朝鮮半島や台湾への植民地支配はなかったのか?練馬区の答弁から
関東大震災から100年、朝鮮人虐殺について政府内で記録がないと発言、東京都知事も「様々な見方がある」と虐殺の犠牲者への追悼文を拒否、しかし事実を消すことはできません。そんな中で、練馬区でも植民地支配を否定するかのような発言が練馬区からなされました。 […]
関東大震災から100年、朝鮮人虐殺について政府内で記録がないと発言、東京都知事も「様々な見方がある」と虐殺の犠牲者への追悼文を拒否、しかし事実を消すことはできません。そんな中で、練馬区でも植民地支配を否定するかのような発言が練馬区からなされました。 […]
先日、事務所に高校3年生の方が訪ねてきました。在日コリアンへの差別の問題に心を痛め、解決するために何ができるか考えたいとのこと。その方は17歳、野球部で活躍されているということで真っ黒に日焼けしている姿が印象的でした。 […]
私たちの社会には、多くの在日コリアンが暮らしています。 在日コリアンにもさまざまな立場や国籍の方がいらっしゃいますが、今回は、お子さんが朝鮮学校に通っているオモニ(母親)のみなさんをお招きします。朝鮮学校の歴史や現状、民族教育を受けることの意味、この社会で在日として生きるということなどについて、お話を伺います。 そして、一昨年に亡くなられた、高麗博物館初代理事長、日本キリスト教協議会総幹事などを歴任した東海林勤さんを偲びたいと思います。 日時 2022年3月26日(土)14:00~ 場所 大泉教会 & Zoom 会場・Zoomともに参加費は無料です。Zoom参加をご希望の方は、岩瀬たけし事務所までメールアドレスをお伝えください。 お申込み 岩瀬たけし事務所 ☎&Fax 03-5935-4071 ✉ iwasetenerima@gmail.com
3月26日に講演を控えて、朝鮮学校にお子さんが通っているオモニ(母親)の方々と打合せを行いました。今回お話を頂くのは、私と同世代の方々。しかし、私たちが日常で直面する子育ての悩みとはその深さが全く違うものでした。 […]
8月14日(土)に毎年恒例の「夏の平和企画」を実施します。 今年も大泉在住の歴史学者、和田春樹さんから「朝鮮と日本」をテーマにお話を伺います。 今回もZOOMでの開催となります。 ぜひお気軽にご参加ください!
アメリカの雑誌「THE NEW YORKER」の表紙を飾ったR. Kikuo Johuson 氏の”Delayed” (遅れ)という作品。SNSで大きな議論に。私自身、最初は意味が分かりませんでした。解説を読んで、二人の苦しみに胸が張り裂けそうになると共に、気付くことができなった自分の鈍感さも実感しました。 […]
区内の外国籍住民は増加を続け、9月現在では2万人以上、区民の2.7%になります。特に過去5年間の増加率は23区でも6位。コロナで一時的に減少していますが入管法が改正された中で、今後も増加が予想されます。だからこそ、区としてもっと外国人との共生にむけて努力するよう求めました。 練馬区は8月に「練馬区外国人住民および事業所アンケート調査報告書」を作成。これは2010年に実施された調査以来、実に10年振り。この間、再調査の実施を訴え続けてきた中で、実現されたことは評価します。しかしその内容には問題があります。 ★質問:なぜ地域の方が受けている差別・偏見について質問しなかった? アンケートの大きな課題の一つが、ヘイトスピーチに関する質問が一切なかった点です。10年前の調査では日本人からの偏見・差別を感じたことがあるか否かの質問に対し56.6%(よくある、時々ある)もの方が感じたことがあると応えていました。なぜ今回は質問すらしなかったのでしょうか? 【区の回答】 今回の調査は前回とは目的が違う。今回は生活上の困りごとを調査したかった。差別などについては住居の借りる時の困難、仕事の上での困難などとより掘り下げた質問を行った。 ★岩瀬の主張 住居や仕事での困難は前回も調査しており、それで差別に関する質問をしたというのは納得できません。外国籍の方の生活の困難を調査するのに、差別や偏見の苦しみを知ろうとせず、何がわかるのでしょうか?私自身、外国籍住民の人権擁護についてTwitterで発信したところ多くの中傷を受けました。見えない相手から突然殴られるような恐ろしさ、初めて実感しました。ヘイトは言葉による暴力であり人権の侵害です。外国籍住民への生活実態調査を行ったにもかかわらずその中から、敢えて差別や偏見に関する質問を除いたということは、こうした問題に真剣に向き合う意図が無いのではないか、指摘せざるを得ません。ぜひ今後、別の形で調査を実施し、その結果に基づいて区として具体的に対応すべきです!
