3月31日(土)「地域から貧困を考える」いわせてカフェのご案内

毎月、特定のテーマについてクッキーや紅茶を楽しみながら皆さんとお話するいわせてカフェ、これまでLGBTや障害、まちづくりなどをテーマに取り上げてきました。 今回のカフェでは、地域の子ども食堂やこどもの貧困センター「あすのば」で活動している大学生の工藤鞠子さんをお招きして、皆さんと一緒に地域の貧困問題について考えたいと思います。 日本で暮らす18歳未満の子どものうち、7人に1人が相対的貧困の状態にあり、これは先進国でも4番目の高さになっています。なぜこうした状況がおこるのでしょうか?子どもは子どもだけで生きているわけでもなく、一生子どものままでもありません。子どもの貧困問題の解決には、その先に繋がる「大人の貧困」についても一緒に考える必要があります。お誘いあわせの上、ぜひお気軽にお越しください! 3月31日(土)14時~16時 東大泉中央地域集会所(資料代200円、事前予約制)

樋口陽一先生との再会

先日、大学のゼミ(比較憲法)の恩師、樋口陽一先生にお会いして、憲法改正への動きや区政の状況について相談させていただきました。先生には節目ごとに相談に載って頂いているほか、地域で講演いただくなど、非常にお世話になっています。 私がゼミに入った当時、先生は赴任されたばかりでゼミ生は4人しかいませんでした。その中で、毎回、私の熱い意見に真摯に向き合っていただけたことが、私の軸であるマイノリティの支援に関わりたいという思いを育ててくださったのだと思っています。特に、機会を捉えては憲法13条の重要性を熱心に説いていた姿を今でもはっきり覚えています。 ですので、今でも先生とお話するときは、自分が22歳に戻ったような、毎回背筋が伸びる気がします。今回もお会いする前から緊張していて、お会いする頃にはノドはカラカラ、顔は真っ赤。 今回は12月に「抑止力としての憲法 再び立憲主義について」(岩波書店)を出版されたばかりでしたので、その内容を伺うとともに、練馬区の状況、特に憲法改正への反対に向けた地域での動きなどについてお話しました。先生からは、今年が明治維新から150年にあたり、ちょうど100年の時には佐藤栄作内閣の時代で学生運動が盛んだった、今年は安倍政権が憲法改正に取り組む中での節目の年になる、といったお話を伺うとともに、長期的な視点で現在の社会を見るべきというアドバイスを頂きました。現在の社会は「分解の社会」であり、これまでの権威が崩れ、価値観そのものが崩壊している。その中でしっかりと憲法を守ることが必要とのことでした。 議員を志した時、最初のリーフレットでは、地域での活動を通じて憲法を守る、ということを公約として掲げていました。憲法改正の国民投票が現実のものに迫ろうとしている今年、自分の初心を忘れず、地域での活動を続けていきたいと思います。今年中に大泉で再度、講演会を行って頂けるとのことですので詳細が決まり次第ご報告します。ぜひご参加ください!

いわせてカフェ、行いました!「亜由未が教えてくれたこと」から学ぶこと

昨日、いわせてカフェを行いました。このカフェ、紅茶やクッキーを楽しみながら、毎回、特定のテーマについて皆さんとお話するというもの。今回は障がいをテーマに取り上げました。 昨年、神奈川県の知的障害者福祉施設、津久井やまゆり園に元職員の男が乱入して19人を刺殺した大量殺人事件が発生しました。犯人は「障害者は不幸を作ることしかできない」と供述、大変な社会問題となりました。この事件を受けて、NHKが作成したのが「亜由未が教えてくれたこと」という番組です。カフェではこの番組の亜由未さんをずっと地域で支えてきた半田みさをさんからお話を伺うとともに、参加者の皆さんと障がいについて考えるということを目的にしていました。 土曜日の午後ということで、どれだけの方が参加されるか不安だったのですが、始まってみると60名近くの方で会場も満員に。 参加を予定していた亜由未さんとお父さんについて、ご家族の不幸で急遽参加できなくなってしまったのですが、参加者の皆さんからたくさんの経験をご共有いただけました。ご自身も障がいを持ちながら、障害者平等研修(DET)のファシリテーターとして活躍されている方の話、障がいを持つお子さんを育ててきた家族の方のお話、そして地域で障がいを持つ方が自立した生活を送れるよう支え続けてきた方のお話など、非常に勉強になりました。また、私からは練馬区の福祉行政の現状についても簡単にお話させていただきました。 皆さんのお話を伺う中で、印象に残った言葉の一つが「障害を持った事は不幸ではない。不便ではある。」といったものでした。障がいとは周りの環境が作り出すものであり、それを除いていくプロセスこそが政治の課題である、ということを改めて実感しました。皆さんと地域の課題について一緒に考え、解決策を模索していく、素晴らしい経験をさせていただきました。これからもこうした取組を続けていきたいと思っています。次回は1月20日に東大泉中央地域集会所で行います。ぜひご参加ください!!

