保護者からの訴え「緊急事態宣言の防災無線に子どもが怖がっています、なんとかしてください…」

緊急事態宣言を受け、多くのご相談を頂いています。その中で複数の方から5時半に防災無線のスピーカーから流れる放送に対して切実な訴えがありました。 「5時半の緊急事態宣言の放送、家の近くなのでハッキリ聞こえます。昨年の緊急事態宣言のとき、息子はそれまで楽しく通っていた幼稚園に行きたくないと言い出しました。理由を聞いてみたのですがすぐにはわからず、数週間後、夕刻の放送が流れると私に駆け寄り「放送の声に怒られているようで怖いの」と答えました。普段は「良い子の皆さん」と呼びかけています。普段からこの放送を自分に語りかけられていると認識しているのに突然警告するような放送に変わってしまったことに驚いたのだと思います。子どもには「あの放送はこどもに言っているわけではないよ」「放送の人にみんないい子だから怒らないでねとメールしておくね」と言っています。何とか変えて頂けないでしょうか?」 大人にはほとんど耳に止まらない放送ですが、子どもにとってはとても大きなもの。すぐに区へ状況を伝えるとともに対応を求めた所、声や音量を調整するとのこと。 昨日の放送では、少し声のトーンが明るくなり威圧感も軽減したとのことでした。そもそも、この放送自体、都からの要請を受けてとのことですが、子どもを怖がらせるだけで大人への効果はあるのでしょうか。放送の中止も含めて今後も区へ対応を求めたいと思います。ご意見などありましたらぜひお寄せください。

「図書館は緊急事態の今だからこそ開くべきでは?」…練馬区にとって図書館の意義は?

緊急事態宣言を受け、練馬区では区内の図書館はすべて休館、予約本のみ受け取ることができるとしています。 Twitterで発信したところ、「緊急事態の今だからこそ図書館は開館してください。図書館は単なる娯楽ではなく、私たちの文化的な生活に欠かせない存在なんです!」といった訴えを数多く頂きました。仰る通りだと思います。 […]

2021-04-26T16:15:42+09:002021年4月26日|Tags: , , , |

「あなたはこの絵の意味を分かりますか?」差別が破壊するもの… ヘイトクライムについて

アメリカの雑誌「THE NEW YORKER」の表紙を飾ったR. Kikuo Johuson 氏の”Delayed” (遅れ)という作品。SNSで大きな議論に。私自身、最初は意味が分かりませんでした。解説を読んで、二人の苦しみに胸が張り裂けそうになると共に、気付くことができなった自分の鈍感さも実感しました。 […]

練馬区民の4割以上の方、コロナで精神や体に影響が…特に女性が深刻。最新の区民意識意向調査(2020年度)から

昨年11月に実施された最新(2020年度)の区民意識意向調査報告書が配布されました(調査対象は3千人、信頼度95%)。毎年作成され、区政の課題について区民の意識を統計的にとらえ、政策の基礎資料になる非常に重要なものです。 印象的だったのがコロナに関する項目。「影響の前と比べて、精神的・身体的に変化はありましたか?」という設問に、42%が「外で人と接触するのが怖くなった」、28%の方が「常に不安を覚えるようになった」、「イライラしたり怒りっぽくなった」という方も9%。特に女性への影響が大きく、人との接触が怖くなったという方は男性35%なのに対して女性は48%、生活リズムが狂ったという方も22%(男性18%)に達しています。 この間、コロナで派遣切りにあった女性から「この1か月、誰とも話していません」という相談や「子どもと二人、ずっと家の中で精神的に限界です」といった悲痛な訴えを頂いてきました。今回、区民の方々がおかれている状況が改めて明らかになりました。区は「すべての方を助けるわけにはいかない」としていますが、これほど多くの方が苦しんでいる中で、精神的なケアも含めて丁寧な対応を取るよう、今後も訴えていきます。

「生まれた頃から一緒に育った桜、いつのまにか切られていました。」 大泉学園通りの桜、70本近くが切られています。

大泉学園駅 から北に延びる大泉学園通り、280本もの桜が植えられ、4月には桜のトンネルに。私を含めて地域で暮らす方々にとってはどんな時でも一緒にいる、大切な存在。そんな中で「生まれた頃から一緒に育った桜、いつのまにか切られていました、寂しいです。」とご相談が。 学園通りの桜、多くは1970年頃に植えられ、少しずつ寿命を迎えています。区は2015年から老朽化した桜の植え替えを開始、これまでに合計で67本が植え替えられたことになります。今年に入ってからも住宅前や大泉中学校の前など、6本が切られました。 家の近くの桜も数日前に切られていました。私の息子も毎年、舞い落ちる花びらをキャッキャッとつかもうとしていました。切られた後には樹齢5年の若い桜が植えられていますが、同じものではありません。世代交代とはいえ、生活の大切な一部が失われた気がして、とても寂しいです。

