練馬光が丘病院の跡地はどうなる?? 事業者が決定、病院と専門学校も!

現在の練馬光が丘病院が、光ヶ丘第4中学校のあった場所へと移転することを受け、病院のあった建物等をどうするか議会で議論されてきました。1月15日(金)の医療・病院整備等特別委員会において、跡施設を新たに運営する事業者が決定、病院だけでなく専門学校もできるなど、内容が示されました。これまでの議論はこちらをご覧ください。 https://iwasetakeshi.net/2020/07/hikarigaoka-hospital/ 1.事業者は? 公募の結果、光が丘病院の跡地を運営するのは医療社団法人 慈生会(http://www.jiseikai.or.jp/)を中心とした団体に。慈生会は板橋区を中心に展開しており、区内では練馬高野台病院、練馬駅リハビリテーション病院を経営しています。 2.跡地はどうなるの? まず、157床の病院が設置されます。地域包括ケア病床(50床)のほか、区内で初めてとなる緩和ケア病床(16床)も設置。また、区内初となる介護医療院も設置されます。こちらは日常的な医学管理が必要な重度介護の方を対象となる施設です。病院では内科、老年心療内科、外科、緩和ケア内科、リハビリテーション科が入院、外来の対象になります。 その他、大きな特徴として専門学校が併設、介護福祉士養成施設として1学年40名、合計80名が学ぶことになります。 3.賃料はいくら? 貸付料は区が示した月額1千1百83万円に対して、事業者からは1千15万円の提案がなされており、今後協議されることになります。 4.今後のスケジュール 4年後となる2025年度中の開設となります。 5.岩瀬の意見 コロナ禍の中で事業者が決定したのはよかったですが、専門学校を併設する必要はあったのでしょうか?現在、介護福祉士が不足しているのは事実ですが、それは需要がないのではなく労働条件があまりに酷いからだと思います。本来であれば区としても環境を改善させるよう力を尽くし、そのうえで病床を増やすことの方が必要なのではないでしょうか。今後の展開についてもしっかりと目を向けていきたいと思います。

緊急事態宣言下での駅での訴えについて…練馬区議会議員を利用してください!

緊急事態宣言を受けて連日たくさんのご相談を頂くなか、駅頭でのご報告を再開、訴えているのは、お困りごとやご不安なことがあればどんな小さなこと、個人的なことだと思われても練馬区議会議員に寄せて頂きたいということ。「緊急事態宣言の中で子どもと公園で遊んでもいいのでしょうか?」というご相談もいただきましたが、決して一人だけの問題ではありません。https://iwasetakeshi.net/2020/04/corona-virus-6/ 緊急事態宣言の中にあっても、むしろ中にあるからこそより多くの苦しみが存在している中で、こういう時こそ私たち、区議会議員を利用して頂きたいと思っています。できる限りの感染予防策を取りながら皆さんからの声を伺い、議会で解決に取り組みたいと思っていますので、ぜひお気軽にお声がけください。

