【コロナウイルスの影響】 17歳からのSOS。DVから逃げた高校生、残金は数十円

コロナの影響を受け、多くのご相談を頂いています。(個人情報の保護のため、一部事実と変えています。) 今回、相談を頂いたのは17歳の高校生。親からのネグレクトやDVを受け、他県から練馬区へ脱出。バイトをしながら新生活を始めようとした矢先、コロナの影響で首になり、新しいバイトも見つからないとのこと。銀行口座の残金はわずか15円、家賃も滞納、いつ追い出されてもおかしくない状況。命綱はNPOから受け取る食べ物のみでした。話を伺うと「親元には絶対に帰れない。」その思いでこれまで頑張ってきたとのこと。 通常は未成年の場合は、自治体から親族照会がされますが、DVを受けている中で、親に住所が知られるのを避けたいとのことでしたので、区へ配慮を求めたうえで生活保護申請に同行しました。 申請の書式に記入するために、緊急連絡先を聞いたところ「連絡先はないです。誰一人、僕の事を気にしている人はいません。」とのこと。それまで、大人のように話していた彼が涙を見せる姿に言葉もありませんでした。「親から独立するために早く18歳になりたい」という言葉が印象的でした。 区の対応はとても丁寧で申請も受理、今後の審査を待つことになります。これまでギリギリの環境で生きてこざるを得なかった方々にとって、今回のコロナによって、もはや生活がなりたたなくなった、それが現状だと思います。何としてもこうした一人ひとりに行政の支援が届くよう、私も全力を尽くします。

“怒れる者の声”「バイトでもパートでも平等に生きていける社会を作ってください!」

コロナによる自粛要請が続く中、連日、多くの怒りや絶望の悲鳴が届いています。 「コロナの影響で3月の初めからバイトのシフトが3~4割減らされて、4月から自主休業になりました。いきなり『明日から店休みます。』とだけ言われて、何の連絡もありません。 バイトも休業手当てが貰えるそうですが、50歳過ぎて雇ってくれる所もあまりなく、何度も面接に行ってやっと決まったバイトです。こちらから、くださいと言って解雇とかになるのがイヤだから、言えなくて悩んでいます。フリーターの人達は今月のバイト代0円です。元々少ないバイト代でギリギリで生活しています。助けてください!」 「雇用調整助成金があっても、雇い主が複雑な手続きをしてまで休業手当てを払う気持ちがなければ、何にも貰えません。私の周りの同じような立場の人達も、雇い主との関係悪化や解雇されるんじゃないかと不安で何にも出来ない人が沢山います。」 「バイトでも、パートでも、生活費の為でも、そうでなくても、平等に生きていける社会を望みます。国はいろいろな働き方とか、副業とかを勧めているのに、それは、使い捨てが便利だからですか?」 「そもそも、休業手当てがあまねく支給されれば、生活困窮者の相談窓口に行かなくていいんです。相談するのも何か迷惑をかけてるみたいで、気が引けてしまう人達もいます。なんか、おかしい?と思います。普通に当たり前に、バイトでも休業手当てが貰える社会にして下さい!!」 なぜこれほどまで追い詰められなくてはいけないのか、怒りがこみ上げます。そしてこれは決して一人の声ではありません。今や全労働者の4割を占める非正規の多くの方の声を代弁したものです。 専門家は「雇用助成金を活用して雇用を維持するかは企業の裁量に委ねられており、正社員だけ助成金を使って雇用を維持しつつ、非正規は解雇するということもできてしまう」としたうえで、「『企業が政策を利用してくれない』という悲痛な労働者たちの叫びは、このような政策の問題を明瞭に示している。」と批判しています。 https://news.yahoo.co.jp/byline/konnoharuki/20200504-00176788/ 昨日の記者会見、安倍首相は何度も「絆」を強調し、「絆の力があればウイルスの恐怖や不安に打ち勝てる」と言っていました。首相がStay home と言いながら煌びやかな家で愛犬とテレビを見ている映像が批判を浴びましたが、苦しみ、怒っている人たちの声が届かないのでしょうか?ミュージカル「レ・ミゼラブル」の「民衆の歌」において「怒れる者の声が聞こえるか!」という歌詞、今の状況を象徴している気がします。「自由の森学園」の生徒達が国会前で歌った動画、感動的です。ぜひご覧ください。 https://www.youtube.com/watch?v=Ex6Rs5xBPME 政府は事業者だけでなく、一人ひとりの労働者を支援する政策をとるべきです。そして練馬区でも、こうした労働者の暮らしを守るために、家賃補助や小口資金、緊急貸付の強化や手続きの簡易化など、セーフティネットの強化をさらに図るべきです。こうした方々の生活が守られるよう、全力を尽くします。

