バザー、ものづくり大会、アジアプレス30周年記念講演、石神井公園駅南口の再開発

議会も終わってひと段落、土曜日は地域での活動に参加しました。 最初は市民の声ねりまのバザー。会場の設営のお手伝いの後、野菜の販売を担当しました。実は私、議員になる前はエクアドルで先住民の方の作った有機野菜のマーケティングを行っていました。今日も灼熱の中、じゃがいもやトマト、枝豆を売りながら、なんだかデジャヴのような懐かしい気持ちに。。 その後途中で失礼して地域の青少年育成委員会が主催しているものづくり大会に参加。こちら、地域の方が子ども達に巣箱や紙飛行機、牛乳パックを使ったバスケットなどの作り方を教えるもので、私も、一緒に作る子どもに「そうじゃないよ!」と教えられながら(?)、なんとか一つ完成することができました… そして完成した紙飛行機をもって、ダッシュで早稲田大学で行われたアジアプレス創立30周年の記念講演へ。アジアプレス代表の野中章宏さんの奥様は、前回の選挙期間中、私と毎日ご一緒してくださった恩人で、ご夫婦ともにずっとお世話になっています。フリージャーナリストとして、世界中の紛争を取材し続けていますが、その根底には、徹底的に弱い立場の方に寄り添う、という姿勢が貫かれています。今回の話でも、なぜイラクを撮ったのか?という問いに対して、「世界中の大メディアがアメリカからの視点で報道する中、攻撃を受ける側から撮影を行う事に価値があると思った」とのこと。また、命を落とすこともあるほど、危険な取材が続く中で、「この仕事に命は賭けていないが、人生は賭けている。」という言葉、印象的でした。イベントは来週まで続くので、ぜひお越しください。 http://www.asiapress.org/apn/30th-anniversary-event/ その後地域に戻って石神井公園駅南口再開発についての夕べの集いに参加しました。会場には親子連れを含めて、たくさんの方々が。みなさん、パネルや立体模型を見ながら、熱心に説明を聞いている姿が印象的でした。 そして、家に買って完成した紙飛行機に大喜び、でもあっという間に壊してしまう息子の姿に「うーむ…」と声にならない声を挙げながらも充実した一日でした。

2018-08-21T09:41:33+09:002017年7月23日|Tags: , |

久しぶりの懇親会

今日はサポーターの皆さんとの定例会。 一年の振り返りとともに、これから事務所で行うイベントについてお話しました。皆さんとお話して実感したのが、皆さんのおかげで事務所を持つことができて活動の幅がとても広がったな、ということ。「いわせてカフェ」や法律相談会のほか、定期的に絵本の読み聞かせをしたり、ご提案をいただきながら「大泉わくわく講座」という市民講座を2か月ごとに開催したり。そして、今月からは、ドキュメンタリーなどを一緒にみながら議論する会も開催することになりました。こうして皆さんの力を頂きながら、一つ一つの活動を積み重ねて、少しでも地域に根差していきたいと改めて思いました。 その後は久しぶりの一品持ち寄りの懇親会。天気も良かったので、お庭で行いました。自家製のサングリア(お酒は完全に飛ばしてありました。)、卵を使ったポテトサラダ、野菜たっぷりの煮物、古代米、唐揚げ、焼きコロッケ、豚の煮つけ、肉まん、ミルクレープなど、みなさんがそれぞれ準備してくださったもので、どれも材料から体にいいものばかり(因みに私は今回は時間がなく、ズルして生活クラブのロールキャベツ(味付けは私が行いました…))、久しぶりに皆さんとリラックスさせていただきました。 6月10日には、大泉わくわく講座の第三回目として、樹木のお医者さん(樹木医)の方をお招きして、講演会「樹木医から見た大泉のまちづくり」も行います。ぜひご参加ください!

