憲法記念日

明日は憲法記念日。 私の大好きな今の憲法が、まさに重大な岐路に立っています。集団的自衛権が閣議決定による「解釈」によって認められ、憲法改正に向けた動きが連休明けにも加速しようとしています。心配でなりません。先日、ねりま9条の会のアンケートの回答を行いましたので、この機会をおかりして私の基本的な考え方をさせて頂きます。 以下、ねりま9条への会の憲法改正等についてのアンケート ... *************** 質問一、特定秘密保護法を廃止すべきと考えますか ① 廃止するべきである ②廃止するべきでない ③どちらともいえない ④わからない 回答 ①廃止すべきである 民主主義や立憲主義の原理と根本的に相容れません。国内だけでなく国際社会からも異例なほど批判を受けています。仮に廃止法の制定が叶わなくても、国際基準に合わせるよう法改正を求める等、練馬区が率先して、国会へ働きかけるべきです 質問二、集団的自衛権行使は憲法違反ですが、閣議決定に基づく関係法案の改正に賛成ですか。 ①賛成する ②反対だ ③どちらともいえない ④わからない 回答 ②反対だ 憲法によってコントロールされているはずの権力(政府)が独断で憲法の解釈を変えることはあってはなりません。閣議決定に基づく法令の改正や制定は食い止めなければなりません 質問三、憲法9条について ①守るべきである ②改正するべきである ③どちらともいえない ④わからない 回答 ① 守るべきである 紛争を武力によって解決することはできません。子どもたちを戦争に送ってはなりません。世界で唯一戦争を放棄した日本の憲法9条は今の時代こそ一層意義深く、日本はこれを外交の基軸とするべきです 質問四、原発を辞めるべきと考えますか ①原発は直ちに廃止すべき ②計画的に廃止する ③原発は必要だ ④わからない 回答 ① 原発は直ちに廃止すべき 練馬区役所等で再生可能エネルギーを導入したり、省エネを進めたり等が可能です。なによりも東京で二番目に人口の多い練馬区からしっかりと反対の声を挙げ続けることが重要です 質問五、安倍政権は欧米列強と肩を並べられる軍事大国の道を進んでいます。練馬区は非核平和都市宣言を行っており、独自の平和外交を取り組むべきだと思いますが。 ①外交・軍事問題は国の問題で練馬区とは関係ない ②外国の姉妹都市との交流など、平和外交を進めるべきだ ③どちらともいえない ④わからない 回答 ②外国の姉妹都市との交流など、平和外交を進めるべきだ その他、加害の歴史を含む近現代史をきちんと学校で教え、平和教育を徹底するために、練馬区が率先して取り組むべきです その他の意見 私は、「戦争を知らない」30代ではありますが、世界各国の地域開発支援に携わるなかで、紛争国や、立憲主義や民主主義が乏しい国々で人々のいのちやくらしが犠牲になる現状を目の当たりにしてきました。憲法9条についても、先進国や開発途上国の人々から「素晴らしい」「憧れている」と、何度言われたことでしょう。大学でも憲法を専攻した私は、日本、また世界の宝だと考えています。権力の暴走を防ぎ、平和と人権を保障するための現在の憲法を守り通すため、練馬から行動を起こしていきたいと思います。 ********************* これまで、国際協力の活動を通じる中で、今まさに世界で起こっている武力紛争が子どもを含む人の一生にどんなに残酷な事態をもたらすか、世界各地で見てきたからこそ、これまで日本で70年近く憲法を変えないという選択がなされてきたことの重みをもっと受け止めるべきだ、心からそう思っています。

3分で政策を紹介!

いわせて未来! 岩瀬たけしの政策をYoutubeに3分ずつほどのスピーチにまとめてUPしました! ぜひ、ご覧ください! 1.道路より、「みどりと水」が息づく区政を! 2.多様性尊重の練馬へ! 3.やっぱり「脱原発」! 4.地域と家庭で輝く子育てのしやすいイクメンの練馬へ! 5.子どもの個性を尊重し、世界で活躍する人材を! 6.「平和と人権」「いのちとくらし」の区政を!

多文化共生を練馬から!

毎月1度、地域の30,000世帯に配布しているニュースレター、その名も「いわせてかわら版」今月も完成しました。今回のテーマは「多文化共生を練馬から」。このかわら版、毎号完成までにたくさんの方のご支援をいただいています。まずは記事のご提供。私達は地域に根差した活動を目指していることから、地元の方が感じる区政の課題をご意見として掲載させて頂いています。次に、次に私が書いた原稿をデザイン、編集する作業。そして、一番大変なのが配送作業。全てを業者にお願いすると予算をオーバーしてしまうので、毎回、ボランティアの方に3500部程度の配布をお願いしています。寒い中配布するのはとても大変な作業ですが、10名近くの方が手分けして配って下さる。特に先月は雪が降る中にもかかわらず、一軒ずつ自転車でまわって頂き、本当に有難かったです。こうして皆さまにお届けするかわら版、読んで下さる方の心に響くものになることを願っています。さて、今回のテーマですが、練馬区は23区の中でも比較的、外国籍住民の方が多く住む地域です(2015年現在13,600名が在住)。しかし、外国人が増えることについて、必ずしも歓迎する人ばかりではありません。懸念する人もいれば、極端な例だと排除すべきという人もいます。そんな中で私は、外国人の存在が日本をより豊かで成熟した社会にしてくれると考えています。だからこそ、区政を通じて、様々な文化や価値観を持つ人々が共生できるそんな社会を目指したい、ということを訴えさせて頂きました。

