東京シューレでの授業

先日、「東京シューレ(NPO法人)」で16歳から17歳の子どもたち、約20人を対象にレクチャーをしました。東京シューレは不登校のこどもたちの居場所・学びの場として草分け的な役割を果たしており、妻も中学の頃からお世話になっていました。昔はフリースクールとしての場が主でしたが、今は高校卒業資格もとれるコースもあります。 担当したのは、月に二回ほど行われているスクーリングの授業、今回は「現代社会」において若者の政治参加について2時限(100分間)を使ってお話するものでした。大学では何度も講義をさせていただいていましたが、高校生を相手にするのは初めて。どのようにお話すればいいのか、すごく迷いました。 最終的には、自分が16歳だった頃に知っておきたかったこと、特に、政治は私たちの生活すべてに密接にかかわっていること、そして、一人ひとりが声をあげることで実際に社会は変わるということ、を自分の経験を含めて率直にお話することにしました。そして、私が話すだけでなく、皆さんが、現在、社会や政治に対してどんな思いを持っていて、何を変えたいと思っているか、話し合うことにしました。 授業の中で出てきた意見、印象的でした。「故郷の八丈島で人がどんどん少なくなっていて、生活が成り立たなくなっている。素晴らしい海や浜辺もあるのだから、観光に力を入れて皆にもっと島に来てほしい。」という意見から、「バイト先で、若いからという理由で仕事を教えてもらえず、さらに仕事ができないと言われて不当な扱いを受ける」という話、「捨て犬や捨て猫を殺すのではなく、生き物としてもっと大切に扱うべき」「今のマスコミは情報を一面的にしか伝えていない」「2千円札をもっとつかえるようにしてほしい」「震災に備えてもっと公衆電話を増やすべき」「自転車専用道をもっと作るべき」などなど。こうした問題をどうやって政治を通して解決できるのかを話しましたが、意見の瑞々しさ、そしてその奥にある優しさに驚かされるとともに、それぞれが深く社会を見ていることに感銘を受けました。 授業には、東京だけでなく、千葉などからも通っていて、一番遠い方は宇都宮からわざわざこの授業を聞くために来てくださったとのこと、授業を通じて皆さんからも力を頂くことができる、素晴らしい経験でした。

2018-08-21T09:41:45+09:002016年11月16日|Tags: , , |

区政報告会(いわせてカフェ)の実施

先日、地域で議会ごとに恒例となっている「いわせてカフェ」を行いました。このカフェ、皆さんとお茶を飲みながら、地域のことや気になっていることをゆっくりお話するというものです。 先日のカフェ、急なお知らせだったにも関わらず16名もの方にご参加いただきました。最初に、先日終わった第三回定例会のことや、現在、説明会も行われている公共施設等相互区管理計画のことなどをご報告し、その後、皆さんから自己紹介とともに、地域のことや気になっていることをお話いただきました。 皆さんとのお話、公共施設等総合管理計画によって子どもの環境が悪化してしまうのではといった話題から、トランプ大統領によって今後世界はどうなってしまうのかといった国際的な話まで、どんどん広がっていきます。そのほか、現在、大江戸線延伸に先立って建設されている230号線の予定地に住んでいるので立ち退かなければいけない、というお話や、関越高架下の「再開発」の予定地近くに住んでいるが、土日も含めて騒音や振動がひどくて、ゆっくり休むこともできないといった切実なお話も伺うことができました。 こうしてカフェ形式でお話を伺うことで、地域の中で今、何が起こっていてどんな問題があるかなどを具体的に知るとともに、それを宿題として頂くこともでき、非常に勉強になっています。次回は17日、木曜日の午後に事務所で開催する予定です。皆さんもぜひご参加ください!!

いわせてカフェのご案内

明日(11月12日)、13時半から大泉教会で「いわせてカフェ」を行います。 こちらのカフェ、皆さんとお茶を飲みながら区政のご報告とともに皆さんが気になっていることなどをざっくばらんにお話するものです。議会のたびに行っていて、毎回、参加者の皆さんから様々なお話を伺えることを楽しみにしています。11月17日(木)には13時半から事務所でのカフェ、また、11月19日(土)には先日国会で強行採決されたTPPに関する勉強会を大泉図書館で行います。 途中からの参加も大歓迎ですのでぜひお越しください!!

