【#2020年 お正月】
2020年を迎えました。議員は新年の挨拶などをすることが禁止されていて「あけましておめでとうございます」といった投稿をすることもできません。公職選挙法も時代とともに変わるべきだと思います。
とはいいながら、昨年もいろいろありましたが、ようやく後厄も終えた私、お陰様で乗り切ることができました☺大晦日と元旦は家族で佐倉の実家で過ごしながら、1年を振り返ることが習慣に。昨年は私の選挙、妻は仕事のほかに博士論文の大詰めで大忙し、じいじは市民大学に入学し勉強を再開、ばあばはリコーダー教室や旅行・・・という話で盛り上がります。そして息子はあっという間に5歳になりました。平仮名が読めるようになったり、お箸が使えるようになったり。なによりもみんな健康で一緒に新年を迎えられることを感謝です。
そして元旦、毎年恒例の凧揚げに挑戦。去年までは息子のために全力疾走をしていた私、今年もやるのか…と覚悟を決めたら彼が自分からダッシュ。息子の背中を追いかけながら成長を実感、しかし、感傷に浸る暇もなく、ものすごい勢いで私の頭に落ちてくる凧を避けるのに必死でした…。
大泉学園に戻ると、義弟と義母と夕食。お互いの仕事や活動について話したり。その合間に毎年恒例の年賀状書きを行います。実は私たち議員は、区内在住の方に自分から年賀状を出すことは禁じられていて、いただいた年賀状に自筆であればお返事できる、ということが決まりになっています(なんで来ないんだ?と思った方、申し訳ありません)。住所も一枚一枚ひたすら手書き。今年も充実したお正月でした。
ブックサンタ になりました? みなさんも本を贈るサンタになりませんか?
皆さんは「ブックサンタ」をご存知でしょうか?
「厳しい環境に置かれている全国の子どもたちにイブの夜、サンタクロースが絵本を届ける」という事業で練馬区では、ジュンク堂やリブロなどの6店舗が協力しているとのこと。
去年、初めて本を贈ったときに考えたのが、子どもに読んでほしい本を贈るのではなく、これから毎年、息子の一番好きな絵本を選ぼうということ。
去年は「機関車ちゅうちゅう」そして今年はだいぶ悩んだのですが、ねりパパの仲間から紹介されて息子も大好きなシゲタサヤカさんの「オニじゃないよおにぎりだよ」になりました。あまりクリスマスらしくないけど、喜んでもらえるかな、ワクワクして本屋さんを出ました。12月24日まで受け付けているとのこと、ぜひ皆さんもサンタになりませんか??
私たちの事務所でも毎月、絵本セラピストの方による絵本の読み聞かせを行っています。次回は一月、よろしければぜひご参加ください!
<以下ウェブサイトの紹介>
https://booksanta.charity-santa.com/
クリスマスにできる社会貢献として2017年からスタートし、昨年は合計2180冊、1,362人に絵本が届けられました。全国の貧困家庭や被災地(平成29年7月九州北部豪雨)など、多くの子どもたちに特別なクリスマスの思い出を届けることができました。(ここまで)
練馬区の公立小学校,中学校の通知表はシステム障害 のため一月まで渡されません!
12月4日㈬に発生したシステムトラブル、いまだに学校では復旧していません。そのため終業式(12月25日)に通知表を渡せず、来年1月になるとのこと。あまりにお粗末です…何度も指摘してきましたが、コスト削減のためにアウトソーシングをし過ぎた結果、トラブルが起きても区として対応ができず、子どもや先生が一番の被害を被ってしまう。特に受験を控えた児童、生徒にとっては大変な問題です。こうしたあり方をすぐに見直すべきです!朝日新聞の記事はこちらから
https://www.asahi.com/articles/ASMDJ5KFGMDJUTIL03Q.html
練馬区議会 区政報告会 行いました!
定例会が終わった翌日、皆さんにお伝えするのはなるべく早く!ということでさっそく区政報告会を行いました。
土曜日の昼間にもかかわらず、今回が初めての方も含め予想を超えるたくさんの方にご参加をいただきました。
1.第4回定例会の報告
私からは今回の定例会で意見の分かれた 石神井図書館 の指定管理の問題や、議論のあった 議会改革、区の システム障害 のことや 世界都市農業サミット のことなどをご報告しました。
2.外国人留学生からの訴え
今回は地域在住のバングラデシュの大学生にもご参加頂けたので、その方から外国人として地域で生活することの厳しさについて伺いました。彼女は日本で生まれ、人生の大半を日本で生活しているもののいたるところで自分が外国人であることを思い知らされる、どんなに社会に溶け込もうとしても受け入れてもらえないことの辛さ、大変さなどをお話されました。
3.練馬区の第5次男女共同参画計画
練馬区は今後の5年間の人権に関する計画として第5次男女共同参画計画を作っていますが、その中での外国籍住民への支援というのは、あくまで窓口の対応や相互理解のためのイベントなど、非常に限定的かつ表面的なものに限られています。地域で暮らす外国籍住民の方も同じ住民として区政に参画できる仕組みや差別を禁止する条例をつくるといったことこそ必要だと改めて思いました。
4.次は児童相談所の勉強会(1月18日(土))です!
