子育て世帯への10万円の給付…たくさんの声が届いています。

衆院選も終わり駅頭を再開、日々多くのご意見を頂いていますが、特に政府が決定した10万円分の現金と商品券の給付について様々なご意見を頂いています。 私自身、今回の給付は18歳以下の子育て世帯(収入970万円以下)が対象ということで、あまりに制度から零れてしまう方が多いと思います。 これまでもフードバンクに行くための交通費を節約するために、大泉学園から練馬駅まで1時間以上かけて歩いたという方、二回食料をもらうために2時からの配布だけど、朝の6時から並んだといった方からご相談を頂いてきました。相談いただいた方はお子さんがおらず、今回の給付では対象外、あまりにも多くの方が置き去りになっています。また住民税非課税世帯には別途給付するとのことですが、フードバンクなどに行く多くの方、僅かであっても税金を支払っています。https://iwasetakeshi.net/2021/05/corona-virus-14/ […]

一人親からの訴え「区民税の納付が遅れたら、事前に伝えていたのに差し押さえになると連絡が…」

緊急事態宣言の中、多くのご相談を頂いています。先日もシングルマザーの方からこんなご相談を頂きました。 「コロナで派遣切りにあい、住民税の支払いが困難なので分割払いのお願いをしていました。それでも経済的に厳しい中で、少しだけ支払いが遅れてしまったら、事前に区にも相談していたのに、「差押事前通知書」が送られてきました。差し押さえを避けるためには一括して全額を払えとのこと。事前に相談していたにも関わらず、約束を反故にしたから一括で払え、それができないなら差し押さえというのはあんまりではないでしょうか…。」 […]

学校で100グラム1000円の和牛を配ることに。本当にそれでいいのか?

先日の委員会、小中学校の給食で業者支援のため100グラム1000円の和牛を3回提供するとの報告。あまりの値段に衝撃を受けました...。昨年、政府が事業者支援のために和牛を配ると発表、国会でも可決され合計で1,300億円以上が計上されています。https://www.maff.go.jp/j/chikusan/shokuniku/lin/attach/pdf/index-329.pdf 練馬区でも小中学校の給食で3回提供するとのことで、単純に計算すると1.5億円もの金額に。もちろん子ども達が良い食材を食べることを批判するものではありません。しかし、多くの人が苦しんでいるなかで、なぜ特定の団体や業者だけを優遇するのでしょうか? 委員会では、和牛以外の食品や目的に転用できないのかを確認しましたが、国から指定されていて駄目とのこと。いやなら食べないという選択しかないとのことです。例えば、同じ牛でも国産牛ではダメとのこと。私の所にはコロナで1日270円の給食費の支払いが辛いといった相談を何度も頂いています。https://iwasetakeshi.net/2019/09/child-poverty/ 区ではどうしようもないとはいえ、それほどのお金をかけるのであれば、一か月でも給食費を無償にした方がよっぽど助かる方は多いはず。政府には人々の怒りの声が聞こえないのでしょうか?あまりに理不尽だと思います。  

早稲田大学での講演…若者たちの怒りはどこに?

先日、お友達の早稲田大学の野中章弘先生にお招き頂いて「ジャーナリズム論ベーシック」の授業でゲスト講師としてお話させていただきました。野中先生は朝鮮半島問題、アフガニスタン空爆、イラク戦争などの現場を取材し、現在もアジアプレスの代表を務められています。奥様もアメリカでソーシャルワーカーとしてDV被害者の支援に従事してきた方で、家族ぐるみで親しくさせて頂いています。 受講しているのはジャーナリストを希望する学生さん、先生から頂いたお題は「コロナ禍で拡大する格差と歪み」。地域でも若者、特に女性の自殺が増加している中で17歳の男性から届いた「所持金が数百円しかありません」というSOS、ひとり親の家庭から届いた叫びなど、私が日々どんな相談を頂いているか、具体的な内容をお伝えしました。 印象的だったのは学生たちとのディスカッションで話された、自分がどんなことに怒りを感じているか、ということ。今の政治について国会や地方議会があまりに閉鎖的で何をしているのか十分に伝えようとしない姿勢、ご自身がボランティアとしてシングルマザーの人々の支援をする中で感じる理不尽さ、学校の校則などをみても、下着の色が指定されているなどジェンダー差別が存在していることなど、若い方々が日々の生活の中で感じている違和感に直接接することができたのは大変勉強になりました。 参加した学生の多くはジャーナリストを志望しているとのこと。こんな若者たちがこれからの社会を変えていく主体になるだろうと久しぶりに希望を感じました☺

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