ブログ2023-02-06T17:39:37+09:00

練馬区にも児童相談所を!横須賀市の児童相談所への視察 

先日、池尻議員と横須賀市の児童相談所の視察を行いました。
児童相談所(児相)は、18歳未満の子どもに関する相談に対して、児童福祉司などの専門家が応じる所です。区の子ども家庭支援センターなどの相談機関に比べ、専門的な知識が必要なケースを担当します。

これまで、都内の児童相談所はすべて東京都が設置・運営をしてきましたが、一昨年(2016年)の児童福祉法の改正により、練馬区をはじめとする特別区では、独自に「区立」の児童相談所を設置できることとなりました。現在、23区のうち、22区が児童相談所の独自設置に向けて動いていて、荒川区、世田谷区、江戸川区で、2020年度の開設をめざしています。

そんな中、23区で唯一設置に否定的なのが練馬区です。
練馬区はこれまで通り東京都が運営すべきと主張していて、その理由を①児童の主な処遇先である児童養護施設は都内外に分散していて広域行政が望ましい、②職員には高い専門性が必要性で、その確保と育成には東京都のノウハウが必要である、③児童相談所の事務について東京都と十分な協議が行われていない、としています。そして、児童相談所を設置する代わりに、都の児童相談センターとの連携強化を図るとしています。

こうした状況の中、実際の児童相談所の運営について調査するため、人口40万人、中核市として児相を設置している横須賀市の視察を行いました。なお、中核市として児童相談所を設置しているのは全国でも横須賀市と金沢市のみです。

横須賀市でも、開設にあたっては様々な課題があったものの、「横須賀の子どもは横須賀が守る」という強い決意のもと、当時の法律を変えるよう市長が働きかけを行ってまで設置に動いたそうです。そして、実際に設置したことで、子どもに対して一貫した支援体制ができる、また効果的な支援が行えるといった大きなメリットがあったとのことです。特に、児童相談所を持つことで、施設に入った時、子ども達がどんな生活を送っているかなど、初めてわかることが大きかったとのことでした。

児童相談所の開設には人員の配置、予算など多くの課題があることは事実ですが、それでも、既に実施している自治体も存在し、22区では前向きな検討も行われています。練馬区としても、地域で一貫した支援を行うためにも、課題があるからやらない、というのではなく、その課題を乗り越えていくための前向きな努力や取り組みが求められると思います。

2018年1月31日|Tags: , , |

焼き芋大会 in 大泉学園

日曜日、家の庭で毎年恒例の焼き芋大会を行いました。

焼き芋大会、20年くらい前から毎年、地域の方や子ども達と一緒に行っています。ルールはとっても簡単で焼きたいもの(お芋、ソーセージ、マシュマロ、リンゴ、お餅などなど)を持参して、火を囲みながらワイワイ楽しむというものです。

息子が生まれてからママ友やパパ友、さらに最近では地域のお知り合いや支援者の方など、どんどん繋がりが増えていて、今年は下は6か月の赤ちゃんから、上は85歳の方まで、皆連れ立ってきて頂いたので100名以上の方が参加しました。

みなさん、お互いに会うのは初めてなのですが、一緒に火を囲んで過ごす中ですぐに仲良くなって、お子さんの保育園や幼稚園の情報をシェアしたり、パパ同士で休みの日にどこへ子どもを連れて行くかという話で盛り上がったり。そして、スペイン料理のレストランで働くシェフの方がトルティージャ(オムレツ)をつくってくれたり、友人のカメラマンがたくさんの写真を撮ってくれたり、とても楽しい時間でした。様々な世代、背景を持つ方が一緒にこうして集まること、地域ならではの繋がりを作ること、ぜひこうした機会をこれからも続けていきたいと思います。

2018年1月22日|Tags: , , |

「LGBTってなに?」いわせてカフェ

区政に関わる様々な課題について、紅茶やクッキーを楽しみながら地域の皆さんとお話する「いわせてカフェ」、今回はこれまで力を入れてきたテーマの一つ「性的マイノリティ」を取り上げました。今回のカフェでは特に、友人の当事者の方々からお話を伺えるということで、私も楽しみにしていました。

まず私からLGBTとは何か?ということで、日本における状況を簡単に説明しました。最近、10年振りに改訂された広辞苑でLGBTが加わったものの、なんとその意味にTを示す性自認のことは触れられていなかったことや、昨年ゲイを笑いものにしたテレビのお笑い番組が話題になったことなどについて触れながら、まだまだ社会の中でLGBTへの認識が不足しているだけでなく、地域でも学校での取り組みなどが遅れていることについて指摘をしました。

