練馬区議会

練馬区議会 第四回定例会 が始まっています!

1) 練馬区議会第四回定例会が始まりました 11月27日㈬から12月13日(金)まで、練馬区議会の第四回定例会が開催されています。一年で4回行われる定例会の中でも、2週間という短い会期ですが、今回は石神井図書館の指定管理など21の議案が提出されるとともに、小中学校や図書館、地域集会所や児童館など、練馬区に700カ所以上ある公共施設の建て替えや統廃合などの今後のあり方を示す公共施設等総合管理計画の具体案などが提出される予定です。 2) 今回の主な論点 石神井図書館を含む図書館の今後について また、議案では私たちが反対を続けてきた図書館の民間による管理(指定管理)として、石神井図書館の指定管理が議案になっています。練馬区では12カ所の図書館がありますが、現在、区による運営(直営)がされているのはわずか光が丘、練馬、石神井の三館のみ。今回は石神井が指定管理の対象になろうとしています。指定管理になることで、図書館の継続的な運営は不可能になり、またそこで働く職員の待遇(給料)も大きく悪化します。練馬区はコストを下げる必要があるといっていますが、図書館などの文化施設は練馬区が今後も責任をもって担うべきです。また、非正規公務員という言葉が話題になっていますが、練馬区はコスト削減のために多くの仕事を非正規の方にお願いしており、現在、練馬区の職員は7000人、そのうち2500人が非正規となっています。コストを下げるのであれば、人件費を削るのではなく、花火大会や世界都市農業サミットなどの経費を下げるべきだと思います。ほかの議案はこちらをご覧ください 3) 夫婦別姓についても練馬区としても意見を国に出すべき! そしてもう一つ、今回の議会では市民の方から「選択的夫婦別姓」についての陳情が新たに出されました。今年に入って、都内だけでも18の自治体で選択的な夫婦別姓を推進するよう国に求める意見書などが採択されています。国を動かすためにも次は練馬区から、陳情を採択して議会として選択的夫婦別姓を認めるよう国に働きかけを行うべきです。 練馬区議会第四回定例会、短い期間ですが、私たちの暮らしに直接かかわる重要なことがたくさん議論されます。議会はどなたでも傍聴いただけますので、ぜひお越しください! (写真は昨日の夕方、区役所のテラスからのものです。富士山が綺麗でした☺)  

選択的夫婦別姓へ 次は練馬区 の番です! 世界で唯一、夫婦別姓が法律で認められない国 日本

1.練馬区議会に市民の方から「選択的夫婦別姓」を求める陳情が出されました 今行われている #練馬区議会 の定例会で、市民の方々から「選択的夫婦別姓」を求める陳情が議会に出されました。市民の方からの議会への訴え、重く受け止めるべきです。 2.夫婦別姓が法律で認められていないのは日本だけ... 結婚した後でも夫婦別姓を選択できる「選択的夫婦別姓」を法律で認めるよう国に対して求める意見書などが、今年に入って全国の自治体で相次いで採択されています。何十年間も議論されてきたことがようやく前に進もうとしています。 世界でも法律によって夫婦別姓が認められていないのは日本のみともいわれる中で、結婚後にどちらかの姓を選択しなければいけない、という視点だけでなく、結婚した後に男性の姓を選択する夫婦が9割以上という状況からも、ジェンダー平等の視点からも早急に改善が必要です。私の妻も職場では旧姓で働いていますが、正式な書類などでは認められていません。 3.23区でも6区が選択的夫婦別姓を求める意見書などを採択 夫婦別姓は国の法律なのに、なぜ区議会で議論するの?というご意見もいただきますが、それぞれの自治体でしっかりと声をあげて国にたいして働きかけを行うこともとても重要です。 23区では今年に入って世田谷区、板橋区、豊島区、文京区で、過去には中野区、新宿区でも採択されています。特別区以外でも、西東京市などでも意見書などが採択されています。都内だけで今年に入って18の自治体で採択されているとのこと。 次は練馬区の番です! 12月13日の定例会閉会までに練馬区でも意見書が採択されるよう、私たちも議会でも取り組んでいきたいと思います。