市民の声ねりま 秋の旅行

11月7日から8日にかけて市民の声ねりまの皆さんと旅行に行ってきました。毎年ほぼ恒例となっているこの旅行、今回が9回目になります。「旅行」といっても、私たち市民の声ねりまが主催しているので、ただの観光ではありません。去年は日帰りで田中正造を巡る旅、今年は群馬県の八ッ場ダム建設予定地、ハンセン病の方を対象とした懲罰施設、重監房資料館等を巡りました。 今回の旅行で最も印象に残ったのは栗生楽泉園に併設された重監房資料館でした。重監房とは、1930年代から40年代にハンセン病の方で特に“罪を犯したといわれる方”を強制的に収容した施設です。しかし、この”罪”ですが、裁判も行われずに決定されていたとのこと。重監房の様子も再現されていたのですが、わずか4畳半、光はほとんどささず日中でも真っ暗。さらに、食事も1日二度で内容もほとんどなし。冬もコンクリートの打ちっぱなしの上で生活していたので布団も凍ってしまうほど。この中で長い方は500日も収容され、多くの方が亡くなったそうです。 ハンセン病の方に対しては、感染力が極めて弱い病気であったにもかかわらず、日本では、1996年にらい予防法が廃止されるまで一貫して絶対的終身強制隔離・患者絶滅政策がとられました。こうした施設に強制的に入所させられた方は、名前を変えさせられて、そして、そこから出ることなく人生を終えた方も多かったとのことです。 バスの中で、ハンセン病の患者で詩人でもあった桜井哲夫を扱ったNHKドキュメンタリー、「津軽・故郷の光の中へ」を見ましたが、彼の強さ、優しさに感動するとともに、15歳で家族から引き離され60年以上家族に会うことも叶わなかったということに衝撃を受けました。 現在でも多くの差別や偏見に晒されており、数年前にはハンセン病の方の宿泊をホテルが拒否したという事件もあったとのことです。草津から数十分のところにある重監房資料館、ぜひ多くの方に訪問して頂きたいと思います。 そして、夜は懇親会。私も司会をさせて頂いて、皆さんに、少し早いですが、今年の漢字を一字ずつで表現してもらいました。「民」「聞」「怒」、いつもお世話になっている皆さんとこうして旅行をすることで、皆さんともっと親しくなることもでき、また、自分の知らなかったことに学ぶこともでき有意義な時間を過ごすことができました。

2018-08-21T09:41:45+09:002016年11月10日|Tags: , , , |

エクアドルからのホームステイ

突然ですが、先日からエクアドルの友人、ミリアムさんがホームステイをしています。 ミリアムさんはスペイン語の先生で、JICAの専門家としてエクアドルに赴任していた時、授業を受けていました。私も南米で長く暮らしていたので、通常の会話は問題なかったのですが、当時の仕事は先住民の方の収入改善ということで、現地の特産品の食用ネズミ!(モルモット)や地鶏のマーケティング。ネズミや鶏の各部位を何と説明したらいいのか、などそれはそれは恐ろしい授業を日々受けていました(笑)。 そんな彼女、日本に3週間滞在するという事で、そのうち2週間を我が家でホームステイ。ということで、仕事から帰ると、突然スペイン語だけのラテンな世界が始まります。 そんな彼女、ラテンな性格(?)でほとんど下調べをせずに日本に来たらしく、先日、「せっかくだから好きな場所を案内するよ!どこがいいかな?」と聞くと「えーと、そうね、東京にはとっても大きな通りがあると聞いたのでそこに行きたいわ!」。私「…。」「大泉学園通りも大きいけど、そこじゃないね。。。もう少し情報ないかな?」「映画で見たことがあるのだけど、いくつも信号があるの。」そこで、ようやく渋谷のスクランブル交差点とわかりました。あとは、「東京にとっても有名な犬がいる」(渋谷のハチ公)、とか「照明が綺麗で古くて大きなお寺」(浅草寺)とか、毎回いろいろと試されている気分に… そんな彼女の眼を通して日本を見ると、私にとっても勉強になります。町の清潔さ、安全さに感動する一方で、関越高架下の高齢者施設予定地を見ると、「日本は進んでいるはずなのに、こんなところで高齢者の方を過ごさせるなんて、信じられない!」と衝撃を受けていました。外国人の視点から見てもこれほどひどい関越高架下の活用、改めておかしいことだと実感しました。