練馬区の区立中学校の学校選択制度について 学校選択制度のあり方を見直すべきでは

先日の文教児童青少年委員会で、来年4月(平成30年)の中学校選択制度の選択希望状況と公開抽選について報告がありました。 練馬区では「魅力ある学校づくりと、保護者・生徒の意思を可能な限り尊重する、公平で透明性のある制度の実現をめざす」という目的から、平成17年から区立中学校の選択制度を導入しています。選択制度によって学区に関わらず、受け入れ可能人数(概ね、学区外から40人)の範囲内で好きな中学校を選べるようになっています。 来年4月の入学にむけ、最も人気が高い(学区外からの希望が多い)中学校が、私の家からも近い大泉中学校です。大泉中はもともと生徒が多いので、学区外からの受入可能人数は10人となっている中で、107名が希望をしています。続いて石神井中学校(受入可能人数40人に対して96名希望)、光が丘第一中学校(40人に対して76人)、光が丘第二中学校(40人に対して70人)となっており、この4校で抽選が行われます。大泉中学校では定員10名に対して希望が107名、抽選倍率が10.7倍という狭き門(?)です。 一方で、人気の無い学校ではどんどん生徒が減っています。象徴的なのが光が丘第四中学校で、学区内の生徒数は多かったにも関わらず、その多くが学区外の中学校を選び、また、区の強引なやり方もあって、廃校が決まってしまいました。同様にいくつかの学校でも、入学した生徒数は学区内の学齢期の生徒の半数以下になっています。 なぜ、人気がある学校と無い学校が発生するのでしょうか? 練馬区の説明によると、生徒や保護者が学校を選ぶうえで最も大きな理由の一つが部活動の充実であり、その後、友達が通っている、家からの距離などが続くとのことです。また、保護者の方から聞くと、その学校に関わるうわさも影響しているとのことです。 では、第一の理由としてあげられた部活について、どのような学校で充実しているのでしょうか?基本的には生徒数が多い学校です。生徒数に応じて教員の数や予算なども決まるので、生徒数が多ければ多様な部活を担うだけの顧問を配置することができ、部活動への取り組みも積極的になります。一方で人気が無い学校は、教員の数も足りず、活動も停滞します。こと部活に関しては、個々の学校の努力ではどうすることもできない要素が大きいのです。うわさについても、根拠のないものも多く、学校の努力には限界があります。 学校は勉強の場にとどまらず、地域のコミュニティの核としても機能しています。学校選択制度によって、学区外の中学校を選ぶ生徒が増える中で、生徒と地域との繋がりも弱まります。様々な弊害が発生する中で、学校選択制度をこのまま続けることが望ましいのか、そのあり方の変更を含めて検証する必要があると思います。

12月9日(土)いわせてカフェのご案内 「亜由未が教えてくれたこと」ぜひお越しください!

12月9日の14時から、大泉教会でいわせてカフェを行います。 今回のカフェでは区政報告とともにゲストをお招きしてお話を伺います。 昨年、神奈川県の知的障害者福祉施設に元職員の男が侵入、19人を刺殺した大量殺人事件が発生しました。犯人は「障害者は不幸を作ることしかできない」、「障害者を殺すことは不幸を抑えることだ」と供述。この事件を受けてNHKが「亜由未が教えてくれたこと」という番組を放映しました。 https://www.nhk.or.jp/hearttv-blog/choryu/276044.html この番組で取り上げられた重い障害を持つ亜由未さんと、お父さんの和俊さん、そして彼女を地域で支えてきた半田み沙をさんをお招きして話を伺います。また区の障害者政策や、今後の課題、地域における障がいを持った方との共生などについて皆さんとお話したいと思います。 ぜひご参加ください!! また、カフェ終了後に毎回好評を頂いている、伊藤朝日太郎弁護士とともに無料の法律、生活相談も行います。こちらは事前予約制となりますので、ご希望の方はご連絡ください!

