エクアドル生活事情(その1)
エクアドルでの生活を語る上で、まず第一にお話したいのが日本人のリラックスタイムであるお風呂事情。。。
南米では湯船に浸かる習慣が無く、皆さんシャワーだけの生活をしています。もちろん、郷に入らば郷に従えということで、湯船が無いのは我慢しているのですが、何と今住んでいるアパートでは、お湯すらもろくに出ない、というとっても残念な状況です。。また、出るときも水量が少なく、また湯加減もろくにできないということで、いつ熱湯になるかとハラハラして、決してリラックスとは程遠い。。。そして、三日に一回は全くお湯が出ない、このアンデスの寒い中で冷水を浴びるというのは修行でしかありません。。なぜ、こんなことを書いているかというと、まさにエクアドルに着いた今日この時が冷水しか出ない日にあたってしまったからです。。長旅を癒したかったのに、シャワーを浴びると刺す様な冷水がぶちまけられる、これはいかんともしがたいですね。とはいえ、逆に時差でボケボケしていた頭があっという間にシャキッとなって仕事モードに戻った気がします。
キトでの打合せ
エクアドル到着後の最初の朝、ということで爽やかに目を覚ましたのですが、何気なくテレビをつけてビックリ!
10時の打合せに備えて、8時半に起きたつもりが、現実はすでに9時半!寝ぼけた頭を高速回転させて考えてみると、どうやら昨夜、ヒューストンで時間を一度合わせた後、エクアドルに着いてから時間を合わせるのを忘れたしまったようです。。しかも、前回来た際には、ヒューストンが夏時間を採用していたために、エクアドルとの時差は無かったのですが、今は1時間の時差が。。。と、理由がはっきりしても、今更時間は戻せない!ということで、これまでの人生で最も早いスピードで準備をして、大急ぎで打合せに向いました。なんとか間に合いましたが、標高の高いキトで全速力で準備をするのは本当にきつかったです。。次回からは気を付けます。。。
ヒューストンからキトへと向かう飛行機での出会い
ヒューストンからキトへと向かう機中で日本人のお二人に出会いました。こんなところで日本人に会うことはまずないので、話しかけてみると、エクアドルへ旅行へ行くという何と御年72歳と75歳!しかも外国語を全く話さないのに二人だけで旅行されているそうです!聞いてみると、60を超えた頃、息子さんに連れられて初めて行った海外に感動し、それ以来、毎年海外を二人だけで旅するようになったとのこと。今までに、ノルウェー、ロシア、メキシコ、などなど、全世界を二人で旅されているようです。
今回のエクアドル旅行のきっかけは、たまたま旦那様がテレビのエクアドルの観光番組を見て面白そうだと思ったから、というそのフットワークの軽さにも驚きました。お二人にとって、旅とは観光地を巡ることではなく、その土地の生活を体験することであり、だからこそ、ツアーには参加せず、自由に街中を巡るのだそうです。お二人とお話して、その行動力に驚かされるとともに、大切なのは言葉ではなく、情熱や好奇心であることを実感させられる、素敵な出会いでした。
出発
いよいよこれから、エクアドルに出発です。今回の現地での滞在は約3か月半!
とても長いですが、今回が現地での最後の活動になると思いますので、後悔の残らないよう、全力で臨みたいと思います。
さて、日本からエクアドルにはどうやって行くの?とよく聞かれるのですが、もちろん直行便はありません。ですので、まずはヒューストンまで飛んで、その後エクアドルの首都、キトまで行くことになります。
こうして書くのは簡単なのですが、実際はヒューストンまで12時間、その後のキトまでさらに5時間半、乗継時間を含めると20時間以上の大変な移動になります。。。
しかも、面白い(?)ことに、日本とエクアドルの時差の関係で、日本を17時に出発しても、20時間の移動の後に到着するのは、同日の夜、ですので、毎回エクアドルに行くたびに一日得したような、損したような。。。
このブログを書いている現在、成田空港にいるのですが、空港に来るたびにいよいよ仕事が始まる、という気が引き締まる思いになります。これからのエクアドルでの生活、頑張りますね!!