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地球温暖化、国が温室効果ガスの排出ゼロを宣言するのに練馬区は26%!区もしっかりと取組を!

連日、来年度の予算について審議が続いています。「環境費」では区の地球温暖化への取組の課題を指摘しました。(あくまでも概要です。詳細は今後の議事録をご確認ください。) 【はじめに】 気候変動の被害が年々深刻化する中、菅総理は昨年の所信表明演説で「2050 年までに温室効果ガスの排出をゼロにする」と宣言しました。 【1.練馬区、なぜ排出ゼロを目標にしないの?】 練馬区は昨年「練馬区環境基本計画2020」を策定。しかし示された目標は2030年度までにわずか「26%」の削減、世界や国、他の自治体と比較してもあまりに低いものです。全国でも既に266の自治体が「2050年までに二酸化炭素排出実質ゼロ」を表明。深刻化する気候変動への対策として、まずは練馬区も2050年までの排出ゼロを目標にすべきです! 【区の回答】 今後、国から出されるロードマップ(計画)に沿って取り組みます。当面は現在の目標の前倒しに取り組みます。 【岩瀬の意見】 国のロードマップがいつ出されるかも不明です。目標の前倒しとのことですが、いつまでかも示していません。区の姿勢はあまりに消極的です。 【2.環境基本計画、全面的な見直しを!】 練馬区では去年、環境基本計画が作られたばかりですが、改めて目標も含めた全面的な見直しを行い、具体的な行動計画も示すべきです! 【回答】 国のロードマップを精査したうえで今後の検討を決めます。 【岩瀬の意見】 地球温暖化が深刻な中で、国の動向を待ってばかりいるのではなく、基礎自治体としてまずは練馬区として何をすべきかを考えるべきです。 【3.エネルギービジョンも全面的な見直しを!】 温室効果ガス削減に向けた大きな柱がエネルギーです。同分野の区の取組を示す「エネルギービジョン」は2016年に策定、期間は今年の3月まで。そもそも「エネルギービジョン」は東日本大震災で発生した電力供給の弱点を克服することが目的。改訂では地球温暖化対策も軸とすると共に、環境基本計画との連携や一体化なども検討すべきです! 【回答】 国のロードマップを見たうえで検討します。 ★岩瀬の思い 区の回答はすべて「国のロードマップを見てから考える」というものでした。しかし、ロードマップはいつできるかもわかりません。そもそも練馬区は国の下請けではありません。他区ではそれぞれが独自の目標を定め自立的な取組をしている中で、区の姿勢はあまりに消極的で、真剣さを欠いているものです。地球温暖化は待ってくれない中で、練馬区としても主体的に取り組んでいくよう、今後も訴えていきます。

ワクチン接種について…外国籍の方からの訴え「私は受けられないのでしょうか?」ホームレスの方や在留資格のない外国人も含め希望するすべての方が受けられる仕組みを。

本日の補正予算でワクチン接種 関連費用として練馬区議会 で約34億円が計上され、採決の後に可決しました。 そんな中、地域の外国籍の方からtwitterでご相談が。「私は迫害を受け日本に逃れてきて、現在は難民申請中です。在留資格はないのですが、ワクチンの接種は受けられないのでしょうか?」 現在、在留資格が無くても難民申請などの理由で仮放免を受けている方が練馬区でも19名。それ以外に在留資格がない方であっても、実習先で酷い暴力や人権侵害を受けて逃げている方など様々な事情の方がいます。 本日の予算審議では、こうした在留資格のない外国人への対応を訴えました。練馬区の資料では、対象は「住民登録をした外国人が対象」としていますが、答弁ではたとえ登録をしていなくても区へ申請されたら接種できるように対応するとのこと。区が対応を約束したことは重要なことだと思います。同様に、住民登録されてなくても、ホームレスの方なども練馬区として対応するとのこと。ただ、大切なのはそれを当事者の方に知っていただくこと。区に対して、こうしたことをウェブサイト等で多言語で通知するよう求めました。まもなく接種が始まりますが、希望するすべての方が身近な地域で接種できるよう、丁寧な対応を求めていきます。