息子と二人の土曜日 ねりま子育てメッセ

今週は特に議会が忙しく、息子が起きる前に出かけて、寝てから帰ってくる日々。土曜の今日も午後は仕事が入っていたので、息子と二人、早朝から出かけることに。 そこで「パパとお出かけ、どこ行きたい?」と尋ねたら、予想通り「でんしゃ!」の声が。。そうです、うちの息子は電車が大好き、特に機関車トーマスがお気に入りで、登場する機関車を全部見分けて、私が間違えるたびに、「やれやれ」といった顔で正解を教えてくれます… そこで、お気に入りスポット、駅近くの踏切に連れていき、ひたすら電車を眺めます…実は私、かつて駅員のバイトをしていたことがあるのですが、電車には全く興味なし。過ぎていく電車を見て感動する息子を見て、時計を見る(笑)。。でも息子は大満足。 10時からは地域の小学校で行われた「ねりま子育てメッセ」に参加しました。このメッセ、「ねりま子育てネットワーク」(ねりこそ)が毎年行っているもので、今年が10回目。孤独な子育てでなく、地域みんなで子どもを育てたい、という趣旨で、子育ての相談コーナーや親子で楽しめるカフェ、交流スペースにキッズスペースなどが揃っています。 ブースで一番うれしかったのが、「おやともカフェ」。子どもと紅茶やお菓子を楽しみながら親同士、交流できるというコーナーなのですが、同じ年の子どもを持つママと同じテーブルに。どうやったら子どもを抱っこせずに寝かせるか(ひたすら日中運動させること!)、どこに連れて行ったら子どもが喜ぶか(東伏見運動公園がおすすめ!)、歯磨きを嫌がるのをどうすればいいか(諦めて、無理やり磨く!)とか、親同士で普段思っていることを気軽に相談できる、とても素敵な時間でした。 その後、出展しているブースを見学しながら、多機能型事業所の赤オニの家の美味しい無添加のお弁当、そして、ベルハウスやWITHの無添加のお菓子を食べ、たくさんのお友達にも会えて大満足。 そして、遊び疲れた息子を家に連れ帰って家族とバトンタッチ。 スーツに着替えてダッシュで事務所へ向かい、お約束していたご相談への対応、そして、その後は大泉学園駅での駅頭での議会報告を行いました。とても充実した土曜日を過ごせました…

こどもだけじゃない、誰もが楽しく集える食堂 「石神井夕焼け子ども食堂」

先日、久しぶりに「石神井夕焼け子ども食堂」へ。 こちらのこども食堂、不登校の子どもの支援を行っている「フリースペースなゆたふらっと」と日本基督教団の「野の花伝道所」が協力して月に二回実施しています。 名前は「こども食堂」ですが、どんな方でも参加できます。私がこの「石神井夕焼けこども食堂」が好きな理由、それは年齢や性別、障がいの有無など関係なく、初めて会う方も一緒に、同じ食事を取りながら分け隔てなく仲良くなれる、そんな空間になっているからです。行くたびにスタッフの方、ボランティアの方が暖かく迎えてくれる、私にとって大切な場所の一つです。 今日も下は2歳から、上は80歳まで。ひな祭りということもあって、一緒に無農薬で栄養たっぷりのちらし寿司を食べながらいろいろなお話をします。実はお昼もちらし寿司でした…二回連続、一日で一年分のちらし寿司を食べたようなとても幸せな気が(笑)。 たくさんのお話を伺ったのですが、印象的だったのは、小学校の先生を辞めて、地域でフリースクールを始めようとしている方のお話。「今の学校では、生徒に対して画一的な教育しか行えない。子ども達一人ひとりの個性や教育の多様性という枠が狭くて、そこに入れない子が、グレーゾーンや不登校という形で表面化している。だから自分でデモクラティックスクールを作りたい」とのことでした。 私自身も、フリースクールを含めて、自分にあった様々な学びの機会をこどもたちが選べるようにすべきと主張してきたこともあり、こうした問題意識をもって、自らの思いを実践しようとする姿勢に感銘を受けました。 床に座ってお話するので、絶望的に体が硬い私は毎回足が痺れてしまい、会話の途中で何度かもだえ苦しんでしまう(笑)のですが、それでも毎回、とても勉強になります。 ご興味がある方はぜひご訪問ください!