2018-08-21T09:41:31+09:002017年11月22日|Tags: , |

週末の活動(10月28日~29日)

金曜日に委員会の視察から戻り、土日は地域の活動に参加しました。 土曜は大泉学園図書館の館長と住民との懇談会に出席。そして、新たに発足する9条の会の連絡会や地域のイベントに参加してから、大泉学園緑小のお祭りに参加するためにダッシュ。残念ながら雨のため、受付時間が短縮されていて間に合わず。でも、小雨の中、校庭でサッカーゴールに一生懸命けり込む子ども達の姿に息子の数年後の姿を想像し、ついうるっとする私…。その後、事務所で地域の方のご相談を伺いました。 日曜は午前中、風邪の息子の世話をしながら、たまっていた洗濯と掃除。その後は大雨で、予定していた行事がキャンセルされたので、地域での多世代交流会に初めて参加しました。このイベント、区内に住む様々な世代の方が集まって、グループワークや共同作業を通じて、地域の繋がりをつくろうというもの。今まで気になっていたのですが、ようやく参加することができました。 どんなイベントだろうとドキドキしていったら、ハローウィンということで、スタッフの方も魔女やサンタなど様々なコスプレでお出迎え。参加者もみなさん、顔にシールを貼ったり、気分を盛り上げます。 内容はグループワークを通じて、それぞれの経験などを共有するというもの。参加者は20代から70代(?)まで、初対面の方ばかりなのですが、以前働いていた職場と関りがある方、地元が同じ方、など、ファシリテーターの方のおかげで、色々と共通点が見つかり、自然と話しも盛り上がります。 現在、町会や自治会などの加盟率も低下し、地域でのつながりが薄れている、といわれている中で、こういった形での多世代交流のあり方、勉強になりました。 そして土砂降りの中、自宅へ帰ると昼寝していない機嫌の悪い息子が「パパ、あっちいって、また仕事してきて!」と。。。 「あなたのう〇ちのついたお兄さんパンツ、誰がいつも洗ってやってるんだ?!と思いながらうなだれていたら、寝ぐずりだったらしく妻の胸で寝てしまいました。寝顔を見て、週末の疲れも吹き飛びました。また明日から頑張ります!

2018-08-21T09:41:32+09:002017年10月29日|Tags: |

週末の活動 いわせてカフェ 大入り満員でした☺ 次回は10月22日(日)です!

10月14日(土)、議会が終わって最初の週末、午前中は地域の学校の公開日ということで、小学校、中学校を視察。その後、お世話になっている方が経営しているお店でお昼ごはんを食べながらお話をして、元気を頂きました。 午後からはいわせてカフェ。皆さんとクッキーや紅茶を楽しみながら、区政のことや皆さんの政治に関わる考えなどをざっくばらんにお話するもの。今回は初めて大泉学園町の地域集会所で開催しました。 今回の会場、駅からも遠くてしかも天気も生憎の曇り空、とても寒い中、どれくらいの方が来てくださるか不安だったのですが、始まってみると小さな会場が満員に。フェイスブックを見て、わざわざ新宿から来てくださった方、いつもかわら版を見てくださっているということで、今回初めて来てくださった同世代の高校の先生、地域で精神障害の方のサポートをしている方、グループホームで働いている方など、様々な背景、活動をなさっている方からそれぞれの経験、思いを共有していただきました。カフェの醍醐味、私が話すよりも、皆さんからお話を伺うことにこそあると改めて実感。カフェでは、若者の投票率が下がっている現状や、地域のみどりのことなどをお話しました。特に盛り上がったのが外国籍住民との共生について。参加者の中には外国人が地域や経済を支えている中、外国籍住民にも区政に参画できる仕組みを設けるべき、ということを皆さんと話し合いました。 日曜は衆議院選挙に立候補された原純子さんの応援をした後、ダッシュで、通っている大泉教会のバザーのお手伝いに。皆さんと陳列や片付けを手伝ったりしながら、自然と話しは政治のことへ。どうやって暮らしを守るのか、憲法を守るのか、命を守るのか、そんなことを地域の中で自然に話し合うことができる、そのことの大切さを改めて実感しました。 次回のカフェ、今度の日曜日の13時半から、大泉地域集会所で行います。ぜひぜひお気軽にご参加ください!