「もうずっと、誰とも話していません」孤独について。練馬区の孤独死は344人、39歳以下も18人。

議会は始まりましたが多くのご相談を頂いています。先日、一本の電話が。30代前半の方、「先月、仕事を失いました。それからずっと家にいます。ずっと、誰とも話していないんです。」とのこと。非正規職員で働いていたものの、コロナで契約を打ち切られ落ち込んでずっと家にいたとのこと。たまたま私のかわら版を見て電話したそうです。単身、練馬区に来て誰も頼れなかったとのこと。一時間ほど話を伺ったのですが「心細くて身が切られそうです」との訴えに胸を締め付けられました。 練馬区で昨年、孤独死をされた方は344名に達します。そのうち39歳以下のかたも18人。もし支援に繋がっていたら助かっていたかもしれない、とても辛いです。その方も体調が優れないとのことで、すぐ保健相談所につながせて頂きました。地域での繋がりが弱まっている中、新たな繋がりや相談しやすい仕組みを作ることがとても大切だと思います。また、私たちの事務所も地域の中で、少しでも困ったことがあれば連絡したいと思える存在になれるよう、全力を尽くします。  

80代の女性の訴え「私はもう買い物もできなくなってしまうのでしょうか?」便利さの中で失われること。

デイサービスを行う方から、ひとり暮らしの高齢者の方が孤立しているというお話を伺いました。その方が支援しているのは80代の女性、ネットや電話でのやり取りもあまり得意ではない中、外出の主な機会は近所のスーパーでの買い物を兼ねたお散歩。 しかしスーパーで最近、自動レジが導入されて買い物が怖くなってしまったとのことです。使い方がわからず時間もかかってしまい、他の方に申し訳ないとのこと。一列だけ店員さんが対応してくれるレジがあるものの、そのうちなくなってしまうかもしれない。「私はもう買い物もできなくなってしまうのでしょうか?」そう仰っていたとのことです。 […]

新飛行ルート コロナでほとんど飛行機が飛んでないのに、なぜ練馬区の真上を通る新飛行ルートが必要なの!?…住民の暮らしを守るためにも廃止を!

コロナで飛行機がほとんど飛ばない中で、練馬区の真上を飛ぶ新飛行ルートはそのまま使われています。そもそも新飛行ルートはオリンピックに併せて、増便に対応するのが目的。年末年始の飛行を見てもコロナ前の1割まで落ち込んでいる中で必要ないはず。 (https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/690013 ) […]

練馬区の予算、独自のコロナ対策は?もっと検査体制の強化を!②

練馬区の来年度の予算案、コロナ対策として33億7千万が計上されています。しかし内訳をみると、最も多いのが国の予算による学校でのタブレット配布で12億円、区独自の対策では地域の掲示板立替補助やプレミアム付商品券なども含まれています。 […]

練馬区の予算、「かつて経験したことのない」状況へ!財源不足が245億円。貯金は半減、借金は急増

練馬区の令和3年度予算案(2021年度予算)が公表。「かつて経験したことのない」と表現され、非常に厳しいものに。人口増加にあわせて毎年増加してきた支出が今年は減額。 緊急対策として56億円分を見直しましたが、それでも245億円が不足しており、区の貯金(財政調整基金)143億円を切り崩して、区の借金(区債)は102億円増えることになります。 […]

学校で100グラム1000円の和牛を配ることに。本当にそれでいいのか?

先日の委員会、小中学校の給食で業者支援のため100グラム1000円の和牛を3回提供するとの報告。あまりの値段に衝撃を受けました...。昨年、政府が事業者支援のために和牛を配ると発表、国会でも可決され合計で1,300億円以上が計上されています。https://www.maff.go.jp/j/chikusan/shokuniku/lin/attach/pdf/index-329.pdf 練馬区でも小中学校の給食で3回提供するとのことで、単純に計算すると1.5億円もの金額に。もちろん子ども達が良い食材を食べることを批判するものではありません。しかし、多くの人が苦しんでいるなかで、なぜ特定の団体や業者だけを優遇するのでしょうか? 委員会では、和牛以外の食品や目的に転用できないのかを確認しましたが、国から指定されていて駄目とのこと。いやなら食べないという選択しかないとのことです。例えば、同じ牛でも国産牛ではダメとのこと。私の所にはコロナで1日270円の給食費の支払いが辛いといった相談を何度も頂いています。https://iwasetakeshi.net/2019/09/child-poverty/ 区ではどうしようもないとはいえ、それほどのお金をかけるのであれば、一か月でも給食費を無償にした方がよっぽど助かる方は多いはず。政府には人々の怒りの声が聞こえないのでしょうか?あまりに理不尽だと思います。  

