ブログ2023-02-06T17:39:37+09:00

樹木医を迎えて 地域のみどりを考える 大泉わくわく講座を行いました

先日、「大泉わくわく講座 樹木医からみた大泉のまちづくり」を行いました。この講座、地域に関わりのある方をお招きして皆さんとともに、身近な問題について考えるというもの。第一回目は大学の恩師で憲法学者の樋口陽一さん、二回目は大泉での市民運動を長年にわたって支えてきた歴史学者の和田春樹さん、そして、三回目の今回は、大泉のみどりやまちづくりを考えることを目的に、地域で活躍する樹木医の安東信さんをお招きしました。

今回は特に、地域に密着した課題ということもあり、どれだけの方がお越しになるのか不安だったのですが、近所の方々をはじめ多くの方が集まってくださり、会場はあっという間に満員に。

安東さんのお話、とても具体的でした。
「目の前の通りのあの桜の木は藤沢周平の小説に登場していて…」とか、「デニーズの前の桜は一本だけ品種が違っていて…」といったように、何気なく通り過ぎていた身近な木々の歴史、また特徴を話す姿にすぐに惹き込まれてしまいました。
そして、緑とまちづくりの関係について。「練馬区は関越道路の真下につつじを植えたけれど、あっという間にすべて枯れてしまった。そもそも日当たりも水はけも悪いこんなところに植物を植えるという考え自体が間違っているんだ。地図で線を引くように、空地を見つけては植物を植えようとする、こんなやり方ではいけない。木は環境を選ぶことはできない。だから、木々にとって最適な環境を考えなくてはいけない。自分のことだけを考える、そんな社会ではだめなんだ。」という言葉、非常に印象的でした。

練馬区は「道路をつくればみどりが減るのではなくて、逆に、つくることでみどりが増え、また、万が一減らす場合には、必ず同等以上に増やすと。そしてまた、むしろ積極的に道路をつくることでみどりを増やして、環境を改善すると、そういった取り組みを進めていきたいと私は強く念願しております。」(平成27年、ねりまのみどりを語る会)と言っています。道路を作ってその両脇にみどりを植えて面積を増やす、こうした考えは、本来あるべきみどりとの共生、という観点とはなじまないと思います。

練馬区は23区でもっとも緑被率が高い自治体ですが、この数年間で急激に低下しています。そして、大泉は過去5年間で緑が大きく失われている地域の一つです。町が大きく変わろうとしていますが、地域の魅力であるみどりをしっかりと守りながら街づくりが進められるよう、これからもしっかりと取り組んでいかなければと改めて思いました。

2017年6月14日|Tags: , , |

2017年度 練馬区議会第二回定例会が始まりました、ぜひ議会にお越しください!

今日から定例会が始まりました。都議会議員選挙を挟んで7月7日まで、実質的には2週間程度です。しかし、保育園や学童クラブの待機児童対策、光が丘第四中学校の廃止、練馬高野台運動場の廃止など、私たちの生活に直接かかわる非常に重要な案件が多く議論されます。また、都議選に立候補する区議がこれまでに3名辞職したので、議会の構成も大きく変わります。私にとっては、4年間の折り返し地点、しっかりと頑張りたいと思います。皆さまもぜひ議会へ傍聴にお越しください!(写真は区役所からの景色です。)

2017年6月9日|Tags: |

息子の骨折 一週間が経過しました

先週の月曜、転んで右肩鎖骨を骨折した息子。最初は「血がでてる」(実際は出てない)、「いたがってる。。。」と泣いて息子にとっても私たちにとっても辛い期間でした。。。

そして痛みが和らいでいく中、新たな遊び(?)として気に入ったのが、私たちに話をせがむ、というもの。最初のうちは「機関車トーマス」だったり「アンパンマン」だったり、したのですが、次第にエスカレート(?)してきて、食卓をみて「今日はブロッコリーのおはなしする!」とか、「えっと、今日は洗濯機のおはなしする!」とか目につくものすべてにストーリーを求めるように!あまりの無茶振りに焦りながらも、息子の悲しむ顔を見たくない、その一心で頭を高速回転させる私、「むかしむかしあるところに、おじいさんとおばあさん、そして洗濯機がいました。そんなある日のことでした…」こんな形で始めて、その隙に物語をひねり出す。息子の怪我とともに、私たちの想像力も鍛えられています(笑)。

そして昨日、お医者さんから許可も出たので、1週間ぶりに保育園に行くと、預かれるのは、他の子どもと同じように遊べるようになってから、ということで、最低でももう一週間は、自宅での療養になってしまいました。。。今週から議会も始まるのですが、ばあばの助けを借りつつ、なんとか乗り切っていきたいと思います。

