大泉で『戦争』を考える:戦後80年、次の世代に何を伝えますか?
猛暑のなか、今年も「大泉で『戦争』を考える」を開催し、60名近い方にご参加頂きました。議員になってからほぼ毎年続け、今回で9回目。当初は地域の戦争体験者のお話が中心でしたが、多くの語り部が鬼籍に入った今、どうやって記憶と教訓を次の世代へ手渡すか―今年は“いま”を生きる当事者と教育現場から向き合いました。
登壇いただいたのは、ミャンマー出身で少数民族でもある方、そして私立高校で歴史を教える岩城慶明さん。お二人の声は、過去の出来事ではなく「現在進行形の現実」として戦争を私たちに引き寄せ、平和について考えさせるものでした […]
第15次地方分権改革、練馬区への影響と残された課題
8月25日の練馬区議会・総合災害対策等特別委員会で、地方分権改革の取組状況について報告がありました。2024年に成立した第15次地方分権一括法の影響が説明され、今回の改正は6事項(8法律)にわたります。練馬区にとって特に重要なのは以下の点です。 […]
令和7年度防災フェスタおよび震災総合訓練の実施について(総合災害対策等特別委員会)
8月25日の総合災害対策等特別委員会で、「令和7年度防災フェスタ」および「令和7年度震災総合訓練」の実施について報告がありました。
1.令和7年度 防災フェスタ
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日時:8月31日(日)10:00~12:00
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会場:光が丘第一中学校
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予算:委託費等で概ね440万円程度(区説明)
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想定来場者数:約3,300人(区説明)
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実施背景:昨年度は台風により中止。今年度は光が丘第一中学校で2年連続の開催となります。会場は本来、練馬・光が丘・石神井の各地区で持ち回りですが、地域内の事情により連続開催となりました。
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主な内容(抜粋):
広報ブース(避難拠点活動紹介・在宅避難の啓発 など)/体験コーナー(はしご車・起震車・煙体験 等)/車両展示(ポンプ車・警察車両 等)/防災啓発用品の配布(飲料水、クラッカー、携帯トイレ、歯みがきシート)。参加は区・消防・警察・自衛隊、ライフライン各社、区内協定事業者・団体 等。 -
熱中症対策:体育館内の休憩スペース確保、スポーツ飲料・塩分タブレットの提供など、暑熱対策を強化予定です。あわせて、毎年8月末の実施時期の妥当性についても、今後の検討を求めました。
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評価指標(KPI)の設定を要請:
啓発イベントであっても来場者数のみに偏らない評価が必要です。以下のKPIなども今後の指標に含めるよう要請しました。-
地域防災組織・消防団・講座等の新規登録数
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豊渓中学校の統廃合 国の方針を無視!? 区は住民合意のないのまま強行へ
8月21日(木)の文教児童青少年委員会で、豊渓中学校の統廃合の中止を求める3本の陳情(第99号・第104号・第105号)が質疑されました。陳情には合計で約1,900名の地域の皆さんに加え、町会長・避難拠点会長・コミュニティスクール(CS)会長など、地域を代表する当事者が名を連ね、「合意形成のないまま進めないでほしい」と訴えています。
それにもかかわらず、委員会で区は統廃合に住民からの「一定の理解は得られた」として、計画を「素案」から「案」へ格上げし、前に進める姿勢を崩しませんでした。私は委員会で、住民の理解や協力が得られていない中で統廃合を進めるのは国の方針に反すると訴え、改めて計画の撤回を求めました。 […]
戦後80年 18歳で大泉から戦地に送られた少年兵の証言
岩瀬たけし事務所では、毎年夏に戦争体験者のお話を伺う平和企画を続け、今年で9回目を迎えます。これまで語ってくださった方の中には、すでに鬼籍に入られた方もいます。その中でも忘れられないのは、終戦間際、大泉から18歳で出征した元少年兵の方の証言です。 […]
練馬区 小学校でのプール授業はどうなる? 情報公開請求で全国比較
皆さんは、小・中学校のプール授業にどんな思い出がありますか?
私自身、中学時代は水泳部の部長として、夏の陽射しの下で真っ黒になりながら仲間と泳いでいました。夕陽が沈むのを眺めながら泳いだ記憶は今もはっきり残っています。
しかし今、状況は大きく変わっています。猛暑で水温が上がりすぎ、授業が中止になることが珍しくありません。しかもプールを維持するには1校あたり毎年100万円以上がかかります。こうした中で、全国では学校外のプールを使う自治体が半数近くに達しており、「水泳授業の形」はすでに変わり始めています。
今回、練馬区に情報公開請求を行い、小学校のプール授業に関する全国との違いを分析しました。そこから見えてきたのは、練馬区が全国の中でかなり「例外的」な存在だという事実でした。 […]
子どもの学力が3年で大幅に低下!ゲームやスマホの影響も。全国学力調査
子どもの学力の変化を調査する国の「経年変化分析調査」の結果が7月31日に公開されました。調査の結果、2021年度に比べて全ての教科で成績が下がっていることが明らかに。背景にはゲームやスマホの利用時間の増加と勉強時間の減少などが挙げられています。 […]
戦後80年なのに… 練馬区だけが「平和予算」を削減!?
2025年、戦後80年という節目の年を迎えるにあたり、全国の自治体では平和への想いを次世代に継承する取り組みが進められています。東京23区でも、多くの自治体が新たな平和事業を展開し、そのための予算を拡充しています。
しかし、そうした中で練馬区は調べた限りでは23区で唯一、平和関連予算を減額していたのです。 […]