経済的な困窮により特に若い女性が生理用品を購入できないということが生理の貧困として大きく報道されています。NHKの報道でも学生の5人に1人が生理用品の購入に苦労しているとのアンケート結果もありました。https://www.nhk.or.jp/gendai/articles/4530/

練馬区でも4月から緊急用に備蓄していた生理用品の内、千パックを区立施設の窓口で必要な方に配布することになりました。

現在の状況を確認した所、一か月も経っていない中で既に9割分が配られたとのこと。受取に来た方の中には、仕事を失ったばかりでどうしていいかわからず、支援の窓口に繋がれた方もいたとのことです。

これだけ多くの方が必要とする中で、練馬区に対して一度きりではない、継続的な配布を求めたところ、在庫が無くなったら終了するとのことでした。他方で中野区では今後も継続的な配布を行うとしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/7af6b60da4a51a7c2b373d403676d023e03d89ef?fbclid=IwAR39ObAwCZbWa-XmGAdTXurL37rtRyho1bXzhUcxDuzoDZH7OX0fYgc7aP0

練馬区では聖火リレーに1500万円、オリンピック全体では4500万円以上が使われる予定です。生理の貧困には女性の厳しい状況が象徴されていると思います。生理用品の配布だけでなく、より踏み込んだ貧困対策が必要です。区として必要なことは、オリンピック等に多額の税金を使うよりも、地域の暮らしを支えることではないでしょうか。