政治のこと、地域のこと、子育てのこと、みなさんで一緒にお話しませんか? いわせてカフェのご案内

10月14日(土)と10月22日(日)久しぶりに「いわせてカフェ」を行います。 こちらのカフェ、紅茶やクッキーを楽しみながら、区議会のこと、地域で気になっていること、子育てのこと、介護のこと、最近困っていることなど、気になっていることを皆さんとざっくばらんに何でもお話するものです。ぜひお気軽にお越しください! *参加される方は事前にご連絡をお願いします!

2018-08-21T09:41:32+09:002017年9月27日|Tags: , |

広島の原爆投下の日、「大泉から戦争を考える」を実施して。

8月6日、市民の声ねりま主催で「大泉から戦争を考える」を行いました。 このイベント、大泉という地域の生活が戦争によってどう変わっていったか、また、人々が戦時中どんな思いで生活をしていたのかに焦点をあてることによって、今の社会の課題、なすべきことを考えたいという思いから実施したものです。 イベントでは戦争を経験された方のお話に加えて、皆様にご協力いただき大泉に落ちた焼夷弾の破片や薬莢、当時配られた教育勅語、軍人訓、当時の写真などを展示し、子ども向けに戦争に関する絵本の読み聞かせも行いました。 日曜の午後ということもあり、どれだけの方がお見えになるのか予想できなかったのですが、駅で挨拶をしていた方の親子や、チラシを見て関心を持ったという方など、初めてお会いする方を含めて100名近くがお越しになりました。 そして、地域の戦争体験者の話、強烈でした。参加者の一人は戦時中、陸軍で看護師として働いていたということで、手術室で器材も足りない中、たくさんの傷病兵の腕や足を切ったこと、また戦後は、進駐軍が占領する中で、売春をせざるを得なかった女性や性暴力の被害者となった女性の中絶手術を行った時の生々しいお話をされていました。こういった話をするのは初めてだけど、この機会が最後かもしれないので、共有してくださったとのことでした。また、東京大空襲を体験した方の話も、空が真っ赤に染まって、人々が逃げ惑う姿など、今もはっきりと覚えているとのことでした。その方は5歳の子どもながらに、「こういう光景を天皇陛下は何を感じてご覧になっているんだろう」と思ったとのこと。徴兵経験のある男性は、一番つらかったのは軍隊の中での壮絶ないじめ(抑圧構造)だったそう。何人もの仲間が自殺するなど、「権力は必ず狂う」と実感したそう。帰路でも「なぜお国のため死んでこなかった」と責められ、西武池袋線に乗って見渡す限りの焼け野原を窓越しに見ながら大泉学園につきました。すると、顔なじみの駅員さんがお茶をだしてくれました。「ふるさとに帰ってきたんだ」と、やっと実感したのだそう。安倍政権が暴走し始めてからやっと「自分が語らないと」と思ったと仰っていました。 今回改めて感じ、また私の当日のプレゼンでも皆さんに伝えたかったのは、戦争はある日突然始まるものではなく、日常の中で少しずつ近づいてきて、そしていつの間にか手遅れになっているということです。子ども達の絵本を見ても、少しずつ戦争の描写が増えていったり 、気が付かないうちに戦争に巻き込まれていく、その姿を実感しました。 現在の社会との比較でも、例えば、戦前の治安維持法を巡っても、国会では「決して拡大解釈をしない」、「個人の思想や研究に干渉することはない」というやりとりが繰り広げられていました。どこかで聞いたことがありませんか?2017年のいわゆる共謀罪をめぐっての国会答弁とほぼ同じ内容です。治安維持法の運用がその後どうなったかは歴史を見れば明らかです。「強い国を作りたい」「この道しかない」など、今の安倍首相や政権幹部の発言には、ナチのヒットラーや戦争に突入する前の日本の政治家の発言など、権力が暴走していく過程に民衆を説得する時に発せられたメッセージと似通っていることは、方々で指摘されているとおりです。 歴史をしっかりと見つめて、二度と戦争が起こらないようにする、それが私たちの使命だと思います。参加者の方と共に、今回のイベントを通じて私も多くのことを学ばせていただきました。ぜひ来年も行いたいと思います。