視察報告① 石垣市 の挑戦、日本初! スクーターシェアリング の取組

練馬区議会の行政視察 練馬区議会では年に一度、所属する委員会で他の自治体での先行的な取り組みを学ぶために行政視察を行います。 「都市農業・みどり環境等特別委員会」 では11月11日~12日に沖縄県の石垣市と那覇市を訪問しました。 持続可能な発展を目指した島づくり「石垣市エコアイランド構想」 石垣市では、#石垣市エコアイランド構想 の取組の一つとして、日本で初めて導入した電動スクーターのシェアリング事業を学びました。石垣市では観光客の増加(年間138万人)に伴う環境の破壊やライフラインの確保が大きな課題となっています。そうした中、市は2013年に「新たな価値の創造による“持続可能な発展”を目指した島づくり」を目標に「石垣市エコアイランド構想」を策定し、その一環として昨年からスクーターシェアリング事業を開始しました。 日本初!、スクーターシェアリング スクーターのシェアは台湾で誕生したサービスで、石垣市は導入にあたって、住友商事と台湾の民間企業(Gogoro社)と協定を結び、200台の電動スクーターを購入するとともに、太陽光発電によるバッテリーステーションを5カ所に設置しました。 スクーターは一度の充電で70㎞の走行が可能で、電池はステーションで交換します。沖縄では公共交通が進んでおらず、ほとんどの住民は移動を自家用車かタクシーに頼っています。そのため、車の数は市民2人に対して1台、スクーターについても7人に一台と全国平均を大幅に上回っている中で、シェアスクーターを普及させることでCO2の排出削減や渋滞緩和などを目標としています。 実際にステーションを視察しましたが、ステーションに設置されている太陽光パネルで簡単に充電ができるという点も含めて非常に使いやすいものでした。(スクーターシェアリングについて詳しい説明はこちらから) 練馬区で学べることは? 練馬区での導入においては、交通事業等が異なる中で、利用者の安全への配慮やステーションの設置など多くの課題もあります。しかし、石垣市として環境問題を解決するためにこれまでの常識にとらわれず、海外の先行事例も積極的に取り入れていく姿勢は勉強になりました。 これまでも委員会などで、海洋プラスチックの削減を図るためにビニール袋の有料化などを訴えてきましたが、その都度区からは国や都の動向を見ながら対応する、といった答弁が続いてきました。しかし、石垣市のように明確な意思があれば、自治体として独自の対応を図ることは可能です。石垣市の取組を参考に、練馬区としても海外の先行事例なども検証しながら、積極的な環境問題への取組をはかるよう訴えていきたいと思います。

【恩納村 の SDGs への取組 「近すぎて、大切なものに気づけない」行政視察報告③】

視察の二日目、恩納村のSDGs(Sustainable Development Goals)の取組を学びました。SDGsとは、国連が提唱する持続可能な開発目標のことで、「誰も置き去りにしない」ことを基本理念にしています。各自治体でも取組が求められているなかで、恩納村はサンゴの保全を中心とした計画を策定し、国から昨年度、SDGsのモデル事業にも選ばれました。 村は「サンゴの村宣言」を行ったうえで、持続可能な観光を中心に据えながら、女性の社会進出、賃金の向上、ダイバーシティやバリアフリーの推進などにつなげることを目標にしています。また、観光目的税を導入して、宿泊の際に一定の税を徴収し、環境の保護にもつなげる取組も行おうとしています。 事業を展開する上で一番の課題の一つは、サンゴがあまりに身近にあり、その大切さに気付いていない住民の意識を変えていかなければいけないこと、とのことでした。そして具体的には課題を可視化する取り組みなども行うとのことでした。 練馬区においても、子どもの貧困、障がいを持った方への支援、緑の保全など問題は山積していますが、地域で暮らす中であまりに日常のため、一つ一つの問題になかなか気づきづらい、といった状況があると思います。今回の恩納村のSDGsへの取組はこうした課題を可視化し、解決を図るという意味でも参考になるものでした。練馬区においても「誰も置き去りにしない」持続可能な開発とは何かを議会や住民が一緒になって考え、練馬区としてのSDGsを打ち出すべきだと思います。

