ブログ2023-02-06T17:39:37+09:00

いわせてカフェの開催

今日は地域の集会所でいわせてカフェを開催。

このカフェ、コーヒーなどを飲みながら、参加者のみなさんとざっくばらんに区政に関するご意見や地域の課題などをおしゃべりするというもの。

今回は三連休の初日ということもあり、数人のこじんまりした集まりを予想していたが、蓋を開けてみると11名の方に参加いただく。しかも、そのうち4名は初めて参加の皆さま。若手の弁護士の方や地域に長く生活する方、高齢者施設で働いている方など多様な背景をもった方が新たにカフェに参加いただけたということ、本当にありがたい。

最初に区議会での活動について報告をした後、皆さんの自己紹介とともに、それぞれが気になっていることを話していただく。皆さんにたくさんお話しいただくためにどうすればいいかな、と事前にいろいろと考えていたが、実際に始まってみると、区政のあり方から道路建設や子育て、介護の問題、さらに、空き家や公園の利用の方法など、それぞれが身近に感じている問題が次々と出てくる。

なかなか知ることのできない地域の課題、特に具体的な課題を共有していただけること、本当にありがたい。そして、今日いただいた課題を、しっかりと区政の中で取り組んでいけるよう今後もしっかりと頑張るとともに、こうした集まりを今後も続けていきたい。

2015年11月21日|Tags: |

初めての坐薬

最近、季節の変わり目のせいか、体調を崩しがちの息子。
週末から再び熱が出てしまい、昨日は生まれて初めて(!)40度の壁を突破。
熱が出てもいつも元気だったのに、今回ばかりはぐったりして息もあらい。
これはいけない!と仕事のアポを延期させてもらい、朝いちばんに行きつけの病院へ。小児科は混んでいて1時間待ち。先生の診断ではただの風邪とのこと。ちょっと安心はしたものの、それでも熱が高いことに変わりはない。

そこで、今回初めて坐薬をいただきました。あっという間に熱も下がるということ、そこで家に帰ってさっそく挑戦。かなり緊張。お尻の穴に坐薬を入れようとするが嫌がる息子。必死で逃げようとする。なかなか入らない。掌で人肌にあたためて勇気を出してプスとさす。坐薬の数は限られているから無駄にはできない。お尻の穴を抑えて何とか中身が出てこないようにする。私も息子も必死。そして、なんとかお尻の中で溶けたのを確認してようやく解放。

かなり嫌われてしまったかも・・・ゆるせ息子よ。

坐薬のおかげで一時的に熱が少し下がって安心したものの、夜には再び40度まで上昇。もう笑顔も全く出ずぐったり。「ああ、息子の命を助けてくれ!」とかめちゃくちゃ弱気になり、救急車を呼ぶことも検討しましたが、まずは東京消防庁の緊急電話相談に連絡することに。ドキドキしながら電話をすると、すごく優しい雰囲気の看護師さんが登場。症状の説明をしたところ、とにかく冷やしてくださいとのこと。そこで、冷凍庫中のアイスノンを取り出して、体中にペタペタ。弱弱しく私の腕を振り払おうとする息子。普段の勢いがないのも痛々しい。

おかげさまで何とか熱も下がりましたが、毎日夕方にはまた上昇、この風邪菌しぶといです。子どもが病気でも早退して病院に行ったり休んだりするのはまだまだ日本では圧倒的に母親が多い。今回は妻もピンポン風邪でダウンしていた中で、一人きりで看病することの大変さ、身をもって実感しました。

2015年11月17日|Tags: |

総合災害対策等特別委員会視察 愛知県一宮市の治水対策

視察の二日目、愛知県一宮市が行っている治水対策を見学

一宮市では、日光川をはじめ市内をたくさんの河川が流れていることから、浸水被害が受けることが多かった。近年では、平成12年9月の東海豪雨、平成20年、22年のゲリラ豪雨の影響を受け、特に、平成22年には300世帯以上が床上浸水となった。こうした状況を受け、同市では、平成25年に総合治水対策の大幅な改訂を行った。

