみた!」とのこと!何も考えずに取り敢えず丸焼きにするとはさすがラテン系、真似できないワイルドさ(?)に言葉を失いました… そんな私を見て気を良くしたおじさん、料理に関する薀蓄を嬉しそうに話し始めます。ブタの料理は火加減が重要だ云々…そんな中、ふと彼の後ろのブタに眼をやると焼きすぎて真っ黒に!!「大丈夫かな??」と、話に夢中なおじさんに伝えると、「はっはっは、ちょっと焦げた位が美味しいんだよ!」と笑いながら振り向いたものの、姿を見て笑いが凍り付いていました(笑)。 慌てて水をかけながら「これくらいがちょうどいいんだ」と強がりを言うおじさんと共に写真を一枚。 […]
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エクアドルでのショッピング
お昼休みを利用してスーパーでのショッピング。お昼ご飯を食べる前だと何でもおいしそうに見えます。そんな私の心を見透かしたかのように、今日のおすすめコーナーには、ホールチキン(チキンの丸焼き)が!!
見た瞬間に「なんて美味しそうなんだろう!!」と心の声が…少しだけ残っていた私の理性は「一人暮らしでこんなものを買うなんて正気の沙汰じゃない!!」と訴えていたのですが、誘惑に抗うことができずお買い上げ…
アパートに帰って、喜んで食べ始めたものの、いつまでたっても減る様子を見せないチキン、こんなはずない!と少しずつ焦りだす私(笑)。しかし誰も助けてはくれない、途中からは孤独な戦いに変わります…結局食べられたのは4分の1のみ。しばらくは修行が続きそうです。
リャマの味
街を一歩離れるとそこはアンデス。
道路沿いにリャマやアルパカと普通に遭遇。最初はその度に感動して写真を撮っていたのですが最近では「おう、今日も元気か?」位の感覚に…
そんな中、オフィスの人と世間話をしていると「せにょーるタケシ、今からリャマの肉を買いに行くんだけど、一緒に来ない?」とまるでスーパーで特売の肉を買いに行くかのように、思いがけない提案が!!
集落ではリャマのお肉は蛋白源、と聞いたことはあったのですが、実際に手に入るチャンスは初めて、いそいそとついていきました。
そして、お店でみたのがこれ!
すごく生々しくて、そしてかなりの獣臭…これはドン引き...とはいえ、ここまで来た以上、「うん、やっぱり止めとく!」とは言えず、ブロックを買って帰ることに。
そんなわけで、今夜のディナーはリャマステーキ。写真で見ると美味しそうですが、実物はかなり固い、例えて言うなら焼きすぎた馬肉のような…とはいえ、買った以上は最後まで食べなければ、と覚悟を決めてワインで流し込みました…
集落での一日 予防接種
集落を訪問すると、日本人を見に子ども達が集まってきます。彼らにとってはアジア人はテレビでしか見たことがない存在。最初は怖がって遠巻きに見ていますが、やはり好奇心が勝るのか、目を輝かせながらいろんなことを話しかけてきます。
大抵、「お兄さんはジャッキーチェンのお友達なの?」から始まって「カンフーはできるの?」とか、終いには「もしかしてジャッキーチェン??」、アジア人はみんなジャッキーチェンになってしまいます(笑)。
それでも、中学生くらいになると、エクアドル人のサッカー選手がマンチェスターユナイテッドで活躍していることから、「お兄さん、カガワのお友達??」と、突然質問がレベルアップ、ちょっと嬉しくなります。
そんな中、健康改善の一環として保健省のスタッフと共に予防接種のためにある集落を訪問しました。いつものように、日本人の姿を見て喜んでやってくる子ども達、スタッフが持つ注射器を見た瞬間、阿鼻叫喚の世界に変わります(笑)
「だましたな!」という恨めしい視線を受けながら、「してやったり!!」と微笑む性格の悪い私(笑)