2017年6月6日|Tags: , , |

みなさん、選挙に行きますか? シール投票をやりました。

まもなく都議会議員選挙。

テレビなどでは連日、都議選のことが取り上げられていますが、みなさん、どれくらい関心があるのだろう?まずは選挙に行くこと、そして政治に関心を持っていただくことが大切、と考えて、駅前でシール投票を行いました。テーマに選んだのは「テロ等準備罪(共謀罪)に賛成ですか?」、そして「選挙に行きますか?」「行くとしたら、どうやって候補者を選びますか?」というもの。

どのくらいの方がアンケートに答えてくれるかな、とドキドキしながら始めたのですが、20代~30代の若い方や子連れのお母さんなど、たくさんの方がペタペタしてくれて、1時間でシールがほとんどなくなるまでに。普段の駅頭挨拶などでは、私がお話して、区政報告を受け取っていただくことが中心なのですが、今回はシールを貼りながら、その方の思いをお聞かせいただくことができて、勉強にもなりました。

印象的だったのが、毎回選挙に行くという20代の方。どうやって候補者を選びますか?という質問に対して、「もちろんどの政党に属して、何を訴えているかも大切だけれど、看板だけでなくて、その人が今まで何を言って、何を実現してきたかが一番大切。」とゆっくりと考えながら話してくださいました。また、投票の中でテロ等準備罪(共謀罪)についても、法案をそもそも知らない方、また、戦時中の話に関連して、絶対反対だと仰る方など、様々なお話を聞くことができて参考になりました。

こうした活動、今後も定期的に行いたいと思います。ぜひ皆さんもご参加ください!

2017年6月1日|Tags: , , , |

息子、初めての骨折…

妻が先日帰ってきて、息子も大喜び。

今日は二人で過ごすというので、安心して仕事をしていた夕方、突然妻から連絡が。。
「どうしたのかな?」と電話に出ると、息子が公園で転んで肩を打ってしまい、念のために公園の近くの整形外科に行くとのこと。あわてて要件をすませて病院に駆けつけると、入口から息子の絶叫…こんな痛そうな息子を見るのは初めて。待合室で、他の患者の方がなんとかあやそうとしてくれたのですが、ひたすら泣きじゃくります。それを見て、病院の方も順番を変えてくださって、すぐに診察へ。。

息子をなだめながらなんとかレントゲンを撮影。そして、お医者さんの顔を見ると、残念そうに「やはり、折れてますね…」と一言。

顔面蒼白になる私と妻。それを見て慌てて「折れていると言っても鎖骨だから深刻にならなくて大丈夫ですよ、手術もしないで済みそうですし、3週間程度で治るはずです」とフォローするお医者さん。翌日の診察の予約をして、たくさんの湿布を頂くとともに、肩が動かないよう固定するバンドを装着して帰ってきました。。
痛み止めも効いて、そして家に帰ったら安心したのか、お夕飯も食べずにすやすや眠ってしまいました。息子の寝顔を眺めながら、ふと考えてみたら、私も9歳までに4回骨折をしていたことを思い出しました(そのうち一回はひじの複雑骨折、一回はひき逃げされて大腿骨骨折で二か月入院…)。自分が親になって初めて、自分の両親がどれだけ心配したか、改めて実感しました。

2017年5月29日|Tags: , |

息子との一週間

この1週間、妻が不在でした。息子が生まれてから2回目の妻のお泊り。全然大丈夫だから、安心して!と送り出した後、がらんとした家に残った私と息子…
昨年にも2週間ほど息子と二人で過したのですが、その時は本当に大変。ちょうどその時に卒乳を重ねたので、毎晩、おっぱいを求めて泣き叫ぶ息子をあやしながら、寝不足で日中もふらふらしながら、子育てって本当に大変なんだな、妻に申し訳なかったな…と思いながら過ごしていました。

そして今回、またもや私が試される一週間が始まったか…と覚悟したのですが、半年間でこんなに成長していたのか、と改めて驚かされました。まず、夜はほとんどぐずらずに寝てくれて、たまに、目を覚ましても、私がなでなですると、「ぱぱ。。」とそのまま静かに夢に戻る。