【練馬区で出るごみの量はどれくらい?海洋プラスチックも大問題】

所属する都市農業・みどり環境等特別委員会で昨年度の練馬区で出たごみの量について報告を受けました。可燃ごみは減っていますが、不燃ごみ、粗大ごみの量は増加しています。練馬区で出されるごみの量、一家族当たりにすると475.9グラムで、23区では杉並、中野に次いで3番目に少ないそうです。 6月には東京都が「都庁プラスチック削減方針」を示しています。その中では、ワンウェイ(使い捨て)プラスチックの削減として、レジ袋の有料化への取組を打ち出すとともに、都庁全体でもイベントの際に、リユースカップ、食器の使用や、文具の購入においても再生プラを現行の4割から7割へと増やすこと、2020年度までに都主催のイベントで使い捨てカップの使用禁止、会議でのペットボトル、ストロー、プラカップ等の使用禁止を掲げています。私からは練馬区でも東京都や他の自治体の取組を参考に、庁内会議でのペットボトルの使用中止や区の協力団体などでの袋の有料化、学校給食でのプラスチックの削減などを行うよう求めました。区としても東京都の状況などを研究しながら、今後検討をするとのことでした。委員会でもぜひ引き続きこの問題に取り組んでいきたいと思います。

【決算で練馬区の関係団体(外郭団体)への質疑ができなくなるなんて…透明性の確保ってなんだっけ?】

いよいよ来週から練馬区議会の定例会が始まります。今回昨年度の区のお金の使い方をチェックする決算特別委員会も開かれます。練馬区でお金がどのように使われたかを審査するとても大切な機会です。しかし昨日の議会運営委員会で突然、今回から練馬区の関係団体(外郭団体)への質疑がなくなる、ということが示されました。外郭団体というのは区がお金を出して、主に区の事業を行っている団体でシルバー人材センターや文化振興協会などがあります。平成26年度には38億円が区から支出されています。多くの場合、団体のトップは区のOBが務めています。外郭団体については、区民の方から「区民の方から天下り先の温床になっているのでは」、「外郭団体は非効率なのでは」といった声が練馬区にも寄せられており、区も「練馬区のこれからを考える」(2015年12月)で事業の明確化、整理、指導、監督の見直しなどを示していました。 にもかかわらず、透明性を確保するために一番重要な議会での質疑がなくなるということ、しかもそれが議会の始まる一週間前に突然発表されるというのはどういうことでしょうか? 区の説明では、すでに3つの外郭団体を統合したので一定の役割は終えたという事、決算で質疑はできなくても、通常の常任委員会で質問すればいいとのことですが、常任委員会では外郭団体の職員は参加しませんし、細かい内容について区の職員が答えられるはずもありません。情報公開の重要さが最も問われている今の時代に、練馬区があえて外郭団体の活動を見えにくくするということは時代に逆行しているだけでなく、区民の方の思いにも反するものではないでしょうか。今後の見直しを求めたいと思います。

<壁にぶつかったとき、みなさんはどうしますか?>

選挙後初めての議会が終わりました。 今回もいくつもの壁にぶち当たりました…。 同性パートナー制度もダメ、ヘイトスピーチを規制するための条例もダメ、中学校の標準服で女子生徒もスラックスを自由に選べるようにすべき、という訴えもダメ。社会は大きく変わって、他の自治体では当たり前のように認められているのに、練馬区だけ鎖国してるんじゃないか、そんな無力感を感じることもあります。 皆さんは、大きな壁があると感じた時やストレスを感じた時、どうしますか? 私がやること、一つはジムで筋トレ。10年以上続けています。ロッキーのテーマ曲とか聴きながらひたすらベンチプレスや懸垂。すると、いつの間にか「あきらめないぞ!」とポジティブな気持ちに。ストレスが溜まるほど重いバーベルを挙げられるという嬉しくない(?)特技を持つようになりました☺。そしてもう一つが本。今読んでいるのは「正義とは何か」(神島裕子)、「幸福とは何か」(長谷川宏)。タイトルを見るだけで、私が今何を必要としているかわかるとても単純なもの☺。。。。皆さんも何をするか教えてくださいね!

<議会の様子、公開されました!最初の3分固まってますが。。。>

一般質問の動画が今日から公開されました。ぜひご覧くださいね!ただし、機器のトラブルで最初の三分は映像が写ってません…。けっして固まっていたわけではありませんのでご了解ください☺今回はLGBTの権利保障、学校の制服、ヘイトスピーチ、性教育などを取り上げました。どれもずっと訴えてきたテーマ、思いを込めました!リンクはこちらから!

