キックオフ集会!
多くの支援者の皆さんと一緒に集まることができるのは今回が最後ということでとても楽しみにしていた。当日はあいにくの雨、どれくらいの方が見えるのか心配していたが、蓋を開けてみると150名を超えるたくさんの方が参加してくださった。
そして、いよいよ開会。
私の冒頭スピーチではなぜ、私がなぜ区議を志した理由、この10か月で何を学んだかを共有したあと、決意表明を行った。
そしてその後、皆さんからの応援メッセージ。皆さん、私を応援して下さる理由を説明し、更なる支援を呼びかけて下さる。弁護士で親しい友人の伊藤朝日太郎さんからは、「外国籍住民の権利の保護等、いわゆる票にすぐに結びつかない政策をメインの政策として掲げることには相当な勇気と覚悟が必要。本物だと思った」と、過分な評価を頂く。小平市議の片山かおるさんの応援メッセージの後に、最後はフォークシンガーの小室等さんの歌を皆さんで合唱。命の尊さを歌ううたに目じりがあつくなる。心から勇気づけられると共に、皆さんの声を区政に届けるために頑張らなくては!と覚悟が決まる一日だった。
日本と原発
先日、練馬文化センターで開催された「日本と原発」の映画上映会に出席。
この映画、一般的な映画とは全く異なる。それは、第一にこの映画を作ったのは、映画監督ではなく、現役の弁護士(河合浩之)ということにある。この映画を企画した際、何人もの映画監督に声をかけたものの、いわゆる「原子力村」の圧力によって皆さんに断られてしまった。そこで諦めずに、自分が監督として映画を作る。まずはその不屈の精神に感動。
そして内容。この映画はそんな彼が、原発訴訟を扱う裁判官を説得することを一つの目的としている。だからこそ、推進派の主張を一つずつ取り上げ、その根拠を一つずつ論破している。例えば、ランニングコストの問題。推進派は他の原料に比べて原発のコストは安いと主張するが、それは、あくまでも発電に関わる直接的な費用だけであり、原発建設のために地元に落とされる補助金や、原発事故が起きた際の処理費用などを加味するとその額は文字通り青天井となり、計算することすらできない。
監督の「正義をかけて真実を明らかにできるのが訴訟であり司法である。」という言葉、それを本気で信じて全力で戦う姿に心を動かされた。
多文化共生を練馬から!
毎月1度、地域の30,000世帯に配布しているニュースレター、その名も「いわせてかわら版」
今月も完成しました。
今回のテーマは「多文化共生を練馬から」。
このかわら版、毎号完成までにたくさんの方のご支援をいただいています。まずは記事のご提供。私達は地域に根差した活動を目指していることから、地元の方が感じる区政の課題をご意見として掲載させて頂いています。次に、次に私が書いた原稿をデザイン、編集する作業。
そして、一番大変なのが配送作業。全てを業者にお願いすると予算をオーバーしてしまうので、毎回、ボランティアの方に3500部程度の配布をお願いしています。
寒い中配布するのはとても大変な作業ですが、10名近くの方が手分けして配って下さる。特に先月は雪が降る中にもかかわらず、一軒ずつ自転車でまわって頂き、本当に有難かったです。こうして皆さまにお届けするかわら版、読んで下さる方の心に響くものになることを願っています。
さて、今回のテーマですが、練馬区は23区の中でも比較的、外国籍住民の方が多く住む地域です(2015年現在13,600名が在住)。しかし、外国人が増えることについて、必ずしも歓迎する人ばかりではありません。懸念する人もいれば、極端な例だと排除すべきという人もいます。そんな中で私は、外国人の存在が日本をより豊かで成熟した社会にしてくれると考えています。だからこそ、区政を通じて、様々な文化や価値観を持つ人々が共生できるそんな社会を目指したい、ということを訴えさせて頂きました。
焼き芋大会
先日、自宅の庭で地域のお子さんたちの毎年恒例の焼き芋大会を実施。
子ども達に火に触れる機会を持ってもらうため親たちが始めたこの企画、今年でもう10回を数える。
焼き芋大会の朝はお父さんの火おこしから始まる。
朝の10時前から気合いを入れたお父さんたちが集まって、薪に火をくべる。そしてある程度火が強くなったころに子ども達が登場。お父さんの雄姿に歓声を挙げながら、恐る恐る火や煙に近づく。
そして私、去年まで毎日のように、エクアドルでたき火で食事を作って、現地の人たちと輪になって踊る生活をしていたものとして、炎を見ると体が勝手に動きだす。つい踊りたくなってしまうのを抑えながら、あくまでも冷静に焼き芋を眺める…
そして、出来上がった焼き芋。
やはりガスの火で作ったものとは全く違う柔らかさ。皆で笑顔になる。