その後の二人のお話、印象的でした。一人はトランスジェンダーと自認していて、特に学生の時、セーラー服を着ることがとても辛かったという事、今でも男性と女性のどちらのトイレを使うか、いつも悩んでいるとのことでした。もう一人、バイセクシュアルの方のお話では、例えば知り合いに対して、一人の友人として「好き」といっただけでも、違う意味に捉えられてしまうといった悩みなどを共有いただくとともに、性というのは二つに分かれるものではなく、グラデーションのように人の数だけ存在するものなのだから、それを受け入れられる社会になって欲しいという思いを吐露されました。

フリーディスカッションでも、小学生のお子さんを持つ当事者の方や、ご自身も当事者である保育園の先生などからお話を伺いました。小学生のお子さんを持つ方は、自身の性的指向に気づいたのが最近で、そのことをお子さんに正直に話したとのこと。どんな反応をされるか心配していたら、子どもはむしろ素直に受け入れてくれたとのことでした。だからこそ、抵抗のない子どものころからしっかりと教えてあげることはとても重要だとのことでした。

カフェで特に印象的だったのが参加者同士の対話でした。LGBTについてほとんど知識を持っていなかった方やご年配の方々も参加されていた中で、結婚観や子どもを持ちたいかといった、「素朴(しかしともするとセンシティブ)」な質問もされました。それに対して、当事者の方がとてもわかりやすい例をつかって一つずつ辛抱強く、しかし率直に説明してくださり、最後は何人もの参加者が認識不足だったことがわかった、目からウロコだったとおっしゃっていました。こんなプロセスがカフェを通じて行えたのがとても嬉しかったです。私も以前はそうでしたが、全体的にリベラルな人でも必ずしもきちんと理解しているとは限らないなかで、こうした取組をもっともっと広げていきたいと思います。

2018年1月21日|Tags: , , |

樋口陽一先生との再会

先日、大学のゼミ(比較憲法)の恩師、樋口陽一先生にお会いして、憲法改正への動きや区政の状況について相談させていただきました。先生には節目ごとに相談に載って頂いているほか、地域で講演いただくなど、非常にお世話になっています。

私がゼミに入った当時、先生は赴任されたばかりでゼミ生は4人しかいませんでした。その中で、毎回、私の熱い意見に真摯に向き合っていただけたことが、私の軸であるマイノリティの支援に関わりたいという思いを育ててくださったのだと思っています。特に、機会を捉えては憲法13条の重要性を熱心に説いていた姿を今でもはっきり覚えています。

ですので、今でも先生とお話するときは、自分が22歳に戻ったような、毎回背筋が伸びる気がします。今回もお会いする前から緊張していて、お会いする頃にはノドはカラカラ、顔は真っ赤。

今回は12月に「抑止力としての憲法 再び立憲主義について」(岩波書店)を出版されたばかりでしたので、その内容を伺うとともに、練馬区の状況、特に憲法改正への反対に向けた地域での動きなどについてお話しました。先生からは、今年が明治維新から150年にあたり、ちょうど100年の時には佐藤栄作内閣の時代で学生運動が盛んだった、今年は安倍政権が憲法改正に取り組む中での節目の年になる、といったお話を伺うとともに、長期的な視点で現在の社会を見るべきというアドバイスを頂きました。現在の社会は「分解の社会」であり、これまでの権威が崩れ、価値観そのものが崩壊している。その中でしっかりと憲法を守ることが必要とのことでした。

議員を志した時、最初のリーフレットでは、地域での活動を通じて憲法を守る、ということを公約として掲げていました。憲法改正の国民投票が現実のものに迫ろうとしている今年、自分の初心を忘れず、地域での活動を続けていきたいと思います。今年中に大泉で再度、講演会を行って頂けるとのことですので詳細が決まり次第ご報告します。ぜひご参加ください!

2018年1月17日|Tags: , , , |

日本のテレビ番組におもうこと…「はじめてのおつかい」ってなんなのか??

先日もあるテレビ番組で芸人が黒人俳優に扮して顔を黒塗りにしたり、昨年はゲイの方を嘲笑の対象にしたりと、日本のテレビ番組における人権感覚について、国内外から批判の声があがっています。

そんな中で、先日、3歳の息子と夕飯の際に何気なくテレビをつけたら「はじめてのおつかい」という番組が…。内容に驚きました。http://www.ntv.co.jp/otsukai/