成長したな!と思ったそんなある日、お夕飯を食べさせていたら突然「おさかな食べたら大きくなるかな?」と質問が。「うん、大きくなるよ!」というと急いでパクパク。「たーくん大きくなったよ!」と言って嬉しそうにしているので、とんでもない目標でもあるのかしら?と思って「大きくなったら何をしたいの?」と聞くと「大きくなったら、一人で自転車に乗って遊ぶの!」と宣言。こどもの夢に優しい気持ちになりました。。

2017年5月28日|Tags: , |

絵本読み聞かせ会のご案内 5月26日(金)

昨日のいわせてカフェ、今回で12回目(?)を迎えましたが、事務所に初めてお越しになった方もいて、参加者の皆さんに直接かかわりのある地域の子育て、性的マイノリティへの支援、障がいを持つ方への支援など、身近なことなどについて情報を共有することができました。毎回新たな出会いや発見もあり、ぜひこれからも続けていきたいと思います。

そして、5月26日(金)には絵本読み聞かせの会も行います。こちらも3回目を迎えます。地域の皆さんとこうして活動を広げていけること、とても有難いと思っています。よろしければ、ぜひ皆さまもお越しください!

2017年5月21日|Tags: , |

日本最大のモスクへ!

先日、渋谷にある日本最大のモスク、東京ジャーミイの視察を行いました。

このモスク、創設は1917年のロシア革命に遡るとのこと。革命時、迫害を受けたトルコ系民族のタタール人(イスラム教徒)はシベリア、満州を経て、日本のこの地域にコミュニティを作ったとのこと。そして、1938年にこの地に初めてモスクを立てたそうです。そして、2000年に建て替えられたのが現在のモスクです。
私もパキスタンやヨルダンなどでいくつかのモスクを訪れていたのですが、日本のモスクは初めて。イスラム教もそれほど一般的ではないから、小さいのかな…などと考えながら一歩入ると、そこは別世界…あたかもイスラム教国に紛れ込んだような、完成度の高さに衝撃を受けました。

伺うと、この建物、コンクリートと水以外はすべてトルコから輸入したとのこと。床を覆うすべての大理石から、柱の一本一本まですべて海を渡ってきたそうです。そして、建築に携わった方々もトルコから来たそうで、100名以上が住み込みで働いたとのこと。
建物も、モスクは正面を中心に完全な線対称(シンメトリー)になっていて、正六角形の形になっているとのこと。また、天井の近くには、蜘蛛の巣を防止するために有効とトルコで思われているダチョウの卵が埋め込まれているそうです。

あまりの静けさ、荘厳さに圧倒されながら、ガイドの方の解説も伺いました。彼によると、日本ではイスラム教に対する偏見が強いが、それは「異文化」といういわば西洋的なフィルターを通じてイスラム教を見ているからとのこと。偏見を捨て、まっすぐ見なければ、異文化と向き合うことはできない、とのことでした。今の世界ではあまりに国家(nation state)の対立ばかりが取り上げられている、しかし、イスラムの教えにもあるとおり、国よりももっと根本的なつながり、に目を向けるべきだ、という指摘は印象的でした。冗談で言っていましたが、日本人はイスラム教徒といえば「豚肉を食べない、一夫多妻、テロリスト」といったようなイメージしかない、でも、本当に大切なのは、お互いの文化をしっかりと理解することである、とのこと。

練馬区でも登録済みの外国籍住民の方は1万7,000人を超え、区民の一人は外国人ということになります。そんな中で外国籍住民、特に在日の方を対象としたヘイトスピーチは近年急激に増加しています。こうした状況を改善して、真の多文化共生を実現するうえで一番基本となるのは、それぞれの文化を尊重し、理解することだと改めて実感しました。今後、地域で視察ツアーも企画したいと思いますのでぜひご参加ください^_^

2017年5月16日|Tags: , , |

市民の声ねりまの総会

日曜日、「市民の声ねりま」の総会が行われました。
「市民の声ねりま」の会員の皆さんとお会いして、1年の報告や今後についてお話する貴重な機会で毎年楽しみにしています。今回の総会、いつもお世話になっている方々、100名近くが参加してくださいました。

総会で、私の事務所からは、1年の振り返りとしてサポーターのチームができたこと、事務所を借りたこと、二名のスタッフが一緒に働いてくださっていること、そして、皆さんと市民講座(樋口陽一さん、和田春樹さん講演会など)やいわせてカフェなどを行っていることなどをご報告しました。

振り返ってみると、去年までは自宅を事務所として使っていて、サポーターのチームもありませんでした。それが、みなさんのご支援のお陰で、事務所も持てるようになり、継続して地域の中で活動できるようになったこと、改めてありがたいと実感しました。

2017年5月16日|Tags: |
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