大泉で戦争を考える ある元少年兵の話を聞いて

8月6日(日)、大泉の勤労福祉会館で「大泉で戦争を考える」という企画を行います。地域の方々にお知らせしたところ、戦争を経験した方々からご連絡が。 その一人が当時、少年兵だったという方で、電話口から「あなたは本当の戦争がどういうものか知っているのですか?」という問いかけを頂きました。 今年で93歳になるその方のお話、印象的でした。彼は招集されて戦争に行った最後の世代(最も若い世代)で、1944年、19歳の時に召集令状を受け取ったそうです。既に二人のお兄さんが戦死していて、届いたときに最初に思ったのは、自分も生きては帰れない、戦争なんか行きたくない、ということだったそうです。でも、そうしたことは家族にも言えず、自身も家族も心では泣きながら、万歳を受けながら送り出されたとのことでした。実際、同じ村には招集を受けて、自殺した方もいたそうです。 最初は横浜近郊に配属され、本土防衛のため大砲設置を行ったとのこと。でも大砲は、40年前、日露戦争の時のものしかなく、戦争は負けると一緒に働いた仲間も皆わかっていたとのこと。その後、満州へ送られ、現地で終戦を迎えたそうです。 お話で印象的だったことの一つは「軍隊は汚かった」という言葉でした。少年兵教育という名目で壮絶ないじめが行われ、自らも経験したそうです。班長が部下に少年兵を殴らせたり、何時間も立たせたりすることも多く、それによって、同じ隊の方は自殺してしまったとのことです。彼自身も何度も殴られる中で「中国の人と話している方が、日本兵と話すよりよっぽどいい」と思っていたとのこと。何よりも辛かったのは何とか日本に戻ってきたときに、「なんで生きて帰ってきたんだ!」という周囲からの言葉だったとのお話も印象的でした。 また、趣味がカラオケとのことですが、若い方が軍歌を歌うのが耐えられないとのことでした。自分は戦争中、泣きながら軍歌を歌わされていた、それを、苦しみも痛みも知らない人が歌うのを見るのは嫌だと話していました。教育勅語についても、私の前で一部諳んじていただきましたが、暗唱できなければ殴られたから無理やり覚えただけのもので、そこには何の美徳も思いもない、と仰っていました。 「これまで、家族にも戦争のことを話すのはあまりにも辛いから避けてきた。でも、安倍政権になってから、戦争を美化することに恐怖を感じ、戦争の真実を伝えなくてはと思った」とのことです。彼にとって安倍政権は「戦争を知らない子ども」でしかなく、何もしらない人間が戦争を礼賛しようとする姿が耐えられなくなったとのことでした。ゆっくりと「誰も死にたくなかったんだ」ということ、そして「二度と戦争をしたくない」と話す姿、とても印象的でした。 今回の企画では、戦争を経験された方のお話に加えて、大泉に落ちた焼夷弾の破片や薬莢、当時配られた教育勅語、軍人訓、当時の写真などの展示や、戦争に関する絵本の読み聞かせも行います。 当日のプログラム  13時開場 13時半~14時 絵本の読み聞かせ 15時~15時半 身近にある戦争 岩瀬たけし 16時~17時  トークセッション、大泉で戦争を考える 戦争は決して遠いものではなく、この地域の生活が戦争によってどう変わったか、また当時、どんな思いで生活をしていたのか、皆さんと一緒に学びたいと思います。1時から5時まで、好きな時間にお越し頂ければと思いますのでぜひお立ち寄りください。

2018-08-21T09:41:33+09:002017年7月26日|Tags: , , |
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