この番組、その名のとおり、こどもを一人で買い物に行かせる、そんなテーマなのですが、私が見た場面では主人公は3歳の女の子。一人でスーパーまで買い物に行かせるというものです。うちの子も三歳ですが、文字通り右も左もわからない状態です。ですので、最初は一人で歩きだすものの、家が見えなくなったところで、寂しくなって泣き出します。「お母さん!」と泣きながら帰ると、保護者は「戻ってきたらあかん、前に進むんだ」と無理矢理、再度送りだします。泣きながら進む女の子をスタジオではゲストが感動したり、笑ったりしながら見ています。そして、買い物を終えると荷物の重さと、裸足でサンダルしか履いていなかったので足が痛くて「お母さん!」と号泣しながら帰っていく、そんな姿を映し続ける。そして、お母さんに会えて最初の一言、(言い付けられていた)「オクラ売ってなかった!」という言葉を聞いて、スタジオは大笑いするのですが、何が面白いのでしょうか…。そして、スタジオでは子どもはなんて健気なんだろう、と感動する、という流れになっていました。

この番組へは以前から批判もあり、論点の一つは子どもを一人で買い物に行かせるのは危険だ、というものでした。この批判には、多くのスタッフが同行するなど、安全に配慮していると言えるのですが、私はそれよりも、嫌がる幼児を無理やり買い物に行かせて、間違えると面白がり、号泣する姿を見て感動する、その姿勢に違和感を覚えます。まだ3歳の子どもに主体性や判断能力を求めること自体が残酷であり、このことで子どもに自主性が付くどころかトラウマになる恐れもあると思います。また、テレビカメラがなくても同じことをさせるのでしょうか、番組の企画だから許容する、という姿勢もおかしいと思います。

2018年1月11日|Tags: , , |

2018年 お正月

2018年の年末年始、今年は例年より少し長く、3日ほど実家(佐倉)に帰省しました。去年に比べて息子も電車の中で泣かなくなった、それだけで帰省の際の肩の荷が下りた気がします。でも、甘えん坊なのは相変わらず。怖がりで人が多いところではいつも抱っこを求める息子。もう13㎏越え、とても抱っこはできない、ならば山岳部(高校時代です)で培った経験を!と今回はずっと肩車で移動したところ、到着する頃には肩だけでなく魂も抜けそうに…。でもじいじ、ばあばに会えてご機嫌な息子、凧揚げにも挑戦。「パパもっと高くまで揚げて!」と無邪気な瞳で訴える息子、全力疾走で凧を揚げようとする私。でもせっかく揚げたころには息子の関心は遥か彼方に…。ということで、一人でトーマスの凧揚げを満喫する私でした。

そして大泉学園に戻ると、帰省していた義兄の夫婦と食事会。お互いの子どもの成長に驚いたり、仕事や活動の内容を話したり。その合間に毎年恒例の年賀状書きが始まります。私たち議員は、区内在住の方に自分から年賀状を出すことは禁じられていて、いただいた年賀状に自筆でお返事する、ということが規則になっています。ですので、一枚一枚拝見して、それを一日がかりでお返事。とはいえ、息子は待ってくれないので「パパ、こっち来て!ぶー!」と腕を引かれながら、その合間に何とか書き上げます…。こんな感じでゆっくりできたとはとても言えませんでしたが、充実したお正月でした。明日からまた駅頭、頑張ります!

2018年1月3日|Tags: , , |

一年間を振り返って② 今年もいろいろなことがありました 家族編

年末まで何かと作業が残っている妻を残して、一日早く息子と帰省。
じいじ、ばあばに久しぶりに会う中で、一年本当にいろんなことがあったな、と改めて実感。

4月から妻は仕事に本格復帰し、私も議員3年目を迎える中で活動も充実する中、同居のばあばも含めて3人で、そして本当に大変な時は佐倉からじいじとばあばにも来てもらって、家族総出でシフトを組む、そんな一年でした。妻と私の育児時間が本当に同等(いや、ここ数か月は私のほうがずっと時間数が多かったと妻も認めている)になったため、息子との距離もとっても縮まり、最近では「パパじゃなきゃいやだ」という発言も頻繁に頂戴するように。。。(嬉しい悲鳴)。

そんな中、5月には息子が初めての骨折…。普段はとっても慎重な息子、でもママと草スキー用のすべり台で遊んでいた時に一緒に転がって鎖骨をポキリ。痛さのあまり気絶してしまう息子、そして病院で「血が出てる!助けて!」(血は出ていなかったのですが、たけおの中では痛い=血が出てる)と泣いている姿に私が変わってあげたい、と心から思いました。そしてしばらくはコルセット、天使の羽で過しました。

そしてようやく直ったと思ったら今度は私が肋骨を骨折。しかも理由は水泳部(中学校です)で部長だった私、息子にかっこいいところを見せようとして、海でボディーボードに初挑戦したところ、波にのれるところまでは行ったのですが、止まり切れずに砂に突っ込む、しかもその間息子は砂でトーマスを作っていて、全く見ていない、という笑えない状況に…。人生で骨折したのは今回で5回目…その後しばらくは私もコルセット生活、駅頭で声を出すのも大変でした?。

