About 岩瀬たけし

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<3議員合同区政報告会行いました 来春の選挙に向けて>

先日、来春の選挙へのキックオフということで「市民の声ねりま」の3議員合同の区政報告会を行いました。日曜の夕方にも関わらず100名以上の方にご参加いただき、たくさんの激励をいただきました。 こうしてキックオフでお話しするのは前回の選挙以来、4年ぶりなのですが、前に立って皆さんの顔を見たときに、その時のことを昨日のように思い出すとともに、いよいよ選挙も近づいて来たんだと実感しました。 私からは、初心に戻るという意味も込めて、なぜ議員になったのか、そして4年間で何をしたのかをお話しました。エクアドルでの留学中、8歳の女の子が家政婦としてホームステイ先で働いていた時の衝撃、途上国支援の活動の中で感じた私も当事者として地域を変えていきたいという思い、私自身の信念である「マイノリティが住みやすい社会こそ、誰にとっても住みやすい」を実現するために取り組んできたことなどをお話しました。 私たちは誰もがマイノリティ(社会的弱者)になります。年を取ること、子どもを持つこと、病気になること、女性であること、性的マイノリティであること、だからこそ、マイノリティを排除するのではなく、マイノリティが住みやすい社会を作ることこそがすべての私たちにとって住みやすい社会に繋がります。だからこそ、性的マイノリティや外国人などの支援に力を入れてきました。 皆さんからの激励として、NPO法人ふらじゃいるの理事長で友人でもある松浦さんからもスピーチをいただきました。任期は残り半年、できることに全力で取り組んでいきたいと思います!  

<朝鮮学校「高校無償化」裁判高裁判決 ねりま集会に参加して>

先日、朝鮮学校の無償化にかかわる東京高裁の判決についての集会に参加しました。 判決の解説をしたのは原告弁護団の伊藤朝日太郎さん。朝鮮学校が2010年11月に無償化の申請をしたにもかかわらず、2年以上も審査が棚ざらしになっていたということ、そして審査中に拉致問題や国民の理解を得られないことを理由に審査の要件を朝鮮学校にとって不利に変えてしまういわば「壮大な後出しじゃんけん」が行われたことなど、非常にわかりやすく、国の問題について説明されました。 国は無償化を行わない理由の一つとして「国民の理解を得られない」ことを挙げられています。しかし、国がなすべきことは、国民の理解を得られるように努力をすることです。それをせずに国が率先して差別するようなことがあってはなりません。こうした状況に対して、人種差別撤廃委員会などの国際機関からも何度も非難がされています。 朝鮮高校の在校生や先生、オモニの方々から意見表明もされました。こうした状況を変えるために、在校生の方々は毎週、文科省の前で訴えを行っているそうです。弁護団は最高裁でも争うということですが、私たちも地域の中で、ぜひ朝鮮高校の無償化に向けて取り組んでいきたいと思っています。取り組みの一つとして、12月8日には大泉教会で朝鮮学校の在校生のオモニの方々からお話を伺う機会を持ちますのでぜひお越しください。

<視察報告② ふつうに暮らせる幸せをどう守るか 愛知県豊明市の取組>

視察の二日目は愛知県豊明市での高齢者支援への取組を視察しました。豊明市は名古屋市と豊田市の中間に位置し、人口は7万人、高齢化率が25%を超えています。同市は市内に存在する日本最大のベッド数を持つ藤田保健衛生大学(1,435床)や民間企業と協力した産官学民の地域包括ケアに取り組んでいます。 豊明市では高齢者支援を考える中で大切なことは「おだやかな暮らし」「ささいな幸せ」「本当の豊かさ」を守ることとしています。年を取るに従って、病院や介護などの「非日常の暮らし」の時間が増えていく、その中でどうやって「日常」を守っていくか、「ふつうにくらせるしあわせ」を支える地域の力づくりに重点を置くのが豊明市の姿勢とのことでした。 そうした中で、これまでのデイサービスやヘルパーに頼ることから、様々な地域資源の活用による参加、外出の場の重層的な提供を目指すことにしました。その一つとして民間企業との協力があります。豊明市ではこれまでに公的保険外サービス創出、促進のために13企業と協定を結んでいます。一例として複合温泉施設と協定を結び、市内での無料送迎バスを走らせるといったサービスを始めています。そのほか、スポーツクラブやカラオケ、スーパー、学習塾など、様々な形態と業種の企業と提携を行っています。市が常に考えていることは、人々がどんな暮らしを望んでいるかであり、高齢者の支援として、デイサービスや地域の地縁組織にかかわることだけを求める必要はないとのことでした。できるだけ本人の「普通に暮らせる幸せ」を支える、そのために役立つものを見つける、探す、なければ創り出す、という豊明市の仕組は非常に勉強になりました。