HIV陽性者のお話 「ひとりの人間として見てください!」

私の活動の信念「マイノリティが住みやすい社会こそ、誰にとっても住みやすい。」その思いを実現するために様々なマイノリティの方からお話を伺う機会を持ってきました。(過去のイベントはこちら) 昨日はHIVの陽性者をお招きしました。私と同世代、お子さんもいるという彼ですが、最初にお会いした時の印象は、すごいガタイ...。ものすごい筋肉と体中にたくさんのタトゥー。ただ、私が活動していた中南米などではタトゥーはごく一般的です。お話するととても繊細で優しい方で、ZOOMのイベントもすごく緊張する…と仰っていました。その方が涙を流しながら「HIVの感染者ではなく、ひとりの人間として見て欲しい」と話す姿に胸を打たれました。 彼は建築現場でずっと働き、3年前に職場で吐血、病院でHIVに感染していることがわかったそうです。しかし、知識がなくもう死ぬしかないんだ、と治療を拒否して1年半、病名を隠して働き続けたとのこと。その結果、悪化して体が動かなくなってしまい、どうしようもなく近くのクリニック(診療所)へ行ったとのこと。そこで会った医師に「絶対に生きろ!」と言われたことで、初めて病気に向き合う気持ちになれたとのことでした。しかし、勇気を出してHIVの感染について会社に話したら翌日クビにされたとのこと、私も涙が出そうでした。その後、支援団体である「ぷれいす東京」と出会い、はじめてHIVは治療が可能であるということ、U=U(Undetectable = Untransmittable) の事を知ったとのこと。詳細はこちらをご覧ください。https://hiv-uujapan.org/ U=Uとはエイズウイルスを検出限界値まで抑えられたら、感染させることはないということで、例えば感染者同士で子どもを授かっても子どもは陰性であるとのことです。これらは、あまり知られていない事実です。だからこそ、自分に残された人生をHIVへの差別や偏見を無くすために捧げようと決意したとのことです。多くの感染者の方は差別や偏見を恐れて感染の事実を公表しませんが、彼は顔も名前も公開して訴え続けています。彼自身、現在は検出限界値までエイズウイルスは下がっているものの、治療が遅れたため、免疫はまだまだ低い状況であって、病気にかかるリスクは高いとのことでした。 ぷれいす東京の代表の生島さんのお話も印象的でした。日本では毎年1300名程度の感染が発覚するが、そのうち発症前に保健所等の自主検査でわかるのは3割程度とのこと。また、感染者のうち5人に1人程度は自身が感染していることに気付いていないとのことでした。 コロナの感染が猛威を振るい、コロナ感染者への差別や偏見が深刻化するなか、学ぶこともとても多いものでした。ぜひこうした機会を通じて、少しずつでも地域から変えていきたいと思います。

2021年を迎えて 練馬区議会議員 岩瀬たけし

昨年末に事務所を献身的に手伝ってくださっていた家族同然の方が突然亡くなったこと、人生で最も辛かったことの一つでした。今も気が緩むと涙が出てしまいます。しかし、家族はもちろん支援してくださっている皆様に日ごろから感謝や思いを伝えること、そして、今この瞬間に志を一つにして一緒に活動できる事実を心から喜んで楽しむことの大切さを教えてくださったのだと、自分に言い聞かせていました。 そんな中、昨日はこの数年間で新たにできたパパ友たちから声をかけて頂いて近くの公園で遊べたのが救いでした。つい1か月前まで登れなかったのぼり棒ができるようになっていたり、走る姿がサマになっていたり感動しました。 正月は頂いた年賀状の返信を書いたり(議員は返信しかできず、手書きでないといけません)、息子の小学校入学の準備をしたり、大掃除の続き(掃除機が壊れて全然吸ってないのを知らずに使ってた。今年の初買いが掃除機…)をして、居間の蛍光灯、4本のうち、3本が切れてた、とかたくさんの新たな発見も...。 コロナの陽性者の数、練馬区でも12月31日時点の数値は過去最悪を大きく更新しており、都も国に対して改めて緊急事態宣言の発出を要請しています。2021年が少しでも希望の持てる年になるよう、意志を引き継ぎ、足元からできる限りのことをしていきたいと思います。