保護者の方からのご相談…「3歳の子どもと公園にいたら警察に通報されました。」

コロナウイルスに関連して、連日ご相談を頂いています。 多くいただく相談の一つが、「公園で子どもを遊ばせてもいいの?」というもの。 家の中で一日中、子どもと過ごすのは子どもの健康によくないし親も辛い、だから公園で遊ばせたいのだけど、周りの目が厳しく注意されることもある、というもの。 先週、練馬区に確認したところ「保育園でも公園での遊びを含む外遊びは続けているので、いわゆる「3密」さえ避ければ利用を控える必要はない」ということでした。しかし、多くの方は遊ぶことに罪悪感を持たざるを得ない現状で、私のママ友も朝の6時から30分だけ子どもを遊ばせているとのことでした。 そんな中、今日公園で遊んでいたら警察に通報された、というご相談が…。 3歳と0歳のお子さんと近くの公園で過ごしていたら、通報を受けた警察官が来て、名前と住所を聞かれたとのことでした。警官からは特に何もいわれなかったようですが、それだけでもさぞ怖かったと思います。 なんでこんなことになってしまうのか、保護者の方の気持ちを思うとやり切れません。 区としても、ウェブサイトなどで子どもが公園で遊ぶことを禁止しているのではない、ということを明確に発信すべきです。

シングルマザーからの訴え:「これからどうすればいいか、毎日が不安です」

コロナウイルスに関連して、連日多くのご相談を頂いています。 昨夜遅く、中学校に入学したばかりのお子さんを持つシングルマザーの方から切実なご相談を頂きました。お子さんが中学生になったので、休校に伴って支給される国からの休業補償がもらえなくなってしまい、深夜まで働かざるを得ないとのこと。今も生活のため夜遅くまで働いていて、お子さんを一人で家に残さなければならないとのことです。 「3月末に子どもが小学校を卒業したので、中学校には一日も通えませんが補償ももらえず、毎日深夜まで働かざるを得ません。平時ならまだしも、コロナの感染が拡大する中で、今日から中学生、はい、ではひとりで夜遅くまで留守番してください、とはいえません。私のようなシングルマザーにはとても厳しい条件です。 私自身、電車で遠くまで出勤していて感染への心配と子供の不安がつのり、失業覚悟で欠勤し自宅で自粛しています。これからどうすればいいのか、毎日が不安です。」 さぞかしお辛いと思います。 なぜこんな思いをしなくてはいけないのか、国からの補償があまりに少なく、あまりに遅いことには怒りしかありません。しかし、国が支えないのであれば、自治体である練馬区ができる限りの支援を行うしかありません。例えば、明石市ではコロナ感染拡大を受けて一人親世帯に対する5万円の臨時給付を決定しました。 https://www3.nhk.or.jp/lnews/kobe/20200416/2020007589.html 少しでも負担や不安を減らすため、練馬区でも独自の支援を行うよう、区に全力で働きかけます。

保護者からの訴え:「保育園が閉園にならないと仕事が休めないんです!保育園を閉めてください!

コロナウイルスに関連して、昨日から特に緊急事態宣言に関連して「保育園を閉めてください!」という保護者の方からの訴えを数多くいただいています。理由を伺うと、 「国や行政からの指示で閉園にならないと会社を休めないんです、国からいくら自粛を「要請」されても私たち従業員は会社の方針に従うしかないんです。渋谷区のように行政が強制的に閉めてくれたら会社も休業として認めるので私も子どもと一緒に過ごせます。今は保育園に子どもを預けることで白い目で見られますし、できれば預けたくない。でも、そうせざるを得ないんです。」 悲痛な訴えでした。 保護者の方、さぞかしお辛いと思います。他方で渋谷区では世帯全員が警察官、消防官及び医療従事者のご家庭以外、原則保育園を閉園、としていますが、物流、商店、インフラ、それに病気など家庭の事情で預けなくてはいけない方などが多数おり、渋谷区のように強制的に休園すると大変な混乱が発生します。 https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye3949568.html 今回の訴えの背景には、従業員の方が休みたくても安心して休むことができないという大きな課題があります。決してそれは休もうとしない個人の責任ではありません。 国が緊急事態宣言をだすのであれば従業員が休みを取りやすいような環境を整備するとともに、十分な補償を行うべきです。国は30万円を支給するとしていますが、対象になるのは2月から6月までの月割り収入が住民税非課税世帯になった方、そして収入が半減した方のみです。また、事業者に対する補償もまだまだ不十分です。 国は要請だけをして、結局は個人に責任を押し付けてしまうのではなく、会社を休めるように、個人や事業主に対してしっかりとした補償を行うべきです!