参加者の方からも非常に多くの意見を頂くことができ、それがこれからの区議会での活動の原動力にもなります。次回は1月18日(土)に児童相談所についての勉強会を行います。ぜひお気軽にお越しください!!
石神井図書館 はこれまで通り、区が責任をもって運営すべき!
練馬区の図書館、いまどうなっているの?
本日、2019年度第4回定例会が終わりました。私たちは石神井図書館の指定管理に反対しました。練馬区には現在12の図書館がありますが、そのうち光が丘、練馬、石神井を除く9カ所で既に民間企業による指定管理が行われています。そして、今回は石神井図書館についても指定管理を行うというものでした。
練馬区は石神井図書館は指定管理にしないと約束していた
練馬区はそもそも図書館の指定管理を開始した際に、3カ所については、光が丘は中央館、石神井は指定管理事業者に対する指導のための職員研修、マニュアル作成、練馬は非常勤専門員によるレファレンスの役割として残すと約束しました。しかし、その約束も今回反故にされました。
図書館は民間の運営になじむの?
そもそも私たちは公共性が極めて高い公立の図書館の運営が、指定管理者による運営に馴染まないと考えます。
区は、指定管理を導入することで「経費の削減」と「サービスの向上」が実現できると言います。しかし、指定管理を導入することでなぜコストが下がるのかを考える必要があります。 指定管理に委託することで図られる「経費の削減」、その大半は人件費です。現在、全国の図書館で指定管理の導入が進んでいますが、職員の労働条件は非常に厳しく、仕事を続けることができない、という方も多くいます。また、サービスの向上についても区は窓口アンケートの結果を常に上げますが、それで一体何がわかるのでしょうか?図書館のサービスは資料の収集やレファレンスなど広範囲に評価すべきです。
また、今回の委託先については貸し出しのミスや防犯カメラの映像を外部の方へ見せたことなど不適切な対応も明らかになっています。また、それを監督する立場の光が丘図書館の事務管理能力と執行体制も厳しく問われています。この状況で、石神井図書館の指定管理への移行は立ち止まるべきです。図書館の目的は、国民が文化的な生活を送るためのインフラを提供することです。こうした状況の中で、指定管理を続けるのではなく、まずは現在の館の状況について精査すべきです。
遅れている 練馬区 に皆さんの声を! パートナーシップ制度やヘイトスピーチ、ブラック校則、性教育など、ぜひパブコメにご協力を!
先日の企画総務委員会、練馬区の今後5年間の人権問題への取組を示す第5次男女共同参画計画の素案について議論がされました。現在パブリックコメントが募集されています。男女共同参画計画はウェブサイトから閲覧可能です。内容は30ページ前後、今後の練馬区の方向性が示されていますのでぜひご確認を!
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/pubcom/oshirase/dai5jidanjosoan.html
【第5次男女共同参画計画ってなに?】
男女共同参画計画は、性別や国籍、年齢など様々な違いを認めあえる社会をつくることを目的に各自治体が作成しています。計画は5年間、今回が5回目になります。内容には性的マイノリティのことやヘイトスピーチの規制、学校での校則や制服、性教育など、人権にかかわるすべての分野が含まれます。練馬区の様々な政策の基本となるとても重要な計画です。
【パブリックコメント(パブコメ)ってなに?】
地方自治体では複数年の行政計画を立ててそれに従って活動を行います。計画を作るときには素案の段階で必ず「パブリックコメント」といって住民の方から意見を募集する決まりになっています。つまり今がチャンス!ぜひ皆さんの声を区へ届けて、方向を一緒に考えましょう。
【この計画の何が問題?】
私が委員会で主張したのは以下の4点です。
1) 性的マイノリティについて
全国で広がっている同性であっても結婚に準ずる関係を認めるパートナーシップ制度について全く言及がありません。この間、導入へ向けて、たくさんの当事者や支援者の方から区へ陳情が出され、私も議会で何度も訴えてきました。5年間の中で検討すらしないというのは、区として性的マイノリティの方が抱えている問題に向き合おうとする姿勢が不足しています。また、学校での対応についても一切記載がありません。
2) ヘイトスピーチについて
今回初めて計画の中で「ヘイトスピーチ」という言葉は掲載されましたが、内容としては講座やパネル展の実施などこれまで行ってきたものばかり。川崎市のように差別禁止条例を作って差別をなくそうという意思が全く見られません。
3) 学校での対応について
中学校での制服の問題、特に女子はスカートしか選べないということについて差別であるとして世田谷区や江戸川区、中野区などでは生徒が選択できるようにしたのですが、練馬区では全く取り組む姿勢が見られません。また、議会でも議論になった小中学校での男女混合名簿の推進についても、いまだに使っている中学校は練馬区ではゼロ。区としての取り組む姿勢は見られません。さらに世田谷区では中学生の下着の色などまで決めたいわゆる「ブラック校則」を区として禁止する方針を示しましたが、練馬区で今後5年間でも取り組む予定はありません。本当にそれでいいのでしょうか?