今回の視察では、同対策の概要について話を聞くとともに、実際の治水対策の現場を見学した。

同市の治水対策、5年に一度の頻度で発生している1時間あたり52mmの降水量を基準とし、これに耐えうる街づくりを目標に掲げている。

ただし、市内全域を同基準に合わせるには膨大な費用が掛かるため、重点地域を設けるとともに、すべての浸水を完全に防ぐのではなく、路上浸水までを許容範囲とする対策をとっていることに特徴がある。

具体的な対応の柱として、河川対策、流域対策、浸水被害軽減対策が掲げられている。

この中で、特に印象的だったのが、同市が流域対策として実施していた貯留施設の整備である。

貯留施設は雨水などを一時的に溜め込み、それを排出するもの。雨水が直接、川に流れて氾濫してしまうのを防ぐために設置している。
同市では小学校の校庭やスーパーの駐車場などの地中に大きな貯水槽を設置して、その中に水を溜め込もうとしている。また、各家庭においても貯留施設を設置するために行政が補助を行っている。

実際に浸水被害に幾度もあっている地域だからこそ、その具体的な取り組みは非常に参考になった。こうした取り組みについて、練馬でも学べる点についてはしっかりと参考にしていきたい。

(写真は一宮市の様子と地下に貯水施設のある小学校)

2015年11月13日|Tags: |

総合・災害対策等特別委員会の視察 <名古屋市港防災センター>

今日から総合・災害対策等特別委員会の一泊二日での行政視察。
今回は、名古屋市の南海トラフ巨大地震対策と一宮市の総合治水計画について視察を行う。

初日の視察先は名古屋市港防災センター。

東日本大震災の後、国や自治体は、科学的に想定しうる最大規模の地震、津波を予想するとともに、その対策を推進することになっている。

名古屋市では南海トラフと呼ばれる地域で、おおむね100年から200年の間隔で繰り返し発生する巨大地震と、1000年に一度発生する巨大地震のそれぞれで被害想定を計算している。それによると、後者のいわゆる「南海トラフ巨大地震」では、最大で死者6,700名に上るとしている。

これをもとに、名古屋市では平成26年に平成30年度までを目標とした「名古屋市震災対策実施計画」を策定した。

今回の視察では、同計画についての説明を受けた。
計画は1.災害対応力の向上、2.災害に強いまちづくり、3.地域防災力の向上の三項目、からなり、178の事業計画が立てられている。

本計画において印象に残ったのが外国人への対応である。

名古屋市の登録外国人数は約65,500人、総人口の2.5%に達している。
そうした中、同計画では、特に、外国人防災啓発事業の実施と、災害時の外国人支援体制の強化を施策項目に掲げている。具体的な目標でも、災害時外国人支援ボランティア研修の受講者数を588人(平成25年)から延べ1,000名(平成30年)とすること、そして、ウェブサイトを活用した多言語での情報提供を掲げている。

翻って練馬区。
一般質問でも取り上げたが、災害時の外国人に対する支援のための語学ボランティア登録制度は存在しているが全く機能していない。実際、私自身も同ボランティアに登録しているものの、これまで一度も研修はなかった。ウェブサイトをみても、すべてが機械翻訳の中で、災害情報についても意味が全く通じないものや誤った意味になっているものが多い。

練馬区でも、名古屋市や川崎市を参考に、外国人が区政や地域のまちづくり全般に積極的に参画するための会議体を作ること、外国語ボランティアをしっかりと活用すること、そしてウェブサイトを活用した多言語での情報提供が必要と改めて実感した。

Visitamos el centro de prevencion de desastre en la ciudad de Nagoya para estudiar las actividades realizadas para preparar teremoto previsto. La ciudad de nagoya tiene 178 planes y actividades para 2020. Lo que me impresiona mas es que dentro del plan, apuntaba los medios para rescatar los extranjeros en el momento de desastre. Debemos aplicar estos premedios en nuestro municipio tambien.

[…]
2015年11月12日|Tags: |

息子の発熱

先日、息子が突然の発熱。
ついさっきまで元気だったのにお昼寝の後、熱を測ったら39.2度も!

