80代の女性の訴え「私はもう買い物もできなくなってしまうのでしょうか?」便利さの中で失われること。

デイサービスを行う方から、ひとり暮らしの高齢者の方が孤立しているというお話を伺いました。その方が支援しているのは80代の女性、ネットや電話でのやり取りもあまり得意ではない中、外出の主な機会は近所のスーパーでの買い物を兼ねたお散歩。 しかしスーパーで最近、自動レジが導入されて買い物が怖くなってしまったとのことです。使い方がわからず時間もかかってしまい、他の方に申し訳ないとのこと。一列だけ店員さんが対応してくれるレジがあるものの、そのうちなくなってしまうかもしれない。「私はもう買い物もできなくなってしまうのでしょうか?」そう仰っていたとのことです。 […]

練馬区の予算、独自のコロナ対策は?もっと検査体制の強化を!②

練馬区の来年度の予算案、コロナ対策として33億7千万が計上されています。しかし内訳をみると、最も多いのが国の予算による学校でのタブレット配布で12億円、区独自の対策では地域の掲示板立替補助やプレミアム付商品券なども含まれています。 […]

練馬区の予算、「かつて経験したことのない」状況へ!財源不足が245億円。貯金は半減、借金は急増

練馬区の令和3年度予算案(2021年度予算)が公表。「かつて経験したことのない」と表現され、非常に厳しいものに。人口増加にあわせて毎年増加してきた支出が今年は減額。 緊急対策として56億円分を見直しましたが、それでも245億円が不足しており、区の貯金(財政調整基金)143億円を切り崩して、区の借金(区債)は102億円増えることになります。 […]

学校で100グラム1000円の和牛を配ることに。本当にそれでいいのか?

先日の委員会、小中学校の給食で業者支援のため100グラム1000円の和牛を3回提供するとの報告。あまりの値段に衝撃を受けました...。昨年、政府が事業者支援のために和牛を配ると発表、国会でも可決され合計で1,300億円以上が計上されています。https://www.maff.go.jp/j/chikusan/shokuniku/lin/attach/pdf/index-329.pdf 練馬区でも小中学校の給食で3回提供するとのことで、単純に計算すると1.5億円もの金額に。もちろん子ども達が良い食材を食べることを批判するものではありません。しかし、多くの人が苦しんでいるなかで、なぜ特定の団体や業者だけを優遇するのでしょうか? 委員会では、和牛以外の食品や目的に転用できないのかを確認しましたが、国から指定されていて駄目とのこと。いやなら食べないという選択しかないとのことです。例えば、同じ牛でも国産牛ではダメとのこと。私の所にはコロナで1日270円の給食費の支払いが辛いといった相談を何度も頂いています。https://iwasetakeshi.net/2019/09/child-poverty/ 区ではどうしようもないとはいえ、それほどのお金をかけるのであれば、一か月でも給食費を無償にした方がよっぽど助かる方は多いはず。政府には人々の怒りの声が聞こえないのでしょうか?あまりに理不尽だと思います。  

練馬区 予算がピンチ。56億円カットで子育て世帯にも大きな影響…。第3子へのお祝いも半額に

本日の委員会。コロナの影響によって、来年度の区の財政はとても苦しくなると報告。リーマンショックの時は5年で400億円以上、収入が減りましたが、今回はそれ以上との予測も。その中で来年度の事業について56億円分を削減することに。子育て世帯への影響も大変なもので特に第3子を出産時の支援(第3子誕生祝金)が半減することになりました。 https://www.discusscabinet.net/nerima/doc_view 教育、子育て関連でも学校・保育園の建て替え、体育館のエアコン整備、トイレの洋式化などが延期、見直しへ。財源が厳しいのはわかりますが、どうしても残念なのが第3子が生まれた際に支払う誕生祝金について20万円を10万円に減らすということ。 小さいお子さんを子育て中の方は特に非常に厳しい状況です。コロナでご両親のサポートが受けられないということに始まり、子育てひろばが人数制限で入れないとか、子どもと公園で遊んでいたら警察に通報されたなど、切実なご相談も数多くいただいています。 こうした中、2020年の出生数も過去最悪と言われています。https://news.yahoo.co.jp/articles/df04752ed44f107c3b94e5fe7e17850076e7b816 昨年妊娠された方も大きく減少していて、練馬区の妊娠届けは前年より7%も低いとのこと。それだけ多くの方が苦労されているのに、練馬区がやることは支援ではなく、3子が生まれた時の祝金を半額にする、あまりに残酷だと思います。現在の状況の中でやるべきことは、むしろ他の費目を削ってでも、子育て世帯への支援を増やすことではないでしょうか。今後の予算委員会でもなんとか他の形であっても支援を充実させるよう、訴えていきます。

