オモニから伺う朝鮮学校のおはなし

 私たちの社会には、多くの在日コリアンが暮らしています。  在日コリアンにもさまざまな立場や国籍の方がいらっしゃいますが、今回は、お子さんが朝鮮学校に通っているオモニ(母親)のみなさんをお招きします。朝鮮学校の歴史や現状、民族教育を受けることの意味、この社会で在日として生きるということなどについて、お話を伺います。  そして、一昨年に亡くなられた、高麗博物館初代理事長、日本キリスト教協議会総幹事などを歴任した東海林勤さんを偲びたいと思います。 日時 2022年3月26日(土)14:00~ 場所 大泉教会 & Zoom   会場・Zoomともに参加費は無料です。Zoom参加をご希望の方は、岩瀬たけし事務所までメールアドレスをお伝えください。 お申込み 岩瀬たけし事務所 ☎&Fax 03-5935-4071 ✉ iwasetenerima@gmail.com

オモニから伺う朝鮮学校 のお話。3月26日、ぜひご参加ください。

3月26日に講演を控えて、朝鮮学校にお子さんが通っているオモニ(母親)の方々と打合せを行いました。今回お話を頂くのは、私と同世代の方々。しかし、私たちが日常で直面する子育ての悩みとはその深さが全く違うものでした。 […]

外国籍住民にも住民投票権を! 練馬区議会で訴えました

2月21日の練馬区議会の予算特別委員会、区民費・地域文化費の審査において、武蔵野市の条例案を参考にしつつ、練馬区に対しても外国人の投票も可能とする住民投票条例を検討するよう求めました。私は多様性こそが民主主義をより豊かにすると信じ、何度もこうしたテーマを取り上げてきました。議場でのやり取りを抜粋してご報告します。 […]

多様性の時代、子どもの書初めの文章について 皆さんはどう思いますか?

冬休みの宿題に書初めがあります。文章は練馬区から指定されていて1年生では「お正月に、おぞうにをたべました。からだがぽかぽかしました。」というもの。学校からは、お雑煮を食べなくてもこの文を書くよう言われたとのことです。 […]

中学校の校則「なぜカーディガンをそのまま着てはいけないの?」

先日、区内の公立中学校に通う保護者から相談がありました。 「肌寒くなってきた中、ブレザーを着るにはまだ暑いので、ワイシャツの上にカーディガンを着させて登校しようと思い、学校に相談したところ校則で「カーディガンはブレザーの下に着る」と決まっているので許可されず、そのまま通学して風邪をひいてしまいました。改めて改善を求めたところ大人になった時の訓練だから理解してほしい、というような回答でした…あまりに理不尽ではないでしょうか?」 […]

練馬区で就学不明の外国籍の子どもが全体の10%、区として取組を!

小中学校に在籍する年齢でありながら、学校に通っているかわからない「就学不明」の外国籍の子どもについて近年、大きな問題になっています。 https://gendai.ismedia.jp/articles/-/67918 […]

「ランドセルが重すぎます!何とかしてください!」保護者からの訴え

保護者の方から多くいただく相談の一つが子どものランドセルが重すぎるというもの。以前から指摘してきましたが、タブレットが配布されたことでさらに深刻化しています。https://news.yahoo.co.jp/articles/d8009170eacaecb2c404378dfefde225f51c3588 […]

80代の女性の訴え「私はもう買い物もできなくなってしまうのでしょうか?」便利さの中で失われること。

デイサービスを行う方から、ひとり暮らしの高齢者の方が孤立しているというお話を伺いました。その方が支援しているのは80代の女性、ネットや電話でのやり取りもあまり得意ではない中、外出の主な機会は近所のスーパーでの買い物を兼ねたお散歩。 しかしスーパーで最近、自動レジが導入されて買い物が怖くなってしまったとのことです。使い方がわからず時間もかかってしまい、他の方に申し訳ないとのこと。一列だけ店員さんが対応してくれるレジがあるものの、そのうちなくなってしまうかもしれない。「私はもう買い物もできなくなってしまうのでしょうか?」そう仰っていたとのことです。 […]

