入学式を前に…。学用品の負担について
明日が小学校の卒業式、毎年今の時期になると、保護者の方から入学を前に経済的に苦しいといったご相談を頂きます。例えばランドセル、年々値段が上がっていて、2022年の平均額は5万6千円とのこと。その他の学用品を入れると小学校で10万円、中学校でもそれ以上がかかります。 […]
明日が小学校の卒業式、毎年今の時期になると、保護者の方から入学を前に経済的に苦しいといったご相談を頂きます。例えばランドセル、年々値段が上がっていて、2022年の平均額は5万6千円とのこと。その他の学用品を入れると小学校で10万円、中学校でもそれ以上がかかります。 […]
今年、中学校に入学した保護者から、こんなご相談を頂きました。 「コロナ対策で毎日洗濯をしたい、でも学校からは標準服か体操着でなければダメとのこと。でも体操着も購入すると一着1万円近くします。なぜ私服ではダメなのでしょうか?」 標準服の着用が実質的に義務付けられるのは、経済的な負担もさることながら、憲法の原則の一つである「表現の自由」をも侵されるものです。 […]
★なんで呼ばれるときはいつも男子が先なの? 先日の国際女性デー でも問題になりましたが、日本の男女平等ランキングは過去最低の121位。練馬区の小学校や中学校でもジェンダーに関連して多くの問題があります。その一つがこれまでも訴えてきた子どもたちの名前の呼び方(名簿)に関するもの。学校の名簿では男子と女子で分かれていて、なぜかいつも男子が先。 https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/16/tokyo-gender-gap_a_23563176/ ★練馬区の学校での男女男女混合名簿への取組が進みます! 4月から始まる第5次男女共同参画計画において、「区立学校において、男女混合名簿の作成を前向きに検討し、男女平等教育を推進します」という表現が追加されました。ようやく第一歩です☺ 「小さいことだし、別にいいんじゃない?」と言われる方もいますが、小さいころからの刷り込みが大人になっても大きな影響を与えるものです。しかも練馬区の中学校では男女を一緒にしている中学校はゼロ校。23区の中でもあまりに遅れていました...。 ★中学校の女子の制服もスカート以外を選べるように一歩前進! 同じく、何度も議会で訴えていた中学校の制服(標準服)について、なぜ女子はスカートしかはけないの?女子だってスラックスなど選べるようにすべき!という主張についても、計画の中で「標準服の選択肢拡大」という表現が加わりました。まだまだ課題は多い中で、ぜひ今後も訴えていきます!
選挙後初めての議会が終わりました。 今回もいくつもの壁にぶち当たりました…。 同性パートナー制度もダメ、ヘイトスピーチを規制するための条例もダメ、中学校の標準服で女子生徒もスラックスを自由に選べるようにすべき、という訴えもダメ。社会は大きく変わって、他の自治体では当たり前のように認められているのに、練馬区だけ鎖国してるんじゃないか、そんな無力感を感じることもあります。 皆さんは、大きな壁があると感じた時やストレスを感じた時、どうしますか? 私がやること、一つはジムで筋トレ。10年以上続けています。ロッキーのテーマ曲とか聴きながらひたすらベンチプレスや懸垂。すると、いつの間にか「あきらめないぞ!」とポジティブな気持ちに。ストレスが溜まるほど重いバーベルを挙げられるという嬉しくない(?)特技を持つようになりました☺。そしてもう一つが本。今読んでいるのは「正義とは何か」(神島裕子)、「幸福とは何か」(長谷川宏)。タイトルを見るだけで、私が今何を必要としているかわかるとても単純なもの☺。。。。皆さんも何をするか教えてくださいね!
