ブタの丸焼き
街を離れると、色々な出会いがあります。
今日出会ったのは、ブタの丸焼きに勤しむおじさん! 切ったブタをバーベキューするお店はよくあるのですが、文字通りのブタの丸焼きは初めて…がぜん興味を持って話を聞いてみると「カーニバルで余ったから取り敢えず焼いてみた!」とのこと!何も考えずに取り敢えず丸焼きにするとはさすがラテン系、真似できないワイルドさ(?)に言葉を失いました… そんな私を見て気を良くしたおじさん、料理に関する薀蓄を嬉しそうに話し始めます。ブタの料理は火加減が重要だ云々…そんな中、ふと彼の後ろのブタに眼をやると焼きすぎて真っ黒に!!「大丈夫かな??」と、話に夢中なおじさんに伝えると、「はっはっは、ちょっと焦げた位が美味しいんだよ!」と笑いながら振り向いたものの、姿を見て笑いが凍り付いていました(笑)。 慌てて水をかけながら「これくらいがちょうどいいんだ」と強がりを言うおじさんと共に写真を一枚。 […]
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エクアドルでのショッピング
お昼休みを利用してスーパーでのショッピング。お昼ご飯を食べる前だと何でもおいしそうに見えます。そんな私の心を見透かしたかのように、今日のおすすめコーナーには、ホールチキン(チキンの丸焼き)が!!
見た瞬間に「なんて美味しそうなんだろう!!」と心の声が…少しだけ残っていた私の理性は「一人暮らしでこんなものを買うなんて正気の沙汰じゃない!!」と訴えていたのですが、誘惑に抗うことができずお買い上げ…
アパートに帰って、喜んで食べ始めたものの、いつまでたっても減る様子を見せないチキン、こんなはずない!と少しずつ焦りだす私(笑)。しかし誰も助けてはくれない、途中からは孤独な戦いに変わります…結局食べられたのは4分の1のみ。しばらくは修行が続きそうです。
リャマの味
街を一歩離れるとそこはアンデス。
道路沿いにリャマやアルパカと普通に遭遇。最初はその度に感動して写真を撮っていたのですが最近では「おう、今日も元気か?」位の感覚に…
そんな中、オフィスの人と世間話をしていると「せにょーるタケシ、今からリャマの肉を買いに行くんだけど、一緒に来ない?」とまるでスーパーで特売の肉を買いに行くかのように、思いがけない提案が!!
集落ではリャマのお肉は蛋白源、と聞いたことはあったのですが、実際に手に入るチャンスは初めて、いそいそとついていきました。
そして、お店でみたのがこれ!
すごく生々しくて、そしてかなりの獣臭…これはドン引き...とはいえ、ここまで来た以上、「うん、やっぱり止めとく!」とは言えず、ブロックを買って帰ることに。
そんなわけで、今夜のディナーはリャマステーキ。写真で見ると美味しそうですが、実物はかなり固い、例えて言うなら焼きすぎた馬肉のような…とはいえ、買った以上は最後まで食べなければ、と覚悟を決めてワインで流し込みました…
集落での一日 予防接種
集落を訪問すると、日本人を見に子ども達が集まってきます。彼らにとってはアジア人はテレビでしか見たことがない存在。最初は怖がって遠巻きに見ていますが、やはり好奇心が勝るのか、目を輝かせながらいろんなことを話しかけてきます。
大抵、「お兄さんはジャッキーチェンのお友達なの?」から始まって「カンフーはできるの?」とか、終いには「もしかしてジャッキーチェン??」、アジア人はみんなジャッキーチェンになってしまいます(笑)。
それでも、中学生くらいになると、エクアドル人のサッカー選手がマンチェスターユナイテッドで活躍していることから、「お兄さん、カガワのお友達??」と、突然質問がレベルアップ、ちょっと嬉しくなります。
そんな中、健康改善の一環として保健省のスタッフと共に予防接種のためにある集落を訪問しました。いつものように、日本人の姿を見て喜んでやってくる子ども達、スタッフが持つ注射器を見た瞬間、阿鼻叫喚の世界に変わります(笑)
「だましたな!」という恨めしい視線を受けながら、「してやったり!!」と微笑む性格の悪い私(笑)
日々の楽しみ
エクアドルでの楽しみの一つが果物!
街角ごとに果物屋さんがあって、街中から甘い香りが…
最近のお気に入りが職場の近くにあるお店。小学生の子が店番をしているのですが、とっても可愛くて、話をしながら果物を買うのがリラックスタイムになっています。
そんな中、今日もお店の前を通ると、「今日はとーっても美味しい洋ナシが入荷しましたよ!!」(スペイン語)と声をかけられて、そのままお店に入ることに。
「よし、じゃあ梨をいただこうかな」と言うと、そのまま「梨だけじゃなくて、パパイヤも美味しいの!ほら、味見してくださいな!」と、次から次へとセールストーク、気が付いたころには袋一杯の果物を抱えることに…ラテン女性の恐ろしさを再認識する一日でした(笑)
ということで、今日買った果物の数々、パパイヤ、バナナ、もも、洋ナシ、これで当分は楽しく生活できそうです。
集落でのトレーニング パン作り
今日は一村一品研修の一環で、集落でのパン作りのトレーニング。地域で採れる資源を活用したパンの開発・販売に取り組みます。
今取り組んでいるのは、村で採れる豆を練りこんだ豆パンの生産指導。ここでは豆が主食の一つなので、それをパンに混ぜたら売れるのでは??という住民の方の発想から始まりました。
最初にできたパンは、この世のものとは思えない味(!)でしたが、改良を重ね、現在は毎週700個を売り、重要な収入源となるまでに成長しました。
そんな中、今日もいつものようにトレーニングをしていると、香りにつられてたくさんの子ども達が…たくさんの期待に満ちた瞳に見つめられると、「これは売り物だからあげられないよ」と言えるはずもなく、今日の生産の大部分は子ども達のお土産になってしまいました…
とはいえ、子ども達の笑顔が私達にとって一番の喜びです。