「護憲派の泰斗」樋口陽一先生をお招きして 地域での講演会

昨日(2月5日)、大学時代のゼミ(比較憲法)の恩師でもある憲法学者の樋口陽一先生を地元の大泉にお招きして講演会を開催しました。 樋口先生は『「護憲派」の泰斗にして憲法学会の最高権威』(集英社の紹介文)とも称されていて、私の妻の同級生が編集を担当した『「憲法改正」の真実』(集英社)など数多くの著作を出版されています。 地元大泉に樋口陽一先生をお招きしてお話を伺えるということ、私にとっては夢のようで、前日から緊張で食事も喉を通らない。。。そんな気持ちのまま当日を迎えました。 トランプ大統領就任にみるアメリカの政治から始まり、自民党の改憲草案への批判、明治憲法制定を巡っての議論など、非常に鋭い内容でしたが、とても穏やかで、ときにユーモアを交えながらのお話を伺っていると20年前の教室に戻ったような気持ちになりました。 先生の話で最も印象に残ったのが、デモクラシー(投票で世の中を変える仕組み)と立憲主義の関係について「立憲主義は闇夜の海を照らす灯台のようなものであり、晴れているときはなくてもいいと思ってしまうが、それが行き詰った時にこそ、闇の中でましてや防風が吹きすさぶ時こそ灯台(立憲主義)の重要性が問われる。」という話でした。 その後、私からは練馬区の地域における現状と課題として、政府が規定した“区域外”からの原発避難者の方への住宅支援が打ち切られようとしていること、区内でのヘイトスピーチ、差別的な落書きが急増していること、そして議会の中で少数の声が封殺されていることなど、お話させていただきました。 その後の質疑応答では、参加者の方からたくさんの声が。 印象的だったのが「護憲的改憲論」についての質問でした。 樋口先生の意見は、憲法と現実社会の中で、ぎりぎりのせめぎ合いをしながら、憲法は運用されてきた。例えば戦争について、言わば「良い戦争」と「良くない戦争」があるという理解を前提として、小泉首相はアメリカの戦争に理解を示したが9条があるからこそ、自衛隊を出すわけにはいかないとして踏みとどまった。護憲的改憲論というのは、(憲法を決して変えないという)外堀を埋めて、(改正はするが何を改正するか議論をするという)内堀だけで「憲法」を死守しようというもの。それが出来る力があればいいが、現状そうは思えない、とのことでした。 そして、「解釈改憲」についても質問が。憲法を原書の通りに解釈すれば、「一切の戦争をしない、一切の軍備を持たない」ということになるし、それが先生の立場でもあるとのこと。学者としては原書解釈を当然としてそこから下がらないということが重要だと思っている。安倍政権以前に憲法の解釈改憲を学者が認めていたとすれば、議論はそこがスタート地点になってしまう。学者が空虚空論を述べてきたことに意味がある、というお話しでした。 今回の開催にあたり、先生からの唯一の要望が「なるべく少人数で」とのことでしたので、とても残念でしたが、広くお声がけはできず、大泉学園町在住の歴史学者で東大名誉教授の和田春樹先生、9条の会、ママの会、元SEALDsのメンバー、明日の自由を守る若手弁護士の会、米軍基地の反対運動をされている方、大学でフランスの政治思想を教えている方など議員活動のなかで出会ってきた地域の方々にお集まりいただきました。 会の後、皆さんから講演への感想や先生へのメッセージをいただきました。 憲法で示されている「個人」の理念が置き去りにされ、経済に政治が消し去られていることがよくわかった、というご意見、こんな時代だからこそ、身近なところからできることをやりたい、というご意見、そして、何よりも樋口先生のお話を聞いて勇気づけられた、というご意見もたくさんいただきました。樋口先生や皆さんから力を頂ける素晴らしい時間でした。 また、先生に次回の講演についてもお願いしたところ、次回はもっと多くの方にお話いただけるとのこと。ぜひ第二回目の講演会、企画したいと思います!

2018-08-21T09:41:41+09:002017年2月6日|Tags: , , , |

歴史学者 和田春樹先生のお話を伺って

先日、「大泉市民の会」の新年会に参加しました。 大泉市民の会は、東京大学名誉教授の和田春樹先生を中心にベトナム戦争への反対を目的に60年代に設立された会。私の義母や亡くなった義父も若いころから参加していました。 会では、2月3日まで朝日新聞の夕刊に掲載されていた“人生のおくりもの わたしの半生”(全10回)などについて和田先生からお話が。この記事で最も印象的だったのが、ベトナム反戦運動を始めたきっかけについて。先生は以前から大泉学園町(私の家のすぐ近く)に住んでいたのですが、ベトナム戦争が始まってから、すぐ近くの朝霞の米軍基地にベトナム戦争の傷病兵が連日、頭上を通ってヘリで運ばれるようになったとのこと。ロシア史を研究していた先生は、第一次大戦下でロシアの兵士たちがもう戦争がいやだといって革命に加わる話を論文に書きながら、眼前の現実に何もしないということが耐えられなくなり、キング牧師が暗殺された翌日から、一人でプラカードを持ち米軍基地の前に立ち始めたということでした。「この戦争に反対する行動を、自分の場所でやらなくてはいけない」それがこの「大泉市民の集い」の始まりだったそうです。(因みにこの記事を書いたのは、私の大学の恩師で憲法学者でもある樋口陽一先生の息子さんとのことで、改めてご縁を感じました。。) 今日の会に参加していた方、当時高校生や浪人生だったという方々も、皆さん定年退職を迎えていました。しかし、安保関連法制を含め、今のままの政治ではいけない、孫たちのためにももっと頑張らなくてはいけない、という思いでデモや集会に今も参加しているとのことでした。 勉強会に参加するのは今回が三回目となりますが、自分が住む町で、これほど長く、そして強い思いをもって活動を行ってきた方のお話を伺うことができ、あらためて感動するとともに、皆さんのお話を聞いて、私ももっと頑張らなくては、と勇気を頂ける時間でした。