フランスでのテロ

フランスでの出版社などへの襲撃テロの後、複数の都市でイスラム教の礼拝所などを対象とした報復的な攻撃が相次いで起きた。 テロへの怒りを感じるのは当然だが、攻撃や、イスラム教徒に対する差別は絶対あってはならない。これまでオマーン、ヨルダン、パキスタンなどのイスラム教国で援助活動を行ってきた。彼等に話を聞くとたいてい、テロリスト達はコーランを誤解している、と語ると共に正しいコーランの解釈について(こちらがやめてとお願いするまで)熱烈に説明してくれる。彼等は(特に争いの恐ろしさを知っているからこそ)平和主義者そのもの。 日本でも、在日の方を対象としたヘイトスピーチやデモ活動が続けられている。デモでは、聞くに堪えないような罵詈雑言が飛び交う。一体何が起こっているのか。こうした事が起こる一番の背景は、無理解にある。駅頭演説をしていて、何度かこうした人から声をかけられたことがあるが、彼等は韓国や中国に行ったことはなく、韓国人の友人も持ったことがない。韓国がどこにあるかを知らない人もいる。もちろん十分な歴史認識も無い。だからこそ、教育現場でもっと近現代史を教え、異文化理解について真剣にとりくまなければならない。

2018-08-21T09:42:14+09:002015年1月10日|Tags: , |

サポーター集会

12月7日、大泉の勤労福祉会館にて岩瀬たけしのサポーター総会を開催いたしました。始まる前は何人の方が参加して下さるかドキドキしていましたが、蓋をあけてみると90名近い方にご出席いただき、大盛況の内に終えることができました。出席いただいたたくさんの方と、私の思い、考えを共有させて頂けたこと、とても嬉しかったです。 総会は、進藤伸一さんのピアノライブ、私の思い、サポーターの皆さまからのエールの構成でした。 最初のピアノライブでは、私に因んだ曲ということで、”you are mysunshine”と”ボラーレ”を進藤さんに選曲いただきました。特に”ボラーレ”はスペイン語で”空高く舞い上がる“という意味で私が南米に留学していた頃にいつも聞いていた思い出の曲。 その後、これまで途上国の開発に携わった経験をもとに、地域で様々な活動をする方と、ともに歩み、地域全体を繋げたい、その思いから区議を志すことに決めたことを説明させて頂きました。その上で特に、障がいのある方や性的少数者、外国人を含むすべての人に対する差別が無く、違いを分かり合える町、そして、男性が子育てを主体的にできる町、ねりまを作りたい、という思いを共有させていただきました。 皆さんに私の思いをゆっくりとお話させていただくことができたこと、本当に嬉しく思っています。 その後、たくさんのサポーターの方から応援のメッセージをいただきました。地域に長く住まわれている方、若い友人の方、家族、いつもお世話になっている諸先輩など、たくさんの方から激励の言葉をいただき身が引き締まる思いでした。 そして、市民の声ねりま共同代表の池尻成二からのメッセージ。池尻、岩瀬の二人で頑張りたいという思いを伝えてもらいました。 活動はこれからが本番。今後、少しでも広がりを持てるよう、全力を尽くしますのでこれからもよろしくお願いいたします!

LGBTについて

ニューヨークで働く人権弁護士で、移民局や法廷における難民認定審査のための代理人をしている友人が来訪。アメリカの難民認定などの現状を聞く。 難民申請の理由もたくさんあるが、ジャマイカやイラン、ウガンダなどLGBT(性的マイノリティ)であることで迫害を受ける国も多いとのこと。 日本ではLGBTの方に対する暴力事件や処罰などはないが、性的指向やアイデンティティについて話すのはまだまだタブー視されている。差別されることを恐れてLGBTであることを隠して生きざるを得ない人々もたくさんいる。 性的指向やアイデンティティは政治的な意見、信仰、民族等と同じく人の人生の重要な一部であり、それを一生隠さなければいけない苦しさは想像を絶する。こうした状況を学校教育等を通して地域から変えていく必要がある。