従軍慰安婦や徴用工などの問題によって日韓関係の亀裂が広がっています。地域においても在日の方に対する差別的な言動が起こっていて、昨年には練馬区の街頭で行われた宣伝が東京都で初めての都の人権尊重条例にもとづき在日コリアンのヘイトスピーチ(差別扇動表現)にあたると認定される事態にもなってしまいました。こうした状況を受け、地域での理解を深めていくために、歴史学者の和田春樹さんから韓国をはじめとした隣国との関係についてお話を伺います。ぜひご参加ください。
従軍慰安婦や徴用工などの問題によって日韓関係の亀裂が広がっています。地域においても在日の方に対する差別的な言動が起こっていて、昨年には練馬区の街頭で行われた宣伝が東京都で初めての都の人権尊重条例にもとづき在日コリアンのヘイトスピーチ(差別扇動表現)にあたると認定される事態にもなってしまいました。こうした状況を受け、地域での理解を深めていくために、歴史学者の和田春樹さんから韓国をはじめとした隣国との関係についてお話を伺います。ぜひご参加ください。
オランダでの滞在、最初に訪問したのがアンネフランクの家。初めて「アンネフランクの日記」に出会ったのは小学校高学年の夏休み。自分と同世代の女の子がナチスに捕まって殺される恐怖を日々感じながら屋根裏で生活せざるを得なかったこと、そしてその中にあっても小説家になる夢や戦争が終わる希望を持ち続けていたこと。たまたまユダヤ人に生まれただけで迫害を受けることに、ものすごい衝撃を受けました。戦争が日常をどれだけ破壊するかを初めて知り、それが今の私の活動の原点にもなっています。 公開されているアンネの家は1942年から約2年間、ナチスの迫害から逃れるため隠れ家として住んでいた家を利用したものです。外装は改装されていましたが、内部は本棚の後ろに隠された扉やそこに続く隠れ家などがそのまま再現されていました。お父さんの事務所の中に作られていたということで、外に音が漏れないよう朝8時半を過ぎると音を立てないよう声を潜め、トイレを流すことも儘ならなかったとのこと。一番印象的だったのは彼女の部屋の壁に貼られていた大好きな俳優などの写真の数々。日常の楽しみを思い出すことが彼女を支えていたのでしょう そしてもう一つ印象的だったのが自分の命を危険にさらしながらも、彼女たちを匿い続けた人々のことです。支援者の一人、ミープ・ヒースは「人間として当然のことをしただけ」と。 アンネは、これほど辛い環境にいながらも「たとえ嫌なことばかりでも、人間の本性はやっぱり「善」なのだということを私は今でも信じている。」と書いています。もし同じ環境に陥ったとしたら私は同じことをできるだろうか、と、改めて考えていました。 アンネの有名な言葉「わたしが私として生きる事を許してほしい。」、それは現在でも大きな課題として残っています。地域の中でもヘイトスピーチをはじめ、それぞれのあり方を否定するような言動が増えています。規模やレベルは違えど、改めて、自分の持ち場で差別に取り組まなければと思いました。