とはいえ、本人はいたって元気。おろおろする私たちを傍目に元気に遊ぼうとする。
熱があってウルウルした瞳、メロメロになる私たち。普段は食べさせない甘いものも、こういう時は好きなだけ食べさせてしまう。すると、さらに嬉しそうにニコニコする息子。完全に手の上で踊らされています…

そして、翌朝には完全に熱も下がる。しかし、最近忙しくて休日がほとんどなし。息子とも全然向き合えていなかったことを反省。これを機会に一日を息子デーに充てることに。

1か月前、つまり1歳と数週間で、初めてはいはいから一歩へと踏み出した息子。
お誕生日にはまだつかまり立ち&伝い歩きしかしていなかったので、いつになったら立ってくれるかな、歩いてくれるかな、とそわそわしていた私たち。しかしいざ歩けるようになると行動範囲が一気に広がり大変なことに。いろいろなところに登りあがり、すでにソファから何度か落下している。あと、最近の彼のマイブームは人の財布をいじること。財布のカードを全部抜き出しては戻すということに大喜び。しかし、元の場所に戻すことは望むべくもなく、病院に行って保険証がいつもの場所に見つからず、冷や汗をかくこともしばしば。不思議なのは、ぜんぶカードを抜いたあと、最後に持つのは必ず私の名刺だということ!

そして当日。いつも抱っこで外に連れ出していたが、初めて自分の足で一緒に歩く。左手を握って横でトコトコ歩く姿をみると、それだけでなぜか感動、涙がでそうに。。。
通常だったら5分で着く図書館に、今日は15分以上かかってたどり着く。いつものことに倍以上のかかってしまう、そんな中でいつも面倒を見てくれている妻に改めて感謝。

ずいぶんの運動をした息子、夜はゆっくりと眠ってくれた。

2015年11月10日|Tags: |

小さき声のカノン

先日、鎌仲ひとみ監督の最新作「小さき声のカノン」の上映会に参加。

この上映会、「福島こども保養プロジェクト@練馬」が企画したもので、監督も出席。
鎌仲監督といえば、個人的な話ですが、実は私たちが結婚する前、デートした時に初めて見た映画が同監督の「みつばちの羽音と地球の回転」。鎌仲監督の名前を聞いたとき、会社帰りに渋谷のミニシアターまで一緒に観にいったことを思い出しました。

「小さき声のカノン」、福島や放射線量の高い地域で生活する方々が直面する問題を正面から捉えています。地域から避難したいと思ってもなかなかできない現実や、被害から時間が経つ中で世論の関心が少しずつ低くなっている現状、また、そんな中で子どもの甲状腺や骨に異常が相次いで見つかっているということなど、ほとんど報道されることのない事実が次々に明らかにされていました。

そして、対照的なのが国の姿勢。国はこうした被害の現状に目を向けないばかりか、被害そのものが存在しないかのような姿勢を示しています。

私自身、去年と今年、飯能で行われた保養キャンプにボランティアとして参加させていただきました。参加されるお母さんたちからお話を聞く中で、地域の中でも、除染後のひばく地を離れようとする方や、その地の食べ物を食べたがらない方のことを問題視する扱いする空気さえあると聞きました。私も一歳の息子を育てる中で、もし自分が、そして自分の子がそんな状況に直面したらどうしただろう、自分が親になったことでより身近な問題として認識するようになりました。

映画を見る中で、国が国民の命を最優先に考えず、地域の方々に犠牲になってもらうという政策を押し進めている状況において、私たちはどうやって生きてゆけば良いのだろう?一人一人が問いかけられた気がします。

自分の意志で道を切り開こうとする福島のお母さんたちの生き方に感銘を受けるとともに、地域でもしっかりとこうした状況を直視し、ともに支えあえるような社会を作らなければならないと実感しました。
(写真は鎌仲監督と)
Ayer, miramos una pelicula que se trata de las influencias que se ha causado por explosion de las plantas nucleas de Fukushima. Aun despues de 4 anos, muchas personas, especialmente los ninos y embarasadas estan sufriendo en los barrios. El gobierno Japones tiene que escuchar sinceramente la voz de la gente.
Foto con la directora de la pelicula.