週末の地域での活動

今週末もいくつもの地域イベントに参加しました。 まずは社会福祉法人「つくりっこの家」などが近くの公園で行ったバザー。バザーでは多くの団体が洋服や雑貨、また、被災地で生活する方が作っているエコたわしなども販売しており、私も毎年楽しみに。会場ではペルー人と日本人の素敵なご夫妻とお知り合いになることもできて、地域の中での多文化を実感しました。 翌日、午前中は高齢者施設のお祭りに参加しました。この施設、知り合いの方が屋上庭園の世話をしていて、拝見するのをとても楽しみに。早速屋上につくと、一面、コスモスや百日草など、たくさんの花々が。ビルの屋上、深さ30センチの軽石しかない環境の中でも、丁寧に世話をすることでここまで育つことに感動しました。そこでは里芋も育てているとのこと、収穫にも参加させていただき、久しぶりの農作業(?)にエクアドルでの活動を思い出しました。。 その後、パパ・ママとの懇親会に参加。お祭りで買ったランチを持って、光が丘公園で待ち合わせをしていたのですが、事前に妻と決めていた待ち合わせ場所は「芝生広場の大きな木の下」。しかし、光が丘公園を侮っていました…芝生広場はあまりに大きい。。そして、絶望的なほどたくさんの木が…。さらになぜか妻の携帯にもつながらない…。仕方ないので、一つ一つ木の下を探す私、秋の日差しを受け、皆さんとても楽しい時間を過ごしている横で、修行のような気分に。そして「もうお弁当食べちゃおうかな」と自暴自棄になった時、楽しそうにママ友と過ごす息子と妻の姿が。数年ぶりに家族で再会できたような気持ちを味わうことができました(笑)。 懇親会の後は「避難者と支援者によるふれあいフェスティバル」にも参加。パネルなどで被災地の現状について勉強させていただき、忙しくも有意意義な週末を過ごすことができました。

2018-08-21T09:41:46+09:002016年10月23日|Tags: , , , |

息子の成長

息子の成長に驚かされる毎日。 今朝から、目につくものすべてに「これは?」と質問するように。「知ってるよね?」と思いながら「これは車」と答えると、求めていた答えではなかったらしく、「これは?」と繰り返す。「うーむ…息子が所望している答えは何かな?」と必死で頭を回転させて「これは、青い車だよ」と言うと、今度は満足してニッコリ。そして次々と他の物を指さす。「これは赤いトラック」「これは銀色の車」「青い電車」「黄色い踏切」「灰色の空」…息子の成長とともに、世界がこんなに色に満ちていたことに気づかされた一コマ。 そして夜。息子の相手をしながら、スマホでメールをチェックしていたら、トコトコと近づいてきたので、youtubeを見たいのかな?と思って抱きしめたら、「おーしまい」と言って電源を切ろうとする。ちゃんと構っていなかったのを気づいたのか、と、びっくりするとともに、申し訳なくなってその後は真剣に機関車トーマスのゴードン(息子のお気に入り)で「ガタンゴトン」と息子を追いかけながら1時間みっちり遊びました…