早稲田大学・野中教授のミニシンポ参加「若者と政治について」

11月に早稲田大学で教鞭をとるアジアプレス代表の野中教授に お招き頂き「ジャーナリズム論ベーシック」の授業にゲストスピーカーとしてお話しました。 https://iwasetakeshi.net/2020/11/waseda-univ/ 今回、改めてお声がけを頂き「若者と政治」をテーマとしたミニシンポジウムでゲストスピーカーとしてお話することに。他のゲストはフォトジャーナリストの安田菜津紀さん、映画監督の大矢英代さん(沖縄スパイ戦史など)、ディレクターの房満満さん(ドキュメンタリー映画「カミングアウト、中国・LGBTの叫び」の監督)。私からはコロナ禍の地域の現状をお話ししました。例えば最も影響を受けているのは若い世代であること。家賃を支払うことができず、練馬区に補助を申請する方は例年の70倍以上、そのうちの8割は40代までの方であることや、昨年一年間で区内で自殺された方のうち、最も多かったのが20代の方だったこと。主権者教育の必要性を訴えました。 安田さんからは、「選挙のときに争点やマニフェストが多すぎて、政党を選べない」という問いに対して、「そもそも争点は押し付けられるものではない、何を大切に生きるのかを掘り下げていき、自分なりに争点を探すことが大切」という回答が印象的でした。 また大矢さんは現在、UCバークレーで研究員として活動されていますが、バークレー校には「フリースピーチムーブメントカフェ」があるとのこと。60年代の学生運動で80人以上の学生が逮捕されたことを誇りとして、コーヒーを飲みながら語り継いでいるというお話とともに、日本でも先人たちがどのように自由を勝ち取ってきたか、最も学ぶべきではないか、というお話が印象的でした。 ミニシンポの結びとして、「すべての活動は政治に繋がる」ということとともに「自由であること、批判的であることがジャーナリズムの基本」である、と野中先生が仰っていましたが、これは政治の世界にも通じると思います。少しずつ地域から積み上げていくことを通して、社会を変えていく、そのことの重要性を改めて実感しました。

「私も感染しているかもしれません、なぜ簡単に検査を受けられないのでしょうか?」先生の訴え

練馬区 でもコロナの感染が急速に拡大し、16日現在で一日当たりの感染者数は過去最大の44名、累計の感染者数は2,000人を越えました。学校での感染も深刻で、これまでに延べ38校(実数で29校)で児童生徒30名、教員21名の陽性が確認されています(12/15現在)。 そうした中で、学校の先生からこんなご相談がありました。 「私の働く学校の子どもに感染が確認されました。授業で感染させてしまったら大変なことになるので検査を受けたいと相談したら、濃厚接触者ではないので自費で受ける必要があるとのことでした。でも検査には区内の病院では一回3万円近くかかります。どうか子ども達を守るためにも検査を受けやすいような仕組みを作って頂けないでしょうか?」 子どもを守るためにも定期的に検査を受けたい、先生方の切実な訴えです。練馬区では無料で検査を受けられるのは基本的には症状がある方、そして保健所が認めた濃厚接触者の方とされています。例外として同じクラスの子どもが検査を受けられることもありますが、そうでない方は基本的には自費での検査になります。 世田谷区などでは学校の先生や保育士、介護関係者などのエッセンシャルワーカーの方々に対しては無料で定期的に検査を行い、無症状でも感染していた方々が見つかっています。墨田区では区民であればどなたでも6千円で検査が可能です。感染拡大を防ぐためにも、無症状の方や軽症の方をなるべく早く発見し治療につなげることが必要です。練馬区でも検査を無償や低廉な価格で受けられる仕組みを何としても広げるよう議会で訴えます。

