イベントのご報告「精神障害について一緒に考えませんか?」
生涯でうつ病になる割合が5.7%と言われる中、だれもが当事者になる可能性も。今回のイベントでは当事者の方や支援者の方たちが運営する「ふらじゃいる」の皆さんとそれぞれのご経験や行政の支援などについてお話することを目的としていました。今回のイベント、40名近くの方にご参加いただきました。 […]
生涯でうつ病になる割合が5.7%と言われる中、だれもが当事者になる可能性も。今回のイベントでは当事者の方や支援者の方たちが運営する「ふらじゃいる」の皆さんとそれぞれのご経験や行政の支援などについてお話することを目的としていました。今回のイベント、40名近くの方にご参加いただきました。 […]
精神障害について一緒に考えませんか? 精神障害をもつ当事者の方や支援者の方たちが運営するNPO法人「ふらじゃいる」の皆さんをお招きして、一緒に精神障害について考えたいと思います。 近年、うつ病をはじめ精神に疾患を抱える方の数は急激に増加しています。 一方で、症状を抱えながら地域の中で誰にも相談できず孤立してしまう方も多くいます。 今回はふらじゃいるの皆さんのお話しを通して、地域で障害のある方やご家族の仲間づくり、地域でのネットワーク、行政の支援の現状などについて皆さんと一緒に考えたいと思います。 ぜひお気軽にご参加ください! 日 時:2024年4月20日(土)14時~15時30分 場 所:日本キリスト教団 大泉教会 参加費:無料 〈会場アクセス〉 練馬区大泉学園町2−23−54 西武池袋線「大泉学園駅」下車 北口より徒歩15分 もしくは 「住宅前」バス停下車徒歩2分 ※区立大泉図書館の向かいです https://church.ne.jp/ohizumi/access/ 【お申込み】岩瀬たけし事務所 Tel&Fax: 03-5925-4071 Mail: iwasetenerima@gmail.com
精神障害をもつ当事者の方や支援者の方たちが運営するNPO法人「ふらじゃいる」の皆さんをお招きして、一緒に精神障害について考えたいと思います。リンクはこちらです。 […]
11月20日㈰の14時から岩瀬たけしのキックオフ集会を行います。私からのご報告のほか、LGBTの方、精神障害の方、HIV陽性の方、シングルマザーの方などそれぞれの当事者の方からお話を伺います。今回は精神障害の方のお話をご紹介します。 […]
議会の合間、石神井保健所が実施した講演会に参加しました。講師は国立精神・神経医療研究センターの藤井千代さん、平日の昼間にも関わらず、会場には100人以上の方で超満員。 現在の日本では、精神障害の方は約400万人いるといわれています。そのうち、最も多いのが認知症で約50万人、うつが続いています。 藤井さんのお話では、社会ではまだまだ精神障害者に対する差別が多く残っているとのこと。例えば、メディアでは精神障害と犯罪が常に関連付けられていますが、データを見ると、実際に逮捕された犯罪のうち、いわゆる一般市民は全人口の0.21%なのに対し、精神障害者は0.1%。精神障害者の方が低い数字です。殺人や放火などの凶悪犯罪についても、ほとんど一般の方と犯罪率は変わりません。 ディズニーの映画でも、1937年から2001年までに作られた40本のうち、85%で精神障害者に対して「狂っている、発狂している」などの差別用語が用いられていたとのことです。 現在の日本における三大健康被害要因のうち、1位ががん、二位が精神疾患、三位が循環器系疾患となっている中で、地域での差別意識をなくし、地域で暮らしやすい社会をつくることの大切さを改めて感じました。 藤井さんのお話では、差別や偏見をなくすための一番の方法は、まずは学校できちんと精神障害について教えること、そして、精神障害を持つ方が身近にいることでした。 どんな箱物をつくることよりも、精神障害の方が身近に一緒に暮らせる環境をつくる、それが当事者の方にとっても、地域の方にとっても重要なこと、改めて思いました。
先日、いわせてカフェを行いました。 カフェでは毎回、特定のテーマを取り上げ、ゲストからお話しを伺っています。これまでにLGBT、子どもの貧困、多文化共生などを取り上げ、今回は「精神障害」をテーマにしました。誰もが当事者になる可能性があり、私自身も経験したことがあります。精神障害の方に対する差別や偏見は大変強いものがある中で、私の友人で当事者団体のNPO「ふらじゃいる」の皆さんからお話しを伺いました。 3連休の中日で、しかも外は35度を超える炎天下、どれだけの方が来てくれるかと心配していたのですが、50人もの方に参加いただき非常に盛り上がりました。 「ふらじゃいる」のメンバーのお話し、衝撃的でした。一人の方は私より若いのですが、一家が離散し、ご自身はホームレスとして生活していたとのこと。その後ビッグイシューの販売員になったものの、統合失調症となり、病院に入院して、「ふらじゃいる」に出会ったとのこと。ふらじゃいるで仲間と知り合うことができて、現在は就職しているとのことでした。 なぜ、ホームレスになる前に行政に支援を求めなかったのか質問したところ、生活保護を受けることは恥ずかしく、申し訳ないから考えなかったとのことでした。本来、生活保護は国民の権利であり、受給を受けることは恥ずべきことではありません。しかし、社会の風潮が生活保護を受けることを悪と見做していて、必要な方が受けることを躊躇ってしまうという事は大きな問題です。 なぜホームレスから抜けられたのか、というお話しも印象的でした。それまでは自暴自棄だったのが、ご自身がある時、捨て猫を見つけて何とか助けたいと思ったときに、自分のことも助けられないのに、誰かのことを助けることなどできない、そう思ったことがきっかけになったとのことでした。 また、今日の話を伺う中で改めて地域での繋がりの大切さを実感しました。「ふらじゃいる」のように、障害の有無を問わず誰もが気軽に参加し、対等に相談し合える場所があること、それはすべての方にとって重要だと思います。学校でも障害の「有無」を判断し、子ども達を分ける傾向が強くなっていますが、必要なのはそれぞれの個性を尊重しながら、どんな子どもでもあっても同じ教室の中で勉強できる環境を作ることであり、それが社会全体でも必要だと改めて実感しました。ぜひ今後もこうしたカフェを続けていきたいと思います。 次回は8月12日に「大泉から戦争を考える」というイベントを行います。和田春樹さんの講演のほか、地域の戦争体験者の方からお話し、絵本の読み聞かせ、大泉に落ちた焼夷弾の破片など戦争に関わる物品の展示などを行いますのでぜひお越しください!