2018-08-21T09:41:46+09:002016年10月22日|Tags: , , |

事務所での定例会

今日は毎月行っている事務所での定例会兼懇親会。地域で支えてくださっている方々が集まって、皆さんが気になっていることや、今後の予定などを話し合います。今回は特に来週に迫った大江戸線延伸勉強会、新しい区政報告(かわら版)の構成、来月企画している区政報告会(11月12日、17日)、そしてTPP勉強会(11月19日)などについてたくさんのご意見をいただきました。 打ち合わせの後は、一品持ち寄りの懇親会。毎回、色んな種類の食事を準備いただけて楽しみ。今回も、栗ご飯に始まってキッシュやチョコレートケーキ、種類も量も盛りだくさん。私も久しぶりに中東料理シャクシューカに挑戦しました。こちら、ひよこ豆をたくさん使ったトマトベースの煮込みでオマーンに赴任中に大好物だったのもの。昨夜、息子が寝た後に大量の玉ねぎを切って号泣しながら作ったもので、皆さんにも喜んでいただいて涙の甲斐がありました。 今回の懇親会、前回のホンジュラスの方に続き、今回はベトナムの方も来ていただいて、即席のベトナム語講座を開いたりと、とてもインターナショナル。久しぶりにリラックスすることができました。 その後、池袋駅西口での鈴木ようすけ候補の応援に参加。民進党の安住さん、共産党の志位さん、社民党の福島さん、沖縄の風の糸数さん、自由党の山本太郎さんなど多くの応援弁士の方も駆けつけて、皆さんで鈴木ゆうすけ候補の応援を行いました。

2018-08-21T09:41:46+09:002016年10月20日|Tags: , , , |

大江戸線延伸に関わる勉強会やります!

来週の土曜日(29日)、大泉学園町の北地域集会所にて都営大江戸線の延伸に関わる勉強会を開催します。 練馬区の光が丘から大泉学園まで大江戸線を延伸する計画が進んでします。計画では、区内の4㎞の鉄道と、土支田駅、大泉町駅、大泉学園駅の三駅を整備する予定です。東京都は昨年7月、大江戸線延伸について、「整備について優先的に検討すべき」5路線の一つに位置付けました。また、今年の4月に交通政策審議会も「東京圏における今後の都市鉄道の在り方について」答申し、その中で「進めるべき」と示した6つのプロジェクトの一つに選んでいます。 都と国が大江戸線延伸に前向きの方針を示したことは歓迎すべきことです。しかし、延伸に向けた動きの中で気がかりなこともあります。大江戸線を招致するためにまちがどう変わるのか、そして練馬区はいくら負担しなければならないのか、といったことです。延伸計画の現状をお伝えするとともに、私たちが感じている不安や懸念も率直にお伝えし、皆さんとお話したいと思います。 参加を希望される方はぜひご連絡をお願いします! 10月29日(土)13時半~15時半、大泉北出張所(大泉学園町4-21-1) 西武バス「北出張所」下車 徒歩2分 キッズスペースあります(託児なし) Tel & Fax: 03-5935-4071 iwasetenerima@gmail.com

2018-08-21T09:41:46+09:002016年10月19日|Tags: , , , |

久しぶりのホラー小説

久しぶりに小説を読んでいます。 小さいころから本が好きで、留学中や海外での赴任中も必ず何冊も持参していました。 しかし最近は仕事や子育てで、なかなか仕事に関係ない本を読む時間が持てない。そんな中、好きな作家の一人、スティーブン・キングが新作を出したとのことで、久しぶりに購入しました。好きな理由は、スラングなどが多く、生きた英語の表現を学ぶことができる、という事もありますが、何よりも物語にあっという間に引き込まれるから。日本でもファンの方は多く、村上春樹もファンとのこと。 読んでいるのは、”End of watch”。こちら、日本でも発売された”ミスター・メルセデス (Mr. Mercedes)”の三作目にあたります。“ミスター・メルセデス”は数年前にアメリカ最高のミステリー賞、エドガー賞を受賞していて、面白くてあっという間に読んでしまいました。 しかし、読み始めると、これがすごく怖い。。キングの小説はホラーの要素が多いのですが、久しぶりに読むと、ページをめくる手が震える。。もともとホラー系は大の苦手で、怖い話はおろか、お化け屋敷にも入れないのですが、キングはこれまでも怖いもの読みたさで(?)読んできました。 そんな中、息子を寝かしつけてキッチンで一人で読んでいました。クライマックスの、悪役が殺される生々しいシーン。背筋が凍る、その瞬間、玄関のドアがそーっと開く音が。久しぶりに一人で外出した妻が、息子を起こさないようそーっと部屋に入って来た音だったのですが、あまりの怖さにでおしっこをもらしそうになりました…

2018-08-21T09:41:46+09:002016年10月17日|Tags: , |
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