練馬区 予算がピンチ。56億円カットで子育て世帯にも大きな影響…。第3子へのお祝いも半額に

本日の委員会。コロナの影響によって、来年度の区の財政はとても苦しくなると報告。リーマンショックの時は5年で400億円以上、収入が減りましたが、今回はそれ以上との予測も。その中で来年度の事業について56億円分を削減することに。子育て世帯への影響も大変なもので特に第3子を出産時の支援(第3子誕生祝金)が半減することになりました。 https://www.discusscabinet.net/nerima/doc_view 教育、子育て関連でも学校・保育園の建て替え、体育館のエアコン整備、トイレの洋式化などが延期、見直しへ。財源が厳しいのはわかりますが、どうしても残念なのが第3子が生まれた際に支払う誕生祝金について20万円を10万円に減らすということ。 小さいお子さんを子育て中の方は特に非常に厳しい状況です。コロナでご両親のサポートが受けられないということに始まり、子育てひろばが人数制限で入れないとか、子どもと公園で遊んでいたら警察に通報されたなど、切実なご相談も数多くいただいています。 こうした中、2020年の出生数も過去最悪と言われています。https://news.yahoo.co.jp/articles/df04752ed44f107c3b94e5fe7e17850076e7b816 昨年妊娠された方も大きく減少していて、練馬区の妊娠届けは前年より7%も低いとのこと。それだけ多くの方が苦労されているのに、練馬区がやることは支援ではなく、3子が生まれた時の祝金を半額にする、あまりに残酷だと思います。現在の状況の中でやるべきことは、むしろ他の費目を削ってでも、子育て世帯への支援を増やすことではないでしょうか。今後の予算委員会でもなんとか他の形であっても支援を充実させるよう、訴えていきます。

練馬光が丘病院の跡地はどうなる?? 事業者が決定、病院と専門学校も!

現在の練馬光が丘病院が、光ヶ丘第4中学校のあった場所へと移転することを受け、病院のあった建物等をどうするか議会で議論されてきました。1月15日(金)の医療・病院整備等特別委員会において、跡施設を新たに運営する事業者が決定、病院だけでなく専門学校もできるなど、内容が示されました。これまでの議論はこちらをご覧ください。 https://iwasetakeshi.net/2020/07/hikarigaoka-hospital/ 1.事業者は? 公募の結果、光が丘病院の跡地を運営するのは医療社団法人 慈生会(http://www.jiseikai.or.jp/)を中心とした団体に。慈生会は板橋区を中心に展開しており、区内では練馬高野台病院、練馬駅リハビリテーション病院を経営しています。 2.跡地はどうなるの? まず、157床の病院が設置されます。地域包括ケア病床(50床)のほか、区内で初めてとなる緩和ケア病床(16床)も設置。また、区内初となる介護医療院も設置されます。こちらは日常的な医学管理が必要な重度介護の方を対象となる施設です。病院では内科、老年心療内科、外科、緩和ケア内科、リハビリテーション科が入院、外来の対象になります。 その他、大きな特徴として専門学校が併設、介護福祉士養成施設として1学年40名、合計80名が学ぶことになります。 3.賃料はいくら? 貸付料は区が示した月額1千1百83万円に対して、事業者からは1千15万円の提案がなされており、今後協議されることになります。 4.今後のスケジュール 4年後となる2025年度中の開設となります。 5.岩瀬の意見 コロナ禍の中で事業者が決定したのはよかったですが、専門学校を併設する必要はあったのでしょうか?現在、介護福祉士が不足しているのは事実ですが、それは需要がないのではなく労働条件があまりに酷いからだと思います。本来であれば区としても環境を改善させるよう力を尽くし、そのうえで病床を増やすことの方が必要なのではないでしょうか。今後の展開についてもしっかりと目を向けていきたいと思います。

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