最後の一般質問⑧ ウクライナだけでなく、全ての難民、無国籍を含めた外国人への支援を!

一般質問では外国人の権利についても訴えました。私自身、20カ国以上で活動する中で、多様性こそが社会を豊かにすると実感し性的マイノリティの支援や外国人の権利を訴え続けてきました。現在、練馬区には約2万人の外国籍住民が住民登録をしており、その中には難民申請者、難民、無国籍の住民も含まれます。また、住民登録をしていない方を合わせるとその数はさらに多くなります。今回の一般質問では、外国籍住民のコロナワクチン接種、そして難民の受け入れ拡大を求めました。 […]

練馬区 外国籍の方の接種率は18%低い状況。。希望する誰もが接種をしやすい環境を!

ワクチン接種に関連して、外国籍の方からも接種したくてもできないという多くのご相談を頂きました。9月末時点における日本人、外国籍住民の接種率を確認したところ、外国籍の方は日本人に比べて18%低い数値でした。なぜ接種が進まないか、当事者の方に聞くと、送られた案内が全くわからなかったとのことでした。区は今回、外国籍の方向けに多言語での相談窓口も設置していますが、ヒアリングしたほとんどの方はその存在すら知りませんでした。 https://www.city.nerima.tokyo.jp/hokenfukushi/hoken/kansensho/2019-nCoV/vaccination_covid/gaikoku.html […]

中学生からの訴え「なぜ修学旅行も行けないの?いつまで我慢しなくてはいけないのでしょうか?」

緊急事態宣言の延長を受け、子どもたちや保護者からもご相談を頂いています。先日、中学3年生の生徒からこんな相談をいただきました。 「学校から修学旅行が中止になるかもしれないと連絡がありました。オリンピックもパラリンピックも普通に行われていました。なぜ私たちがいつも我慢しなくてはいけないのでしょうか?」 […]

ワクチンを求めて…人の美しさと政治の醜さ

1月以上にわたって、HIV陽性者の方からワクチン接種の予約ができないとご相談を頂いていました。海外の研究では陽性者の方は感染した際の重症化リスクが非常に高いとのこと。しかも、その方は建築現場で肉体労働をされていて、あまりの暑さにマスクをすることもできず感染リスクも大きいとのことでした。 しかし、区に何度相談しても対応はできないとのこと。私たちもワクチンの接種会場のネット予約など試みたものの全く取れず。非常に困っていたところ、知り合いから接種の日程が合わずキャンセルすることになったので、権利をお譲りしたいとご連絡が。 早速お伝えしたところ、その方からは「私は後でいいので、ほかに困っている陽性者の方に譲ってください」との答えが。ご自身のリスクをわかりつつも、他の方に譲ろうとされるその方の優しさに胸が熱くなりました。その後、HIV陽性者の方を支援する団体にも連絡を取り、彼以上にリスクの高い方はいない、ということが分かって、本日、予約することができました。 本当に苦しいとき、辛い時にこそ人の本質が出ると思います。今回、改めて人の美しさに触れ、心が揺さぶられるとともに、なぜそんな思いをしなくてはいけないのか、強い憤りを感じます。昨日の山岸さんの集会で、反貧困ネットワークの瀬戸さんが、「政治と福祉が人を殺している」と仰っていましたが、本当にその通りだと思います。せめて私にできることをするために、地域で全力を尽くします。

練馬区の妊婦の方へのワクチン優先接種、受けられるのは区内の産院に通う方のみ…。なぜこんなことに?

8月27日、練馬区は妊娠中の方にワクチンの優先接種を行うとプレスリリースを行いました。しかし、内容を確認したところ、対象になるのは練馬区内の産院に通う妊娠中の方とその同居家族のみ。区外の病院に通う方は対象外とのこと。そもそも、練馬区には産院が不足していて通いたくても満員、半数以上の方は区外で出産をしています。ワクチン接種、本来は国が責任をもって対応すべきですが、全く追いつかない中で各自治体が独自に対応しています。区としては、範囲を拡大すると手続きなどが大変とのことでしたが、あまりに対応として問題があります。区に改善を求めます。

【いつになったらワクチンを打てるのでしょうか? HIV陽性者の方からの訴え②】

コロナのワクチン接種について、希望しても予約できないというお問い合わせを多くいただいています。特に深刻なのが基礎疾患をお持ちの方々で、今週もHIV陽性者の方からこんな訴えが届きました。 「7月に接種券が届きましたが、いまだに予約ができません。私達HIVの陽性者はコロナに罹患したら非常に高い確率で重症化すると海外のサイトでも報告されています。現在建築現場で働いているのですが、屋外の作業、酷暑の中でずっとマスクをつけていることもできません。コロナで死ぬかHIVで死ぬか、選ばなくてはいけないのでしょうか?」 […]

在留資格のない外国人にも自治体としての支援を!

「コロナ禍で考える2009年改定入管法・住基法の課題 ~移民が直面している困難と行政サービス~」 外国人の支援についてシンポジウムでお話しました。 移住連 の入管・共生施策会議の企画によるシンポジウムで登壇者として地域の実情についてお話させて頂きました。自治体議員、研究者や支援団体の皆さまなど70名以上が参加。私からは練馬区の外国籍住民の状況とコロナ禍で寄せられている在留資格のない方からの訴えを紹介しました。 […]

「在留資格 のない私たちはワクチンを打てないのでしょうか?」…全ての外国人にもワクチン接種 を!

一般質問では、在留資格のない外国籍住民へのワクチン接種についても訴えました。(詳細は議事録をご覧ください。) 【はじめに】 地域で暮らす外国籍住民の権利に関連して、練馬区でも仮放免中の方が4月現在で19名、それ以外にも、多くの非正規滞在の外国籍の方が生活しています。 […]

練馬区でのワクチン接種が終わるのは10月ごろ、オリンピックは見直しを!

今日から 練馬区議会定例会が始まりました。 区長の所信で ワクチン接種 について、6月29日に40歳~59歳、7月6日には12歳から39歳の方への接種券を配布し、10月中旬に区が想定する、全区民の65%への接種が終了する見通しと表明。 […]

ワクチン接種について…外国籍の方からの訴え「私は受けられないのでしょうか?」ホームレスの方や在留資格のない外国人も含め希望するすべての方が受けられる仕組みを。

本日の補正予算でワクチン接種 関連費用として練馬区議会 で約34億円が計上され、採決の後に可決しました。 そんな中、地域の外国籍の方からtwitterでご相談が。「私は迫害を受け日本に逃れてきて、現在は難民申請中です。在留資格はないのですが、ワクチンの接種は受けられないのでしょうか?」 現在、在留資格が無くても難民申請などの理由で仮放免を受けている方が練馬区でも19名。それ以外に在留資格がない方であっても、実習先で酷い暴力や人権侵害を受けて逃げている方など様々な事情の方がいます。 本日の予算審議では、こうした在留資格のない外国人への対応を訴えました。練馬区の資料では、対象は「住民登録をした外国人が対象」としていますが、答弁ではたとえ登録をしていなくても区へ申請されたら接種できるように対応するとのこと。区が対応を約束したことは重要なことだと思います。同様に、住民登録されてなくても、ホームレスの方なども練馬区として対応するとのこと。ただ、大切なのはそれを当事者の方に知っていただくこと。区に対して、こうしたことをウェブサイト等で多言語で通知するよう求めました。まもなく接種が始まりますが、希望するすべての方が身近な地域で接種できるよう、丁寧な対応を求めていきます。

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