ランドセル、何色を選ぶ? 息子から学ぶこと…。
息子も来年から小学校、そろそろランドセルを買わなくては、ママ友からお店を聞いて行ってみました。私が小学校だった頃、ランドセルの色は男の子は黒、女の子は赤、選ぶことすらできず、ジェンダー差別満載でした。ですので私たちが決めていたのは、赤でもピンクでもリボンがついていても、息子が好きなものを選ばせてあげよう、ということ。
お店に到着してすぐに「決めた!」と息子。指さしたのはキラッキラに輝くゴールドのランドセル。そういえば息子、マイケルジャクソン大好きでした・・・。さすがに予想の斜め上・・・「それもいいけど、6年間使えるかな?こっちの青とか緑もいいよね、それからほら、金色の糸が入ってるのもあるよ!」もの凄い勢いで説得に入りましたが、彼の鉄の意志は変わらず。ニコニコする息子を前に、自分でも背負ってみたら、逆に突き抜けてていいかも・・・嬉しくなる私。私にもまだ固定観念があったんだな、改めて気づかされました。(実物は写真よりもキラキラです)
練馬区の資源・ごみ回収について…コロナの影響で可燃ごみ、数年振りに増加へ!
区内で出された2019年度の資源・ごみ回収の量について報告がありました。ごみの量は可燃、不燃、粗大ごみの全てで前年度に比べて増加しています。特に可燃ごみはこの数年、減少傾向にあったのが久しぶりに増加に転じました。
最大の要因は今年に入ってからのコロナの影響で2月、3月は可燃ごみでは昨年比6%増、不燃ごみは2月で7%、3月は15%も増加しているとのこと。古布についても海外への輸出ができない中で在庫が増え続けており、焼却処分も可能性の一つとして検討せざるを得ないとのこと。容器包装プラスチックも増加を続けています。
レジ袋の有料化も進む中、大切なのはごみを出さない生活に変えていくこと。行政ではようやくストローの廃止などが進み始めましたが、給食の牛乳パック(1日5万個)を改めてビンに変更することも検討する必要があります。また、庁内の自動販売機の見直し、ウォータークーラーの設置など、区として更なる対応を行うよう引き続き訴えます。
息子との一日
日曜日、妻が一日仕事だったため、「パパと何をしたい?」息子に聞くと「お店屋さんごっこ!」と即答。さっそく段ボールを切り抜いてお店作りに挑戦。色も塗ってようやく完成…と喜んだら「パパがトーマスの絵を描いて!」と無茶振り。「もちろん!」と言いながらも絵が何より苦手な私、予想通りとんでもない絵ができてガッカリしていたら、「大丈夫だよ!」と5歳児に慰められました…。
午後にはストライダーを絶賛練習中の息子に並走して駅までダッシュ。風を切ってスイスイ走る息子の横で汗だくに…。その後お風呂に入れたら疲れたのかあっという間に爆睡。ヘトヘトになりながらも充実した一日でした。。
みんなで考えよう、お金の話
友人のファイナンシャルプランナーの方を講師にお招きして、身近なお金についての勉強会をzoomで行いました。「お金は大切」とは分かっているけれど、学校で学ぶのは経済だけ、自分のお金をどう考えるか、ほとんど学ぶ機会はありません。
参加者は約20名、仕事も年代もそれぞれ異なる中で、皆さんそれぞれが考えるお金のあり方、とても勉強になりました。そして、何よりも経済格差をどう埋めていくか、という話。二千万の貯金が必要と言われる一方で、生活保護を受給されている方の半数以上は高齢者世帯という現実、そして、子どもでは7世帯に1世帯が貧困(親子二人世帯では月収14万未満)の中で、どう格差を埋めていくのか、ベーシックインカムの話や資本主義そのものの問題など、非常に勉強になりました。ぜひこうして身近で学ぶ機会を今後も持っていきたいと思います。次回はPTAに関する勉強会やHIVの当事者の方からお話を持つ会を設けたいと思いますのでぜひご参加ください☺
大切な方とのお別れ。「お別れは少しだけ死ぬこと」
数日前、心から尊敬していた東海林勤先生が天に召されたとのご連絡がありました。
先生は日本キリスト教団の牧師様でいらっしゃり、日本キリスト教協議会の総幹事、そして高麗博物館の理事長等を歴任し活躍され、在日コリアンの権利のためにも尽力なさいました。和田春樹先生との共著なども出されています。家族でお世話になっている大泉教会にも長く通われていました。ちなみに奥様は故・東海林路得子さんで、従軍慰安婦問題やDV・人身取引被害者の救済等に奔走された方。私にとってお二人は、スーパーヒーロー・カップルでした。
東海林勤先生は、凄い経歴をお持ちで大変理知的なのに決して偉ぶることなく、いつも朗らか。私が初めて選挙に出る時も、マイノリティの人権への思いを話したところ、ご自身が今まで取り組んで来られたことだからと、推薦人を引き受けて下さりました。初めての選挙、駅で緊張しながら演説しているとき等も、にこやかに見守っていただけたこと、とても心強かったです。この数年、体調を崩されていて、お見舞いにも伺ったのですが、コロナの影響でクリスマス礼拝以降、お会いできなかったのが残念です。
南米に暮らしていた時、友人から教えられたスペイン語の諺の一つに「irse es morir un poco」「別れるという事は少し死ぬこと」というものがあります。意味は、死別を含めて、人と別れるということは自分自身の大切な一部を失うことであり、小さな死を経験すること。 今の仕事をする中で何度もお別れがありました。自分が大切に思っていた方がいなくなるということ、とても辛いです。ただ大切なことは、頂いた一つ一つの思い出を忘れず、感謝して生き続けること。東海林先生から教えて頂いたことは私・私たちのなかで何度も復活して生き続けるし、これからも実践していきたいと思います。
PCR検査体制の充実、練馬区ではどうなる?