コロナウイルス 「どうしていつも大切にしてもらえないのですか?」保育士の訴え

コロナウイルスに関連して連日たくさんの相談を頂いています。その中で一番辛かったのが厳しい条件で働く保育士の方からの訴えでした。 「保育園を休園にしてください。どうしていつも保育士は大切にして貰えないのでしょうか。こんな状態でも休園にするのは難しいくらい重要な職業なのに。保育士にだって家族がいます。保育園のような密集した環境ではいつ感染してもおかしくありません。自分はもちろん、家族を守りたいのは間違いですか? なりたくてなったはずなのに、保育士に与えられる状況が酷すぎて、こんなことならなるんじゃなかったとすら思ってしまいます。お願いします。」 心からの叫びだと思います。 この状況の中で子どもを預かってくださる保育士の方には感謝の言葉しかありません。皆さん、口には出さなくてもさぞかし辛いと思います。私が共働きで議員として活動できるのも保育士の皆さんのお陰です。 それなのに、学童保育も含めて働いている方の待遇がこれまで改善されてこなかったこと、本当に悔しいです。今は子どもの命を預かるだけでなく、マスクすらない中で自分自身をもリスクにさらしているにもかかわらず、収入についても300万円に満たない中で働かざるを得ない、そんな状況が身近で起こっています。せめて労働条件が改善されるように、全力を尽くします。  

★コロナウイルス【拡大で緊急経済対策 商品券配布が浮上…まだそんなこと考えてるの?】

★ 政府はコロナウイルスの感染拡大による景気対策として5月末を目途に商品券などの配布を検討しているとのこと、しかし、こうしたばらまきはこれまで何度も失敗しています…。また繰り返すのでしょうか? https://headlines.yahoo.co.jp/videonews/nnn?a=20200324-00000287-nnn-bus_all 【1.去年のプレミアム商品券も大失敗。練馬区で満額購入したのはわずか25%】 昨年10月の消費税増税で発行された #プレミアム商品券 は、子育て世帯と生活が苦しい世帯(住民税非課税世帯)を対象に、練馬区では12万人が対象になりました。しかし、最終的な利用者はわずか4割。満額の2万円分を購入したのはたったの25%でした。失敗の原因は、2万円を払って2万5千円の商品券を買うということ、手続きが煩雑だったということなどが挙げられていますが、そもそも商品券が利用者にとって望ましいサービスではなかったということだと思います。 【2.中小企業の支援にも繋がらず、利用の8割は大手スーパー!】 また、商品券発行は増税に伴う貧困対策と中小企業への支援を目的としていましたが、練馬区では発行済みの商品券の8割は大手スーパーで使用されており、中小企業の利益にはほとんどつながらなかったことも明らかになっています。 【3.発行に多額の税金が!】 商品券の配布では、練馬区だけでも人件費や発行事務費など数億円がかかります。国から全額支払われますが、当然税金を原資としています。 【結論 商品券のばらまきよりも、消費税の減税や公共料金の支払い免除などを検討すべきでは】 だからこそ住民の暮らしを守るためには、効果が疑わしく、多額の費用が掛かる商品券を新たにばらまくよりも、消費税の減税や海外で実施されているような公共料金の支払い免除などを検討すべきだと思います。

コロナウイルス 練馬区は専用のコールセンター を設置しています!心配な方はぜひお電話を!

最近、コロナウイルスに関するご不安の声を多くいただきます。 国や東京都でも相談窓口を設けていますが、練馬区でも先日、専用のコールセンターを設置しました。コロナウイルスに関するどんなご相談でも受け付けています。2月4日に開設以来、毎日10件から20件の相談があるとのことです。コロナウイルスに感染していないか不安、どうやって予防すればいいかわからない、といったどんなものでもいいとのこと。 電話相談の中で、もし感染が疑われる場合は、非公表の帰国者・接触者外来を案内されることになります。コロナウイルスの予防は大切ですが、不安や心配によって日常生活が脅かされることのないよう、ぜひご活用ください。 ★ 練馬区のコールセンター     03-5984-4761(受付時間:平日9時~17時まで) ★ その他 ■東京都の電話相談窓口 03-5320-4509(受付時間:9時~21時(土日祝日も)) ■厚生労働省の電話相談窓口 0120-565653 (受付時間:9時~21時(土日祝日も))

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