LGBTについて

今日の新聞、バチカンが同性愛者を排除せず、受け入れるべきとの見解を打ち出した。画期的なニュース。 アルゼンチンに住むLGBTの友人から連絡が来た。「ようやく、胸を張って歩ける。」ラテンアメリカでは人口の大半がカトリック。そして、カトリックの教義を背景に、男は常に男でなければならない、そんな価値観が強く根付いている。「Los hombres no lloran (男は決っして泣いてはいけない)。」これが、男の子への最初の教育だ。そんな中、LGBTの方の多くは、カミングアウトすることができず、苦しんでいる。ラテンアメリカでの一番の侮辱語、それは「オカマ野郎!」である。そんな中で、カトリックの総本山、バチカンが同性愛を排除しないと打ち出したこと、あまりにも遅いが、それでも重要な前進だ。翻って日本。LGBTへの理解が進んでいるとはとても言えない。テレビでは、たくさんのLGBTの方が芸能人として活躍しているが、どちらかというと、笑いの対象として捉えられることが多く、正面からLGBTについて議論されることは少ない。私の友人にもLGBTの方は多いが、多くは会社で勤め続けるために、LGBTであることを隠している。こんな状況を改善するには、何よりも理解を深めることが重要であり、そのためにこそ地域から声をあげていきたい。

中村哲医師講演会

今日は市民の声ねりまでペシャワール会の中村哲医師の講演会を開催。中村先生はアフガニスタンに赴任した後、30年以上にわたり、医療のみならず、人々の根源的な課題を解決すべく灌漑事業などに力を注いでいる。 彼の眼から見た現在の日本。たくさんの示唆に富んでいた。 中村先生にとって、アフガニスタンでの31年は、ソ連の侵攻から始まる戦乱の時代。彼の言葉では、戦争は何万、何十万の方が犠牲になり、そこには憎しみしか残らない。そして、現在日本が参加しようとしている集団的自衛権、その言葉に騙されているだけで、結局は欧米列強の連合軍に加盟することに他ならないとのことだった。 戦争は一度始まったら必ず拡大し、作らなくてもいい敵を作る。現在の日本は、人が死ぬということの実感が薄い人が銃を扱う、そんな政治であることを憂いていた。 中村先生が何度も仰っていた「欲望と安全は両立しない」という言葉が今の日本を象徴している気がした。

2018-08-21T09:42:18+09:002014年9月5日|Tags: , |

今後の活動について

既にお知らせした方もいますが、来年(4月)の統一地方選挙、練馬区議会議員の予定候補として、活動を開始いたしました。 これまで、途上国における地域開発の専門家として世界21カ国で活動を行ってきました。 海外から日本を見る中で、今の日本には、集団的自衛権、憲法9条の改正、原発再稼働、難民を含む外国人やLGBTなどのマイノリティに対する差別、女性の社会進出と子育てなど、多くの課題が山積していることに気づきました。また、民主主義や言論の自由のために多くの若者が命を懸けている途上国に較べると、日本では若者の政治への無関心が深刻であると感じました。 こうした問題に対して、これまでの経験を活かし、少しでも地元から地域、地域から日本を変えていきたい、その想いから、政党には属さず、市民団体である「市民の声ねりま」の皆さんと活動を共にすることにしました。 市民の声ねりまの代表の池尻成二さんは、区議を3期務め、区長候補ともなりましたが、弱者によりそう地に足のついた活動をずっと続けられていて、まさに地域の声を代弁している方です。 地元の老人介護施設や障がいを持つ方の団体などでボランティア活動をする中で、現在の日本が抱える課題が実際にどのような形で地域に現れているか、少しずつですが具体的に見えてきた気がします。また、市民の声ねりまの支援者の皆さんの熱意や行動力から、日々刺激を受けています。 練馬はその人口の多さから、当選に必要な得票数が全国でも最も多い自治体の一つであり、政党に属さないのは非常に厳しい道ですが、自分の想いを実現するために全力を尽くしたいと考えています。

Canta Timor!

地元で上映された、東ティモール独立に関わるドキュメンタリー「Canta Timor」を鑑賞。 2002年にインドネシアからの独立を果たすまで、26年の闘争があり、その中でこれほど多くの人々が迫害、虐殺されていたということを初めて知った。 映画の中で、実際に家族を犠牲にした人が語った言葉「インドネシア軍に対して、怒りや憎しみは一切ない。ただ、あるのは悲しみだけだ。なぜなら、インドネシア軍も私たちもみな、大地の下の兄弟だから。」そして、「殺した兵士に対しては、ただ、息子に亡骸がどこにあるのか、それだけを教えて欲しい」と語った言葉。憎しみに対する報復ではなく「赦し」。これこそが本当の意味の強さである、ということを実感する。そして、今の日本に不足しているのがまさに他者に対する赦しなのではないか、と感じた。 また、インドネシア軍が東ティモールを弾圧している時代、インドネシア政府に対して最も金銭支援を行っていたのが日本だったという。そして日本人は東ティモールで産出される石油の恩恵を受けていた。映画の中で「知らない限り、人はいくらでも残酷になれる」とあったが、それは、現在も同じである。今もシリアやアチェ、パレスチナ、そして日本でも被災地では多くの方が苦しんでいる。しかし、自分を含め、それを自分のこととしてどれだけ感じていることができているのか。考えさせられる映画だった。 地域で活動する中で、今までは見えていなかった、或いは敢えて見ようとしなかった問題が最近、自分の中で少しずつ明らかになっている。地域が挙げる小さな声を形にして、そしてそこから地域を、社会を少しでも変える一助になりたい、そう感じている。

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