「もうずっと、誰とも話していません」孤独について。練馬区の孤独死は344人、39歳以下も18人。

議会は始まりましたが多くのご相談を頂いています。先日、一本の電話が。30代前半の方、「先月、仕事を失いました。それからずっと家にいます。ずっと、誰とも話していないんです。」とのこと。非正規職員で働いていたものの、コロナで契約を打ち切られ落ち込んでずっと家にいたとのこと。たまたま私のかわら版を見て電話したそうです。単身、練馬区に来て誰も頼れなかったとのこと。一時間ほど話を伺ったのですが「心細くて身が切られそうです」との訴えに胸を締め付けられました。 練馬区で昨年、孤独死をされた方は344名に達します。そのうち39歳以下のかたも18人。もし支援に繋がっていたら助かっていたかもしれない、とても辛いです。その方も体調が優れないとのことで、すぐ保健相談所につながせて頂きました。地域での繋がりが弱まっている中、新たな繋がりや相談しやすい仕組みを作ることがとても大切だと思います。また、私たちの事務所も地域の中で、少しでも困ったことがあれば連絡したいと思える存在になれるよう、全力を尽くします。  

新飛行ルート コロナでほとんど飛行機が飛んでないのに、なぜ練馬区の真上を通る新飛行ルートが必要なの!?…住民の暮らしを守るためにも廃止を!

コロナで飛行機がほとんど飛ばない中で、練馬区の真上を飛ぶ新飛行ルートはそのまま使われています。そもそも新飛行ルートはオリンピックに併せて、増便に対応するのが目的。年末年始の飛行を見てもコロナ前の1割まで落ち込んでいる中で必要ないはず。 (https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/690013 ) […]

練馬区の予算、独自のコロナ対策は?もっと検査体制の強化を!②

練馬区の来年度の予算案、コロナ対策として33億7千万が計上されています。しかし内訳をみると、最も多いのが国の予算による学校でのタブレット配布で12億円、区独自の対策では地域の掲示板立替補助やプレミアム付商品券なども含まれています。 […]

学校で100グラム1000円の和牛を配ることに。本当にそれでいいのか?

先日の委員会、小中学校の給食で業者支援のため100グラム1000円の和牛を3回提供するとの報告。あまりの値段に衝撃を受けました...。昨年、政府が事業者支援のために和牛を配ると発表、国会でも可決され合計で1,300億円以上が計上されています。https://www.maff.go.jp/j/chikusan/shokuniku/lin/attach/pdf/index-329.pdf 練馬区でも小中学校の給食で3回提供するとのことで、単純に計算すると1.5億円もの金額に。もちろん子ども達が良い食材を食べることを批判するものではありません。しかし、多くの人が苦しんでいるなかで、なぜ特定の団体や業者だけを優遇するのでしょうか? 委員会では、和牛以外の食品や目的に転用できないのかを確認しましたが、国から指定されていて駄目とのこと。いやなら食べないという選択しかないとのことです。例えば、同じ牛でも国産牛ではダメとのこと。私の所にはコロナで1日270円の給食費の支払いが辛いといった相談を何度も頂いています。https://iwasetakeshi.net/2019/09/child-poverty/ 区ではどうしようもないとはいえ、それほどのお金をかけるのであれば、一か月でも給食費を無償にした方がよっぽど助かる方は多いはず。政府には人々の怒りの声が聞こえないのでしょうか?あまりに理不尽だと思います。  

練馬区 予算がピンチ。56億円カットで子育て世帯にも大きな影響…。第3子へのお祝いも半額に

本日の委員会。コロナの影響によって、来年度の区の財政はとても苦しくなると報告。リーマンショックの時は5年で400億円以上、収入が減りましたが、今回はそれ以上との予測も。その中で来年度の事業について56億円分を削減することに。子育て世帯への影響も大変なもので特に第3子を出産時の支援(第3子誕生祝金)が半減することになりました。 https://www.discusscabinet.net/nerima/doc_view 教育、子育て関連でも学校・保育園の建て替え、体育館のエアコン整備、トイレの洋式化などが延期、見直しへ。財源が厳しいのはわかりますが、どうしても残念なのが第3子が生まれた際に支払う誕生祝金について20万円を10万円に減らすということ。 小さいお子さんを子育て中の方は特に非常に厳しい状況です。コロナでご両親のサポートが受けられないということに始まり、子育てひろばが人数制限で入れないとか、子どもと公園で遊んでいたら警察に通報されたなど、切実なご相談も数多くいただいています。 こうした中、2020年の出生数も過去最悪と言われています。https://news.yahoo.co.jp/articles/df04752ed44f107c3b94e5fe7e17850076e7b816 昨年妊娠された方も大きく減少していて、練馬区の妊娠届けは前年より7%も低いとのこと。それだけ多くの方が苦労されているのに、練馬区がやることは支援ではなく、3子が生まれた時の祝金を半額にする、あまりに残酷だと思います。現在の状況の中でやるべきことは、むしろ他の費目を削ってでも、子育て世帯への支援を増やすことではないでしょうか。今後の予算委員会でもなんとか他の形であっても支援を充実させるよう、訴えていきます。

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