8月の補正予算でPCR検査体制の充実が示されました。内容をご紹介します。
・練馬区では区内109カ所の診療所でPCR検査のための唾液を採取(8/20)。8/17までに1660件の採取を実施、陽性は136件(陽性率8.2%)。ただし、初診対応可の診療所は7月で10カ所、現在も30カ所程度。初診対応可の診療所を増やすため一検体あたり3500円のインセンティブを支給。
・9月に再度 #PCR検査センター を設置(来年3月迄、場所未定)。1日30件、週3回程度。トレーラーでのウォークスルー方式。公共交通を避け駐車場整備。唾液ではなく鼻・咽頭から採取。医師から紹介が必要。対象は幼児、老人等唾液を採取できない方、近くに居住する方。
・特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、障害者支援施設への新規入居者全員にPCR検査の補助。ショートステイ、グループホームなどは除外。介護従事者へも検査せず。費用は区が負担するが、本人が病院まで受けに行く必要。寝たきりの方など、敷居が非常に高いです。
・区のコールセンター、8回線で対応。毎日200件程度の相談。特に休み明けが多い。9時~10時が最も混んでいるが、他の時間は繋がりやすくなっているとのこと。
・区では検査数は公表しておらず。帰国者接触者外来等での検査数が把握できていないためとのこと。病院から都へ報告する際に、区へも連絡できないか調整中。陽性率を知るためにも、区としても検査数を把握し公表する必要があります。
練馬区の学校、給食はどうなってるの?
コロナによる学校の再開後、子ども達からこんな相談を頂きました。「学校の給食が始まったけど、毎日カレーや中華丼、親子丼ばっかり。食事の時も前を見て黙って食べなければいけないし、全然楽しくないよ。」
そんな中で先日、こんなニュースが紹介されているのを拝見しました。「給食のおかず 一品だけ、食べるときは“後ろ向き”」。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4056128.html
練馬区ともこの間やり取りをしてきたのですが、区ではおかずは一品という指定はありませんが「配膳による密や感染を防ぐために、なるべく簡素化することを求めている」とのこと。そのため、学校ごとに涙ぐましい努力や工夫をしている中で、どんぶりものなどが中心になっています。例えばある学校の夏休み後の献立(写真をご覧ください)を紹介すると、(月)チキンカレー、㈫ガバオライス、㈬五目御飯、(木)スパゲティラタトゥユ、(金)四川豆腐など。また、食事中は前を向いてなるべく会話しないことも求められています。
各学校が厳しい条件の中で努力されていることは素晴らしいですが、そもそも区として配膳の簡素化まですることは望ましいのでしょうか。先日読んだ「給食の歴史」にもありましたが、給食は子ども達の生を明日につなぐ行為であり、そのありさまがにじみ出る場所です。給食は教育の基本でもあり、簡易化するよりもむしろ今の時期だからこそ、免疫を高めるためにもより良いものを食べられるよう、配慮する必要があると思います。
the BIG ISSUE ある猫が残したもの
久しぶりにビッグイシューの販売員の方にお会いして、嬉しくなってバックナンバーも購入。今週号(8月15日号)の表紙は世界で一番有名なストリートキャットのボブ。ジャケットだけでついニッコリ。6月に事故で亡くなったとのこと。ボブと出会ったことでホームレス状態や薬物依存から抜け出せたジェームズ・ボーエンの手記が印象的でした。
「僕にとってボブは「猫」や単なる「相棒」をはるかに超越していた。親友であり、僕とソウルメイトだった。そして兄弟にも近い存在だった。傷ついた二つの魂が出会い、お互いの人(猫)生を変えた」
「人は誰でも愛する者の死を経験する。しかし、人はその悲しみの果てに大きな心の安らぎを見出す。僕自身も悲嘆にくれる日々を過ごすうちに、ボブが残したものの大きさを実感した…。」
人間かどうかは関係なく、こうした関係を築けたことの美しさに胸を打たれます。ボブの訃報を受けて、日本でも稲葉剛さんがホームレス状態の人がペットと入居できるシェルター「ボブハウス」を創設すると表明したとのこと。とても美しい記事ですので、よろしければご覧ください。*450円のうち、230円は販売者の収入になります。
★誕生日、43歳になりました 10年前は何してた??
43歳になりました。たくさんの温かいお祝いの言葉を頂けて本当に嬉しいです。ちょうど10年前、誕生日は仕事先の中東のオマーンで迎えていました。当時は一年の半分以上を途上国で過ごす、そんな暮らしでした。灼熱の太陽、毎日部屋まで聞こえるアザーン(お祈り)の音、石でできた真っ白な街並み、先日のように感じます。一緒に働いていたのは女性の職員の方で敬虔なイスラム教徒、どれほど仕事で親しくなっても絶対に男性である私とは同じエレベーターには乗らない、習慣の違いにも驚かされました。
海外での仕事にやりがいも感じていましたが、部外者として支援を行うよりも、自分自身が地域に根差して活動したい、そんな思いが募り6年前に議員を志しました。10年前の自分からは想像もつかなかった現在です。この間、私にとって一番の喜びはこうしてたくさんの方とつながることができたこと。仕事の繋がりではない、価値観を共にして住んでいる地域や社会を少しでも良くするために、アドバイスをくださったり、一緒に悩んでくださったりする方がこれほどいるということ、本当に有難いです。議員となって6年目、「マイノリティが住みやすい社会こそ誰にとっても住みやすい社会」という信念を実現するために、これからも頑張りたいと思います。