「私も感染しているかもしれません、なぜ簡単に検査を受けられないのでしょうか?」先生の訴え

練馬区 でもコロナの感染が急速に拡大し、16日現在で一日当たりの感染者数は過去最大の44名、累計の感染者数は2,000人を越えました。学校での感染も深刻で、これまでに延べ38校(実数で29校)で児童生徒30名、教員21名の陽性が確認されています(12/15現在)。 そうした中で、学校の先生からこんなご相談がありました。 「私の働く学校の子どもに感染が確認されました。授業で感染させてしまったら大変なことになるので検査を受けたいと相談したら、濃厚接触者ではないので自費で受ける必要があるとのことでした。でも検査には区内の病院では一回3万円近くかかります。どうか子ども達を守るためにも検査を受けやすいような仕組みを作って頂けないでしょうか?」 子どもを守るためにも定期的に検査を受けたい、先生方の切実な訴えです。練馬区では無料で検査を受けられるのは基本的には症状がある方、そして保健所が認めた濃厚接触者の方とされています。例外として同じクラスの子どもが検査を受けられることもありますが、そうでない方は基本的には自費での検査になります。 世田谷区などでは学校の先生や保育士、介護関係者などのエッセンシャルワーカーの方々に対しては無料で定期的に検査を行い、無症状でも感染していた方々が見つかっています。墨田区では区民であればどなたでも6千円で検査が可能です。感染拡大を防ぐためにも、無症状の方や軽症の方をなるべく早く発見し治療につなげることが必要です。練馬区でも検査を無償や低廉な価格で受けられる仕組みを何としても広げるよう議会で訴えます。

大切な方との別れ

先日、私の仲間で、恩人で、最も尊敬する方の一人が急逝されました。何の前触れもなく、前日の夜まで仕事のやり取りをしていた中で、現実として受け入れることができません。私にとっては家族同然の方、今も自分の体が引き裂かれるような気がしています。 初めてお会いしたのは一回目の選挙のとき。なぜ議員になりたいか、自分の思いをお伝えしたら、どこの馬の骨とも知らない私のために一生懸命応援してくださったこと、本当に心強かったです。その後も、ほぼボランティアにも関わらず、ご自身の貴重な時間と情熱を捧げて頂いたこと、感謝の言葉もありません。今の私がいるのは彼女のおかげですし、私にとってそれくらい大きな存在でした。そして、感謝の言葉を十分に伝えられなかったこと、申し訳ない気持ちでいっぱいです。これから先どうしたらいいか、今は全く見えません。 亡くなってから、初めてご自宅の中に入らせて頂いたのですが、食卓の壁にもたくさんの戦争反対や私たちも関わったイベントのポスターが貼ってくださっていたのを知りました。 週が明け、駅頭を再開したのですが嗚咽しないようにするだけで精一杯です。しかし、文字通り時間も情熱も注いでくださったこと、その思いに少しでも答えられるよう、裏切ってしまうことのないように私も頂いた時間を精一杯生きなければ、そしてご意志を引き継いでいかなければ、と自分に言い聞かせています。

練馬区の外国ルーツの住民への支援 ようやく一歩前へ。

私が政治家を志した原点が「マイノリティが住みやすい社会こそ誰にとってもすみやすい」という信念でした。その中で特に、外国籍住民への支援を訴えてきました。練馬区でも2万人を超え、来年成人を迎える方も500人近くに達します。しかし、区としての支援はほとんどボランティア頼み、というのが実情でした。 駅で訴える中で「一票にもならない、むしろ票を減らすかもしれないのになぜそんなことをするんだ?」と揶揄されたこともありますが、もしそれで議員を辞めることになっても仕方がないと思ってきました。そしてこうした活動を一番身近で親身になって支えてくれたのがスタッフの皆さんでした。皆さんボランティアにも関わらず、ご自身の時間と情熱を一緒に捧げて頂けたことを思うと、感謝の言葉もありません。 皆さんの声が届いた結果として、練馬区で最も基本となる 練馬区教育・子育て大綱のなかで、初めて外国人児童・生徒への支援が位置付けられました。 「外国人・児童生徒が教育を適切に受けられるよう、児童・生徒およびその家庭への支援を充実します」 わずか一行ですが、区の大綱に位置付けられたこと、とても大きな一歩です。すべての計画はこの大綱と整合性を取ることが求められています。もちろん私の力ではなく、皆さんの声が届いた結果です。どんなことがあっても、この方針が現実の政策に繋がり、ひとりでも多くの方が必要な支援を受けられるよう、全力を尽くします。

練馬区でもオンライン授業の充実を!