4) 家庭における男女平等の推進
家庭での男女平等の推進を目標にしていますが、内容は家事や育児のノウハウをまなぶことやキッチンワークを学ぶことばかり。家庭での男女平等が単に家事を手伝うかだけの問題にすり替わってしまっています。男性の意識改革への取組などを区として取り組むべきです。
先日のニュース、フィンランドでは34歳の女性が史上最年少で首相に選ばれたとのこと。彼女は同性カップルに育てられたとのことでした。本当に素晴らしいことです。一方で練馬区ではパートナーシップ制度すら、この先5年も検討しないといっています。皆さんの声が練馬区の未来を決めます!地域を変えるために、社会を変えるためにぜひ声を届けてください!
練馬区のシステム障害 ★12月11日現在
練馬区のシステムトラブルについて、1週間ぶりにホームページの更新と区外部とのメールシステムが復旧とのこと。しかし、図書館の予約システムはいまだ使えず。学校システムもダウンしたままです。復旧の見通しはいまだ立たず。
先生方はこの1週間にわたって、授業の資料も印刷できず、手書きで資料を作成せざるを得ない状況が続いています。また、通知表の作成の時期なのですがアクセスすることすらできない状態です。ただでさえ教員の方の過重労働が問題になっている中で、大変な負担になっています。
練馬区はコスト削減のために多くの業務を外部へ委託(アウトソーシング)しましたが、その結果、問題が起こっても区では全く対応できない事態に陥ってしまいました。今回の件でも、システム障害によって一番被害を受けてしまったのは現場で働く教職員の方、図書館の職員、そして何よりも児童生徒を含む区民の方々です。
練馬区が続けてきた安易な委託の問題が今回の件に象徴されています。区が責任をもって担うべき事項まで委託してしまっている現状を踏まえて、委託のあり方を検証すべきです。
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kusei/koho/oshirase/system.html
練馬区の防犯カメラ について 地域のカメラ、練馬区が管理しなくていいの? 企画総務委員会】
本日の委員会では町会や商店会が設置する防犯カメラに対して都から補助金が支給されるという報告がありました。補助金を通じてさらに地域での防犯カメラ設置を推進するとのことです。
今年の12月現在、町会・商店街が設置している防犯カメラの台数は区内合計で739台に達します。
確かに防犯カメラには一定の犯罪抑止効果はあると思います。しかし、防犯カメラの映像を誰が責任をもって管理するのか、という大きな課題があります。区との協定では町会、商店会が責任をもって管理することになっており、区は映像の管理には全く関与していません。そもそも高齢化が進む町会などで適切に個人情報の管理が行われてきたのか、これまで一度も検証されてきませんでした。
練馬区の図書館においても防犯カメラの映像を外部に見せるなどの問題が発覚するなど、個人情報の漏洩、管理が大きな課題になっている中で、防犯カメラの推進を行う前にまずは地域にあるカメラの管理のあり方について、区としても検証すべきです!
