非正規公務員 の方の待遇について…「差別は人格をも傷つける」

先日の補正予算の質疑、保健所 の職員の方の待遇について訴えました。区は保健所の職員を78名から121名まで増員したとのことですが、半数近くは派遣や非正規雇用(会計年度任用職員)の方々です。 区は保健所職員の激務に感謝していると繰り返しますが、こうした方々はそこに含まれるのでしょうか?会派のかとうぎさんが総務費の質疑で、区に対してこうした労働状況は問題であること、昇給や継続的な雇用を求めましたが、区の答弁は毎年査定を行うもののその結果は昇給ではなく、翌年度の採用時の判断にしか使わないとのことでした。労働時間は違うにしても、区民のために同じように日々疲弊しながら頑張っている方々にあまりに残酷ではないでしょうか。 […]

練馬区の保健所、5割近くは非正規職員。感染拡大に備えて持続可能な体制を!

第5波がピークとなった8月、保健所も限界を迎え、自宅療養者にも十分に連絡がとれない事態に。こうした中、区は保健所の職員の数を77名から121名まで増員。しかしその内訳は人材派遣会社からの職員が48名、1年契約の非正規職員(会計年度任用職員)が11人と全体の5割近くに達します。仕事を一から覚えなくてはならず、短期間で辞めざるを得ないことから、ご本人だけでなく従来からの職員の負担も大きくなっています。 […]

「人新世の資本論」斎藤幸平「絶滅への道は、善意で敷き詰められている」

23区では3年半ぶりとなる低温注意報が発令、農作物への影響が懸念されています。これも気候危機との関連が予想されます。 環境問題を扱う本書、たくさんの方からお勧めされて読みました。気候変動の現状を丁寧に説明するとともにSDGsを真に必要な問題から目を背けさせるという意味で「大衆のアヘン」と断罪。例えば、環境にやさしいとされる電気自動車にしても、生産、原料の採掘に石油燃料が使用されるなど大量の二酸化炭素が排出。2040年までに200万台から2億8千万台まで増加しても、削減される二酸化炭素の排出量はわずか1%、ということであったり、いわゆる先進国が省エネや環境負荷を下げるための技術革新を行っても、豊かな生活を維持するために途上国でさらに環境負荷が高まる、といったことが示されています。 そのうえで、気候変動対策は、経済成長にとっての手段ではなく、目的であり経済のスケールダウンが必要だと訴え、無限の経済成長を目指すグリーンニューディール政策については「絶滅への道は、善意で敷き詰められている」と指摘しています。 本書では、「フィアレス・シティ」(恐れを知らずの都市)としてバルセロナなどを紹介。国家が押し付ける新自由主義的な政策に反旗を翻る革新的な自治体のことで、国家に対してもグローバル企業に対しても、恐れずに住民のために行動することを目指す都市を指すとのこと。具体的には2050年までの脱炭素化を明確に掲げ、市街地での車の速度制限、飛行機の近距離路線の廃止などもグローバル企業との対峙も含んでいます。 他方、練馬区における温室効果ガスの削減目標は23区で最低水準、2030年時点で基準年に比べてわずか30%です。https://iwasetakeshi.net/2021/06/climate-change-2/ 何度指摘しても国のロードマップにあわせて見直しを行うとの回答のみ。同書にもあるように、「現在の政治にできることは問題解決の先送りのみ」にある中で、練馬区として主体的に取り組みを行うよう訴えていきます。よろしければぜひご覧ください。

練馬区の妊婦の方へのワクチン優先接種、受けられるのは区内の産院に通う方のみ…。なぜこんなことに?

8月27日、練馬区は妊娠中の方にワクチンの優先接種を行うとプレスリリースを行いました。しかし、内容を確認したところ、対象になるのは練馬区内の産院に通う妊娠中の方とその同居家族のみ。区外の病院に通う方は対象外とのこと。そもそも、練馬区には産院が不足していて通いたくても満員、半数以上の方は区外で出産をしています。ワクチン接種、本来は国が責任をもって対応すべきですが、全く追いつかない中で各自治体が独自に対応しています。区としては、範囲を拡大すると手続きなどが大変とのことでしたが、あまりに対応として問題があります。区に改善を求めます。

若者✖政治 みんなで語ろう!ウチらの主張 8月21日(土)14時半~

8月21日(土) 14:30〜 若者✖政治 みんなで語ろう!ウチらの主張 岩瀬たけし事務所 & Zoom 同時開催 *どなたでもご参加頂けます! 20代の学生の方々と一緒に企画するイベント。 流行りの音楽、普段着ている服、昨日食べたもの、やっている仕事やアルバイト、周りとの人間関係、あの人に言われたひとこと…… 身近なところに政治はある! 若い世代が、社会や世界にいったい何を思うのか。そして、どう向き合っているのか。みんなでざっくばらんに話し合うイベントを開催します。 答えは出なくてもいい。まずは様々な人の声を聴き、話し合う場を! ぜひここであなたが考えていることをシェアしてください!