<視察報告① 認知症不安ゼロを目指すまち 愛知県大府市の視察>

明日まで医療・高齢者等特別委員会の行政視察で愛知県を訪問します。 初日は大府市にて、認知症の予防と対策について視察しました。大府市は愛知県西部、知多半島の北端に位置していて人口は約90,000人の地方都市です。 この市が大きく取り上げられたのは、2007年に認知症だった91歳の男性が鉄道事故で亡くなり、その家族がJR東海に損害賠償を求められた時のことでした。最高裁判決でJRの請求は棄却されましたが、この事故を経緯に徘徊や認知症への家族の責任が大きく議論されました。大府市は、認知症の人が支払う保険料を公費負担する制度を導入しています。また、「徘徊」という言葉自体を行政文書では使わないことにしています。 大府市の取組として、「認知症不安ゼロのまち」を掲げ、市内にある国立長寿医療研究センターと連携して認知症予防に力を入れています。その一つが、「脳とからだの健康チェック」として、市内の65歳以上の方を対象に認知機能検査、体力測定、口腔機能検査、血液検査を行いました。そのうえで、コグニサイズと呼ばれる脳と身体機能を同時に活性させる運動を開発し市内で展開をしています。また、ハイリスク者への訪問、食べる機能検診、地域健康長寿塾、栄養パトロールなど様々な事業を展開しています。 大府市の取組は先進的で参考になるものでした。練馬区においても65歳以上の方が50,000人を超える中で、認知症への不安をなくす取組については、コグニサイズや脳とからだの健康チェックなど導入を検討すべきだと思いました。

<市民の声ねりま 秋のツアー② 日本国憲法の源泉「五日市憲法草案」を知っていますか?>

市民の声ねりまの秋のツアー、砂川闘争や横田基地について学んだあと、あきるの市に移動して五日市憲法草案について研究者の鈴木さんから話を伺いました。この草案は明治時代の初期に当時29歳だった千葉卓三郎を中心に起草されたもので、1968年に五日市町の土蔵から発見されました。この憲法草案の特徴は、その大半が国民の基本的人権について触れていることです。たとえば、45条では「日本国民ハ各自ノ権利自由ヲ達ス可シ他ヨリ妨害ス可ラス且国法之ヲ保護ス可シ」としています。 先日講演をいただいた憲法学者の樋口陽一さんは五日市憲法草案について「日本国憲法に繋がる地下水脈の源泉」と評価をしています。当時、多くの地域で自発的に憲法の草案が作られ、その中にはこうした国が侵してはならない人権を規定するものもあったということ、とても印象的でした。 憲法は国民一人ひとりの権利を守り、国家権力の暴走を防ぐためにあります。しかし、自民党はこうした考え方を西洋からの押し付けとして新たな憲法を作ろうとしています。改憲における議論においても、自民党は、立憲主義の基本となる天賦人権論を見直すと明記をしており(https://jimin.ncss.nifty.com/pdf/pamphlet/kenpou_qa.pdf)、改憲草案について樋口陽一さんは、明治憲法よりもひどく、慶安のお触書と同じレベルと述べています。 アメリカからの押し付け憲法だから、変えなければならないという主張もありますが、決してそうではない、帰ってからお土産をパクつく息子を見ながら改めて憲法の大切さを思いました…

<市民の声ねりま 秋のツアー① 10年以上の闘争を支えた思い、砂川闘争から学ぶこと>

11月10日、毎年恒例の「市民の声ねりま」秋のツアーを行いました。私たちの旅行はただ楽しむだけではなく社会問題について現地で学ぶのが特徴です。これまでにも八ッ場ダムなどを訪問しました。今年は「米軍横田基地と五日市憲法をめぐる旅」がテーマで午前中は砂川闘争や横田基地について、現地でお話を伺いました。 砂川闘争は米軍の立川基地拡張のために土地を強制接取しようとした国に対して、住民や支援者が反対をしたものです。お話を伺った福島京子さんのご家族が反対運動の中心的な役割を担っていたとのことでした。 砂川闘争は住民の勝利に終わりましたが、最終的に10年以上を要しています。福島さんのお話では、1秒でも、1分でも接取を遅らせることで社会の状況は変わるかもしれない、その信念で頑張り続けたとのことでした。 私が一番聞きたかったのが、先が見えない中で10年以上も何を支えに頑張れたのかとうことでした。福島さんの答え、印象的でした。農業を営む福島さんの自宅も焼夷弾によって全焼してしまったそうです。戦争から10年が経ち、ようやく農業も再開できた中で、今度は自分の家が基地の一部になり殺人に加担することにもなるかもしれない、それはいくらお金を詰まれても、たとえ反対する最後の一人になったとしても、絶対に許せない、ご先祖や亡くなった家族に顔向けできない、という思いだったそうです。 砂川闘争での勝利がその後の市民運動にとっても大きな希望になっています。 練馬区においても、住民の意思を無視して道路の建設計画などが進んでいます。こうした中で、私たちが砂川闘争から学ぶことはとても多いと改めて感じました。  