<一般質問が終わりました>

年に一度の一般質問が終わりました。 今回はこの間訴え続けてきた性的マイノリティの権利保障、ヘイトスピーチへの対策、中学校の制服、子どもの性教育などを取り上げました。 平日の昼間にも関わらずたくさんの方に傍聴に来ていただいてとても心強かったです。一般質問、毎回とても緊張するのですが、演台に上がって視線を挙げた時に飛び込んできたのは、LGBTの象徴である華やかなレインボーカラーを身にまとった方々☺こんなにカラフルな(?)傍聴席になったのは区議会でも初めてだと思います。おかげで、皆さんの思いを代表している、そう思ってリラックスすることができました。 残念ながら区の回答は多くが納得できるものではありませんでした。特にパートナーシップ制度の導入については「現実的な効果が無い」、「法律との整合性に問題がある」という理由を繰り返していて、当事者の思いに寄り添おうとする姿勢は見られませんでした。詳細は改めてご報告します。 今回の質問の作成には、たくさんの方からアドバイスをいただきました。また、当日来られないという方々からも多くの応援のメッセージを頂いていました。だからこそ、今回の一般質問で終わらせるのではなく、皆さんの思いを形にするためにも粘り強く訴え続けたいと思います。 写真は家族がくれたレインボーのピンバッジ。今日もポケットにいれてました。。

<カリフォルニア州への訪問 その1 (バークレー市議会、練馬とのあまりの違いに絶句…)>

5月9日から一週間、カリフォルニア州のサンフランシスコ、バークレー、サクラメントに滞在しました。今回の目的の一つがアメリカの地方議会の様子を学ぶことでした。 最初の目的地、バークレーはカリフォルニア大学バークレー校(UC Berkley)があることで有名な学生街。人口は10万、予算規模も練馬区の7分の1ですが、アメリカでもっとも進歩的な地域の一つで、国内で最初に炭酸飲料に対する税(炭酸飲料税)をかけたことでも知られています。 バークレー市議会の傍聴をしたのですが、あまりにも練馬区議会と違いが大きくて愕然としました。そのいくつかをご紹介します。 <おどろいたこと① 傍聴席はほぼ満席!> その日始まったのは夕方の6時。始まる前には傍聴席はほぼ満席に。小学生からホームレス、外国人、障がい者と多様な人たちが参加していました。 <おどろいたこと② 議員の8割が女性、議員は傍聴席に向かって座ります> バークレー市議会は市長と8人の議員、そのうち6名は女性、人種もインド系の人、アフリカ系、アジア系、と多様で年齢も20代から70代の方まで非常に多様でした。 議場も独特で、議員は傍聴席を向いて座り、市長が司会を行います。当日の資料は事前にネットで公開され、当日は紙でも配られるので、誰でもすぐに内容がわかります。 <おどろいたこと③ 誰でも発言できます!> 議会には市民からの広聴(public comments)の時間が設けられていて、どんなテーマでも時間内(一人1分程度)で話すことができます。今回も20人以上の方が列を作って、それぞれの思いを話していました。例えば、ホームレスの方からこの1年で数十人の方が路上で亡くなったという訴えや、市のお金の使い方がおかしいのでは、といった意見などが次々にあがり、それに対して議員や市長が一つ一つ回答していました。 <おどろいたこと④ 国とは全く反対の政策もとっています!> カリフォルニア州は特に非正規の移民の人権を保障するために、国の移民局(ICE)に対して個人情報を提供することを拒否しており「サンクチュアリ(聖域)」と呼ばれています。県にあたる州が国の方針に明確に反対する、ということも驚きでしたが、さらにバークレー市議会では、アマゾンなどが移民局(ICE)に対して移民の個人情報を提供している、ということで、こうした会社に仕事を発注しない、ということを決定しました。 また、ベネズエラ政府に対して、アメリカが不当に介入しないようにという意見書を全会一致で可決していました。国の方針に対して、当たり前のこととして市として明確に反対の意見を述べる、という姿勢は印象的でした。 練馬区では、議会の中継は行われず、資料すら傍聴者には配られません。また、議会中に寝ている議員もたくさんいます。練馬でも議会改革が訴えられていますが、バークレーとのあまりの差に愕然とするとともに、地方議会はどれだけ市民に近づけられるかが大切であり、学ぶことは多いと感じました。

2019-05-17T20:38:19+09:002019年5月17日|Tags: , , |
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