★読んでいる本 「未来の学校の作り方」大切なのは多様性

先日、ツーブロックが都立高校の校則で禁止されている、という記事が話題に。小学校の体育で下着を脱ぐよう指導される、という訴えも数多く頂いています。どんな学校がいいのだろう?そんな中で出会った本の一冊です。「未来の学校のつくりかた」(税所篤快 著)。映画「みんなの学校」のモデルとなった小学校の校長、「近い将来、学校が滅びる」と危機感を持って取り組んだ杉並区の元教育長、オンラインが中心のN高の様子など、様々な現場での取材が行われています。 印象的だったのが、取材された全ての方が「多様性」を強調し「学校はあるものではなく、つくるもの。教員だけでなく、子ども、親、地域の人たちで作り上げていくもの」と訴えている点でした。 杉並区の元教育長は 「これまで学校は、時代の変化などによって新しく生まれてきた課題に対して、先生たちの能力を研修などで開発し、”多能化“することで対応してきた。けれども、もはや多能化だけでは対応できない。」 としたうえで学校のシステムそのものの”多様化”を訴えています。また、オンライン授業を中心としたN高の理事は 「今の時代に求められているのは、「多様な人間性に多様なまま対応できる教育」なんです。」 としています。 これまで訴えてきた、子どもの自由や尊厳を奪うような校則の撤廃、不登校の子供の支援、LGBTの児童生徒への配慮、などすべて「多様性」に繋がっています。練馬区でできることととして、学校で子どもの権利が守られること、オンライン授業の推進、性教育の充実、教員の拡充など引き続き訴えます。

ひとり親への支援「なぜ私たちは見捨てられてしまうのでしょうか?」

先日の委員会で、コロナを受けてひとり親への練馬区、東京都、国からの支援について報告がありました。ひとり親への支援が行われること、そのことは評価できます。しかし私が許せないのは、練馬区と東京都の支援では最も必要な方、障害を持つひとり親には支援が届かない仕組みになっていることです。 練馬区と東京都が支援の対象とするのは、児童扶養手当を受けている方なのですが、現在の法律では、障害年金等をもらっている方は児童扶養手当を受けられない、という仕組みになっています。ですので、障害を持ちながら頑張って一人で子どもを育てている方は今回の支援の対象にもなりません。本来はこうした方こそ、行政が何としても支援すべきです。 この法律自体問題があり、来年からは障害年金と児童扶養手当の両方を受けとることが可能になります。国の支援では、児童扶養手当を受けていない方も支援の対象となっています。しかし、練馬区と東京都は、なぜか児童扶養手当を受けている方のみを対象としています。 私のもとに届いた声をご紹介します。 「コロナを受け、練馬区からひとり親世帯に対して5万円のお金がもらえると伺いました。これで助かる、と思ったら対象になるのは、児童扶養手当をもらっている方だけ。障害で年金をもらっている私は対象になりません。なぜ私達はいつも見捨てられてしまうのでしょうか? 困窮度が深まるほど、差別が放置されてしまいます。せめて区に対して、言いたい事は言おうとすると、たらい回しと全力の拒否、外野の心無いヤジに晒されてしまいます。しばらく恐怖で区とも話せませんでした。少数派は国では広すぎて見落とされ自治体レベルでは国の方針を踏襲して見過ごされます。なんとかしてください。」 区に対応を求めた所、「区の支援については、なるべく早く支給するために、既に把握している児童扶養手当の受給者に絞らざるを得なかった。またひとり親の方には様々な支援もある」といったことです。しかしそれは理由になりません。障がいを持ちながら、ひとりで子どもを育てている方のご苦労は想像を絶すると思います。その思いにお答えすることができず本当に申し訳ないです。議会で引き続き訴えていきます。

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