★練馬区の未来が今!【皆さんの声をぜひお届けください!パブコメのお知らせ】
今回の定例会では区の今後についての計画がいくつも報告されました。
国や地方自治体などでは複数年の行政計画を立ててそれに従って事業を行います。来年の4月はちょうど新たな計画を立てる時期に当たります。計画を作るときには必ず「パブリックコメント」といって住民の方から意見を募集する決まりになっています。つまり、今がチャンス!!ぜひ皆さんの声を区へ届けて、方向を一緒に考えましょう。
主な計画をご紹介します。パブコメは1月17日まで、詳しくは練馬区のウェブサイトをご覧ください。
1) 公共施設等総合管理計画(実施計画)
小中学校や図書館など、区内に700カ所ある公共施設の今後について考える計画です。学校の統廃合や図書館の委託(指定管理)、保育園の委託・民営化、などこれまで議会でも多くの議論になった内容が記載されています。そもそも図書館や保育園が委託や指定管理になじむのかなど、皆さんのご意見をお寄せください
2) 第5次男女共同参画計画
男女のことだけでなく性的マイノリティ、外国人、性教育のことなど、人権問題全般に関わる計画です。性的マイノリティの方のパートナーシップ制度について、練馬区は作る予定はないと言い続けています。ヘイトスピーチを禁止する条例や要綱も作りません。学校の性教育についてもまだまだ遅れています。今回の計画でも示されていませんが本当にそれでいいのかなど、ぜひ皆さんの声をお寄せいただけたらと思います。
3) 第2期子ども子育て支援事業計画
子育て支援に関わる計画です。保育園や幼稚園、家庭での保育への支援について皆さんのご意見をぜひお寄せください。
4) 情報化基本計画
練馬区の情報化についての計画です。学校でのタブレットやパソコンの配置台数が練馬区では14人に1台と東京都で最低の数字でしたがその対応が十分なのか、マイナンバー制度をどんどん進めようとしていますが、それでいいのかなどご意見を聞かせてください。
そのほか、地域福祉計画、環境基本計画2020、健康づくりサポートプラン、第4次子ども読書活動推進計画などもパブコメを募集していますのでぜひご意見をお寄せください!
練馬区議会の議会改革 まだまだ進まず…。
今日の議会運営委員会では区議会の改革について議論がありました。しかし、私たち野党が求めてきた内容はほとんど実現しませんでした。
議会改革の内容は?
議会での議論をよりいいものにするために、区や議会に対して様々な改革を求めてきました。その中で、野党で連携して強く訴えてきたのが ①委員会の資料の事前配布 と②議案の新旧対照表の事前配布でした。幹事長会と議会運営委員会で議論されたのですが、どちらも叶わず…。
委員会資料の事前での配布、なんでダメなの?
私たちが一番求めていたのが委員会資料の事前の配布でした。練馬区では委員会の資料は当日初めて知ることができます。でも資料はものすごく多くて、例えば今日配られたのは合計で200枚以上。それをその場で説明を聞きながら全部読んで質問をするなんてできるわけがありません。
他の区をみると23区のうち14区では、委員会の前日までには資料を配布しています。議会での議論を充実させるためにもぜひ実現すべきと訴えたのですが「ぎりぎりまで資料の差し替えなどがあるから」といった理由で配布は行わない、という結論になりました。もちろん差し替えはあるかもしれませんが、それは事前に配れない理由にはなりません。
新旧対照表の事前配布は?
定例会のたびに、区から条例を変えたいという議案(改正議案)が提出されます。私たちは賛成か反対かを判断するのですが、議案が配られるときには変更される言葉だけが並んでいて、条例の内容がどう変わるのかは全くわかりません。それぞれの議員がもともとの条例を調べて、一つずつ解読しなければならず大変な手間になっています。新旧対照表が配られるのは、委員会の当日でその日のうちに質問をして、次の委員会では結論を出さなければいけません。23区のうち18区では事前配布をしているなかで、練馬区でも議案を配るときには新旧対照表もあわせて配るよう求めてきました。
しかし、議会運営委員会や幹事長会では、「自分で調べればわかる」「理事者のタイムスケジュールが厳しい」「他の自治体に比べて質疑から審査まで時間がある」といった意見が与党の議員からだされて実現しませんでした。確かに自分で調べればわかるけれど、より議論を深めるためには区から事前に情報を提供された方が当然いいはずです。
じゃあ何が変わったの?少しだけ前進
少しだけ前進したのが、委員会を聞きに来る方に対して何が議論されているかといった案件表や一般質問の発言通告書、予算や決算委員会の発言の順番を配るという事と、もう一つが委員会資料を委員会の終わった後、3営業日以内にウェブで公開する、というものでした。最後の委員会資料の配布について、これまでは欲しい方は議会まで来なければいけなかったのですが、それがネットで取れるというのは前進です。
練馬区議会、やっぱり遅れてる。。。
新旧対照表の配布も委員会資料の事前配布も他の区では当たり前のように行われています。なぜ練馬区ではできないのでしょうか…議論を深めるためにも議会としてもっと改革を進めるべきです。