豊渓中学校の統廃合 机上の計算で決定するの? 第2回保護者・地域説明会について
3月22日、区は豊渓中学校の統廃合計画について2回目となる保護者・地域説明会を実施。今回も練馬区は統廃合を前提にした説明を繰り返す中で、多くの意見や反対の声が噴出、理解を得られるものではありませんでした。 […]
3月22日、区は豊渓中学校の統廃合計画について2回目となる保護者・地域説明会を実施。今回も練馬区は統廃合を前提にした説明を繰り返す中で、多くの意見や反対の声が噴出、理解を得られるものではありませんでした。 […]
練馬区議会第一回定例会の最終日、練馬区の令和7年度(2025年度)予算案に反対の討論を行いました。生活困窮世帯への就学援助も23区で最下位の水準、小学校では600を超える教室が30度超え、地域で唯一の豊渓中学校を突如として統廃合の候補に。他方で、美術館の建設費は当初の1.5倍まで上昇し、今後もいくらになるか不明。練馬区は予算審議を通じて、住民に寄り添うことを強調していましたが、練馬区の「寄り添う」とは何を意味するのでしょうか? […]
練馬区は昨年12月、豊渓中学校を統廃合の検討校とすると発表。区立学校適正配置第二次実施計画の素案で明らかにしたもの。3月末には成案化し、決定する予定でした。しかし、保護者や地域の方々から反対や怒りの声が噴出した中で、練馬区は3月末の成案化を撤回、4月以降も保護者や地域との協議を続けていくことを明らかにしました。皆さんの声が届きました!! […]
練馬区は、中学校の適切と考える規模について、全国で最も厳しい基準を設けています。小規模校のデメリットを強調する一方、改善するための取組は行っていません。2月28日の予算委員会の質疑では今回の計画策定に際しては、豊渓中学校の生徒や保護者、住民の合意形成はおろか、事前の連絡や相談すらも行っていなかったことも判明しました。 […]
練馬区は昨年12月、豊渓中学校を統廃合の検討校とすると発表。区立学校適正配置第二次実施計画の素案で明らかにしたもの。3月末には成案化し、決定する予定です。事前の連絡や相談もないままでの突然の発表に、生徒や保護者、地域住民からは驚きや怒り、反対の声も噴出、豊渓中学校では反対する住民の会も結成されました。2月28日の予算特別委員会では計画の白紙撤回を訴えました。動画はこちらからご覧ください。 […]
練馬区立美術館の建て替え計画について、人件費や原材料費の高騰により整備費(解体含む)が当初の76億円から1.5倍、109億円になることが明らかになりました。(新聞報道はこちらをご覧ください。)1月23日の令和7年度 (2025年度)練馬区 当初予算案 記者発表で区長が明らかにしたもので、あわせて整備費用や工期が妥当かを検証するコンストラクション・マネジメントを導入することを発表、令和10年度予定の開館が遅れる可能性も出てきました。今後も更なる費用の高騰が予想される中で計画を全面的に見直すべきです。 […]
練馬区は12月、「区立学校適正配置第二次実施計画」(素案)を策定しました。計画では光が丘第八小学校と豊渓中学校が適正配置(統廃合)の検討の対象に選ばれています。しかし、そもそも少子化が進む中で、区の考える「適正」な規模の考え方自体を変える必要があります。12月11日から1月16日まで、こちらから住民の意見募集(パブリックコメント)を行っています。また、1月には学校での説明会も開催されます。ぜひご意見をお寄せください。 […]
旭丘・小竹地域での施設一体型小中一貫教育校について、名前は「みらい青空学園」に仮決定しました。これを受け、3月に保護者会および地域説明会を実施、その内容が4月23日に文教児童青少年委員会で報告されました。 […]
文教児童青少年委員会で「第二次 区立小・中学校および区立幼稚園の適正配置基本方針」の素案が報告。同方針は学校の統廃合の方針などを定めたもので、2005年の方針に続く2回目。 […]
練馬区議会では各委員会で年に一度、先進事例を学ぶべく、行政視察を行います。私が所属する企画総務委員会では沖縄県を訪問します。 視察の初日は、那覇市の「ファシリティマネジメントの推進」について学びました。ファシリティマネジメントとは公共施設の管理のことで、国は全国の自治体に対して老朽化した施設の建て替えや廃止、配置転換などを長期的な計画で示すよう求めています。 練馬区では2017年に「公共施設等総合管理計画」を策定しています。那覇市では練馬区に先立つこと2年、2015年に公共施設の今後のありかたについての基本方針であるファシリティマネジメント基本方針を策定しました。 【那覇市と練馬区の比較】 那覇市の人口は約32万人、練馬区(73万人)の約半分です。財政規模についても那覇市が1280億円で練馬区が2,600億円程度とちょうど半分くらいになります。 他方、那覇市が所有している建物は総面積が108万㎡、内訳は公営住宅が39%、学校が35%を占めています。練馬区では総面積は約120万㎡であり、その約半分は小中学校が占めています。 【那覇市の特徴】 練馬区と那覇市での公共施設の今後に対する最大の違いは、那覇市では削減の数値目標を定めている点です。那覇市は方針で今後の40年間で15-20%、公共施設の延床面積を削減することを掲げるとともに、新たな施設の建設は行わないことを示しています。 また、練馬区との大きな違いとして、那覇市では公共施設の今後を考える中で、学校の統廃合は当面は行わない、という考えを示しています。その理由として、数年前に市内で統廃合を行おうとしたところ、地域の大きな反対で頓挫したためとのことでした。市としては、子どもの数の減少などもあり、統廃合を必要とは考えてはいるが、地域の住民の理解が得られない限りは難しいとの考えでした。 一方で、市営住宅について一部屋当たりの面積を小さくするなどして収益性向上、コスト削減に取り組んでいます。今後の取組として学校プールの共有化やサ高住事業者による市営住宅の運営なども検討するとのことでした。 【岩瀬の意見】 それぞれの自治体で公共施設のありかたについての方針、取組が異なることは勉強になりました。那覇市のように、最初から公共施設の削減目標を決めるというやり方には賛同できません。 練馬区では公共施設の削減のために、光四中を廃止したほか、今後も小中学校の統廃合に積極的に取り組もうとしています。他方、那覇市では数値目標を定めたものの、地域の声を聞きながら学校の統廃合は行わない一方で、既存の施設の面積や設備を建て替え時に削減したり、多機能化したりすることなどを通じて対応をはかろうとしています。那覇市の方法にも多くの課題はあるものの、少なくとも住民の声を聞きながら対応を変更するという意味で、民主的であり区としても参考にすべきだと思います。