2018-08-21T09:41:41+09:002017年2月3日|Tags: , , |

アメイジンググレイスと練馬区の差別について

土曜日の今日、光が丘の清掃工場の建て替えに関する地域説明会に参加した後、いつも通っている地元の大泉教会での「春をよぶコンサート」に参加しました。こちらのコンサート、地元の合唱グループが普段の練習の成果を披露するもので、大泉教会の「讃美歌歌い隊」、東大泉の「みどり広場」を守る会の「はらっぱ音楽隊」、そして施設、病院、作業所などで活動している「にしきみ音楽グループ」が参加しました。 私の大好きな「世界に告げよ」や、中学生の頃歌った「大地讃頌」「小さな木の実」など、聞いたことや歌ったことがある曲ばかり。一緒に歌ったり、踊ったり(?)、とても楽しませていただきました。そのなかで、印象的だったのが「アメイジンググレイス」。 この曲の作詞者、もともとは奴隷貿易に携わっていたのですが、改心して牧師となり、その時の悔恨とそれを許してくれた神の愛への感謝が歌詞になっています。私も家族も大好きで結婚式でも家族で一緒に演奏(皆がかろうじてできる楽器を演奏したのですが、謙遜なしに下手くそでした、笑)をしました。 最近ではオバマ前大統領が、黒人の方が多く通う教会で発生した、無差別銃乱射事件の犠牲者に捧げ、そして人々の団結を訴えるために自ら歌っています。 (http://www.huffingtonpost.jp/2015/06/28/obama-lead-a-powerful-rendition-of-amazing-grace-_n_7684010.html) 大統領が人種間の和解や多様性の尊重を訴えたわずか半年後、人々の憎悪や怒りをあおることでトランプ政権が誕生してしまいました。就任後、わずか数時間でホワイトハウスの性的マイノリティに関わる記述が全て削除され、スペイン語のサイトも消されてしまいました。難民の受入をすべて停止するとも宣言しています。壁を建設してもビザ発行を停止しても、国を出ざるを得ない状況にある人たちは止められず、費用対効果は少ないばかりかかえって危険な状態をつくりだします。一方で、世界で100万人以上の女性がトランプ大統領のこうしたやり方に反対の声をあげたこと(Women's March)、まだ希望もあると思います。 その後、練馬区の部落解放同盟の旗開きに参加しました。旗開きでは区内のヘイトスピーチや差別的な落書きの事も話題に。昨年来、区内における差別的な落書きは大幅な増加を見せています。先日調べたところ、平成28年度に発見された公共施設への差別的な落書きは合計で14件でしたが、今年度は12月の時点ですでに17件。内容も外国人、そして部落差別を扇動する悪質なものが多く見つかってします。特に、沖縄の高江での機動隊員が「土人」と発言したことを、政府が差別ではないと発表してから、落書きにも「土人」という表現が見られるようになっています。 昨年はヘイトスピーチ対策法や部落差別解消推進法などの法律もできた一方で、理念法であるという課題もあります。これを具体化するのは、まさに地方自治体の仕事であり、これからも条例の制定を含めた具体的な対策を求めて議会でも訴えていきたいと思います。

駅頭での不思議な出会い

日々行っている駅頭でのご報告、様々な方からご意見やお話を頂けることが一番の喜びです。そして、時として、不思議な出会いもあります。 先日、夕方に大泉学園の駅前で挨拶をしていると、道に迷っているらしき老紳士が。お声がけすると、逆に「あなたは何党ですか?」と質問されました。私たちの団体(市民の声ねりま)のことを説明すると、納得されてご自身のことも色々と話してくださいました。 現在8*歳で、武蔵関から久しぶりに友人を訪ねてきたけれど大泉の駅前が変わって驚いている、ということから始まり、東京大学出身で研究職として長年メーカーで勤めてきたということ、学生の時は安保闘争などに深くかかわっていたということなど。 そして、なぜ安保闘争に関わろうと思ったかを伺ったところ、急に真剣な眼差しになって次のような話をしてくださいました。 少年時代、当時住んでいた荻窪で大規模な空襲があり、その際に米軍機が墜落した。そして、怪我をしていた米軍兵士を竹やりで殺した、とのこと。殺したのは苦しんでいる彼を助けるためだったけれど、そのことは記憶から決して離れなかった。そこから平和の大切さを実感し、安保闘争に関わったとのことでした。 そのうえで、今の政治はあまりにもひどい、と滔々とお話されました。とても静かな語り口なのに力強い、彼のお話に圧倒されました。 最後にお名前だけ教えて頂き、握手をしてお別れをしました。 駅でご挨拶いただける方、目で頷いてくださる方、区政報告を受け取ってくださる方、そして、お話を聞かせて頂ける方、こういった機会を頂けたことが新年の一番の喜びの一つでした。