そして今年の焼き芋大会には近くに住むスコットランドの方やアメリカでカイロプラクティックのドクターの学位をとられて大泉で開業する方、教会の牧師さん、さらに5か月の息子も参加。焼き芋を食べながら、各国の子育て方針の違い等について語り合う、まさに多文化交流の一日だった。
いわせてカフェ in 西大泉
今日は場所を西大泉区民館に移動して、いわせてカフェを開催。実は、西大泉地域は比較的支援者の方が少ない地域、しかも天気は土砂降り、という悪条件が重なったが、関係者を含めて20名近くの方にお越しいただく。
今日もコーヒーとお菓子を囲んで、皆さんの自己紹介から始まる。昨日と同様、住んでいる地域の魅力を皆さんにお話しいただくようお願いしたところ、たくさんのお話が。東京にいながら家庭農園で野菜作りに取り組みたかったから大泉に来た、という方や、近くの一級河川である白子川に深い愛情を感じている、という方など、それぞれが地域への思いを語って下さる。
同時に、何名かの方からなぜ私を支援して下さるかを熱く語っていただく。
「今まで他の候補者を応援していたが、区議会議員は地域の限定的な事柄に思考が制限されがち(で国政レベルのことについて考えられる人が少ない)。国際経験も豊かで視野が広い岩瀬さんに区政を任せてみたい」という方、「誰よりも丁寧に私達の話を、思いを聞いて実際体を動かしてくれる人だったからどうしても応援したい」という方、「特に若い候補者のなかでもまともな感性、知性を持った数少ない存在」と言って頂く方、本当に穴があったら入りたいくらい恐縮してしまうが、とても嬉しい。
皆さん、お友達を紹介して下さったり、支援要請をしてくださったりと本当に有難い。
また、ほかにどんなアピールの仕方があるか、皆さんからアイデアを出していただく。街中をパレードするなど、それぞれができることを一生懸命伝えて頂き、皆さんの思いに涙が出そうになると共に、何としても地域から政治を変えたいという思いを新たにした。
いわせてカフェ in 大泉!
本日、大泉町の地域集会所でいわせてカフェを開催。
地域の皆さんと少人数で政治についてゆっくりお話してみたい、そんな思いで企画したものの、何名の方が来て下さるか全くわからず、誰も来てくれなかったらどうしよう...と始まる前からドキドキ。しかし蓋を開けてみたら、目標としていた15名を大きく超える30名近くの地域の方が参加して下さる。
本日のカフェ、皆さんの自己紹介からスタート。
ただ、単に自己紹介をするだけでは面白くない、ということで、自分が住んでいる地域の魅力についても話すようお願いした。
皆さん、最初は人前で話すことを恥ずかしがっていたが、だんだん盛り上がってくる。緑が多いこと、地域の繋がりが強いこと、数十年のうちの変化の大きさ、地元が大好きだからこそ話が止まらない。そして自然に現在の区政の問題についても話が及ぶ。高架下という不適切な場所に作られようとしている高齢者センター、自然が失われている現状、長く住んでいるからこそ厳しいご指摘が続く。今回のカフェ、何よりも皆さんのお話に耳を傾けることを目的としていたのでその意味でも大成功。また、各自が取り組んできた地域活動(共同保育、食の安全、環境、高齢者、障がいのある方々への支援等)について話すにつれ、実は多くの人が何らかのかたちで繋がっていることも判明。連帯感も強まる。
会のなかで、そして個別に皆さんから応援の言葉も頂く。特に50代の方から「岩瀬さんの強みは誰に対しても丁寧で、そして誰とでも仲良くなれること。あなたは立場の違いを越えて解決策を見つけてくれるような人。こういう人に私は区議会で活躍してほしい。全力で応援する」という言葉には涙が出そうになった。
明日は場所を変えて西大泉地区区民館でいわせてカフェ、新しい出会いを楽しみにしている。
後藤さんの死に思うこと。
人質になっていたフリージャーナリストの後藤健二さんが殺害された。ここ何日も気が気ではなかったが、ニュースを見て心臓が押しつぶされる気がした。
国際協力に携わってきた者として、私の中で、どこかで「思いは伝わる」というようなナイーブとも言える希望があっただろう。怒りと湧いてくる、悲しみ。世界にはまさに、後藤さんのような人がもっと必要だったのに。
後藤さんは戦争・難民・貧困・エイズ・子どもの教育、の5つの人道分野を中心に、困難な環境の中で暮らす弱者に寄り添って取材を続けていた。
日本そして世界の大手メディアが報道しない、しかし私達が知るべき現実・惨状を伝え、平和の尊さを訴え続けていた。UNICEFやUNHCRなど国連の人道支援機関との繋がりも強く、日本全国で講演会や学校での授業など数多く行い、平和教育もしていた。多くの貴重な著書も出版している。さぞ無念であったろう。