2015年11月9日|Tags: |

田中正造の足跡を辿る旅行

昨日、「市民の声ねりま」会員の皆さんと日帰りでバス旅行を行いました。
36名もの方に参加いただきました。

市民の声ねりまが企画する旅行ですので、楽しむだけではなく、私たちの活動につながる何かを学ぶことも目的としています。今年は田中正造の足跡を辿るツアーを行いました。

田中正造は、明治時代の政治家で足尾銅山の鉱毒事件の際に天皇へ直訴した事が有名。もともと豊かな家に生まれましたが、全財産を人々に分け与え、死んだときにはお豆の袋一つ分の財産しか残っていなかったといわれています。

当時の日本、富国強兵方針のもと、銅の輸出が外貨獲得の重要な手段となっていました。
しかし、銅産業の成長は、精錬過程で発生する煙害の発生や重金属を含んだ排水による水質汚染や土壌汚染などの公害を生み出しました。

そして、水質汚染の影響を受けたのが今回訪問した谷中村、足尾銅山から100㎞も離れているのに、渡良瀬川の源流が汚染されてしまった結果、大変な被害を受けました。しかし、政府は問題を隠すために、治水工事という名目で村全体を水没させることに。そして、村人は村を離れざるを得ず、かなりの方が北海道開拓のために網走の近くの佐呂間町へと送られました。新天地での生活は過酷を極め、移住者の多くは元の土地へ帰ることを望みましたが、最終的に政府が非を認め土地を提供したのは1970年代になってからのことでした。

ツアーの中で最初に訪問したのが足尾銅山。操業を停止してから長い時間が経ち、たくさんの方が植林を行っているにも関わらず、今でも木が生えずに赤い山肌が覗いているのが印象的でした。そして、その後水没した村の跡地を訪問。そこには、田中正造が通った神社や共同墓地の跡が残っています。鳥居だった場所に、神社だったことを示す看板が立っている姿やたくさんの墓石が並んでいる姿を見て、巨大な権力によって、川底に沈められてしまった村の人たちの無念さが少しだけ感じられた気がします。

田中正造記念館で話を聞く中で実感したのが、これは過去の問題ではない、ということでした。当時、鉱毒が問題になり始めたころ、政府が川の水を分析。その結果は、全く問題ないとのこと。この結果に不信感を持った村民は独自に専門家に調査を依頼。そして、多量の重金属を発見したとのことです。

その後、住民たちは組織を作って反対活動を行おうとしましたが、足尾銅山の操業によって生活が成り立っている方も多く、地域が二分されてしまいます。反対とともに賛成の陳情も出され、絶対数だけで見ると賛成のほうが多かったとのことです。
一連の流れを見ていると、原発の問題とあまりにも似ていることに愕然。

田中正造の言葉、「真の文明は山を荒らさず、川を荒らさず、村を破らず、人を殺さざるべし」彼の人々に寄り添った姿勢に強く胸をうたれました。

2015年11月4日|Tags: |

タウンミーティングの開催地域におけるLGBTの権利保障

先日、病み上がりではありましたが、市民の声ねりまのタウンミーティングを開催。このタウンミーティング、皆さんに議会の報告をするとともに、特定のテーマについて、掘り下げてお話しするというもの。また、皆さんの関心のある分野について、自由にお話しいただくという点にも特徴があります。

今回は特に、池尻議員は練馬区の待機児童について、私は性的マイノリティ(LGBTI)の権利保障についてみなさんにお話ししました。

当日は、天気のいい日曜の昼下がりにもかかわらず、35名もの方にお越しいただきました。
性的マイノリティは欧米の多くの統計だと10%、日本の統計でも5%はいるといわれています(ちなみにこれは、日本人には性的マイノリティが少ないということではなく、隠している人や、社会的プレッシャーで無意識に抑圧している人が多いからだと思っています)。欧米では性的マイノリティの権利保障の動きは進んでおり、2000年にはオランダで初めて同性婚が合法化され、現在では16か国で認められています。