2018-08-21T09:41:44+09:002017年1月13日|Tags: , , |

練馬区の成人式に参加して

今日は練馬区の成人式に参加しました。 今年の練馬区の新成人は約7,000名、そのうち4,000名以上が会場のとしまえんに集まります。他の自治体では、いくつかの会場に分けるのが一般的で、これほどたくさんの方が一カ所に集うのは練馬区の特徴です。 成人式に参加するのは議員になってから今年で二回目、としまえんと言えば、いつもは息子の大好きなミニSLにのるために何十分も並ぶ苦行の場(?)なのですが、この日ばかりは駅に着いた途端に視界に広がるのは色とりどりに着飾った新成人の方々。私までなぜか晴れやかな気持ちになります。 そして式典。今年の成人式は1996年に生まれた方が対象となります。皆さんの姿を見ながら、1996年、私は何をしていただろう、と思いを馳せると、ちょうど19歳、浪人中で代ゼミに通いながら、いつも学食で一番安いきつねうどんを食べながら、将来のことに悩んでたな(おかげできつねうどんが嫌いになってしまいました。。)とか、そういえば、一番流行った歌(ミスチルの「名もなき詩」)は今でもカラオケで歌っているな、とか、鮮やかに思い出しました。私は当時、自分に自信がなくて、自分にできること、向いていることは何かを必死で探していました。 2015年にNHKが18歳~20歳の若者に対して行ったアンケートによると、今の日本の政治に満足していない方は合計で74%、そして、日本の将来(20年後)は明るいと思えない人は全体の61%にも達していました。若い方も含めて閉塞感に覆われている、それが残念ながら現在の社会だと思います。しかし、そんな中で救いを感じたのが、同アンケートの中にあった、20年後あなたは幸せだと思いますか?という質問に対して、75%がそう思うと答えていたことでした。日本の将来は明るくなくても、その中で自分は幸せに生きたい、その思いが伝わるものだと思います。そして、今年の成人代表の方の「夢はすべて叶うと思うほど子どもではない、ただ、夢に向かって努力することがなりたい自分に近づける」というメッセージは印象的でした。 式典の後、次期衆議院選挙で東京9区から立候補予定の木内孝胤さん(民進党)、原純子さん(共産党)の話を聞く会に参加しました。労働条件や社会保障など、今の日本が抱える問題、そして特に若い世代にとっても深刻な問題に対して、どう向き合うか皆さんで議論をしました。若い方に負担を負わせないことは政治の大きな役割の一つ、これからも地域の中で頑張っていかなければと思う一日でした。

2018-08-21T09:41:44+09:002017年1月9日|Tags: , , |

築地市場の視察

市民の声ねりま、今年最後のイベントとして、移転問題に揺れる築地市場の視察を行いました。皆さんにお声がけしたところ、30名ものご参加が。 最初に築地移転に反対の声をあげている関係者の方の話を伺い、すぐ脇で並行して進められている環状二号線の建設現場も見学します。 その後、実際に築地市場の中も案内していただきました。初めて入る場内、別世界でした。石畳が敷き詰められた床の上に幾重もの店が立ち並び、たくさんの呼び声が響く中、足の踏み場も無いほどお客さん、関係者の方が真剣な目をして魚を選んでいます。そして、その間をターレと呼ばれる一人乗りの荷役用運搬車がスイスイと通過していく様はまるで異国のよう。築地の歴史の中で培われた独特の世界、文化を体感できる、非常に貴重な経験でした。 そして、関係者の皆さんの豊洲に移転することへの不安や築地を守りたいという強い思い、改めて実感しました。視察終了後、市場を出るといつの間にやら両手にたくさんの荷物が…つい、安いと思ってつい買いすぎてしまったたくさんの海産物と共に皆さんと家路につきました。

2018-08-21T09:41:44+09:002016年12月29日|Tags: , , |
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