2018-11-12T15:45:44+09:002018年11月12日|Tags: , , |

<「護憲派の泰斗」憲法学者の樋口陽一さんをお招きして>

本日、憲法学者の樋口陽一さんをお招きして講演会「わたしたちと憲法」を行いました。樋口さんは私の大学時代の恩師で、議員になってからもアドバイスをいただいています。大泉学園にお越しいただいたのは今回が二回目。 地域で活動される方々、学者さん、弁護士の方々、そして小さい子をお連れの皆さん等、90名近い方が参加。今回の先生のご講演、タイトルは「あらためて『戦後』の意味を考える―「自由」と「民主」の「いま」-」。明治時代の憲法草案についての話から、現在のアメリカの中間選挙の結果まで、多岐にわたる話を分かりやすく説明いただきました。私からは、「私たちの暮らしと憲法」ということで、区議会の状況についてお話しました。ご参加いただいた皆さんからは、憲法について身近な問題として感じることができた、といったうれしい感想もいただきました。 憲法との関連で12月8日(土)には朝鮮高校の学生さんのオモニ(ハングルで「お母さん」)の方々からお話を伺う機会を持ちます。よろしければぜひお越しください!

2018-11-11T21:08:52+09:002018年11月11日|Tags: , , |

<息子の手料理>

保育園でお芋ほり、朝から楽しみにしていた息子。 「今日のお夕飯のおイモ取ってきてね☺」ニコニコして伝えると、いつになく真剣な顔で保育園へ。夕方、お迎えに行くと満面の笑顔で迎える息子。見ると自分の体よりも重いんじゃないかというくらいのおイモが袋の中に…。おイモを取らないとお夕飯がないと思ったのか、ものすごく頑張ったそう…絶句する私を横に満足げな顔で「ママがおしごとから帰ってくるまでに何か作って」と急かす息子。クックパッドで「簡単、サツマイモ、大量」で調べて蒸しパンを作ることにしました。 「僕もやってあげるね!」とお菓子屋さんごっこが大好きな息子からリクエスト。「おーありがとう!!じゃあ混ぜてくれるかな??」お願いしたら、ホットケーキミックスを机いっぱいに広げながらベチョベチョにかき回します。私が頭を抱える横でとっても楽しそう。途中からはバナナが入ったり、おイモの量がどんどん増えたり、たくさんのオリジナル蒸しパンが焼きあがります。胃も心もいっぱいになりました。。

2018-11-06T21:28:46+09:002018年11月6日|Tags: , |

<高松市 障がい者アートリンク事業について>

視察二日目は高松市が実施している「障がい者アートリンク事業」を学ぶため、障害者支援施設の「銀星の家」を訪問しました。この事業は、障がい者とアーティストが継続的にかかわることで障がい者の感性、創造性を育み、社会促進を図ることを目的としています。事業ではアーティストが週に一度施設を訪問し、絵画や音楽、ダンスなどをともに行い、定期的な発表なども実施しています。現在は12カ所の事業所で実施されていて、参加するアーティストも絵画、ダンス、陶芸など多岐にわたっています。事業の効果として参加者の人間関係が穏やかになった、仕事に前向きにになった、といったことのほか、展示会などを通じて障がいに対する地域の理解が進んだとのことです。 […]

<視察の報告 香川県での農業と福祉の連携について>

10月25日から26日まで、所属する健康福祉委員会(常任委員会)の視察で香川県を訪問しています。初日は香川県で成功をおさめ、全国のモデルにもなっている農業と福祉の連携(農福連携)について、県庁の農政水産部農業生産流通課の方から説明を受けました。 香川県ではにんにくや小麦をはじめとした多くの農産物を栽培しています。しかし、農業者の高齢化が問題となっています。他方、障がい福祉の分野においては、一部福祉施設では農業に取り組んでいましたが、専門的なノウハウを有しておらず、規模が小さい、工賃も少ないといった課題も抱えていました。 […]

2018-10-26T08:22:25+09:002018年10月26日|Tags: , , , , |
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