女性が職場でハイヒールを強制されることはおかしい!SNSではじまった“#Ku too”の動きが社会で広がっています。ジェンダー平等の観点から、最近では同じように中学校でも女子生徒がスカートだけでなく、スラックスを選べる動きが広がっています。 今回の一般質問では学校の制服についても取り上げました。 ●今回の主な質問 1.そもそも公立の中学校で制服は着なくちゃいけないの? 2.もし生徒自身が制服を選んで着るとしても、「女子生徒」はスカートしか履けないというのは差別じゃないの? <ここから> 1.制服(標準服)は義務なのか? 福岡県弁護士会が2017年に「LGBTと制服に関する報告書」を作成しましたが、その中でも制服を着ることが辛くて学校に行けなくなる子どもたちのケースが紹介されています。私自身も当事者の方とお話する中で、中学校でセーラー服を着せられるのが自分を否定されているようで、とても辛かったということを伺っています。 そもそも標準服は、着用の強制力を持たないはずのものです。しかし、ほとんどの生徒にとっては着用が「義務」となっています。 <質問①> 生徒が標準服の着用を拒否した場合、学校は生徒の意思を尊重して標準服を着用しないことを認めるのでしょうか? <区の回答> 標準服着用を受け入れられない生徒については、学校が生徒本人や保護者の意向等を確認して柔軟に対応することになります。 <岩瀬の意見> 多くの生徒や保護者の方は、制服(標準服)を着なくてもいい、ということを知りません。今回の「生徒本人や保護者の意向を確認して柔軟に対応する」という回答は意義あるものですし、区や学校の考えを広く知らせることが必要です。 2.制服(標準服)でスカート、スラックスを選択できるようにすべき 子どもたちが標準服を自分の意思で着用する場合でも、その種類が体の性別によってのみ規定されていることは、固定的な性による役割分担の意識を黙認、助長することにもつながるものです。 近年、中学校の標準服で性別に関わらずスカート、スラックスを選択できる動きが広まっています。四月からは中野区と世田谷区が全ての中学校で生徒の意思によって、理由を問わず、また申請する必要もなくスラックス、スカートの着用を選択できるようになっています。文京、荒川、目黒区でも一部の学校で同じ対応をとっています。 練馬区について確認したところ、スラックスの着用については家庭や本人からの申し出があれば、状況に応じて個別に対応するとのことでした。しかしこれまでにスラックスの着用を求める申請は一件もなかったとのことでした。子供たちにとって、スラックスの着用を望んだとしても、申請を行い、理由を説明することが大きな壁になっているからではないでしょうか。 <質問②> これまでスラックスの着用を求める申請がなかったということについて、区はその理由をどのように考えますか。見解をお答えください。練馬区でも性別や理由を問わず、また申請も必要なくスカートとスラックスの着用が選択できるよう、学校へ働きかけを行うべきです。また、区民に対しても積極的に周知を図るべきです。区の所見を伺います。 <区の回答> 申請がなかった理由は、自らが当事者であることを明らかにすることを望まない場合以外に、発達段階において心と体の性の不一致を自認できていない場合もあると考えます。標準服を選択できることで、すべてが解決されるとは考えていません。丁寧に人格形成を促さねばならない学校現場では、一層慎重な対応が必要です。学校へのはたらきかけや区民への周知は各校の実情を踏まえて対応します。 <岩瀬の意見> 標準服を選べることですべての問題が解決されるとは思いません。しかし、選べることによって救われる生徒がいることも事実です。またジェンダー平等の観点からも、女子生徒が実質的にはスカートしか選べない、という現在の状況には問題があります。 区も学校や生徒の実情を踏まえて配慮するとのことでした。時代は大きく変わっている中、固定的なジェンダーの押し付けによって子どもたちが悩むことのないよう、これからも継続して議会で訴えていきます。
一般質問の動画が今日から公開されました。ぜひご覧くださいね!ただし、機器のトラブルで最初の三分は映像が写ってません…。けっして固まっていたわけではありませんのでご了解ください☺今回はLGBTの権利保障、学校の制服、ヘイトスピーチ、性教育などを取り上げました。どれもずっと訴えてきたテーマ、思いを込めました!リンクはこちらから!
いよいよ今週の水曜が一般質問です。 私がずっと訴え続けてきたことは、「マイノリティが住みやすい社会こそ誰にとっても住みやすい社会である」という信念でした。 今回の選挙ではあえて性的マイノリティの方との連帯や多様性の包摂を示すためにレインボーのタスキをつけ、街頭でも同性パートナーシップの導入などを訴えていました。「気持ち悪いんだよ、変態!」とか「変なことにばっかり首を突っ込みやがって!」と罵声を浴びることもありました。しかし、当事者の方が「実は私もレズビアンです。選挙に行ったこともないけど、レインボーのタスキを付けて話している姿に嬉しくて声をかけてしまいました。」と涙ながらに仰ってくれたこともありました。だからこそ、今回の一般質問ではマイノリティの権利を改めて中心に据えました。 具体的には、「同性パートナーシップ制度」、「中学校の制服の問題」、「性教育の問題」、「自治体におけるヘイトスピーチの規制」、など、これまで訴えながらも前に進まなかったものばかりです。今回はそれぞれの問題を改めて指摘して決して当事者だけの問題ではないこと、そして自治体として責任をもって対応すべきということを示したいと思っています。 一般質問は水曜の13時から区役所の西庁舎の8階、本会議場で行います。 よろしければぜひ傍聴にお越しください!! 写真は区役所の屋上から、久しぶりの快晴ですね。