無料法律・生活相談会のご案内 8月21日(土) 10時半~12時半【要予約】

8月21日(土曜)10時半~12時半 岩瀬たけし事務所にて、仲間の伊藤朝日太郎弁護士と無料の法律、生活相談会を行います。 どんなご相談でも伺います。お気軽にご連絡ください! 【要予約】岩瀬たけし事務所まで ☎&Fax:03-5935-4071 メールアドレス: iwasetenerima@gmail.com

長いお別れ

最初の選挙の前からお世話になっていた方が先週亡くなったとご連絡がありました。 いつも笑顔で、以前の狭い事務所にふらっと来ては本をプレゼントしてくださる素敵な方でした。会社の経営をなさっていたこともあり、どうやったら貧富の格差をなくせるか、真剣に考え意見を仰っていました。 頂いた中で一番思い出深い本が、トーマスピケティの「21世紀の資本」。あまりのボリュームに驚いた顔をした私を見てにこっと笑いながら「ゆっくり読めばいいよ」と仰った姿、はっきりと覚えています。経済成長を期待して、資本主義を放置すれば、ますます格差が拡大するという本書の主張、現在にもそのままあてはまっています。ちょうど今日は昨年亡くなった私の恩人で事務所のスタッフだった方の誕生日でもあります。少しでも頂いたご厚意に応えるためにも、今後も全力を尽くしたいと思います。

誕生日、44歳になりました

誕生日、44歳になりました。 ちょうど20年前、24歳の誕生日はニカラグアのレオンで迎えていました。 大学4年生の夏、将来に迷ったまま、再び日本を飛び出しました。バックパッカーとして2か月間、グアテマラからパナマまでのバスの旅。必要最低限のものしかもたず、どこに泊まるかもわからないまま、町から町へと移動する。その時に一番大切にしていたのが各地で出会う人々との会話や繋がり。ストリートチルドレンと仲良くなってパパイヤを分けてもらって一緒に路上で食べたり、行商の方から生い立ちについて伺ったり。どんな境遇でも人生を楽しもうとする彼らの強さに惹かれるとともに、現在に繋がるマイノリティの方々への支援をしたいという思いが生まれたのだと思います。20年後に自分が区議になっているとは想像もしていませんでしたが、様々なご縁や繋がりで今の私があると思っています。今まで出会った全ての方に感謝しながら、今後も自分の心の声を大切にして生きていきたいと思います。  

練馬区 東京都議会議員選挙(2021年7月4日)の結果

先日投開票が行われた都議会議員選挙、池尻成二さんは残念ながら765票差で惜敗しました。 7議席の内訳は都ファ2、自民2、公明1、立憲1、共産1。池尻成二さん、残念な結果でしたが無所属でここまで頑張れたのは、立憲やネット、市民の声や市民福祉フォーラムなどの推薦とともに、池尻さんにこそ都政に切り込んで欲しいという市民の皆さんの思いがあったからだと思います。 […]

「小学校の水泳の授業、なぜ仕切りもない部屋で一緒に着替えるのでしょうか?」

一般質問では、小学校の水泳の授業の際に、3年生頃まで同じ部屋で着替えている状況について改善を求めました。 【はじめに】 子どもの権利を関連して、先日、小学校の体育の授業で肌着を脱ぐよう指導されるということが大きく報道されました。関連して、区内の小学生の保護者からは水泳の授業の際に、男女が同じ教室で着替えさせられるとして抗議が寄せられています。 政府は昨年、幼児期からの性被害防止教育の実施などを盛り込んだ性暴力対策強化案を公表。低学年にも水着で隠れる「プライベートゾーン」を他人に見せたり触らせたりしないよう指導する教材を作ることを決めています。 文科省も男女同室の着替えについて「児童生徒に羞恥心や戸惑いを感じさせる恐れも大きい」として、各教育委員会に適切な対応を求める通知を出しています。 練馬区 は学校での男女同室での着替えの状況について「把握していない」とのことでしたが、多くの学校では3年生ごろまで仕切りの無い同じ部屋での着替えが行われているとのこと。他方で、杉並区などでは既に、全ての学校で男女別室での着替えを実施しています。区内にもPTAからの予算で独自に区切り用のカーテンを付けた小学校もあると聞いています。 【岩瀬の訴え】 練馬区としても男女同室での着替えが解消されるように、学校への対応を求めると共に、カーテンの設置など施設の整備を進めるべきです。区の見解を伺います。 【練馬区の回答】 水泳の着替えにあたって各学校では、更衣室の活用、男女別の教室の確保、間仕切りカーテンの設置など工夫を行っています。一方で、安全管理の徹底のため、特に小学校低学年においては、男女ともに担任の目が届く同じ教室内で着替えている実態があることも把握しています。児童の人権への配慮や発達段階に応じた対応と安全管理の徹底を両立させる方策について引き続き検討を進めます。 【岩瀬の感想】 区として人権の配慮について言及して、対応を検討すると回答したことは一歩前進だったと思います。カーテンを設ける等、一刻も早く子ども達のプライバシーが保たれる環境をつくるよう、引き続き訴えていきます。

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