現在のシリアを含む紛争が泥沼化していることにも、ISIS/ISILがここまで大きくなってしまったことにも、私たちは責任の一端を担っているのではないか。
後藤さんの言葉。
「私が取材に訪れる場所は、耐えがたい困難がある。けれどもその中で人々が暮らし、生活を営んでいる場所です。困難の中にある人達の暮らしと心に寄り添いたいと思うのです。彼らには伝えたいメッセージが必ずあります。それを世界に向けてその様子を発信することで、何か解決策が見つかるかも知れない。そうすれば私の仕事は「成功」ということになるのでは・・・」
後藤さんの死を無駄にしないために、私には何ができるのか。
考えても考えてもまだ答えは出ない。今はただ、後藤さんのご冥福と、残されたご家族のために祈ることしかできない。
東洋英和女学院大学での南北問題に関する講義
先日、UNHCR駐日事務所でインターンをしていた頃の上司、滝澤三郎先生から、東洋英和女学院大学で国際協力に関する講義を行わないかとお招きが。先生は現在、大学で国際社会学部の教授として教鞭をとられており、ご自身が受け持つ「南北問題」のゲストスピーカーに光栄にもご指名くださった。
私のこれまでの経験を、国際協力を志す学生と共有できたらと、軽い気持ちでお受けしたが、詳しく聞いてみると、先生の授業は人気が高く受講生はなんと170名!しかも講義は2週間後!みんなにコックリと船を漕がれたらどうしよう、なんて弱気な気持ちにもなるが、引き受けたからには仕方ない。腹を括って準備を行う。
そこで、自分が学生だった頃を思い出す。何が知りたかっただろう、何に興味を持っていただろう。そんな中、浮かんだのが当時の私が知りたかったこと、それは単に国際協力に関する知識ではなく、それよりも自分が日々、または将来、どうやったら国際協力に関われるかその手段だった。
だからこそ、講義では、自分がなぜ大学時代にエクアドルへ留学したか、何を考えて民間企業を辞めてボランティアである青年海外協力隊に飛び込んだか(言うなれば途上国の犠牲の上に漫然とあぐらをかき続けることへの罪悪感で脱サラしたこと等)、そしてその後、開発コンサルタントとしてどのような仕事をしてきたかを等身大の目線で話した。
また、海外に行かなくてもできる国際協力として、日本に来た難民が働くネイルサロン(ARUSHA)の利用や、エシカルジュエリー(HASUNA)やフェアトレード商品の購入、UNIQLOでの古着回収(海外の難民キャンプへ寄付される)、ボランティアやインターン等様々な例を提供し、アクションに繋げてもらいやすくしてみた。近頃の若者は、ものごとを冷めた悲観的な目で見ているかとおもいきや、みんな、すごく関心をもって聞いて、質問もしてくれる。
授業の後、全員から感想のレポートが届く。
感想文から伝わる、世界の平和や貧困削減のために、何かしたい、という想い。また多かったのが、進路を考える上で、またこれから社会人としてやっていくうえで講義が役にたったという声。
その中のひとつ。「もう就職が決まっていて国際協力はできないと諦めのように思っていたのが、これから先もその気にさえなれば、世界で働くことができるんだと思えた。私がこれから仕事で学ぶことが途上国のために活かせると思うと仕事にも身が入る」。皆の熱い想いがすごく嬉しく、思わず涙がでた。
辻立ちの実施
毎週行っている駅でのご挨拶。
たくさんの方に顔と名前を覚えて頂けたが、駅で待っているだけではまだまだ足りない…ということで、今月からは、私から皆さんの住んでいる地域に近づくための辻立ちを開始。
辻立ちとは、地域の中で人が集まる場所、重要な場所に行って、そこで数分間だけご挨拶させていただくというもの。具体的な場所は地域の郵便局やスーパー、幼稚園、講演、団地の前、人がいそうな場所はどこでも対象になる。
しかも、ただそれぞれの場所に行って挨拶するだけでは面白くない、ということでそれぞれの地点に移動する際には、私の自転車には大きなポスターを貼りつけ、支援者の方には幟を持っていただく。さらに皆さんカラフルなジャンパーに身を包み、一列で移動。こうして限りなく目立つ一行の出来上がり。以前は、私の人生、いかに目立たないかに主眼を置いていました。そんな中、自分のポスターを自転車に掲げて街中を行進する、正直最初はすごく恥ずかしい…
しかし、実際に街中で声を挙げてみると、予想以上にたくさんの方が声をかけてくれる。
買物中のお母さんが子育ての不満について話してくれたり、お年寄りが将来の不安を語ってくれたり。そして、中学生や高校生ももの珍しそうに手を振ってくれる。こんな素晴らしい経験は今まで無かった。私のことを信頼して、話をしてくれる方達、こんなにたくさんの方が私のことを知ってくれていることに感動すると共に、なんとかして皆さんの思いを区政に届けたい、との思いを強くする。