日本では、まだまだ。例えば、親しい友人や親せき、同僚に性的マイノリティがいるか?という調査が昨年行われていますが、それによると、スペインやイタリア、米国、英国などでは50%以上がいる、と答えた一方、日本ではわずか8%しかいませんでした。それだけ、性的マイノリティの方は自分のセクシュアル/ジェンダーアイディンティティを隠さざるを得ない状況が続いているといえます。
また、性的マイノリティの方を対象とした調査においても、異性愛者の方に比べて、自殺をしたいと思ったことがある比率は6倍以上、また、自己肯定感は異性愛の方に比べて半分程度しかないことが明らかになりました。

こうした状況に対して、区として性的マイノリティの方の権利保障を示すための基本方針の策定、差別で苦しんでいる方への相談窓口の設置等を求めていることをご報告しました。
「好きな人と一緒に過ごしたい」、「こどもを育てたい」、「自分の人生や生き方を自分で決めたい」。どれもすべての人が保障されるべき当然の権利です。

私は、日本国憲法が保障する個人の尊重と法の下の平等という理念に基づいて、すべての人がその性的な指向や性の自認にかかわらず基本的人権を享有する個人として、差別を受けることのない社会を実現しなければならないと信じます。この問題は、アイデンティティの問題であり、同時に、個人の尊厳の問題なのです。

意見交換では、皆さんからこれまで自分とは関係ないと思っていた性的マイノリティの権利保障についても身近に感じることができた、という声をいただくことができました。
また、皆さんからは、無戸籍、無国籍の方に対する区の取り組み、子育て支援、永住外国人への取り組み、などについてたくさんのご意見をいただきました。タウンミーティングという形にして、皆さんが双方向で議論をできるようにした今回の試み、ある程度の成功だったと思うとともに、次回はさらに皆さんが話し合い雰囲気を作っていきたいと思います!

Ayer, tuvimos una reunion para informar los resultados y actividades hechos en asambrea local que se ha terminado en Octubre. En la reunion, destacamos la importancia de proteger los derechos de los LGBT en Japon.

2015年11月2日|Tags: |

議会終了後、十年ぶりの喘息の発作

議会と視察が終わって「さあ、たまった仕事をやろう!」と思ったら、朝から喘息の発作と風邪のコンボで息も出来ず。はい、実は私、昔は重度の喘息児でした。大人になってからは大学生の時の発作が最後、たまに苦しくなるくらいだったのですが。久しぶりに病院に行くと、お医者さんも驚いてそのまま点滴室へ。一時間をかけて処置をしていただく。

ベッドに横になっていると、思いはなぜか昔のことへ。「点滴を受けるのはいつ以来だったかな?」

そういえば、数年前インドネシアに出張中、路上で買い食いして食あたりをおこして日本人が経営しているタケノコクリニックというところで受けたんだった、ところでタケノコと言えば、おじいちゃんがいつもタケノコを掘って持ってきてくれたのが美味しかったな、あれ、待てよ、おじいちゃんと言えば、小さいころいつも野山に連れて行ってくれてたな、私も息子を今度連れてってみよう、そうそう、息子が最近習ったたけのこ体操ダンス、手をパチパチしてノリノリでかわいかったな…

なんて、様々な記憶が荒野を駆け巡る…これって私やばいんじゃ??
なんて急に弱気になる私、とはいえ、1時間の点滴の後、すごく体も楽になる。

しかし、咳をしすぎて、背中全体が筋肉痛に。背中を真っすぐにしておくのがこんなに苦しいなんて、と思いながら、皆さんにすごく優しくいただき、そして息子までもなぜか優しい…たまにはこれも悪くない、なんて思ってしまいました…

そして、議会や視察が終わるまで我慢してくれた体に感謝。

(写真は引き出しに入って大喜びしている息子)
Despues de tantos anos, tuve ataque de asma en la manana. fui a un hospital y recibi infusion… recibiendo tratamiento, recordaba los dias de ninez cuando sufria mucho de asma, y nuevamente agradecia familia quien siempre me ayudaba

2015年10月27日|Tags: |

子どもの虐待に対する福岡市の取組~虐待は家族だけの問題ではない~

視察最終日、福岡市のこども総合相談センターを訪問。

同センターは子どもの虐待に関わるすべての問題に総合的、一元的に対応していて、弁護士も常駐しています。虐待の相談から子どもの一時保護、さらにその後のケアまで総合的に一か所で担っている機関は少なく、全国の自治体が視察に来ています。