「誰にでもわかる区政報告会」※zoom開催! 12月12日(土)

練馬区議会第四回定例会が11月27日から12月11日まで開催されます。恒例の区政報告会を今回もzoomで行います!今回訴えたことや議会での議論をわかりやすくお話します。ぜひお気軽にご参加ください? ★日時:12月12日(土)14:00~15:30 ★方法:zoom ★費用:無料 Zoomミーティングに参加する https://us02web.zoom.us/j/81043631455?pwd=WmFBY211cGEyVGt0TWwxZDBJc3dYdz09 ミーティングID: 810 4363 1455 パスコード: 711001 参加希望の方は iwasetenerima@gmail.comまでご連絡ください。

練馬区でもオンライン授業の充実を!

練馬区の不登校の児童生徒のうち、区が勧める適応指導教室に登録しているのは小学校で4割、中学校でも5割。さらにそのうち、小学校で7割、中学校でも6割はほとんど通っていないとのこと。つまり8割以上の不登校の子どもが適応指導教室にほとんど通っていないのが実情です。 練馬区は適応指導教室に通っていない子ども達に対しても一人ひとりにあわせた丁寧な対応をしているとのことですが、保護者やご本人から頂く声は全く違うものです。不登校の当事者である子ども、保護者の声を聞くためにも実態を調査すると共に対応を図るよう求めました。 練馬区では中学の不登校生徒にオンデマンドの授業配信を行っていますが、対象は適応指導教室に登録している方のみです。希望する全ての不登校の子どもがオンデマンドの授業を受けられるよう区として対応するよう求めました。 また、区は12月中に小学校1校で試験的に全児童へ タブレットを配布し、通信状況などを確認した後、2月までに全校の児童生徒に配布。機種はLenovo 300e Chromebook 2nd Gen(2020年モデル)とのことです。 区はオンラインでの授業について同時双方向型の授業は課題が多くまだ実施できないとのこと。あまりに遅いと思います。他の自治体や私立の学校では既に実施している中で、子どもの学びを保障するためにも、タブレットの配布にあわせ、同時双方向型の授業についても早期に実現するよう引き続き訴えます!  

練馬区の中学校でも1クラスに一人は不登校… 原因は子どもの無気力?区は当事者の意見を聞いて!

11月24日の委員会では、2019年度(令和元年度)の不登校についても報告がありました。不登校(年間30日以上学校に通えない児童生徒)の比率は昨年度に過去最高を記録、小学校では1%、中学校では4.35%でした。中学校では25人に一人、1クラスに一人以上が不登校になります。また、NHKの調査では学校までは行けるものの、教室には入れないいわゆる「隠れ不登校」の子どもは不登校の3倍はいるとのこと、練馬区においても具体的な数値はありませんが多くの子どもが不登校の状況にあります。 不登校の理由について、区の報告では小学校では1位「無気力、不安」2位「親子の関わり方」3位「いじめを除く友人関係」で中学校では1位「無気力、不安」2位「いじめを除く友人関係」3位「学業の不振」とされています。しかし本当にそうなのでしょうか? NHKが全国の不登校の子ども達に行った調査によると最も多いのが「先生との関係」「いじめ」「決まりや規則になじめない」という結果でした。リンクはこちら なぜ大きな違いがあるのか、不登校の原因について、区の調査では子どもではなく学校が判断しているからだと思います。学校の教員が子どもの不登校について、自分との関係が悪いから、と答えられるでしょうか?不登校に対して、区として真剣に取り組むのであれば、こうした調査などにおいても、もっと当事者である不登校児童生徒の声を聞く仕組みを作るべきです。「当事者ぬきに当事者のことを決めないで!」今後も訴えていきます。

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