練馬区の不登校の児童生徒のうち、区が勧める適応指導教室に登録しているのは小学校で4割、中学校でも5割。さらにそのうち、小学校で7割、中学校でも6割はほとんど通っていないとのこと。つまり8割以上の不登校の子どもが適応指導教室にほとんど通っていないのが実情です。 練馬区は適応指導教室に通っていない子ども達に対しても一人ひとりにあわせた丁寧な対応をしているとのことですが、保護者やご本人から頂く声は全く違うものです。不登校の当事者である子ども、保護者の声を聞くためにも実態を調査すると共に対応を図るよう求めました。 練馬区では中学の不登校生徒にオンデマンドの授業配信を行っていますが、対象は適応指導教室に登録している方のみです。希望する全ての不登校の子どもがオンデマンドの授業を受けられるよう区として対応するよう求めました。 また、区は12月中に小学校1校で試験的に全児童へ タブレットを配布し、通信状況などを確認した後、2月までに全校の児童生徒に配布。機種はLenovo 300e Chromebook 2nd Gen(2020年モデル)とのことです。 区はオンラインでの授業について同時双方向型の授業は課題が多くまだ実施できないとのこと。あまりに遅いと思います。他の自治体や私立の学校では既に実施している中で、子どもの学びを保障するためにも、タブレットの配布にあわせ、同時双方向型の授業についても早期に実現するよう引き続き訴えます!  

練馬区の来年度の予算、340億円も不足!?

来年度(2021年度)は練馬区でも大幅な減収が予想。区の想定では10年前のリーマンショックの時、5年間で合計で400億円超の減収でしたが、それを上回るとのこと。11月末の段階で、来年度は340億円もの財源が不足するとのことです。区の貯金(財調基金)を切り崩し区債(区の借金)を発行するとのことですが、非常に厳しい状況です。 その中で、区は緊急対応案を公表。向山小と田柄中の改築、体育館の空調設置、学校トイレの洋式化、美術館、練馬図書館の改修等を延期、照姫祭り、ねりままつり、こぶしハーフマラソンを中止、敬老祝金、第3子誕生祝金の縮小などをあげ、合計で約35億円を削減するとのこと。 区の財政が厳しいことは理解できますが、第3子誕生祝金をはじめ、厳しい環境の中で子育てをする方などへの支援を減らすことのないよう、来年度の予算編成に向け今後も訴えます。ご意見などあればぜひお寄せください!

2020-12-09T11:25:22+09:002020年12月9日|Tags: , , , |

練馬区の中学校でも1クラスに一人は不登校… 原因は子どもの無気力?区は当事者の意見を聞いて!

11月24日の委員会では、2019年度(令和元年度)の不登校についても報告がありました。不登校(年間30日以上学校に通えない児童生徒)の比率は昨年度に過去最高を記録、小学校では1%、中学校では4.35%でした。中学校では25人に一人、1クラスに一人以上が不登校になります。また、NHKの調査では学校までは行けるものの、教室には入れないいわゆる「隠れ不登校」の子どもは不登校の3倍はいるとのこと、練馬区においても具体的な数値はありませんが多くの子どもが不登校の状況にあります。 不登校の理由について、区の報告では小学校では1位「無気力、不安」2位「親子の関わり方」3位「いじめを除く友人関係」で中学校では1位「無気力、不安」2位「いじめを除く友人関係」3位「学業の不振」とされています。しかし本当にそうなのでしょうか? NHKが全国の不登校の子ども達に行った調査によると最も多いのが「先生との関係」「いじめ」「決まりや規則になじめない」という結果でした。リンクはこちら なぜ大きな違いがあるのか、不登校の原因について、区の調査では子どもではなく学校が判断しているからだと思います。学校の教員が子どもの不登校について、自分との関係が悪いから、と答えられるでしょうか?不登校に対して、区として真剣に取り組むのであれば、こうした調査などにおいても、もっと当事者である不登校児童生徒の声を聞く仕組みを作るべきです。「当事者ぬきに当事者のことを決めないで!」今後も訴えていきます。

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