最初に子どもへの虐待の現状について伺いました。センターへの虐待相談数は増加傾向にあり、平成26年度は過去最高の718件となっています。内訳は1)放置的虐待(ネグレクト)(39%)2) 身体的虐待(33%)、3) 心理的虐待(27%)、4) 性的虐待(2%)です。
加害者は、実母が最も多く66%、次いで実父が22%となっています。継父は5%程度ですが、重篤な虐待を行うのは継父が最も多い状況です。

こうした状況を踏まえ、センターが抱える課題、対応について話を伺いました。

1. 赤ちゃんの泣き声による通報について

近年、最も多い通報が赤ちゃんの泣き声によるもの、いわゆる「泣き声通告」です。センターでは通報を受けた場合、すべての家庭を48時間以内に訪問し、虐待の実態を把握することになっています。ただ、泣き声通告の場合、そのほとんどはまず問題ないもので、児童相談所からの訪問はかえって親の育児不安を高めてしまうこともあります。
例えば、訪問したことで、周囲の住民から虐待していると思われたとショックを受けてしまい、子どもが泣き出したら口に布を入れてしまうとか、外にでるのを怖がるようになる、といったケースもありました。

そのため、センターでは保護者への支援的アプローチを強めるために、民間NPOへの委託による「子育て見守り訪問員」を派遣することにしました。これによって、児童相談所職員の訪問より、受け入れる保護者への負担が軽減されると共に、児童相談所職員がより重篤なケースに集中することができるようになったとのことです。

2. 虐待を受けた児童の保護について

虐待の恐れが高い児童に対する強制保護、平成26年度は約80件に達しています。欧米では強制保護は裁判所の決定ですが、日本では行政処分として行っています。強制保護、本人も親も虐待を否定する場合は非常に難しいとのことです。

一例として、性的虐待を受けている中学生の女の子のケース。本人も親も虐待を否定。しかし、虐待の可能性が非常に高いと判断し、強制保護を実施。最初の数か月、本人は家に帰りたい、と話していましたが、9カ月後、ようやく親からの虐待があったことを認めたそうです。

市ではこうした事態に対処すべく、法医学専門家との連携と弁護士の採用を開始しました。
法医学専門家は、虐待の恐れのある子どもを実際に診察しています。例えば、子どもの体にあざがあった場合、それが友達同士で行われたものか、大人によってつけられたものか判断し、また、赤ちゃんの揺さぶりについても専門的に判断を行っています。同様に、子どもの利益を守る法的枠組みをしっかりと提示し、職員にアドバイスするために弁護士を採用しました。

3. 虐待をなくすために必要な事

虐待が増加した背景は1.貧困、2.ひとり親の増加、3.親の心身疾患、4.地域の繋がりの希薄化があるとのこと。特に、強制保護の内訳は7割が片親家庭とのことでした。
こうした中、虐待をなくすために必要な事は、親と子だけの問題として捉えるのではなく、地域としてどうやって支えていくか、ということでした。

私も以前は、子どもに虐待をする親の気持ちなど想像もできませんでした。しかし、実際に子どもができ、毎晩夜泣きをし、ご飯も食べずに一生懸命つくった離乳食はぶちまけられ、睡眠不足でオムツを代えたと思ったらまたうんち・・・という日々を重ねるにつけ、虐待をしてしまう親御さんの気持ちもなんとなくわかるようになり、彼らを一方的に責められない、そう思うようになりました。私の場合は家族がいて、近所には付き合いが深くなんでも相談できるパパ友・ママ友たちもいる。しかし、子ども(たち)と親一人で逃げ場の無い生活していたり、貧困から抜け出せなかったりでどうしても追いつめられてしまう、そんな状況もわかります。

だからこそ、虐待の問題については、家族だけの問題ではなく地域全体で取り組むことの重要性を認識しつつ、区政の中で、根本的な解決策をしっかりと考えていきたいと思います。

2015年10月23日|Tags: , |
Go to Top