この一年で息子もずいぶん成長し、感情や言葉もずいぶん豊かになりました。最近では、寒い夜に家に戻ると、「おてて冷たいね!」と言って、自分の手で一生懸命さすって暖めてくれる姿に身も心もあったまったり、一方で機嫌が悪い時には、「パパ嫌い、お仕事行って!!」といわれてへこんだり、息子の成長とともに私たちも学ぶことの多い、そんな一年でした。

2017年12月30日|Tags: , |

2017年を振り返って 岩瀬たけし事務所、今年もいろんなことがありました…

あっという間に今年も終わり。地域の年末パトロールに参加したり、事務所や議員控室、そして自分の家の大掃除をしたりすると、今年もあっという間だったな、と改めてしんみり。

そんな中、事務所のスタッフが今年の岩瀬事務所でのイベントを一覧にしてくれました。昨年(2016年)は事務所を開設し、地域に根付くための一歩を踏み出す、そんな一年だったのですが、今年は市民の声ねりまのみなさんやチーム岩瀬、サポーターの方々のおかげで着実に活動を拡大することができました。

今年から開始した「大泉わくわく講座」では、大学の恩師で憲法学者の樋口陽一さんをはじめ、地域在住の歴史学者の和田春樹さん、樹木医の安東信さん、児童文学翻訳家の金原瑞人さんと西田佳子さんにお話しいただき、毎回多くの方にご参加いただきました。夏には「大泉で平和を考える」というテーマで地域の戦争体験者の方からお話を伺いました。市民の声ねりまの秋の旅行では銚子と成田空港を訪問し、空港建設に関わる地域での課題などを勉強しました。

また、地域の皆さんと区政についてざっくばらんに話し合う「いわせてカフェ」、今年は7回開催し、池尻さんのアドバイスで、そこでいただいたご意見を一般質問のテーマの一つにもさせていただきました。チームの皆さんからのご提案で映画上映会、共謀罪についてのシール投票、絵本読み聞かせ、出張講座など新しい試みも行うことができました。

こうして一年を振り返ると、皆さんのおかげで活動の内容も幅も少しずつ広げることができた気がします。来年もこうした地道な活動を通じて、ぜひ皆さんの意見を区政に届けることを続けていきたいと思います。

(写真はスタッフの方が今年の活動を一枚にまとめてくれたものです)☺

2017年12月29日|Tags: , , , |

息子とクリスマス

3歳になった息子とサンタさんのお話を。去年までサンタさんのことをわかっていなかったので、今年が息子にとって初めてサンタさんにお願いする年。「えっと、サンタさんにはシューティングスターゴードン(トーマスのキャラ)とスポーツカーと自転車と、あと、バスをお願いするの!!」「えー!世界には沢山子どもがいるから、そんなに一人でいっぱいお願いしたらサンタさんも困っちゃうよ。サンタさんには一つだけお願いしようね!」と言ったら神妙な顔をする息子。翌日、改めて聞いてみると「えっとサンタさんは、たーくんにはシューティングスターゴードン、パパにはハチミツ、ママにはケーキだよね!」「えーーっ!!」一人一個と聞いて、両親の分にも自分の欲しいものを一つずつ一生懸命考えた息子…その賢さ(?)とともにハチミツをお願いする可愛さに驚かされる私…その後、いつも通っている大泉教会での子どもクリスマスに参加。本物のサンタも登場して、喜ぶかと思いきや、怖がってちゃんとお話しすることもできない怖がりやさんの息子…でも、世界の恵まれない子のためにサンタさんが献金を持って行ってくれるときいて、真剣な顔でお話を聞いていました。

毎年玄関にクリスマスリースを掛けているのですが、今年はお世話になっている方からもみの木で作った本物のリースを頂きました。ドアを開けるたびに素敵な香りがして、クリスマスを満喫しています☺

2017年12月23日|Tags: , |

1月20日(土)いわせてカフェのご案内 「LGBTって何?」

1月20日(土)の14時から、東大泉中央地域集会所で「いわせてカフェ」を行います。こちらのカフェ、毎回、紅茶やクッキーを楽しみながら、特定のテーマについて皆さんでお話するというもの。

今回は、私が議員になってもっとも力を入れてきたテーマの一つである「性的マイノリティ」を取り上げます。私から現在の練馬区での取り組みをご報告するとともに、当事者の方々からお話を伺います。

練馬区においても、一般質問等で訴え続けたことを通じて、性的マイノリティも対象とした相談窓口が整備されることになったり、男女共同参画計画に性的マイノリティが含まれるようになったり、様々な進展もありました。しかし、まだまだ地域の中には様々な形での差別や偏見が残っています。ぜひ皆さんと知識を共有して、一緒に考えたいと思います。ご参加をお待ちしています!

2017年12月23日|Tags: , |
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